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第1章 悪役令嬢は目立ちたくない
第13話 お友達になりましょう
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私は背筋を伸ばして皆に向き直りこう言った。
「噂ですもの。噂なんていくらでも尾ひれも背びれも胸びれも付きますわ」
(ん?さっきも言ったなこのセリフ)
驚いた顔の皆が私に集中する。
「リリー様がそのような方で無いのは私が補償いたしますわ。それに私だって、色んな噂を立てられてましてよ。我儘で傲慢で嫉妬深い令嬢だって。幼児体形で頭が悪いくせにディーン様の婚約者なのを鼻にかけて、ディーン様に近づくものに嫌がらせをする意地悪な悪役令嬢なのですわ。そうではありません?皆様」
私がゲームのアリアナ設定を読み上げるように言うと、彼女達は慌てた。
「でもアリアナ様は全然そんな方じゃ無かったわ!。クラスで一番秀才だし」
ジョージアがそう言うとレティシアも
「そうですわ!。それは、・・・以前少しキツい事を仰られたこともありましたが、子供の時の事ですもの、皆さん大げさに言ってるのですわ!」
そう言ってくれる。
(ありがとう、レティシア。前はアリアナがした事ごめんね)
私はにっこり笑って
「噂なんてそんなものですわ。故意に悪意のある噂を流す方も残念ながらいらっしゃいますしね。リリーさんの魔力が強かったり成績が良い事を妬む方や、ディーン様やパーシヴァルが優しくされる事を気に入らない方がいらっしゃるのでしょう。・・・ねぇリリー様?」
「は、はいっ」
「私達、お友達になりましょう」
「えっ?」
「リリー様が良い方なのは、私良く分かってますもの。リリー様さえお嫌じゃなければお友達になりたいです」
「アリアナ様!そんな嫌だなんてこと。私のようなものにそんな風に言って下るなんて・・・。私、嬉しいです!」
「良かった。ふふ、私も嬉しいです」
私は泣いているリリーの手を両手で包んだ。
(あ~、ヒロインの手。細くて白くて柔らか~)
邪な事を考えていると、
「あ・・・、あのリリーさん。先ほどはごめんなさい」
「わたくしも、リリーさんに対して恥ずかしい態度をとってしまいましたわ」
ミリアとレティシアがもじもじしながら謝まる。その様子を見ていたジョージアが愉快そうに笑った。
「あはっ、それじゃ皆で友達になれば良いんじゃない?。色々誤解も解けたんだしさ。そろそろ昼食だから一緒にお昼にしようよ」
「あ、ありがとうございます!」
(そういえば、ジョージアはリリーに対して何も言ってなかったなぁ・・・)
きっと彼女も噂で人を判断したくなかったのだろう。ジョージアは男の子みたいにさっぱりしているし、女同士の諍いとか嫌いなんだろうなぁ。
クラスは違うけど、リリーは私達と一緒に食事をする事となり、そしてピクニックの昼食は私の予想をはるかに超えていた!
さすが貴族の学校だけあって外で食べる食事も豪華!。簡易テーブルの上に並べられた色とりどりの料理を見て、私は目を丸くした。
(凄いなぁ、この料理全部運んできたの?)
良く見ると簡易的にコンロまで作られていて、ここで調理されたメニューもあるようだ。どうやら学園のシェフも何人か来ているらしい。
私達はあれもこれもとお皿に盛って木陰のピクニックシートに戻った。すると丁度ノエルとクリフも戻ってきて、
「あれ?、リリー・ハート嬢じゃない?。君も一緒に食べるの?」
ノエルの顔がパッと輝き、目に見えて嬉しそうだ。
「はい、アリアナ様に誘っていただいたんです。よろしくお願いします。」
「こちらこそ宜しく!。できたら君の魔力の話を聞きたいなぁ」
ノエルの鼻の下がだらしなく伸びる。ヒロインの魅力は攻略対象じゃなくても有効なのだろうか?
ちらりとクリフの方を見ると、彼は全く興味無さそうだ。自分が取ってきた料理を、すました顔でパクついている。
(ふむ・・・)
乙女ゲーム内のリリーとクリフは、2年生で同じクラスになってからのストーリーだった。だから今は何も起こらないのかもしれない。
(クリフのルートは重いからね・・・。出来ればヒロインには他の人を選んで欲しいもんだけど・・・)
横目で二人を見ながら私も昼食を食べ始める。フォークで小さなミートパイのような物を突き刺して口に放り込んだ。
(ん!)
私は目を見開いた。
(あ~~~美味しいっ!!この世界に来てから食事だけはマジ最高だわ!)
前の世界では貧乏野菜炒めが主食だった私にはパラダイスだ。
蟹クリームコロッケみたいなものや、ローストビーフのようなものを食べながら、私は幸せを噛み締めていた。
そしてふと気が付くと、何故かクリフがニヤニヤしながらこっちを見ている。
「なんでしょう?クリフ様」
もぐもぐしながらそう聞くと、
「いや、随分と旨そうに食べてるなと思って」
そう言ってクスクス笑う。
「美味しいですもの。そりゃ美味しそうにたべますわ」
「その小さい体のどこに入るんだろうね?」
「だから大きくなる為に食べているんです」
そう言うとクリフはまたぶはっと吹出した。どうやらツボに入ったみたいで、ずっと笑い続けている。
(なんて失礼な)
美形じゃなかったら蹴飛ばしてるぞ。
リリーはノエルとジョージアを交えて魔力の話をしている。
ミリアとレティシアはテーブルにデザートを取りに行ったようだ。
(私もそろそろデザートを取りに行こうかな・・・)
ビュッフェテーブルの方を眺めながらふと思った。
(そう言えばピクニックのハプニングイベントはどうなるんだろう!?)
ほとんどがアリアナが発端となって起こるイベントだから、私が何もしない限りこのまま何も起こらないんじゃないだろうか?。それにリリーだってここに居るから他の令嬢達のイジメにも合わないだろう。
(こ、このまま平和に終了するなら、それはそれで良いよね?リリーと攻略者の距好感度は上がんないけどさ・・・)
そんな風に油断していた時だった。
「きゃーっ!」
「危ない!。馬がっ!」
突然の悲鳴や叫び声に驚かされる。慌てて振り向くと、なんと馬車を繋いだままの馬がこちらに向かって暴れながら走ってきているではないか!
(な、なんで?!)
「きゃあ!」
「わわわっ」
叫び声をあげるリリーとノエルをジョージアが庇うようにして木の方へ逃げる。ミリアやレティシアも悲鳴を上げて転げる様に走っている。
そしてジョージアが大声で叫んだ。
「アリアナ様、逃げてっ!」
(へ?)
私はまるで映画を見る様に現実感が無く、シートに座ったままだった。
「噂ですもの。噂なんていくらでも尾ひれも背びれも胸びれも付きますわ」
(ん?さっきも言ったなこのセリフ)
驚いた顔の皆が私に集中する。
「リリー様がそのような方で無いのは私が補償いたしますわ。それに私だって、色んな噂を立てられてましてよ。我儘で傲慢で嫉妬深い令嬢だって。幼児体形で頭が悪いくせにディーン様の婚約者なのを鼻にかけて、ディーン様に近づくものに嫌がらせをする意地悪な悪役令嬢なのですわ。そうではありません?皆様」
私がゲームのアリアナ設定を読み上げるように言うと、彼女達は慌てた。
「でもアリアナ様は全然そんな方じゃ無かったわ!。クラスで一番秀才だし」
ジョージアがそう言うとレティシアも
「そうですわ!。それは、・・・以前少しキツい事を仰られたこともありましたが、子供の時の事ですもの、皆さん大げさに言ってるのですわ!」
そう言ってくれる。
(ありがとう、レティシア。前はアリアナがした事ごめんね)
私はにっこり笑って
「噂なんてそんなものですわ。故意に悪意のある噂を流す方も残念ながらいらっしゃいますしね。リリーさんの魔力が強かったり成績が良い事を妬む方や、ディーン様やパーシヴァルが優しくされる事を気に入らない方がいらっしゃるのでしょう。・・・ねぇリリー様?」
「は、はいっ」
「私達、お友達になりましょう」
「えっ?」
「リリー様が良い方なのは、私良く分かってますもの。リリー様さえお嫌じゃなければお友達になりたいです」
「アリアナ様!そんな嫌だなんてこと。私のようなものにそんな風に言って下るなんて・・・。私、嬉しいです!」
「良かった。ふふ、私も嬉しいです」
私は泣いているリリーの手を両手で包んだ。
(あ~、ヒロインの手。細くて白くて柔らか~)
邪な事を考えていると、
「あ・・・、あのリリーさん。先ほどはごめんなさい」
「わたくしも、リリーさんに対して恥ずかしい態度をとってしまいましたわ」
ミリアとレティシアがもじもじしながら謝まる。その様子を見ていたジョージアが愉快そうに笑った。
「あはっ、それじゃ皆で友達になれば良いんじゃない?。色々誤解も解けたんだしさ。そろそろ昼食だから一緒にお昼にしようよ」
「あ、ありがとうございます!」
(そういえば、ジョージアはリリーに対して何も言ってなかったなぁ・・・)
きっと彼女も噂で人を判断したくなかったのだろう。ジョージアは男の子みたいにさっぱりしているし、女同士の諍いとか嫌いなんだろうなぁ。
クラスは違うけど、リリーは私達と一緒に食事をする事となり、そしてピクニックの昼食は私の予想をはるかに超えていた!
さすが貴族の学校だけあって外で食べる食事も豪華!。簡易テーブルの上に並べられた色とりどりの料理を見て、私は目を丸くした。
(凄いなぁ、この料理全部運んできたの?)
良く見ると簡易的にコンロまで作られていて、ここで調理されたメニューもあるようだ。どうやら学園のシェフも何人か来ているらしい。
私達はあれもこれもとお皿に盛って木陰のピクニックシートに戻った。すると丁度ノエルとクリフも戻ってきて、
「あれ?、リリー・ハート嬢じゃない?。君も一緒に食べるの?」
ノエルの顔がパッと輝き、目に見えて嬉しそうだ。
「はい、アリアナ様に誘っていただいたんです。よろしくお願いします。」
「こちらこそ宜しく!。できたら君の魔力の話を聞きたいなぁ」
ノエルの鼻の下がだらしなく伸びる。ヒロインの魅力は攻略対象じゃなくても有効なのだろうか?
ちらりとクリフの方を見ると、彼は全く興味無さそうだ。自分が取ってきた料理を、すました顔でパクついている。
(ふむ・・・)
乙女ゲーム内のリリーとクリフは、2年生で同じクラスになってからのストーリーだった。だから今は何も起こらないのかもしれない。
(クリフのルートは重いからね・・・。出来ればヒロインには他の人を選んで欲しいもんだけど・・・)
横目で二人を見ながら私も昼食を食べ始める。フォークで小さなミートパイのような物を突き刺して口に放り込んだ。
(ん!)
私は目を見開いた。
(あ~~~美味しいっ!!この世界に来てから食事だけはマジ最高だわ!)
前の世界では貧乏野菜炒めが主食だった私にはパラダイスだ。
蟹クリームコロッケみたいなものや、ローストビーフのようなものを食べながら、私は幸せを噛み締めていた。
そしてふと気が付くと、何故かクリフがニヤニヤしながらこっちを見ている。
「なんでしょう?クリフ様」
もぐもぐしながらそう聞くと、
「いや、随分と旨そうに食べてるなと思って」
そう言ってクスクス笑う。
「美味しいですもの。そりゃ美味しそうにたべますわ」
「その小さい体のどこに入るんだろうね?」
「だから大きくなる為に食べているんです」
そう言うとクリフはまたぶはっと吹出した。どうやらツボに入ったみたいで、ずっと笑い続けている。
(なんて失礼な)
美形じゃなかったら蹴飛ばしてるぞ。
リリーはノエルとジョージアを交えて魔力の話をしている。
ミリアとレティシアはテーブルにデザートを取りに行ったようだ。
(私もそろそろデザートを取りに行こうかな・・・)
ビュッフェテーブルの方を眺めながらふと思った。
(そう言えばピクニックのハプニングイベントはどうなるんだろう!?)
ほとんどがアリアナが発端となって起こるイベントだから、私が何もしない限りこのまま何も起こらないんじゃないだろうか?。それにリリーだってここに居るから他の令嬢達のイジメにも合わないだろう。
(こ、このまま平和に終了するなら、それはそれで良いよね?リリーと攻略者の距好感度は上がんないけどさ・・・)
そんな風に油断していた時だった。
「きゃーっ!」
「危ない!。馬がっ!」
突然の悲鳴や叫び声に驚かされる。慌てて振り向くと、なんと馬車を繋いだままの馬がこちらに向かって暴れながら走ってきているではないか!
(な、なんで?!)
「きゃあ!」
「わわわっ」
叫び声をあげるリリーとノエルをジョージアが庇うようにして木の方へ逃げる。ミリアやレティシアも悲鳴を上げて転げる様に走っている。
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「アリアナ様、逃げてっ!」
(へ?)
私はまるで映画を見る様に現実感が無く、シートに座ったままだった。
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