勇者召喚されたけどエリートニートで引きこもり気質(両方自称)な俺~チート使って自由気ままに過ごします~

絵樹瑠

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エリートニートなのに冒険者

こ、このロリババア何奴!

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「ほら、なにつったとるんじゃ。さっさとなかに入らんか」

 いやここ俺の部屋なんだけどね?
 何様じゃぁこの白髪金眼幼女は!

「入れとはなんですか。ここはご主人様の部屋です。何様のつもりですか?」

 あ、エリィが言ってくれた。けど流石に幼女にその言い方はないと思うよ? いやどの口が言うんだって思うけど。

「ん? もちろんお子様じゃ!」

 ビシッ!

「じゃう!?」

 見れば分かるわ! 
 何かイラッとくるね? てかもう凸ピンしちゃったよ。
 ドヤ顔で何が「お子様じゃ!」だよ。

「う~んいきなり凸ピンとはなかなかやるのぅ~。結構痛かったのじゃ。まあ人間からしてみれば結構な年じゃがな」

 おでこ押さえながら何か言ってる。
 人間じゃないの?普通に幼女に見えるけど?


「もしかして竜人族ですか?竜人族は角や鱗、尻尾等が普通ありますが、稀に完全な人型が生まれると聞いたことがあります」

 「おおなんじゃ、知っておったか。うむ、いかにもわしは龍人族じゃ」

 ん? 何か漢字が違うような気がするけど気のせいかな? 気のせいだよね?
 
「ちなみに竜人ではなく龍人じゃ。御主みたいに白猫人族みたいにのう。何故かわからんが種族自体がかわるのじゃ」

 気のせいじゃなかった。

 確かに稀少種ってそんな感じだね。
 てかさりげなく幼女が幼女じゃない発言したよね?

「年齢は二百歳じゃ。まだまだお子様なのじゃ!」

 お子様じゃないね? いや確かに頭の中はお子様だけど。なんでこんなにバカなの?

「ご主人様、恐らく私と同じように気味悪がられ、かといって奴隷商人に売らず危険地帯に捨てられたと思います。なので恐らくそのせいかと……」

 あぁ~要するに世の中は腐ってるみたいな? よく二百年間も生きてこられたね? 村滅ぼしに行ったりしなかったの?

「わしは竜人族の誰よりも強くなれる。成長スピードも他の奴等より段違いに早いのじゃ。だから恐れ、捨てられたのは当然じゃ。それに殺されなかっただけ恵まれとるほうじゃろうな。なかには殺すものもいるみたいだしのう」

 幼女にしては過酷な人生だな。俺もその立場にならないとわからないこともあるんだろうな。

「まあそんな辛気くさい話は良かろう。それよりは御主何者じゃ? こんなにフカフカなベット初めてじゃぞ!」

 え、そこ?普通なんで部屋があるじゃないの?ベットの上でコロコロしてそんなに気にいったの?

「ご主人様、危険地帯にすんでいるので部屋はそこまで不思議でないとおもいます。中に入ったのは造りがキレイだったので好奇心からかと……」

  ああそういうことね。二百歳でも中身お子様だもんね。好奇心に負けちゃったのね。

「それに二百年間ここで生きていたとなると、敵なしなので不思議な物にはすぐに飛び付くのが癖付いているものと思います」

 やっぱりそうなのかな~?
 けどそれならなんで服着て、言葉喋れるのか不思議だな。スキルのせいかな?
 よし、視てみようか。【分析鑑定】!



ステータス

 ロリ・バーバア

Level 200

HP49480
MP49480
魔力49480

特殊職業 ロリババア

スキル
NS(ノーマルスキル)

咆哮:自分より弱い敵を一定時間硬直させる。硬直時間は強さの差でかわる

SRS(スーパーレアスキル)

空間掌握:一定の空間で起こったことを完全に把握できる。距離魔力に依存する

種族スキル

龍化:龍に変身できる。防御力と攻撃力が大幅に上がる


RBS(ロリババスキル)

不老:年をとらない。ロリとババアが一体化。いつまでも幼女でいられるよ?

幼児退行:子供の考えを止められない。ずっと幼女でいられるよ……





 ……うん。思ったんだけどこの世界の職業適当じゃない? 何だよロリババアって。職業じゃないよね?

 それにせっかくNSノーマルスキル持ってるのにノーマルじゃなくなってるよね? チートだよね? 俺ぐらいだよ?効かないの多分。

 しかも止めにRBSロリババアスキルって。不老、チートだろ。なのに幼児退行って。舐めてんの?
 いやけどこれがないと精神が持たないのかな?

 って思うと思ったかい? 騙されないぞ俺は! 精神強化でもいいだろうが! 
 ま、それだとロリじゃなくなるけどね。ロリで止めるための処置だろうか?

「またご主人様がおかしくなってます……」

 ヤバい! 猫耳っ娘からの心配の眼差しが痛い!
 落ち着け俺。平常心だ……。

「次は何故か真顔に……横になられますか?」

 どうしよう。猫耳っ娘からの善意が何故か痛い……。

「ん?なんじゃ、鑑定でも使ってわし
のステータスでも視たんか?」

 ギクッ! なんでバレた!

「なんでもこうもステータス視たからわかるじゃろう?空間掌握はスキルを使ってもわかるんじゃ。ちなみに言葉はこれで町の会話を聞き、覚えたんじゃ」

 あ~流石SRSスーパーレアスキル。すごいね? 
 よし、じゃあバレたんなら仕方ない。この手は使いたくなかったが使わせていただく! くらえ、必殺!

 シュバーン!

「……いきなり土下座してどうしたのじゃ?気でも狂ったか?」

 いや~勝手にステータス視たんでそのお詫びと言いますか……。

「いや詫びと言われても指摘しなかったら黙ってる気じゃったのだろう?」

 グハッ! な、なかなか痛いところついてきますね……

「確かに私の時もそうでしたね。まあ私は奴隷なので別にいいですが」

 グギャッ!ま、まさかの後ろからの追撃。てかなんで気がつけたの……? エリートだから……?
 ん?じゃあ今までのあのふりはわざとか!

「いえ単純に人のステータス視ていかにも見終わった感出しまくっているので、心配になっただけです」

 どっちみち同じじゃん!また引きこもるよ俺!

「まあそこまで詫びたいんじゃったらわしを仲間に入れてもらえんかのお?流石に寂しかったのじゃ。」

 ……まあ生まれてからずっと一人で生きてきたんだもんな。
 よし、俺の仲間にいれてやる!

「ほ、ほんとか!?本当に良いんじゃな!?」

 おおうなかなか念をおすな。流石に幼女(精神年齢的に)一人にさせるのはどうかと思うし良いよ。

「やったのじゃ!初めての仲間なのじゃあ!」

 幼女が満面の笑みで喜んでいる。
 うむ、これは良いものだ。

 さて、話していたらお昼になったし、晩御飯にしようか。
 3人いるからお外でBQBだ!

「「は~い(なのじゃ)!」」

 賑やかで良いな~。







「肉はいただきなのじゃ!」

「く、速すぎて見えませんでした!」

 あのロリババア何奴だ!
 ステータス俺よりか下のはずなのに見えなかったぞ!




 賑やかなBQBであった……








その頃冒険者ギルドで~

「王女様、何故ギルドマスターに用があるんですか?」
「多分危険地帯のことでじゃねえのか?」
「あの伝説級? の亜人のこと?」

「はい。恐らくあれは二百年前に封印されたという……」

「……おそらくそうだろう。伝説の龍人の封印が解けている可能性が高い」


「「「え?」」」





 厄介ごとに必ず関係するニートであった……
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