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第6話 龍の山脈への旅立ち
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数日が経ち、村の暮らしはいつになく賑わっていた。魔物の影は消え、人々は安堵と共に新しい日々を始めている。
だがカイルの心には、未だに小さな棘が刺さっていた。あの夜、炉の火の揺れ方がおかしかったこと。鉄が鳴く音に、どこか遠い“呼び声”のようなものが混じっていたこと。
リアナは祭壇の祈りを続けている。村を包む結界は安定しているように見えたが、彼には気になって仕方のない違和感があった。瘴気は確かに薄れた。だが、完全に消えてはいない。世の理が歪んでいるような、そんな甘い焦げ臭い匂いが風に混じっている。
その朝、リアナが炉の前にやって来た。薄い外套を羽織り、いつもの穏やかな笑みを浮かべている。
「カイルさん、今日も鍛冶ですか?」
「まあな。剣の扱い方を練習しておこうと思って」
「あなたが剣を振っていると、不思議と空気が澄みます。森までもが息を合わせているみたい……」
カイルは槌を下ろす手を止め、少しだけ視線を上げた。
「そんなわけない。俺の叩く音なんて、ただの雑音だ」
「雑音が世界を救うことも、あると思いますよ」
リアナの言葉に、彼は苦笑を返すしかなかった。
その時、村の入り口で大声が響いた。
「聖女様ー!北の道に倒れてる人が!」
リアナとカイルは顔を見合わせ、走った。
村外れの道端。そこにはボロボロの衣を纏った男が横たわっていた。肩には深い爪跡、背には黒く焦げた翼の欠片のようなものが貼りついている。人間とは思えない姿。
リアナが手をかざし、祈りの光を放つ。
「まだ生きています。けど……人ではない。これは龍人族の血です」
「龍人族?王国にはもう残っていないはずだろ」
「ええ、でもこの傷……“龍脈”に関わるものかもしれません」
男はかすかに唇を動かした。
「……炎……目覚め……山が……怒る……」
それだけ言うと、再び意識を失った。
リアナは眉をひそめた。
「龍脈――?」
カイルが問うと、彼女は真剣な顔つきになった。
「この大陸を貫く三本の龍脈。世界を支える生命の流れのことです。もしそこに異変が起きているなら、瘴気はまた溢れ出すでしょう」
「つまり、放っておけないってことだな」
リアナは頷いた。「北方の山脈……“蒼焔の竜巣”。そこに原因があるのかもしれません。ですが、危険です。聖騎士団ですら立ち入ることを禁じられている地です」
カイルは少し考えてから言った。
「なら行くしかないな。森の瘴気と同じ匂いがする。あの鉄も、あの炎も――同じ“何か”が響いてる。放っておいたらまた村が危険になるかもしれない」
「……一人で行く気ですか?」
「まさか。案内役が必要だろ」
リアナは驚いたように目を瞬かせた。
「私が、ですか?」
「村の結界は神器の剣を中心に安定してる。お前の加護が残ってる限り、しばらくは大丈夫だ。けど龍脈のことを知ってるのはお前だけだろ」
リアナは唇を噛み、やがて小さく頷いた。
「わかりました。でも約束してください。危険を感じたら、私が止める時は必ず従うこと」
「了解。俺は別に戦いに行きたいわけじゃない。ただ原因を確かめて、炎の揺れを整えたいだけだ」
*
旅支度は夜明け前には整った。
リアナは聖女としての白装束に加え、カイルが作った軽い金属布の外套を羽織っていた。
「これは……暖かいですね」
「鍛冶師の防具だ。煤まみれの仕事用。お前には似合わないが、役には立つ」
「そんなことありません。あなたの作るものは、どれも温もりを感じます」
そう言われ、カイルは一瞬だけ動きを止め、無言のまま焚き火をかき回した。
翌朝、村人たちが二人を見送る。
「カイル兄ちゃん、また帰ってきてね!」
「リアナ様、お気をつけて!」
リアナがほほえみながら手を振る。
「必ず戻ってきます。この地の光が消えないように」
その言葉に、村中の人々が頭を垂れた。
二人が歩き出すと、森の緑がゆっくりと閉じていく。
鳥の声は少なく、風は冷たかった。北へ進むほど空の色が鋭くなっていく。
やがて地面の岩肌が増え、雪混じりの風が頬を刺した。
道中、カイルはふと鞘の中の剣に視線を落とした。
神器の青銀の剣――刀身が時折微かに震えている。
まるで何かを知っているかのように。
「やっぱり、呼ばれてる気がする」
呟くと、リアナが彼を見上げる。
「剣が、ですか?」
「ああ。あの鉄は俺の意思に反応してるんじゃない。別の何かと繋がってる」
「もしそれが、龍脈と関係しているなら……あなたの鍛冶にも意味があったのかもしれません」
「意味なんてあとからついてくるものさ。俺はただ、音を聞いて形にしてるだけ」
リアナは少し笑い、前方を指した。
「だったら、その音の源を探しましょう。きっと、この山のどこかに答えがあります」
*
昼過ぎ、二人は山の麓に着いた。山はまるで天空を貫くように高く、青い炎のような霧が立ち昇っていた。
リアナが顔をしかめる。
「……間違いありません。この山に“火龍”の気配がします。普通の龍ではありません。“脈”そのものを食らう存在です」
「つまり、原因ってやつの親玉だな」
カイルは槌を握り直し、剣を腰に差した。
「聖女、準備は?」
リアナは神符を取り出して頷く。「光の加護、すぐに展開できます」
その瞬間、空気が低く唸った。地面が震え、岩肌の隙間から赤く光る筋が走る。
「来る……!」リアナの声が震えた。
山の斜面から、巨大な羽音。
紅蓮の炎をまとい、龍が現れた――。
その瞳は狂気のように赤く、咆哮が空を裂いた。
カイルは叫ぶこともなく、一歩前に出た。
「……これか。炎の主」
リアナが光の結界を張ると同時に、カイルは剣を構える。
青銀の刃が炎を映し、空の下で輝きを増していく。
火龍が怒号とともに口を開いた。炎が奔流のように吐き出される。
熱風が渦巻き、岩が爆ぜ、樹々が燃える。
その炎を前にしても、カイルは一歩も退かなかった。
自分の足下に、確かな音が響いていた。鉄が、何かを訴えている。
「鎮めてほしい、ってか……分かったよ」
次の瞬間、神器の刃が青白く光り、炎の奔流を切り裂いた。
風が唸り、空が鳴る。
リアナが驚きに息を呑む。
――無自覚のまま、カイルは人の限界を超えていた。
青銀の剣が、龍の炎と同調していく。
炎が沈み、光が螺旋を描く。
リアナの祈りが重なった。
「光よ、炎を縛れ――!」
青と紅が交差し、轟音とともに眩い閃光が山を包み込む。
そして――沈黙。
煙の向こうで、龍の巨大な身体が膝を折り、静かに頭を垂れた。
カイルは剣を地に突き立て、息を荒げながらも立っていた。
リアナが駆け寄る。
「あなた、いったい……どうして炎を斬れたの?」
「わからん。ただ、鉄がそうしろって言っただけだ」
リアナは信じられないといった目で見つめる。
「やっぱりあなた……普通の人じゃありませんね」
冷たい風が止み、山の炎霧が消えていく。
静かに、空が晴れた。
龍の眼が青く輝き――言葉のような声が響く。
『……鍛冶の子よ。我が眠りを破りし者。お前の刃は、龍の魂に値する』
カイルとリアナは顔を見合わせた。
龍は、その巨体をゆっくりと伏せ、光の粒となって山脈に溶けていった。
そして残されたのは――
蒼く燃える鱗片が一枚。
カイルはそれを手に取り、ぼそりと呟いた。
「新しい素材……か。面白くなってきたな」
リアナは呆れたように笑い、首を横に振った。
「あなた、本当に無自覚なんですね……」
こうして、龍の山脈での邂逅は、さらに大きな運命を開く扉となった。
だがカイルの心には、未だに小さな棘が刺さっていた。あの夜、炉の火の揺れ方がおかしかったこと。鉄が鳴く音に、どこか遠い“呼び声”のようなものが混じっていたこと。
リアナは祭壇の祈りを続けている。村を包む結界は安定しているように見えたが、彼には気になって仕方のない違和感があった。瘴気は確かに薄れた。だが、完全に消えてはいない。世の理が歪んでいるような、そんな甘い焦げ臭い匂いが風に混じっている。
その朝、リアナが炉の前にやって来た。薄い外套を羽織り、いつもの穏やかな笑みを浮かべている。
「カイルさん、今日も鍛冶ですか?」
「まあな。剣の扱い方を練習しておこうと思って」
「あなたが剣を振っていると、不思議と空気が澄みます。森までもが息を合わせているみたい……」
カイルは槌を下ろす手を止め、少しだけ視線を上げた。
「そんなわけない。俺の叩く音なんて、ただの雑音だ」
「雑音が世界を救うことも、あると思いますよ」
リアナの言葉に、彼は苦笑を返すしかなかった。
その時、村の入り口で大声が響いた。
「聖女様ー!北の道に倒れてる人が!」
リアナとカイルは顔を見合わせ、走った。
村外れの道端。そこにはボロボロの衣を纏った男が横たわっていた。肩には深い爪跡、背には黒く焦げた翼の欠片のようなものが貼りついている。人間とは思えない姿。
リアナが手をかざし、祈りの光を放つ。
「まだ生きています。けど……人ではない。これは龍人族の血です」
「龍人族?王国にはもう残っていないはずだろ」
「ええ、でもこの傷……“龍脈”に関わるものかもしれません」
男はかすかに唇を動かした。
「……炎……目覚め……山が……怒る……」
それだけ言うと、再び意識を失った。
リアナは眉をひそめた。
「龍脈――?」
カイルが問うと、彼女は真剣な顔つきになった。
「この大陸を貫く三本の龍脈。世界を支える生命の流れのことです。もしそこに異変が起きているなら、瘴気はまた溢れ出すでしょう」
「つまり、放っておけないってことだな」
リアナは頷いた。「北方の山脈……“蒼焔の竜巣”。そこに原因があるのかもしれません。ですが、危険です。聖騎士団ですら立ち入ることを禁じられている地です」
カイルは少し考えてから言った。
「なら行くしかないな。森の瘴気と同じ匂いがする。あの鉄も、あの炎も――同じ“何か”が響いてる。放っておいたらまた村が危険になるかもしれない」
「……一人で行く気ですか?」
「まさか。案内役が必要だろ」
リアナは驚いたように目を瞬かせた。
「私が、ですか?」
「村の結界は神器の剣を中心に安定してる。お前の加護が残ってる限り、しばらくは大丈夫だ。けど龍脈のことを知ってるのはお前だけだろ」
リアナは唇を噛み、やがて小さく頷いた。
「わかりました。でも約束してください。危険を感じたら、私が止める時は必ず従うこと」
「了解。俺は別に戦いに行きたいわけじゃない。ただ原因を確かめて、炎の揺れを整えたいだけだ」
*
旅支度は夜明け前には整った。
リアナは聖女としての白装束に加え、カイルが作った軽い金属布の外套を羽織っていた。
「これは……暖かいですね」
「鍛冶師の防具だ。煤まみれの仕事用。お前には似合わないが、役には立つ」
「そんなことありません。あなたの作るものは、どれも温もりを感じます」
そう言われ、カイルは一瞬だけ動きを止め、無言のまま焚き火をかき回した。
翌朝、村人たちが二人を見送る。
「カイル兄ちゃん、また帰ってきてね!」
「リアナ様、お気をつけて!」
リアナがほほえみながら手を振る。
「必ず戻ってきます。この地の光が消えないように」
その言葉に、村中の人々が頭を垂れた。
二人が歩き出すと、森の緑がゆっくりと閉じていく。
鳥の声は少なく、風は冷たかった。北へ進むほど空の色が鋭くなっていく。
やがて地面の岩肌が増え、雪混じりの風が頬を刺した。
道中、カイルはふと鞘の中の剣に視線を落とした。
神器の青銀の剣――刀身が時折微かに震えている。
まるで何かを知っているかのように。
「やっぱり、呼ばれてる気がする」
呟くと、リアナが彼を見上げる。
「剣が、ですか?」
「ああ。あの鉄は俺の意思に反応してるんじゃない。別の何かと繋がってる」
「もしそれが、龍脈と関係しているなら……あなたの鍛冶にも意味があったのかもしれません」
「意味なんてあとからついてくるものさ。俺はただ、音を聞いて形にしてるだけ」
リアナは少し笑い、前方を指した。
「だったら、その音の源を探しましょう。きっと、この山のどこかに答えがあります」
*
昼過ぎ、二人は山の麓に着いた。山はまるで天空を貫くように高く、青い炎のような霧が立ち昇っていた。
リアナが顔をしかめる。
「……間違いありません。この山に“火龍”の気配がします。普通の龍ではありません。“脈”そのものを食らう存在です」
「つまり、原因ってやつの親玉だな」
カイルは槌を握り直し、剣を腰に差した。
「聖女、準備は?」
リアナは神符を取り出して頷く。「光の加護、すぐに展開できます」
その瞬間、空気が低く唸った。地面が震え、岩肌の隙間から赤く光る筋が走る。
「来る……!」リアナの声が震えた。
山の斜面から、巨大な羽音。
紅蓮の炎をまとい、龍が現れた――。
その瞳は狂気のように赤く、咆哮が空を裂いた。
カイルは叫ぶこともなく、一歩前に出た。
「……これか。炎の主」
リアナが光の結界を張ると同時に、カイルは剣を構える。
青銀の刃が炎を映し、空の下で輝きを増していく。
火龍が怒号とともに口を開いた。炎が奔流のように吐き出される。
熱風が渦巻き、岩が爆ぜ、樹々が燃える。
その炎を前にしても、カイルは一歩も退かなかった。
自分の足下に、確かな音が響いていた。鉄が、何かを訴えている。
「鎮めてほしい、ってか……分かったよ」
次の瞬間、神器の刃が青白く光り、炎の奔流を切り裂いた。
風が唸り、空が鳴る。
リアナが驚きに息を呑む。
――無自覚のまま、カイルは人の限界を超えていた。
青銀の剣が、龍の炎と同調していく。
炎が沈み、光が螺旋を描く。
リアナの祈りが重なった。
「光よ、炎を縛れ――!」
青と紅が交差し、轟音とともに眩い閃光が山を包み込む。
そして――沈黙。
煙の向こうで、龍の巨大な身体が膝を折り、静かに頭を垂れた。
カイルは剣を地に突き立て、息を荒げながらも立っていた。
リアナが駆け寄る。
「あなた、いったい……どうして炎を斬れたの?」
「わからん。ただ、鉄がそうしろって言っただけだ」
リアナは信じられないといった目で見つめる。
「やっぱりあなた……普通の人じゃありませんね」
冷たい風が止み、山の炎霧が消えていく。
静かに、空が晴れた。
龍の眼が青く輝き――言葉のような声が響く。
『……鍛冶の子よ。我が眠りを破りし者。お前の刃は、龍の魂に値する』
カイルとリアナは顔を見合わせた。
龍は、その巨体をゆっくりと伏せ、光の粒となって山脈に溶けていった。
そして残されたのは――
蒼く燃える鱗片が一枚。
カイルはそれを手に取り、ぼそりと呟いた。
「新しい素材……か。面白くなってきたな」
リアナは呆れたように笑い、首を横に振った。
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こうして、龍の山脈での邂逅は、さらに大きな運命を開く扉となった。
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