最低のピカレスク-死刑囚は神を殺す

アルカトラズ

「アルカトラズが見えてきたぞ」
　狂太郎が言うと、女たちは一斉に馬車から顔を出す。
「お城がある！」
「城壁もあるね！　なんだかファンタジーの世界に来たみたい！」
　舞と静流が目を輝かせる。
「まさかこの世界に文明があるとは」
　サテラが戸惑いを口にする。

「止まれ！」
　城門に着くと見張りが叫ぶ。
「門番が居るね」
「何だか中世に来たみたい」
　舞とルーシャがきゃっきゃっと笑う。
「きょうちゃん！　早く中へ入ろう！」
　静流が我先にと飛び出す。
「何だお前！　怪しい奴め！」
　門番は静流が近づくと険しい顔になる。
「怪しいってひどくない！　私は普通の人間でーす！　怪しいものじゃありませーん！」
「じゃあ何で服を着ていないんだ！」
　改めて静流は自分の体を見る。
　全裸であった。
「ごめんごめん！　毎日きょうちゃんとセックスしてたから、服の存在忘れてた！　すぐに着替えるから！」
　静流は馬車に戻る。
　馬車の中は服探しで大混乱であった。
「私の服どこだっけ？」
「このブラ誰の？」
「あれ？　このパンツ私のじゃない」
「もしかすると他の積み荷にあるかも？」
「降りて探さないと！」
　門の前は全裸の女たちで賑わった。

「私たちはここから百キロ離れた村から来た。中へ入れてほしい」
　サテラが代表で門番に言う。
　門番はサテラたちをじろじろ見る。ズボンの盛り上がりが大きくなる。
「女は通そう。だが男はダメだ」
　狂太郎の顔色が変わる。
「どうしてでしょうか？」
　狂太郎が門番を殺す前に、ロゼが聞く。
「この世界に来るのは犯罪者だけだ。簡単に門を潜らせる訳にはいかない」
　狂太郎が目を細めるとサテラが狂太郎の腕を掴む。
「殺すと大騒ぎになる。それに相手は盗賊とかじゃない。普通の人間だ」
　狂太郎は舌打ちする。
「あの、これでいかがでしょうか？」
　ロゼがそっと門番に高価な宝石類を手渡す。門番はニヤリと笑う。
「犯罪者とは言え、すべてを疑うのは悪いことだ」
　門番が手を上げると城門がゆっくりと開く。
「アルカトラズへようこそ。歓迎するぜ」

　アルカトラズは約10万人程度が住めるくらいの領土である。建物はレンガが主流だが、ところどころにコンクリート製の建物もある。
「何だか不思議だ。ところどころ近代的な感じがある」
　サテラが隣で不思議そうにつぶやいたので説明する。
「ここには薬品工場や鉄工所などあらゆる工場がある」
「なるほど、道理で銃やスーツを着ている奴が居る訳だ」
「そうだ。それにしても！」
　怒りで拳が震える！
「なあ、姉ちゃんたち。俺たちと付き合わねえか？」
「えー！　どうしよっかなぁー！」
「セックスが上手なら付き合ってもいいよ！」
　舞と静流が男たちにナンパされている。
「麗しきご婦人、私と一緒になりませんか？　私はそこそこ裕福です。あなたの娘さんを食べさせるだけのお金はあります」
「嬉しいお誘いですが……」
「その、私たちにはもうパパが居るから」
　ロゼとルーシャが中年の男にナンパされている。
「麗しきレディ！　私はあなたを見て一目で心を射抜かれました！」
「殺されたくなかったらそのうるさい口を閉じな」
　マリヤがちゃらい男にナンパされている！
　男が俺の女たちにちょっかいをかけてやがる！
「お前ら！　俺の女に手を出すんじゃねえ！　こいつらは全員俺のものだ！」
　たまりかねて大声を出す。本来なら皆殺しにするところだが、サテラたちが嫌がるので我慢する。
「は！」
　だが男たちは鼻で笑う！
「仕方がねえ。お前ら！　服を脱げ！」
「何で！」
　サテラが声を上げる。
「お前らが俺の物だってこいつらに証明しないといけねえからな」
　そう言ってサテラの唇にディーブキスをする。そうしながら胸を揉みしだく。
「ま、待て狂！　落ち着け！」
「殺したくて溜まらねえのを我慢してんだ！　大人しく従え！」
　サテラのパンツを脱がし、濡れそぼったマンコにチンポを入れる。
「ん！」
　サテラの背筋が震える。バシバシと腰を動かす。
「きょ、狂！　皆見てる！」
「見せてやってんだよ！」
　腰を動かしながら乳首を舐める。マンコがキュンキュンと締まる。
「興奮しているな？」
「ち、ちが！」
「照れるな」
　サテラを抱きかかえて男たちに見せつける。
「行くぜ！　サテラの中に出すぜ！　俺の女の中に出すぜ！」
　どくりと精液を発射する。サテラが口を押えて声を押し殺す。
「次は静流だ！」
「はーい！」
　静流は元気よく服を脱ぐ。男たちの視線を集める。
　静流は男たちに尻を向けるとぱっくりとマンコを開く。
「濡れ濡れでしょー！　きょうちゃんとセックスするって考えただけでこんなに濡れちゃったー！」
　ごくりと男たちが生唾を飲む。
「ふふ！　皆チンポ勃起させてる！　でもごめんねー！　私のマンコはきょうちゃん専用になっちゃったの！」
　静流は俺の前にしゃがむとチンポに頬ずりする。
「この～でっっかいチンポで何度も犯されて～もうこのチンポじゃないとダメになっちゃったの～！」
　大きく口を開け、喉までチンポを飲み込む。そしてじゅぽじゅぽとフェラを始める。
「どうだ！　これでも俺の女じゃねえっていうのか！」
　静流の頭を掴んでガンガンと口を犯す。
「んふ～！」
　静流は喜びの声を上げる。
「行くぜ！」
　どくりと喉を奥で射精する。静流はごくごくと飲み、じゅるじゅると尿道に残ったザーメンも吸い取る。
「ぷは～！　いっぽいでた！　なのにぜんぜんなえてなーい！」
　くるりと尻を向けたのでマンコにずっぽり差し込み、持ち上げる。
「いえーい！　きょうちゃんのでかちんぽがまんこにずっぽりはいちゃいましたー！　みんなみてるー！」
　静流は男たちにピースしながら喘ぎ始める。
「あぁもうすごーい！　こんなでかちんぽでおかされるなんておんなのしあわせみたされちゃう！　しきゅうがせいえきちょうだいっておりてきちゃう！」
　腰の動きを激しくし、子宮をゴツゴツ叩く。
「あぁ！　いく！」
　静流がぐっと体を引きつかせて絶頂する。無視して腰を動かす。
「あ！　あ！　またいく！」
「逝きまくれ！　俺の女だって宣言しろ！」
「は、はーい」
　静流が男たちにアヘ顔Wピースをする。
「みてみて～しずるのおまんこ～きょうちゃんのちんぽがおいしいってよだれたらしてるでしょ～もうきょうちゃんじゃないといけないってせんげんしちゃってるの～」
　ガンガン子宮を犯す！
「あぁ！　あぁ！　だめ！　もうほかのおとこなんていらない！　きょうちゃんだけいればいいの！」
「お前は俺の物だ！」
「そう！　わたしはきょうちゃんのもの！　だからいっぱいだして！」
「出してやるぜ！」
　ドプリとチンポが震える。
「き！　きた！　きょうちゃんざーめんきた！　だいすきざーめんきた！」
　どくどくとすべて出し終わると、ゆっくりとチンポを引き抜く。ザーメンとマン汁が糸を引いて地面に落ちる。
「はぁ～。いっぱいだされちゃった」
　静流は満足げに腹を撫でると、先ほどナンパしてきた男にきゃぴっとVサインをする。
「みてのとおり～わたしはきょうちゃんのおんなだから～もうはなしかけないでね～」
「クソ！　舐めやがって！」
「たまらねえ！　犯してやる！」
　男たちが一歩近づく。
「動くな！」
　男たちの足元に投げナイフを突き刺し、忠告する。
「それを超えたらてめえらを殺す。皆殺しだ！」
　男たちは青ざめて、足を引っ込める。
「しこるのは許してやる」
　服を脱いだ舞にチンポをぶち込んでから言う。
　男たちは悔しそうにちんぽを扱き始める。
「はは！　やっと理解したな！　こいつらは俺の女だ！　手を出したら殺すぞ！」
　楽しくなってきた！　今日一日、こいつらを街中で犯してやる！　俺の女だと全員に理解させてやる！
「楽しくなってきた！」
　アルカトラズへ来て良かったと初めて思った時だった。