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殺しの魔の手
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地下9300階のフロアマスターはマリアと呼ぶ。
彼女は大学四年の時、就職活動の面接帰りに交通事故に合って転生した。
「異世界転生か。就職活動も上手くいってないし、丁度いいか。あ、チートはニコポで。今まで散々人の顔色伺って、それなのに誰にも好かれなかったんだから良いわよね。つか洗脳でいいか。あと不老不死にして。ついでに永遠の若さも。具体的には二十歳でキープ。ムカつく奴ぶん殴りたいから最強の強さと魔法も使えるようにして。身長は165cmで体重は45kgでお願い。超重要だけど太らないようにして。今まで貧乳だったからバストは90、ウエスト55、ヒップは80ぐらいで。もしもかっこ悪かったらもう一回変えるから。顔は日本人っぽい醤油顔止めてね。西洋風って感じ? 気に食わなかったらもう一回変えるから。家族構成はお兄ちゃんと弟にお父さんとお爺さんが居て、母親は死別ね。友達は100人くらいで全員私を尊敬していること。男女比は男8の女2かな。男はもちろんイケメンで。口直しにショタとか、叔父様タイプとか、まあ、色々なタイプの男よろしく。ただ、基本は細マッチョで。身長は170cmが基本で、スポーツ万能。ちょっと馬鹿なほうが良いけど、馬鹿すぎるとムカつくから適度にね。もちろん理知的なお兄さんタイプは入れといて。女は可愛い系で良いけどぶりっこは殺したいから止めて。そうそう、親友なんだけど私と話が合うようにしてね。貧乏は嫌だけどしがらみとか面倒だからほどほどの家系にして。学校の制服なんだけど……」
「強欲な女だ。実に人間らしい」
三時間ほど熱くチートの内容を語ると、全王は笑った。
転生した先は、近代に近い世界だった。彼女はそこで王国でナンバー3に入る有力貴族の娘として生まれた。
「完璧!」
彼女は物心付いて記憶を取り戻すとガッツポーズした。
それから彼女は好きなように生きた。
色とりどりな男たちと遊んだり、可憐な女友達と美味しいケーキを食べたり、理想的な家族とレストランのフルコース料理を食べたり。
「これよこれ! これこそ私が望んでいた世界!」
にっこりと笑えば人々は見とれる。声をかければ顔を赤くする。黒板の前に立てば称賛の嵐。何度も表彰状を貰った。
「素敵な世界」
彼女は生まれ変わってから十五歳で人生に満足した。
しかし、人間の欲は止まることを知らない。
「ちょっと刺激が足りないわね」
彼女は十五歳で生前望んでいた願望を叶えた。そして叶え終えると、途端に虚しさが胸に突き刺さった。
「これからどうやって生きて行こう?」
仕事人間が仕事を辞めると燃え尽きたように元気をなくすことがある。燃え尽き症候群だ。
彼女もそれにかかった。
素敵な世界が突然つまらなくなった。美味しい食事が砂のように味気なくなった。友人や家族の声が雑音に聞こえ始めた。
「不老不死だから自殺もできないし。自殺なんてする気ないけど」
矛盾だが、適度なストレスはストレス解消になる。全くストレスが無い環境はストレスになる。
彼女は負のスパイラルに巻き込まれた。
「洗脳できるし、人間で遊んでみるか」
十六歳にして彼女は暴君となった。
「同性の絡みって、生で見ると気持ち悪いわね」
女同士、男同士でセックスさせてみた。
「セックスって気持ち悪い」
友達同士でセックスさせてみた。
「汚い人間! 馬鹿な人間は私の前に立つな!」
彼女の命令で何万人もの人間が国を追い出された。
「宝石よ宝石! 世界中の宝石が必要だったのよ!」
国中の宝石が略奪された。
「ギャンブルって結構楽しいわ! ああ! 負けた! 次よ次!」
国家予算がギャンブルで泡のように消えて行った。
「あんた、私に逆らうの? 洗脳が緩かったかしら? まあいいわ。死んで」
注意をした人間は処刑された。
「この世界は私の物なんだから、これくらい良いわよね」
彼女は子供よりも残酷な笑みを浮かべた。
そんな彼女は十八歳になった。誕生日パーティーは学校のホールを貸切って行われた。
「皆、ありがとう」
いつものように微笑んだ瞬間、異変が起きた。
「マリア!」
生徒たちは頭を押さえながら、彼女を睨んだ。
「何が起こったの!」
彼女が理解できなかった。しかし周りは待ってくれない。
「お前との婚約を破棄する!」
婚約者は数十人居た。それら全員から三下り半を突きつけられる。
「何があったの!」
彼女は周りに助けを求める。しかし周りの目は冷酷に満ちていた。
「まさか! 洗脳が解けた! どうして!」
彼女は戸惑うばかりだ。今まで順風満帆に好き放題やってきた。それが突然上手くいかなくなった。
そんな時、一人の青年が彼女に近づく。レイであった。
「あなた、誰! まさかレイ!」
彼女は数日前に手紙で受け取った全王の指示を思い出す。別段気にかけていなかったが、この時ばかりは頭に血が上った。
こいつのせいだ! 殺してやる!
突然の恐怖で行き場を失った激情をレイにぶつけようとしたその時、レイに抱き着かれた。
「魔法を使えなくても化け物とは!」
彼女はタケルとレイのやり取りを見つめるだけだった。
ただ、彼女はレイの腕の中で、ふと思った。
「何だか、温かくて落ち着く」
そしてレイの横顔をじっと見る。すでに周りの声は耳に入っていない。記憶すらも無い。
「……ちょっとかっこいい?」
そんなことを口の中で呟いたところでレイと目が合う。
「大丈夫か」
彼女はレイの顔を直視すると、突然体が熱くなり、恥ずかしさで居ても立っても居られなくなった。
「つまり、あんたたちのせいで私は皆に責められたのね!」
町はずれの廃墟に逃げ込んで事情を説明すると、マリアは顔を真っ赤にして喚き散らす。
「タケルを捉えたら元通りにしてやる」
「どうやって! 私はもうお終いよ!」
ヒステリックでこっちの話を聞いてくれない。
だが気が済むまで罵倒させたほうが、後々話が進みやすくなる。
「は……は」
「気が済んだか?」
夜更けになってようやく罵詈雑言のネタが尽きた。
「ふん! それで! いつになったらタケルを捕まえられるの!」
「分からない」
「分からない? ふざけんじゃないわよ!」
また罵詈雑言が始まる。元気のいい女だ。
「そのへんで止めてくれますか? さすがに気分が悪いです」
食事を持ってきたチュリップがマリアを睨む。
「別にあんたを放っておいてもいいんだよ。タケルに殺されるだけだから」
罵詈雑言を嫌って外で待機していたローズが部屋に入る。
「そもそも、こうなった原因はお前の行動にあると思うが」
町の偵察から帰ってきたリリーが、新聞を床にぶちまける。
文字は分からないが、マリアの顔を見て察した。
「全王の力で好き放題やったな」
「それが悪いって訳!」
マリアは薄暗くほこり塗れの部屋を落ち着きなく歩き回る。
「私は今まで良いことが無かった! だから少しくらい良いじゃない! なのにどうして責められるの!」
マリアが窓に近づいたところで、はるか遠くの時計台に人影が見えた!
「伏せろ!」
マリアの頭を抱きしめて、床に転がると窓からパパパパっと弾丸が飛び込んできた!
「お前ら! マリアを守れ! 俺はタケルに突っ込む!」
物陰まで移動するとマリアを放す。
「ちょっと待って! 近くに居てよ! 私を守ってよ!」
行こうと思ったところでマリアに抱き着かれる!
「放せ! タケルを追えないだろ!」
「嫌だ! 責任もって守って!」
「ローズたちが居る!」
「あんたが守ってよ! 男でしょ!」
馬鹿なことを言っている間に銃声が止んだ! 時計台に注目しても、人っ子一人居ない!
逃げられた!
「移動するぞ! ここら辺に森か山はあるか」
「あ、あるけど」
「市街地戦はタケルが有利だ。そこに行くぞ」
「ちょ、ちょっと! 外に出るの!」
未だにマリアが抱き着いて離れない!
「出なきゃ移動できないだろ!」
「な、なら庇ってよ! 私は狙われているのよ!」
「うるさい奴だ!」
マリアを抱っこしてローズたちを見る。
「移動するぞ」
「へーい……私たちだって危ないのに……」
ローズたちは滅茶苦茶不機嫌な表情で生返事をした。
「こんなんで大丈夫か?」
頭が痛い。
だが悩んでいる暇はない。何百もの殺気が近づいている! 明らかにマリアを狙った者たちだ! タケルに唆された民衆が敵に回った! 人気のないところに移動しないと!
彼女は大学四年の時、就職活動の面接帰りに交通事故に合って転生した。
「異世界転生か。就職活動も上手くいってないし、丁度いいか。あ、チートはニコポで。今まで散々人の顔色伺って、それなのに誰にも好かれなかったんだから良いわよね。つか洗脳でいいか。あと不老不死にして。ついでに永遠の若さも。具体的には二十歳でキープ。ムカつく奴ぶん殴りたいから最強の強さと魔法も使えるようにして。身長は165cmで体重は45kgでお願い。超重要だけど太らないようにして。今まで貧乳だったからバストは90、ウエスト55、ヒップは80ぐらいで。もしもかっこ悪かったらもう一回変えるから。顔は日本人っぽい醤油顔止めてね。西洋風って感じ? 気に食わなかったらもう一回変えるから。家族構成はお兄ちゃんと弟にお父さんとお爺さんが居て、母親は死別ね。友達は100人くらいで全員私を尊敬していること。男女比は男8の女2かな。男はもちろんイケメンで。口直しにショタとか、叔父様タイプとか、まあ、色々なタイプの男よろしく。ただ、基本は細マッチョで。身長は170cmが基本で、スポーツ万能。ちょっと馬鹿なほうが良いけど、馬鹿すぎるとムカつくから適度にね。もちろん理知的なお兄さんタイプは入れといて。女は可愛い系で良いけどぶりっこは殺したいから止めて。そうそう、親友なんだけど私と話が合うようにしてね。貧乏は嫌だけどしがらみとか面倒だからほどほどの家系にして。学校の制服なんだけど……」
「強欲な女だ。実に人間らしい」
三時間ほど熱くチートの内容を語ると、全王は笑った。
転生した先は、近代に近い世界だった。彼女はそこで王国でナンバー3に入る有力貴族の娘として生まれた。
「完璧!」
彼女は物心付いて記憶を取り戻すとガッツポーズした。
それから彼女は好きなように生きた。
色とりどりな男たちと遊んだり、可憐な女友達と美味しいケーキを食べたり、理想的な家族とレストランのフルコース料理を食べたり。
「これよこれ! これこそ私が望んでいた世界!」
にっこりと笑えば人々は見とれる。声をかければ顔を赤くする。黒板の前に立てば称賛の嵐。何度も表彰状を貰った。
「素敵な世界」
彼女は生まれ変わってから十五歳で人生に満足した。
しかし、人間の欲は止まることを知らない。
「ちょっと刺激が足りないわね」
彼女は十五歳で生前望んでいた願望を叶えた。そして叶え終えると、途端に虚しさが胸に突き刺さった。
「これからどうやって生きて行こう?」
仕事人間が仕事を辞めると燃え尽きたように元気をなくすことがある。燃え尽き症候群だ。
彼女もそれにかかった。
素敵な世界が突然つまらなくなった。美味しい食事が砂のように味気なくなった。友人や家族の声が雑音に聞こえ始めた。
「不老不死だから自殺もできないし。自殺なんてする気ないけど」
矛盾だが、適度なストレスはストレス解消になる。全くストレスが無い環境はストレスになる。
彼女は負のスパイラルに巻き込まれた。
「洗脳できるし、人間で遊んでみるか」
十六歳にして彼女は暴君となった。
「同性の絡みって、生で見ると気持ち悪いわね」
女同士、男同士でセックスさせてみた。
「セックスって気持ち悪い」
友達同士でセックスさせてみた。
「汚い人間! 馬鹿な人間は私の前に立つな!」
彼女の命令で何万人もの人間が国を追い出された。
「宝石よ宝石! 世界中の宝石が必要だったのよ!」
国中の宝石が略奪された。
「ギャンブルって結構楽しいわ! ああ! 負けた! 次よ次!」
国家予算がギャンブルで泡のように消えて行った。
「あんた、私に逆らうの? 洗脳が緩かったかしら? まあいいわ。死んで」
注意をした人間は処刑された。
「この世界は私の物なんだから、これくらい良いわよね」
彼女は子供よりも残酷な笑みを浮かべた。
そんな彼女は十八歳になった。誕生日パーティーは学校のホールを貸切って行われた。
「皆、ありがとう」
いつものように微笑んだ瞬間、異変が起きた。
「マリア!」
生徒たちは頭を押さえながら、彼女を睨んだ。
「何が起こったの!」
彼女が理解できなかった。しかし周りは待ってくれない。
「お前との婚約を破棄する!」
婚約者は数十人居た。それら全員から三下り半を突きつけられる。
「何があったの!」
彼女は周りに助けを求める。しかし周りの目は冷酷に満ちていた。
「まさか! 洗脳が解けた! どうして!」
彼女は戸惑うばかりだ。今まで順風満帆に好き放題やってきた。それが突然上手くいかなくなった。
そんな時、一人の青年が彼女に近づく。レイであった。
「あなた、誰! まさかレイ!」
彼女は数日前に手紙で受け取った全王の指示を思い出す。別段気にかけていなかったが、この時ばかりは頭に血が上った。
こいつのせいだ! 殺してやる!
突然の恐怖で行き場を失った激情をレイにぶつけようとしたその時、レイに抱き着かれた。
「魔法を使えなくても化け物とは!」
彼女はタケルとレイのやり取りを見つめるだけだった。
ただ、彼女はレイの腕の中で、ふと思った。
「何だか、温かくて落ち着く」
そしてレイの横顔をじっと見る。すでに周りの声は耳に入っていない。記憶すらも無い。
「……ちょっとかっこいい?」
そんなことを口の中で呟いたところでレイと目が合う。
「大丈夫か」
彼女はレイの顔を直視すると、突然体が熱くなり、恥ずかしさで居ても立っても居られなくなった。
「つまり、あんたたちのせいで私は皆に責められたのね!」
町はずれの廃墟に逃げ込んで事情を説明すると、マリアは顔を真っ赤にして喚き散らす。
「タケルを捉えたら元通りにしてやる」
「どうやって! 私はもうお終いよ!」
ヒステリックでこっちの話を聞いてくれない。
だが気が済むまで罵倒させたほうが、後々話が進みやすくなる。
「は……は」
「気が済んだか?」
夜更けになってようやく罵詈雑言のネタが尽きた。
「ふん! それで! いつになったらタケルを捕まえられるの!」
「分からない」
「分からない? ふざけんじゃないわよ!」
また罵詈雑言が始まる。元気のいい女だ。
「そのへんで止めてくれますか? さすがに気分が悪いです」
食事を持ってきたチュリップがマリアを睨む。
「別にあんたを放っておいてもいいんだよ。タケルに殺されるだけだから」
罵詈雑言を嫌って外で待機していたローズが部屋に入る。
「そもそも、こうなった原因はお前の行動にあると思うが」
町の偵察から帰ってきたリリーが、新聞を床にぶちまける。
文字は分からないが、マリアの顔を見て察した。
「全王の力で好き放題やったな」
「それが悪いって訳!」
マリアは薄暗くほこり塗れの部屋を落ち着きなく歩き回る。
「私は今まで良いことが無かった! だから少しくらい良いじゃない! なのにどうして責められるの!」
マリアが窓に近づいたところで、はるか遠くの時計台に人影が見えた!
「伏せろ!」
マリアの頭を抱きしめて、床に転がると窓からパパパパっと弾丸が飛び込んできた!
「お前ら! マリアを守れ! 俺はタケルに突っ込む!」
物陰まで移動するとマリアを放す。
「ちょっと待って! 近くに居てよ! 私を守ってよ!」
行こうと思ったところでマリアに抱き着かれる!
「放せ! タケルを追えないだろ!」
「嫌だ! 責任もって守って!」
「ローズたちが居る!」
「あんたが守ってよ! 男でしょ!」
馬鹿なことを言っている間に銃声が止んだ! 時計台に注目しても、人っ子一人居ない!
逃げられた!
「移動するぞ! ここら辺に森か山はあるか」
「あ、あるけど」
「市街地戦はタケルが有利だ。そこに行くぞ」
「ちょ、ちょっと! 外に出るの!」
未だにマリアが抱き着いて離れない!
「出なきゃ移動できないだろ!」
「な、なら庇ってよ! 私は狙われているのよ!」
「うるさい奴だ!」
マリアを抱っこしてローズたちを見る。
「移動するぞ」
「へーい……私たちだって危ないのに……」
ローズたちは滅茶苦茶不機嫌な表情で生返事をした。
「こんなんで大丈夫か?」
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