迷宮サバイバル! 地下9999階まで生き残れ!

ねこねこ大好き

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 目が覚めると胸の上で眠るローズを見る。
 右に顔を向けて、二の腕を枕に涎を垂らすチュリップの頭を撫でる。
 左に顔を向けて、ギュッと寄り添うリリーの頭を撫でる。

「ん……おはよう」
「おはよう」

 撫でていると皆が目を覚ます。

 とてつもなく可愛いのでキスをする。

「ちゅ……ちゅ」
 キスは唇が痺れるほど刺激的で、止め時が分からなくなる。

「ん!」
 暇な両手がリリーとチュリップの柔らかいお尻を撫でる。もちもちと吸い付くような感触が堪らなく気持ちいい。

「なぁ……起きたばっかだけど……」
 ローズが体を動かして、固く、痛く、腫れた部分に触れる。

「私のこと好き?」
 いたずらっぽい表情で微笑むと体中が熱くなる。

「好きだ! 好きだぞ!」
「一番好き?」
「一番好きだ!」
 突然、チュリップに耳の穴を舐められる! 背筋がゾクゾクして意識が遠のく。

「悪い子。おちん〇〇が苦しいからって、私のことを忘れるなんて」
 熱い吐息が脳を焼く。

「何度も何度も私のことを愛している、好きだって言って、私のことを貪ったのに、忘れちゃいました? もう私は要らないのですか?」
「ち、違う! 俺はチュリップのことが一番好きだ!」
 必死に懇願していると、リリーに反対の耳を舌でほじられる!

「酷い男だ。何百、何千、何万と私に愛している、好きだと言わせたのに、愛している、好きだと言ってくれたのに、忘れてしまったのか?」
 リリーの切ない声が脳に反響する!

「わ、忘れてない! 俺はリリーが一番好きだ! 愛している!」
 ガクガクと全身が気持ちよさで震える。制御できない。

「もう……リリーとチュリップが綺麗だからって、私のこと忘れちゃダメだよ」
 ねっとりと濡れたローズの舌が口の中で舌と絡まる。

「ぐっ!」
 目の前に火花が飛び散ると、途方もない快感が全身を走った。

「あらあら。触っても居ないのにこんなに出して」
 チュリップは起き上がると、ローズの背中まで飛んだ汁を舐める。ローズはくすぐったそうに笑う。

「そんなにいっぱい出た?」
「凄いわよ。あなたのお尻までベドベド」
 ローズの美しい背中から小さく可愛らしいお尻を犬のように舐める。
 ローズは甘える子犬のようなチュリップの頭を撫でる。

「うふ」
 チュリップは頭を撫でられると甘えるように唇を合わせる。

「可愛い」
「あなたもね」
 ローズとチュリップが俺の上で濃厚なベーゼを繰り広げる。
 無視させていることに、ムラムラと嫉妬心が沸き上がる。

「レイ、落ち着け。私が居る」
 リリーの甘酸っぱい唇が重なる。

「リリーもこっち」
「あ!」
 ローズがリリーの体を引っ張って、無理やり唇を奪う!

「ああ……ローズ……女同士でこんなこと……」
「大丈夫。リリーとは長い付き合いだもん。私はリリーのこと、大好き」
「そ、そうか……私も、ローズの事が好きだ」
 ローズはリリーとチュリップの交互に口づけをする。

 忘れられているような疎外感と目に焼き付くような妖艶な姿で胸が裂けそうなほど痛む。

「お前らは俺のものだ!」
 三人を押し倒して、足を広げる!

「ああ! 逞しい旦那様がお怒りよ! また今日もベッドから出られないわ!」
 チュリップの柔らかいおっぱいが手に吸い付く。
「レイ、だーいすき!」
 ローズの柔らかい腕が首に回る。
「ああ……凄い体だ……それに……怖いほど大きい」
 リリーの張りのあるお尻が手を押し返す。

 俺はこの三人の虜になっていた。

「俺は、お前たちを愛している! 絶対に放さない!」



「そ、そろそろ自重したほうが良いと思う」
 息を整えていると、汗だくのリリーが左腕の中で呻く。

「じ、自重?」
「そ、そうだ。私たちが一緒になってから、もう一週間以上経っている。その間に何をしていたか分かるか?」
「えっと……飯食って、風呂入って、エッチして、寝る?」
「そうだ! まるで獣だ! 獣よりもふしだらな生活だ!」
 リリーが起き上がると、胸の谷間の汗が飛び散り、体を熱くさせる。

「別に良いじゃないですか。一週間くらい。私たちは数百万年も極限状態に居たんですよ。もっと休みたいくらいです」
 チュリップはまどろんだ目で微笑む。

「そ、そうは言っても限度がある! そう思わないか?」
「私はレイと同じくエッチが大好きなので別に」
 チュリップの舌が頬を舐める。汗で濡れた髪を撫でるとネコのようにゴロゴロと抱き着く。

「こ、これではダメだ! 私たちは人間だぞ! 地上に戻ったら恥ずかしくて仕方がない」
「まあまあ、リリー、落ち着いて」
 ローズがリリーの頭を抱きしめる。

「大丈夫大丈夫。それよりもご飯食べよう。私はカレーライス」
 ぐうっと皆の腹が鳴る。

「わ、私はスタミナ定食だ。ご飯大もりで」

「私はいつもの、昼飲みセットにします。レイは?」

「いつもの奴で」

「レイ用特盛セットですね」

 チュリップはタケルが持ってきた電話を取る。

『はいはい、レイ専属執事のタケルです』
「カレーライスとスタミナ定食のご飯大もりに昼飲みセット、レイ用特盛セットを持ってきて」

『承知しました。ところでシーツ交換はどうします?』
「お願い。ついでに洗濯も」

『分かりました。昨日預かった物はすべて終了しているのでお返しします』
「よろしく。あと、新しい服が欲しいんだけど」

『下着含めて四十着ほど持っていきます。気に入った物がありましたら言ってください』
「ありがとう」

『それとは別にエアコンの設置ができるようになったので、寝室とダイニングを空けてもらいたいのですが』
「良いわよ。代わりの部屋はあるわね?」

『別荘の最上階が空いております。そちらをお使いください』
「ついでに部屋の掃除もよろしくね」

『畏まりました。一分後に食事をお持ちします。エアコンの設置等を行いますので、準備ができましたらお電話お願いします』
「分かったわ」
 ガチャリと電話を切ると、コンコンと扉がノックされる。

「待ってて、今行くよー!」
 ローズがバスタオルを羽織って扉を開ける。

「お食事お持ちしました」
 スーツを着たタケルが大型のトレイを持って現れる。

「では、ごゆっくりお楽しみください」
 タケルは食事を渡すと颯爽と、高層ビルに帰って行った。

「あいつ、いつの間にあんなの作ったんだ? しかも一週間足らずで、魔法も使わずに」
「魔法使いよりも魔法のような男……できる!」
 ローズと一緒に唸る。

 つくづく、恐ろしい男を敵に回していた。つくづく、頼もしい男を仲間にした。

 飯を食う前にシャワーを浴びて体を洗う。

「れ、レイ! 落ち着け! さっきしたばかりだ!」
「ご、ごめん! もう無理だ!」

「もう、レイったら私たちが好きすぎるんだから」

「可愛い男です」

 時間をかけて体を洗った。



 飯を食うとタケルの案内で高層ビルの最上階に行く。そこは広く、ベッドもフカフカだった。
「おお……レイ! レイ! 凄い!」
「リリー! リリー!」
 腕の中でリリーの体が跳ねる。

「こんな! こんなの我慢できない! レイ! お前は私の物だ! もう放さない!」
 リリーが全身で抱き着く。仕返しにと抱きしめ返して、キスをしながら腰を動かす。
「リリー! 愛している!」
「わ、私も好きだ! 愛している! だ、ダメだ! ダメなのに止まらない!」
 何度も何度もリリーの中で果てると、リリーも何度も果てた。

「も、もうダメ! もう無理! 休ませて!」
「ちゅ、チュリップ! もうちょっと我慢してくれ! もうすぐ終わるから!」
 後ろからチュリップの腰を抑える。汗が背中のラインを流れてお尻まで届く。

「ああ! こんな! も、ものにされる! 私の汚れが全部レイに上書きされる!」
「お前は俺の物だ! 昔の男なんて忘れろ! 良いな! もうお前は俺の物だ!」
 後ろから手のひらから零れるほど大きな胸を鷲掴む。サクランボのように赤い乳首を転がし、唇を吸う。
 電気が流れたように体が痙攣すると、チュリップも俺の腕を掴んで痙攣した。

「ローズ。愛している」
「私も、大好きだよ」
 ベッドに座り、体にローズを乗せて向き合い、キスをする。

「レイって大きい」
 ペタペタとローズの小さな手が体を撫でる。

「お前は小さいな」
 膨らみかけの胸を触る。ムッと頬が膨れたので頭を抱きしめて、胸に寄せる。

「ローズに会えて本当に良かった。ありがとう」
 じゅんと蜜が垂れる。

「私も、レイに会えて良かった。ありがとう」
 ローズの目尻に涙が浮かび、可憐な花のような笑顔が咲く。

「ローズ」
 少しずつ体を揺さぶって快楽を求める。

「レイ」
 ローズもそれに応えて体を揺さぶる。

「ああ! いくぞ!」
「ああ! きて! レイ! レイ!」

 頭が真っ白になるほどの快楽が放たれると、ローズとともに叫んだ。



「よくやるわね、あの四人」
 メイド服を着たマリアはタケルとともに部屋の掃除をする。

「あいつらは数百万年も禁欲生活だったからな。一度弾けたらしばらくは収まらない」
 テキパキとシーツを交換し、シミの付いた床を漂白剤で綺麗にする。

「それはそうとして、あんたも物凄いわね。化け物? それともドラえもん? 二十二世紀から来たの?」
「西暦で言えば、100億50万世紀から来た。宇宙の滅亡とともに死んだ」

「ギャグ?」
「どっちだろうな。さあ、終わりだ。飯を食うぞ」

「はーい」
 マリアは部屋を出ると、真っすぐ高層ビルに帰る。

「手間のかかるご主人様だ」
 タケルは高層ビルの最上階を見て、笑った。
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