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24話
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◆心配
勇は、それでもあのボールの元に走った。
「涼、晴、僕、1人で戦ったよ。でも、まだまだたね」
そして、バスを途中下車したバス停まで戻り、来たバスに乗り込む。座席に座るなり、勇はボールの入った袋を見つめ呟いた。
「これ、壊されたり、無くなっちゃったりしたら、嫌だなぁ」
翌日、勇は登校するなり、愛に話しかける。そして、2つのボールが入った布袋を見せた。
「愛ちゃんに、頼みたい事があるんだ」
「何?」
愛は、急な勇からの依頼と見せられた袋に戸惑った。勇はこう返した。
「この中にね?涼と晴がいるんだ。見てみて?」
ますます疑問の目になる愛。しかし、勇の言う通りにした。そんな愛の視線の先に、白いボールと黄色いボール。
「ぼ、ボール?」
愛は、2つのボールを見つめ、やがて納得がいく。白いボールを取り出し、言った。
「これが、涼くん」
引き続き、黄色いボールを取り出し言った。
「そして、これが晴くん、だね?」
勇は頷いた。そして、言った。
「ずっと涼と晴といたくて、いろんな所に持っていってるんだ。でもこれ、戦ってる時さ、どっかに置いておかなきゃいけないってわかったんだ」
「そっか。それで?」
「愛ちゃん、これ僕が戦ってる時さ、持っててくれない?勿論、都合のいい時だけでいいから」
愛は微笑んだ。
「いいよ?私も、なんだかさびしいから、涼くんと晴くんを任せてよ!」
「ありがとう!愛ちゃん!!」
◆癒しの奇跡は
それから、愛は勇と一緒に下校する日が増えた。ボールの入った袋を交互に持ちつつ、涼と晴の思い出話に花を咲かせた。そうしていたある日、2人とも名残惜しくなり、家に帰らず宛もなく周辺を散策する事にした。
「あっ」
勇は短い悲鳴を上げる。その視線の先に、充と彩がいたからだ。充と彩は川べりにて、何やら思案しているようだった。その充と彩は、勇の気配に気づき、バイオレットとオレンジに姿を変えた。その視線は、ゆっくり勇へ向けられる。
「プラネットクラッシャーアースバイオレット」
「プラネットクラッシャーアースオレンジ」
名乗った2人は勇に急接近してくる。勇はボールの入った袋を愛に渡し、叫んだ。
「愛ちゃん!逃げて!!」
「うん!!」
愛は、川沿いの並木の中の1本を選び、その影に隠れた。それと同時に勇は引き続き叫ぶ。
「解き放て!守りの力!!」
そして、名乗った。
「三種の力は最強の証!アースセイバートリプル!!」
更に、バイオレットとオレンジの拳に応戦しつつ言った。
「レッツ!セイブ!!」
対岸には公園。その公園で憩いの時間を過ごしていた人々は、トリプルとバイオレット、オレンジの交戦に気づき、一斉に逃げ惑う。
「僕の盾!公園に!!」
しかし、オレンジが言った。
「カラミティ!盾を落としなさい!!」
発生したカラミティは、自らと刺し違える形でトリプルの盾を破壊した。トリプルの震える叫びが響いた。
「嘘っ!!」
バイオレットは笑った。
「なんでこういう事を思いつかなかったんだろうなぁ!お前の盾は、もはや無用の長物だ!!」
それでも、トリプルは守らねばと盾を翼から繰り出し続ける。
「でも!守るっ!!」
今度は、バイオレットからのカラミティが盾を落とす。そのうちに、バイオレットとオレンジは、交互にトリプルを殴打する。トリプルは傷ついていく。そして、そんな中、一部のカラミティが公園に到達。人々を襲い始めた。トリプルは叫んだ。
「止めてー!!」
必死に翼から盾を繰り出し、ようやっと人々に盾を届ける事が出来たが、時既に遅く、怪我人が発生したようだった。トリプルは、水と炎の力を放出し、バイオレットとオレンジに応戦。しかし、トリプルは更に傷ついていく。
その光景を見て愛は袋からボール2つを出しつつ言った。
「ねぇ、涼くん、晴くん、勇くんは一生懸命戦ってるけど、辛そうだよ」
愛は涙を浮かべる。
「2人がいてくれたらよかったのに。でも、もう、いない」
遂に落涙した愛の視線の先には、傷つきながらトリプルとして戦う勇の姿。
「私に出来る事、ない?私、勇くんの力になりたいよー!!」
嗚咽と共に絞り出された愛の叫びに、白いボールが反応。ほんのりとした光をまとい、愛の手から離れ浮遊する。そして、強い光を辺りに振り撒いた。
その光は、交戦するトリプルとバイオレット、オレンジの元にも届く。一様に驚き、思わず手を止める3人。
一方、ボールは、丸く無色透明なセイブ・ストーンへと姿を変えた。愛は、それを涙で濡れた瞳で見た。
「勇くんたちが、変身する時に、使ってたのだ」
その新たなセイブ・ストーンは、愛の手元に収まった。愛は言った。
「私、変身出来るの?」
愛は、トリプル、バイオレット、オレンジを見つめながら、こう言った。
「解き放て!守りの力!!」
新たなセイブ・ストーンは、愛を変身させた。緑色のコスチュームに、黄緑色の手袋、ベルト、靴。ベリーショートだった髪は、肩まで伸び、伸びた髪は一房両サイドに束ねられる。最後に表は黄緑色、裏は橙色のマントが包んだ。そして、背後に一瞬花の幻影が現れた。愛は、言った。
「わ、私、変身した」
その光景を見たトリプルは言った。
「あ、愛ちゃんが、変身したっ!」
バイオレットは言った。
「なんだとぉ?新たな守護者が誕生しちまった!」
オレンジは言った。
「なんて事なの?こんなの、経験ないわ!」
愛は、変身した姿でトリプル、バイオレット、オレンジの元に行った。トリプルの隣に行くと、トリプルが言った。
「花の幻影。愛ちゃんは、花のアースセイバーになったんだね。『アースセイバーフラワー』、それが愛ちゃんの戦士名だっ!」
愛は、フラワーとしてそれに返した。
「アースセイバーフラワー」
そんなフラワーを見るバイオレットとオレンジの目は、苦々しい物であった。オレンジが言った。
「フラワーだかなんだか知らないけど、ここで潰せば問題ないわ!」
バイオレットも言った。
「そうだな!総攻撃だ!!」
トリプルは慌てた。
「駄目だよっ!!」
そして、フラワーに盾を与えた。フラワーは言った。
「勇くん、いいえ、トリプル、盾ありがとう。けど、いらない!この人たちと戦いたいの!!」
トリプルは短く返した。
「えっ」
そんなトリプルの横でバイオレットとオレンジに交互に殴られ始めるフラワー。トリプルは再び慌てた声を上げる。
「愛ちゃん!いや、フラワー!!」
それを聞きつつ、フラワーはバイオレットとオレンジに叫びを聞かせる。
「あなたたちを!私は許さない!地球を壊すなんて、やらせない!」
そして、フラワーはバイオレットとオレンジに反撃し始める。その拳を2人に叩きつけた。
「恭を捕まえた事、忘れてないよ!私の弟に、なんて事してくれたの?そして、いつもいつも、トリプルたちを傷つけて!私、あなたたちを許さない!!」
叩きつけられるフラワーの拳に、バイオレットとオレンジは異変を感じ始める。バイオレットが言った。
「力が、抜けて、いく」
オレンジも言った。
「何故?何故なの?私が、私の力が、弱っていく」
フラワーは涙を流し始める。そして、こう言った。
「でも、今やりたいのは、こんな事じゃない。私は、トリプルの傷を癒してあげたいの!!」
すると、フラワーの口が動いた。
「セイブ・フラワー・ストーム・ヒーリング!」
一帯に花びらが乱舞する。その花びらは、トリプルや、対岸の公園にいる怪我人に届く。そして、急激にかつ優しく傷を消していった。トリプルは驚いた。
「す、凄い。もう、痛くない」
そして、対岸の公園の人々も次々に立ち上がり、笑顔になった。毅然としたフラワーを見て、バイオレットは言った。
「な、ダメージがっ!!」
オレンジは言った。
「これは、どう言う事なのよ!!」
動揺する2人は、状況は不利と撤退して行った。変身が解ける勇と愛。2人は見つめ合った。そして、勇は、言った。
「ありがとう。愛ちゃん」
愛は、すっかり傷の無くなった勇を見て、笑顔になった。
「よかった!勇くん!!」
そんな2人を、黄色のボールが地面から見つめていた。
勇は、それでもあのボールの元に走った。
「涼、晴、僕、1人で戦ったよ。でも、まだまだたね」
そして、バスを途中下車したバス停まで戻り、来たバスに乗り込む。座席に座るなり、勇はボールの入った袋を見つめ呟いた。
「これ、壊されたり、無くなっちゃったりしたら、嫌だなぁ」
翌日、勇は登校するなり、愛に話しかける。そして、2つのボールが入った布袋を見せた。
「愛ちゃんに、頼みたい事があるんだ」
「何?」
愛は、急な勇からの依頼と見せられた袋に戸惑った。勇はこう返した。
「この中にね?涼と晴がいるんだ。見てみて?」
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「ぼ、ボール?」
愛は、2つのボールを見つめ、やがて納得がいく。白いボールを取り出し、言った。
「これが、涼くん」
引き続き、黄色いボールを取り出し言った。
「そして、これが晴くん、だね?」
勇は頷いた。そして、言った。
「ずっと涼と晴といたくて、いろんな所に持っていってるんだ。でもこれ、戦ってる時さ、どっかに置いておかなきゃいけないってわかったんだ」
「そっか。それで?」
「愛ちゃん、これ僕が戦ってる時さ、持っててくれない?勿論、都合のいい時だけでいいから」
愛は微笑んだ。
「いいよ?私も、なんだかさびしいから、涼くんと晴くんを任せてよ!」
「ありがとう!愛ちゃん!!」
◆癒しの奇跡は
それから、愛は勇と一緒に下校する日が増えた。ボールの入った袋を交互に持ちつつ、涼と晴の思い出話に花を咲かせた。そうしていたある日、2人とも名残惜しくなり、家に帰らず宛もなく周辺を散策する事にした。
「あっ」
勇は短い悲鳴を上げる。その視線の先に、充と彩がいたからだ。充と彩は川べりにて、何やら思案しているようだった。その充と彩は、勇の気配に気づき、バイオレットとオレンジに姿を変えた。その視線は、ゆっくり勇へ向けられる。
「プラネットクラッシャーアースバイオレット」
「プラネットクラッシャーアースオレンジ」
名乗った2人は勇に急接近してくる。勇はボールの入った袋を愛に渡し、叫んだ。
「愛ちゃん!逃げて!!」
「うん!!」
愛は、川沿いの並木の中の1本を選び、その影に隠れた。それと同時に勇は引き続き叫ぶ。
「解き放て!守りの力!!」
そして、名乗った。
「三種の力は最強の証!アースセイバートリプル!!」
更に、バイオレットとオレンジの拳に応戦しつつ言った。
「レッツ!セイブ!!」
対岸には公園。その公園で憩いの時間を過ごしていた人々は、トリプルとバイオレット、オレンジの交戦に気づき、一斉に逃げ惑う。
「僕の盾!公園に!!」
しかし、オレンジが言った。
「カラミティ!盾を落としなさい!!」
発生したカラミティは、自らと刺し違える形でトリプルの盾を破壊した。トリプルの震える叫びが響いた。
「嘘っ!!」
バイオレットは笑った。
「なんでこういう事を思いつかなかったんだろうなぁ!お前の盾は、もはや無用の長物だ!!」
それでも、トリプルは守らねばと盾を翼から繰り出し続ける。
「でも!守るっ!!」
今度は、バイオレットからのカラミティが盾を落とす。そのうちに、バイオレットとオレンジは、交互にトリプルを殴打する。トリプルは傷ついていく。そして、そんな中、一部のカラミティが公園に到達。人々を襲い始めた。トリプルは叫んだ。
「止めてー!!」
必死に翼から盾を繰り出し、ようやっと人々に盾を届ける事が出来たが、時既に遅く、怪我人が発生したようだった。トリプルは、水と炎の力を放出し、バイオレットとオレンジに応戦。しかし、トリプルは更に傷ついていく。
その光景を見て愛は袋からボール2つを出しつつ言った。
「ねぇ、涼くん、晴くん、勇くんは一生懸命戦ってるけど、辛そうだよ」
愛は涙を浮かべる。
「2人がいてくれたらよかったのに。でも、もう、いない」
遂に落涙した愛の視線の先には、傷つきながらトリプルとして戦う勇の姿。
「私に出来る事、ない?私、勇くんの力になりたいよー!!」
嗚咽と共に絞り出された愛の叫びに、白いボールが反応。ほんのりとした光をまとい、愛の手から離れ浮遊する。そして、強い光を辺りに振り撒いた。
その光は、交戦するトリプルとバイオレット、オレンジの元にも届く。一様に驚き、思わず手を止める3人。
一方、ボールは、丸く無色透明なセイブ・ストーンへと姿を変えた。愛は、それを涙で濡れた瞳で見た。
「勇くんたちが、変身する時に、使ってたのだ」
その新たなセイブ・ストーンは、愛の手元に収まった。愛は言った。
「私、変身出来るの?」
愛は、トリプル、バイオレット、オレンジを見つめながら、こう言った。
「解き放て!守りの力!!」
新たなセイブ・ストーンは、愛を変身させた。緑色のコスチュームに、黄緑色の手袋、ベルト、靴。ベリーショートだった髪は、肩まで伸び、伸びた髪は一房両サイドに束ねられる。最後に表は黄緑色、裏は橙色のマントが包んだ。そして、背後に一瞬花の幻影が現れた。愛は、言った。
「わ、私、変身した」
その光景を見たトリプルは言った。
「あ、愛ちゃんが、変身したっ!」
バイオレットは言った。
「なんだとぉ?新たな守護者が誕生しちまった!」
オレンジは言った。
「なんて事なの?こんなの、経験ないわ!」
愛は、変身した姿でトリプル、バイオレット、オレンジの元に行った。トリプルの隣に行くと、トリプルが言った。
「花の幻影。愛ちゃんは、花のアースセイバーになったんだね。『アースセイバーフラワー』、それが愛ちゃんの戦士名だっ!」
愛は、フラワーとしてそれに返した。
「アースセイバーフラワー」
そんなフラワーを見るバイオレットとオレンジの目は、苦々しい物であった。オレンジが言った。
「フラワーだかなんだか知らないけど、ここで潰せば問題ないわ!」
バイオレットも言った。
「そうだな!総攻撃だ!!」
トリプルは慌てた。
「駄目だよっ!!」
そして、フラワーに盾を与えた。フラワーは言った。
「勇くん、いいえ、トリプル、盾ありがとう。けど、いらない!この人たちと戦いたいの!!」
トリプルは短く返した。
「えっ」
そんなトリプルの横でバイオレットとオレンジに交互に殴られ始めるフラワー。トリプルは再び慌てた声を上げる。
「愛ちゃん!いや、フラワー!!」
それを聞きつつ、フラワーはバイオレットとオレンジに叫びを聞かせる。
「あなたたちを!私は許さない!地球を壊すなんて、やらせない!」
そして、フラワーはバイオレットとオレンジに反撃し始める。その拳を2人に叩きつけた。
「恭を捕まえた事、忘れてないよ!私の弟に、なんて事してくれたの?そして、いつもいつも、トリプルたちを傷つけて!私、あなたたちを許さない!!」
叩きつけられるフラワーの拳に、バイオレットとオレンジは異変を感じ始める。バイオレットが言った。
「力が、抜けて、いく」
オレンジも言った。
「何故?何故なの?私が、私の力が、弱っていく」
フラワーは涙を流し始める。そして、こう言った。
「でも、今やりたいのは、こんな事じゃない。私は、トリプルの傷を癒してあげたいの!!」
すると、フラワーの口が動いた。
「セイブ・フラワー・ストーム・ヒーリング!」
一帯に花びらが乱舞する。その花びらは、トリプルや、対岸の公園にいる怪我人に届く。そして、急激にかつ優しく傷を消していった。トリプルは驚いた。
「す、凄い。もう、痛くない」
そして、対岸の公園の人々も次々に立ち上がり、笑顔になった。毅然としたフラワーを見て、バイオレットは言った。
「な、ダメージがっ!!」
オレンジは言った。
「これは、どう言う事なのよ!!」
動揺する2人は、状況は不利と撤退して行った。変身が解ける勇と愛。2人は見つめ合った。そして、勇は、言った。
「ありがとう。愛ちゃん」
愛は、すっかり傷の無くなった勇を見て、笑顔になった。
「よかった!勇くん!!」
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