目指せ地獄の門 ~改訂版~

黒山羊

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序章・物語の始まり

おまけ 教えてレヴィアさん

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レヴィア:
「冒険に出る前に知っておけば、快適に読み進めることが出来ると思って纏めてみたよ。
 気が向いたら読んでみてよ。」


目次
1 モンスタークラスとは・・・。
2 貨幣とは・・・。
3 魔法とは・・・。
4 魔法クラスとは・・・。



【モンスタークラスとは、】
レヴィア:
「知ってるよ、もちろん。敵の強さの指標でしょ。
 上級が上、中級が中、下級が下。
 これだけ覚えていれば何とかなるかな。」

~解説~
エイト:
「はい。レヴィアの説明では簡単すぎるので、もう少し掘り下げてみましょう。
 下記の補足に表をまとめたので、それが分かりやすいと思います。
 宿敵が、悪魔クラスでも、あきらめないで下さい。
 人は努力と装備の組み合わせで、どこまでも強くなれると、主父あるじ様も言っていました。
 あとは、無駄なスキルでスキル容量を潰さないことが大事らしいです。」

・補足
あくまで、戦えるレベルというのは、勝利できる可能性が30パーセント以上ある。という程度。
完全勝利を考えるのであれば、3倍~5倍は人数を集めた方が無難だろう。
もちろん、勇者や悪魔殺しなどの英雄は、軍隊以上の戦闘力がある。

・上級悪魔  人類全体で戦えるレベル。
・中級悪魔  国家軍隊で戦えるレベル。
・下級悪魔  地方軍隊で戦えるレベル。

・上級魔獣  冒険者60人で戦えるレベル。
・中級魔獣  冒険者30人で戦えるレベル。
・下級魔獣  冒険者15人で戦えるレベル。

・上級魔物  冒険者8人で戦えるレベル。
・中級魔物  冒険者5人で戦えるレベル。
・下級魔物  冒険者1人で戦えるレベル。





【貨幣とは、】
レヴィア:
「知ってるよ、もちろん。便利だからね。
 貨幣とは、人間が発明した最も優れた物であり、最も必要な物であり、最も悲しい物である。」

~解説~
エイト:
「はい。貨幣とは、どの世界でも同じだと思うんだけど、物々交換では 商品の鮮度の問題や、物の価値による対価の量の問題、加工の技術による細かな違いによる価値の差の問題など、多くの問題に直面し困った人々が、等価交換できる指標を具現化した物が、今の貨幣になります。
 貨幣による価値の違いは、補足の表を見てもらえると助かります。
 ちなみに、最初に貨幣の原型が世界に登場したのは、約3500年前、元は金や銀の重さで交換していたと言われています。」

・補足
貨幣による価値の違い
金貨 1枚 = 銀貨 100枚
銀貨 1枚 = 銅貨  10枚
銅貨 1枚 = 木貨  10枚

あなたの世界の貨幣に換算すると、
金貨 1枚 = 高級紙幣 1枚
銀貨 1枚 = 銀色貨  1枚
銅貨 1枚 = 銅貨   1枚
木貨 1枚 = 軽量貨  1枚





【魔法とは、】
レヴィア:
「ああ、知ってるよ、もちろん。
 あれほど無駄なものはないね。
 魔法とは、リスクを背負い時間をかけ攻撃する手段だね。」

~解説~
エイト:
「はい。レヴィアの認識も間違えではありませんが・・・。
 そもそも魔法とは、その派手な演出と桁外れの威力、追加、相乗、連続、範囲など、理解すれば理解するほど攻撃性能が注目され人気が高まっている攻撃方法です。
 ただ、僕は補助的な効果が大きいと思ってます。
 なぜなら、体が重い敵と戦闘する場合、足場が悪くなれば有利に戦えますよね。
 他にも、空を飛び武器の射程外の場所から攻撃してくる場合でも、大気が乱れ突風が吹き荒れれば、地上戦になり有利に戦えますよね。
 そう!そこが魔法の魅力です!
 ・・・すみません。ちょっと熱くなってしまいました。
 ようするに、僕は魔法とは、いろんな状況に合わせて変化できる戦いの手段だと考えています。」

補足
≪相殺、追加、相乗、連続、範囲≫
クラス(威力)は、別の項を参照してください。

≪魔法の相殺≫
魔法の相殺は、下記の3通りです。
 1・同じ系統の魔法(炎・炎)(水・水)等で打ち消す。
 2・反対系統の魔法(炎・水)(風・土)等で防ぐ。
 3・召喚された魔法より上位クラスの解除魔法を使い、魔法をなかったことにする。
※3番目の解除魔法の場合は、召喚された魔法は行き場を失う(反射リスク)ので、魔法の詠唱者の精神にダメージを与えてしまいます。大きな魔法であればあるほど、1回の反射だけで、精神崩壊してしまう危険性もあります。
※大魔法は、魔法の法則と別で、更に複雑な条件(連鎖や吸収、無効など)が重なってきます。


≪魔法の追加≫
 同じ系統の魔法(炎・炎)(水・水)など
 相性のいい魔法(炎・風)(風・水)(水・土)(土・炎)
 上記の魔法を合わせることで威力を強化することができます。
※あくまでベースになる魔法の追加なので、
 (炎LV3)+(風LV4)+(水LV3)の追加は出来ません。
この場合は、ベースが炎になるので、下記のようになります。

・(炎LV3+風LV4)-(水LV3)
 =炎LV7-水LV3
 =(炎LV4)となります。

他にも条件を満たしていても、
・炎LV3+風LV6
 =(風LV3)となります。
このように、威力の差が倍以上に開くと、炎の魔法は消えてしまいます。
例えば、ろうそくの炎と一緒ですね。あなたが吹き消せば消えるのと同じ理屈です。


≪魔法の相乗≫
 同じ魔法で、同じ威力であることが条件です。
・炎LV2+炎LV2+(相乗効果+50%)
 =炎LV4+(相乗効果+50%)
 =(炎LV6)

・水LV2+水LV2+水LV2+(相乗効果+50%)
 =水LV6+(相乗効果+50%)
 =(水LV9)となります。


≪魔法の連続≫
 魔法の相乗に加えて、同じ術者が連続して唱えることが条件です。
炎LV2炎LV2+(連続相乗効果+50%)
 =炎LV4+(連続相乗効果+50%)
 =(炎LV6)

水LV2水LV2水LV2+(連続相乗効果+100%)
 =水LV6+(連続相乗効果+100%)
 =(水LV12)

炎LV2炎LV2炎LV2炎LV2+(連続相乗効果+150%)
 =炎LV8+(連続相乗効果+150%)
 =(炎LV20)

水LV2水LV2水LV2水LV2水LV2+(連続相乗効果+200%)
 =水LV10+(連続相乗効果+200%)
 =(水LV30)

この理論上の計算式で考えると、外すことなく全て連続で命中させ、他の動作を挟まず、魔法の横やりなどもなければ、簡易魔法で上級魔法を超えることはできます。
・・・あくまで、理論上の話です。


≪魔法の範囲≫
 魔法の効果の及ぶ範囲です。
魔法の範囲は、直接、単体、指定、範囲、広域に分けられます。

・直接は、狙った場所に一直線に発動する魔法です。
クラスの低い魔法は、ほとんどが直接魔法になります。

・単体は、狙った対象物を追跡する魔法です。
追跡能力も術者の技量や魔法の種類によって様々です。

・指定は、単体魔法を複数に指定できます。
連鎖を狙うものと、複数の魔法を発動するものがあります。

・範囲は、一定の場所に発動する魔法です。
動くものを対象にすることも可能です。
広さや 指定数などは、魔法の種類と術者の能力に依存します。

・広域魔法は、発動すれば術者の意図に関係なく、決められた範囲に攻撃を開始します。
仲間を巻き込む恐れや、術者自身も対策を立てないと被害を受けます。





【魔法クラス】
レヴィア:
「ああ、し、知ってるよ、もちろん。
 ほら、あれでしょ。
 魔法クラスとは、習いたい授業のパーティ分けのことだよ。」

~解説~
エイト:
「はい。違います。
 魔法クラスとは、僕も迷宮に行くようになり、その違いを知ったのですが、神々から教わる魔法を【大魔法】と呼び、その大魔法を人間が誰でも使いやすいようにアレンジしたものが【魔法】となっているようです。
 僕たちは、大魔法からのスタートだったので、大魔法が簡易魔法だと思ってました。
 レヴィアは、主父あるじ様より、魔法のセンスが無いと言われてましたが、大魔法のセンスが無いであって、魔法であれば使えると思います。
レヴィアは、解除(反射)のリスクもあり、詠唱も時間がかかるので、覚えるだけ無駄と言ってましたが、魔法は奥が深いですよ!」

補足
ちなみに破壊力1は、一般の戦士が放つ素手の1撃と対等で、かぼちゃ程度なら何とか破壊できるくらいです。


【上級大魔法】
・神級魔法(魔法LV ~30)
 (最大時見込み破壊力 81,000)
・超高位魔法(魔法LV ~24)
 (最大時見込み破壊力 13,824)
・上級高位魔法(魔法LV ~21)
 (最大時見込み破壊力  9,261)
・高位魔法(魔法LV ~18)
 (最大時見込み破壊力  5,832)

【大魔法】
・上級大魔法(魔法LV ~15)
 (最大時見込み破壊力  2,250)
・大魔法(魔法LV ~12)
 (最大時見込み破壊力  1,440)

【魔法】
・上位魔法(魔法LV ~9)
 (最大時見込み破壊力 81)
・中位魔法(魔法LV ~6)
 (最大時見込み破壊力 36)
・下位魔法(魔法LV ~3)
 (最大時見込み破壊力  9)
・簡易魔法(魔法LV ~1)
 (最大時見込み破壊力  1)


おおよその破壊力の計算方式は下記の通りです。
 上級大魔法 魔法LV×3乗×α
 大魔法   魔法LV×2乗×10
 魔法    魔法LV×2乗

ちなみに、最高位の神級魔法~簡易魔法まで、威力は違えど魔法の詠唱は同じです。



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