アイドルのマネージャーになったら

はぴたん

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それぞれの仕事

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支度をして1階に降りると、既に海都と斗哉がいた。

「さくちゃんさっきぶりー!
りっくんは2度寝してるよー。」

「陸都まだ寝てるの?
まぁ今日オフだったからいっか。」

「さっきも会ったんか?」

「ほらー言ってたでしょ!
昨日の夜僕たちと一緒に寝たの!」

「あぁ!
、、寝れたんか?」

「寝れたよ、ねぇ?」

「はい。ぐっすりでした。」

「そーかそーか、ほなよかったなぁ。」

「じゃあ、今日は俺と寝るか?」

今まで黙っていた斗哉が急に喋り出した。

え?「なんで?」

「なんでって、、」

「ふふっとおくんどんまーい!」

項垂れた斗哉と肩を組んで楽しそうな海都を不思議そうに見つめていると、「ほい。」と目の前にほかほこごはんが置かれた。

「わ、ありがとうございます!」

「おう。」

その後も卵焼きや味噌汁が置かれていく。
今日は和食みたいだ。美味しそう。

「「「いただきます。」」」

斗哉も海都もこれからだったようで一緒に食べ始める。

んー、おいしー!

、、、あれ、そういえば陽稀は?
今日は陽稀との仕事なのにまだ降りてこない。
これはもしやまだ寝てるのでは、?
後で起こしに行かないと、、

「どうしたんや?」

階段に続くドアを見つめていると優馬に声を掛けられた。

「あ、いや、陽稀さんがまだ降りてこないなぁと思って、」

「なんや今日陽稀仕事なんか?」

ドタドタッ

優馬も一緒にドアを見つめた時だった。
慌ただしい音がどんどん近づき、、

バタンッ

勢いよくドアが開いた。

びっくりしたー、、

「陽稀!びっくりするやろ!
ゆっくり開けぇ!」

「ごめんー!!
だって寝坊して時間見てびっくりしたんだもん!」

「陽稀さんおはようございます!」

「おはよう咲夜!
朝ごはん食べる時間あるよね?」

「ありますよ!」

「よかったー!
わーおいしそー!いっただきまーす!」

「はぁ、」

ため息をつきながらも優しい表情で見つめる優馬。
陽稀がくると何だか空気が和むなぁ、と朝から癒されながら残りの朝ごはんを完食した。

最後の支度を済ませ、陽稀と一緒に寮を出る。



「なんか咲夜と2人になるのひっさびさー!」

溝口さんの車に乗り込むなり、体を俺の方に向けてそう言った陽稀。

「ドラマの撮影がありましたもんね。」

「そうそう。
それにみんなに咲夜取られて全然喋れないしさー。」

「そう、ですかね?」

「そうだよ!
てゆーか!ずーっと言いたかったんだけど、そろそろそれやめてよ。」

「それ?」

「僕だけさん付けとー、敬語!」

「いやでも、聞きましたよ。
陽稀さんが1番年上って。
私より年上なのに呼び捨てで呼んだり、敬語外すのは、「他のみんなは呼び捨てで敬語無しなのに?僕寂しい。」

うぇーん、、と多分嘘泣きが始まってしまった、
うぇーん、、チラッ

たまにチラッとみてくるのやめて欲しい、、
中々アピールが終わらず、さすがに放っておけなくなり「分かりました。」と言ってしまった。

「分かったって言ったね??
よーし!じゃあさっそく陽稀って呼んでみて?」

「はるき、、」さん。

「もう1回!」

「はる、き、、」

「もう1回!」

「陽稀!」

「咲夜!
よく出来ましたー!」

ぎゅーっと抱きついてきてよしよーし。と頭を撫でられる。
、、もしかして陽稀って俺の事子どもだと思ってる?

「これからはちゃんと陽稀って呼んでね?
敬語もダメだからね?」

「は、う、うん。
あ、でも仕事上は、「うん、それは分かってる。」

「ありがとう。」

「うん!
もしまた前みたいに話したり、呼び捨てしてくれなかったらー、、お仕置しちゃうかも!」

無邪気に笑ってそう言った陽稀。

え、「お仕置って、?」

「それはひみつー!
間違えてからのお楽しみだよ?」

「は、はぁ、」

何されるかわからない分、これは絶対間違えられないぞ。としっかり心に刻んだ。


「そろそろ到着いたします。」

丁度良いタイミングで溝口さんからお声がかかる。

「よーし!撮影がんばるぞー!」

「頑張ってくだ、、「んー?」

「が、頑張って!」

「うん!」

あ、危ない、、
不安しか感じられない状態のまま目的地に着いた車が止まってしまった。


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