アイドルのマネージャーになったら

はぴたん

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Let's all make Noise!

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「Hi~!こんにちは!
よろしくお願いします!」

っっ、!!??

「「えーー!!」」

「ぇ、」

海都と陸都の叫び声にかき消されるくらい小さい驚きの声を俺も出してしまった。

だ、だって、、まさかゲストが俺の唯一の親友だなんて、

「すご、、、はい!
という事で今回のゲストは海外で活躍されているノエルさんです!」

驚いていたがカンペに気づき進行に戻る陽稀。

「「わー!!」」

「すご、」

「どーもー!」

パチパチッ

「日本語お上手ですよね?」

「こんな顔ですが日本で生まれ育ったんですよ。
海外にいったのも2年前で。」

「「えー!!」」

「でも、英語も喋れますよね?」

「はい。」

「すご。」

「「すごーい!!」」

「そう、すごいんですよ。
もっとノエルさんを掘り下げたいと思いますので、みなさんあちらに座ってください!」



「はい、ではまず海都と陸都!」

「「!?はい!」」

「もっとノエルさんと仲良くなるために、
ノエルさんのあだ名を決めてください!」

「あだ名ー?」

「そう!」

「えー、、ノエルさんだから、あ!エル「エル以外でお願いします。」わ、分かりました。」

「すみません。
実は俺の事をエルって呼んでいいのは限られた人だけなんです。」

「へぇー!!」

「何だか特別な感じがしますね?」

「はい。特別です。」

「そうなんですねー。」

「えと、、じゃあ、のんちゃんはどうですか?」

「はい、大丈夫です。」

「ありがとうございます!
では親しみを込めてのんちゃんと呼ばせていただきますね!」

「はい。」

「ではさっそくのんちゃんのプロフィールを見ていきましょう!」

「「いぇーい!!」」

パチパチッ

そうして用意されていたボードを元に陽稀がプロフィールを披露していく。

、、、うん、知ってる。
やっぱりエルなんだ。

ボードに書かれていたプロフィールは当たり前だが全て知っていて、やっと現実味を帯びてきた。
と言うか、俺にはエルの方からエルって呼べって言ってきたくせに呼ばれたくないって何なんだろう。
まぁ、一応親友だから特別に思ってくれているのかな、、

「ちなみに、どうしてこの番組に出てくれたんですか?」

「本当気になるー!
僕たちの事知ってくださってたんですか?」

考え事をしていると、いつの間にか話題が変わっていた。

「あー、、実は知らなかったんです。
でもオファーが来た時にあなた方の事を知るために雑誌を見て、、そこのあなた!」

急に陽稀に手を伸ばしたエル。

「は、はい!」

反射的に返事をした陽稀に対して満足そうに話を続ける。

「あなたが写っていた雑誌の表紙。
あなたともう1人写ってましたよね?その方って誰ですか?」

その雑誌ってもしかして、、あれ??
だとしたら絶対気づいているだろ、俺だって。
エルが俺に気づかないはずがない。
確信犯だな、、
元から影に徹していたが、自分の話が出てしまいバレたら面倒なのでさらに人影に隠れる。

「それって、」

「あの雑誌に出てもらった方は、実は正式なモデルさんでは無いんです。
なので情報は明かせないんですよ、、」

みんな一瞬固まっていたが漏れ出た海都の声にハッとした陽稀が話し出す。

「そうですか、、
いや、知り合いにね?似ていたものですから。
あんな風に表に出るのを嫌がる子だったので気になって。
直接話を聞こうと思ってこのオファーを受けたんです。
そろそろ日本に帰りたいと思っていた頃でしたしね。」

「そ、そうだったんですね、」

「でも知り合いじゃないと思いますよー?」

「普段と全然違いますし。」

「あなた方もお知り合いなんですか?」

「え?」

「まぁ、、知ってるだけだけど。」

「ふーん、、
あまり仲よくはないんですね?
、、よかった。」

「よかった、?」

「あぁ、すみません。
もし俺の知り合いの子だったらあまり俺以外と仲よくしてほしくないなぁと思ったので。」

「それはどういう、、?」

「元々知っている限りでは頼れるのは俺だけだったはずなので、今もそうあって欲しいと思ったんです。」

「な、なるほど、、」

「執着が凄いですね。」

「いけませんか?」

「いえ、俺も割と人に執着しやすいんで。」

「、、そうなんですね。」

何故か斗哉と一発触発しそうな雰囲気で見つめ合う2人。
急に何この雰囲気、、

斗哉以外も心做しかエルを睨んでいるような気が、、



「一旦止めまーす!」

プロデューサーさんの声が響き、ハッとする。

「次のコーナーに移りましょうか!
セット用意するんで、一旦待機していただいてもよろしいですか?」

プロデューサーさんに促されメンバーとゲストのエルがセットから出てくる。

ぞろぞろと出てきたかと思えばみんな何かを探している。
どうしたんだろう、と物陰から見つめていると夜月に見つかったと同時に俺はメンバーに囲まれた。

「おい。咲夜あいつと知り合いか?」

「俺聞かれた時ヒヤヒヤしちゃった。」

「さくちゃんどうなの??」

「あー、、
実はそう、大学の時からの親友なんです。」

「まじか。」

「なんかさくちゃんに執着してる感じだったじゃん!」

「お互いに唯一の親友だからじゃないですかね?」

「さくちゃん僕たちは?」

「え?」

「なにが唯一だよ。」

「いや、だってそんな、おこがましいです。」

「、、俺は親友じゃなくていいけどな。」

「俺も。」

「はいはい!じゃあ僕も!」

「んー、じゃあ俺も。」

「えぇー、みんな何それー、、じゃあ僕も?」

「、、どうゆう事ですか、」

「親友より上って事だ。」

そう言った斗哉に頭を撫でられた。
、、、聞いてもよく分からない、、

「あのー、皆さん誰を囲んでそんなに話し込んでいるんですか?」

エルの声がすぐ近くで聞こえる。

「マネージャーです。」

「な、なんせ初めての番組なんで、」

「僕たち緊張してて、」

「マネージャーさんに相談してたんです。」

「ふーん、、
良かったら俺もそのマネージャーさんに挨拶してもいいですか?」

「、、、ぇ、」

「うちのマネージャーシャイなので。」

「会ってもあんまり「そんな事ないですよ!ああ見えて冴島さんしっかりしてましたよ。」

「、、冴島、、」

突然話に入って来たのはプロデューサーさんだ。
ああ見えてってどういう、、
それに俺の苗字にエルがすでに引っかかっているから!

「企画の打ち合わせもバンバン切り込んでて驚きました。
メンバー皆さんの事もよく理解してくれているし。
ぜひノエルさんに会わせてあげてくださいよ。
メンバー皆さんの話もしてくださると思いますし!」

そう力説されたらさすがに断れなかったんだろう。
俺の前に立ちはだかっていた人の壁が徐々に崩れていく。

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