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ドラマ撮影
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無事、ツアーも終わり1日の休みを挟むとすぐに仕事がスタートしたのは斗哉のドラマ撮影だ。
初めてのドラマ撮影なので、いよいよ一緒に練習したあの話が生で見れるのか!と内心少しわくわくしている。
「おい、何ニヤついてんだよ。」
そう言って片手で俺の頬を潰してくる斗哉。
今は溝口さんが運転する車でドラマ現場まで向かっている最中だ。
「らってぇ、はじゅえてなんらもん。」
「何言ってんのか分からねぇ。」
相当分からなかったのかパッと手を離し見つめてくる斗哉。
「じゃあ潰すなよ、、だって初めてなんだもん。て言ったんだよ。」
頬を擦りながらそう言うと。そうか。と一言だけ言って窓の外を見つめだす斗哉。
若干耳が赤い気がするけど、、車内が暑いのかな?
「斗哉、暑い?」
「あ?別に。」
「そっか、」
そこまででは無かったのかな?
心配してチラチラ見ていると、ドラマ現場に到着した。
スタッフに挨拶をしながら奥へ進んでいく。
着替えなどのため、与えられた楽屋へ向かう。
「ここですね。あちらの服に着替えてください。
後ほどメイクさんがいらっしゃるので、それまで待機でお願いします。
では、」「ちょっと待て。どこ行くんだ?」
「え、いや着替えられるので出ようかと、」
「いい。ここに居ろ。」
「え、」バサッ
俺の声を遮るように淡々と服を脱いでいくので、慌てて開けようとしたドアノブから手を離す。
鍛えられた身体、、さすがだな、、
隣のスタジオにあるジムによく通ってるって言ってたな、
「何ジッと見てんだよ。」
「あ、ごめん。
いい身体だなと思って、」
「なっ、//」
「鍛えてるもんね、いいなぁ。
憧れる、、」
「お前はそのままでいいよ。」
「えぇ、この前も優馬に細いって言われたし、ヒョロくて嫌なんだよな。」
「別にいいだろ。他のやつなんて。
俺がそれで良いって言ってんだろ。」
「ふふっ俺様だなぁ。
まぁ、ありがと。」
「おう。」
世間のイメージのような俺様な発言に思わず笑ってしまった。
本当は俺様と言うより優しさからくるものだともちろん分かっている。
「わぁ!似合うよ!」
「そうか?違和感しかないが。」
首の後ろを軽く撫でながら振り返る斗哉。
深みのある紺のブレザーに、黒を基調としたチェックのズボン、紺色のネクタイを付けた学生服姿がよく似合っている。
もちろん童顔という訳では無いが、肌も綺麗で大人びた学生という感じだ。
「大人びているけど、似合ってる!
写真撮っていい?SNSにあげる!」
「それなら外で撮れよ。」
「あ、確かに。」
「お前の保存用ならいいぞ。」
「え、保存用、?」
「あぁ。何なら一緒に撮ろう。」
「え、なんで、あちょっと、」
握りしめていたスマホを取られ、勝手に操作してカメラを起動し構える斗哉。
「ほら、撮るぞ。」
とりあえずピースをして笑っておく。
パシャッパシャッパシャッパシャッ
「ええ、ちょっと。何枚撮る気?」
「ほら。」
「あ、ありがと。」
「待ち受けにでもしとけ。」.
俺にスマホを渡し、満足そうにそう言った斗哉。
「えぇ、なんで、、、うん、分かった。後で設定しとく。」
「おう。」
相当写りが良かったのかな?
文句を言おうとしたが睨まれたので、飲み込む事にした。
後で設定しなきゃ、、
コンコンッ
「お着替えは済みましたでしょうか?
ヘアメイクに入りたいのですが、」
ガチャッ
「はい。大丈夫です。
お願いします。」
ドアを開けてそう言うと、笑顔でお礼を言って斗哉の元へ行くヘアメイクさん。
すでに肌ツヤはいいが、メイクでさらにキレイにそして学生ぽさも出していく。
プロってすごい、、と感心しながら見つめる。
ヘアメイクも終わり、少しの待機ですぐに呼ばれた。
教室はセットで撮影するようだ。
隅に斗哉など出演者専用の椅子が置かれており、すでに白鳥優役の東城はるひさんがいた。
「あ!おはようございます!
よろしくお願いしますね!」
にこやかにそう言って立ち上がるはるひさん。
「おはようございます!
こちらこそよろしくお願いします。」
斗哉もにこやかにそう返す。
それからは2人は仲良さそうに寄り添って台本片手に話し合っている。
後ろからそれを微笑ましく見つめていると、
「ちょっと。」
刺々しい声が聞こえて思わず振り返ると、小柄な黒髪の男性と目が合った。
もしかして俺を呼んでたのかな、
「あんただよ。」
「あ、すみません。どうかされましたか?」
「チッ
一応忠告しとこうと思って。」
「忠告、?」
「はるひは誰に対しても優しいんだ。
お前みたいなスタッフにもな。
そのせいでよく勘違いするやつが出るんだよ。
お前マネージャーになって日が浅いんだって?
頼むから変な勘違いして迷惑かけるなよ。」
「もちろんです。」
「こうゆう根暗そうなやつに限って、、まあいいや。
とにかくはるひにはあんまり近づくな。」
「はい。近づく必要がないのであれば近づきません。
ちなみにあなたは、はるひさんのマネージャーさんですか?」
よくはるひさんの周りの事を知っているみたいだったので、もしやと思って聞いてみた。
「必要あるわけないでしょ。
そう、僕ははるひのマネージャーの松島。」
「やっぱりそうだったんですね。
よろしくお願いします。」
「やめて。よろしくする予定ないから。」
「分かりました。」
刺々しい言い方だが、これまで相当苦労したんだろう。
俺ともこれ以上喋りたくなさそうなので、伝え終わると少し離れた場所に立った。
そうこうしている内に主演の2人がセットに移動しており、撮影がスタートしそうだ。
初めてのドラマ撮影なので、いよいよ一緒に練習したあの話が生で見れるのか!と内心少しわくわくしている。
「おい、何ニヤついてんだよ。」
そう言って片手で俺の頬を潰してくる斗哉。
今は溝口さんが運転する車でドラマ現場まで向かっている最中だ。
「らってぇ、はじゅえてなんらもん。」
「何言ってんのか分からねぇ。」
相当分からなかったのかパッと手を離し見つめてくる斗哉。
「じゃあ潰すなよ、、だって初めてなんだもん。て言ったんだよ。」
頬を擦りながらそう言うと。そうか。と一言だけ言って窓の外を見つめだす斗哉。
若干耳が赤い気がするけど、、車内が暑いのかな?
「斗哉、暑い?」
「あ?別に。」
「そっか、」
そこまででは無かったのかな?
心配してチラチラ見ていると、ドラマ現場に到着した。
スタッフに挨拶をしながら奥へ進んでいく。
着替えなどのため、与えられた楽屋へ向かう。
「ここですね。あちらの服に着替えてください。
後ほどメイクさんがいらっしゃるので、それまで待機でお願いします。
では、」「ちょっと待て。どこ行くんだ?」
「え、いや着替えられるので出ようかと、」
「いい。ここに居ろ。」
「え、」バサッ
俺の声を遮るように淡々と服を脱いでいくので、慌てて開けようとしたドアノブから手を離す。
鍛えられた身体、、さすがだな、、
隣のスタジオにあるジムによく通ってるって言ってたな、
「何ジッと見てんだよ。」
「あ、ごめん。
いい身体だなと思って、」
「なっ、//」
「鍛えてるもんね、いいなぁ。
憧れる、、」
「お前はそのままでいいよ。」
「えぇ、この前も優馬に細いって言われたし、ヒョロくて嫌なんだよな。」
「別にいいだろ。他のやつなんて。
俺がそれで良いって言ってんだろ。」
「ふふっ俺様だなぁ。
まぁ、ありがと。」
「おう。」
世間のイメージのような俺様な発言に思わず笑ってしまった。
本当は俺様と言うより優しさからくるものだともちろん分かっている。
「わぁ!似合うよ!」
「そうか?違和感しかないが。」
首の後ろを軽く撫でながら振り返る斗哉。
深みのある紺のブレザーに、黒を基調としたチェックのズボン、紺色のネクタイを付けた学生服姿がよく似合っている。
もちろん童顔という訳では無いが、肌も綺麗で大人びた学生という感じだ。
「大人びているけど、似合ってる!
写真撮っていい?SNSにあげる!」
「それなら外で撮れよ。」
「あ、確かに。」
「お前の保存用ならいいぞ。」
「え、保存用、?」
「あぁ。何なら一緒に撮ろう。」
「え、なんで、あちょっと、」
握りしめていたスマホを取られ、勝手に操作してカメラを起動し構える斗哉。
「ほら、撮るぞ。」
とりあえずピースをして笑っておく。
パシャッパシャッパシャッパシャッ
「ええ、ちょっと。何枚撮る気?」
「ほら。」
「あ、ありがと。」
「待ち受けにでもしとけ。」.
俺にスマホを渡し、満足そうにそう言った斗哉。
「えぇ、なんで、、、うん、分かった。後で設定しとく。」
「おう。」
相当写りが良かったのかな?
文句を言おうとしたが睨まれたので、飲み込む事にした。
後で設定しなきゃ、、
コンコンッ
「お着替えは済みましたでしょうか?
ヘアメイクに入りたいのですが、」
ガチャッ
「はい。大丈夫です。
お願いします。」
ドアを開けてそう言うと、笑顔でお礼を言って斗哉の元へ行くヘアメイクさん。
すでに肌ツヤはいいが、メイクでさらにキレイにそして学生ぽさも出していく。
プロってすごい、、と感心しながら見つめる。
ヘアメイクも終わり、少しの待機ですぐに呼ばれた。
教室はセットで撮影するようだ。
隅に斗哉など出演者専用の椅子が置かれており、すでに白鳥優役の東城はるひさんがいた。
「あ!おはようございます!
よろしくお願いしますね!」
にこやかにそう言って立ち上がるはるひさん。
「おはようございます!
こちらこそよろしくお願いします。」
斗哉もにこやかにそう返す。
それからは2人は仲良さそうに寄り添って台本片手に話し合っている。
後ろからそれを微笑ましく見つめていると、
「ちょっと。」
刺々しい声が聞こえて思わず振り返ると、小柄な黒髪の男性と目が合った。
もしかして俺を呼んでたのかな、
「あんただよ。」
「あ、すみません。どうかされましたか?」
「チッ
一応忠告しとこうと思って。」
「忠告、?」
「はるひは誰に対しても優しいんだ。
お前みたいなスタッフにもな。
そのせいでよく勘違いするやつが出るんだよ。
お前マネージャーになって日が浅いんだって?
頼むから変な勘違いして迷惑かけるなよ。」
「もちろんです。」
「こうゆう根暗そうなやつに限って、、まあいいや。
とにかくはるひにはあんまり近づくな。」
「はい。近づく必要がないのであれば近づきません。
ちなみにあなたは、はるひさんのマネージャーさんですか?」
よくはるひさんの周りの事を知っているみたいだったので、もしやと思って聞いてみた。
「必要あるわけないでしょ。
そう、僕ははるひのマネージャーの松島。」
「やっぱりそうだったんですね。
よろしくお願いします。」
「やめて。よろしくする予定ないから。」
「分かりました。」
刺々しい言い方だが、これまで相当苦労したんだろう。
俺ともこれ以上喋りたくなさそうなので、伝え終わると少し離れた場所に立った。
そうこうしている内に主演の2人がセットに移動しており、撮影がスタートしそうだ。
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