95 / 403
旅15
しおりを挟む
聞き込みは上場。魔王のことは特に出てこなかったけど、この街がどうやって発展していったのかが分かった
この街は元々大きな街だったけど、数年前まではただ大きな街なだけだった
大きな滝があるから観光名所にはなってて、人の往来は多かったんだって
でもある日、国から委託を受けた異世界人のユニ・ヤマモトという少女が、あっという間にこの街を文明の利器で埋め尽くした
ユニ・ヤマモトねぇ
やまもとゆに。日本人的な名前
彼女は時々この街に定期点検に来るらしいんだけど、なんとちょうど明日がその定期点検の日らしい
ちょうどいいから会ってみよう
そこで思い出した
そういえば異世界人同盟のアンジュがこれをくれてたんだっけ
異世界人同盟に入ってる異世界人ならこのエンブレムを見せれば協力してくれるって話
これなら会って話ができそうだね
とりあえず情報収集はこれくらいでいいかな?
午後からは皆で滝を見に行くことになってる
いくら世界を救う旅だからといって、心の安寧も大切だからね
午後、一旦宿に戻ってから滝へ行く準備
ものすごい水しぶきらしいから、借りれたレインコートを着て行くんだよ
このレインコートもユニさんが持って来たんだって
「あのおっきい滝、女神様が作ったんだって。遥か昔に水がなかったこの土地で、困った人々を見て見かねた女神様が、この土地の地面に拳を突き立てたところ、ものすごい水柱が上がって、やがて土地は水と緑にあふれる土地になったって。その跡地がここらしいよ」
エルヴィスが西地区で聞いてきた話
この街の成り立ちなんだけど、バステト様、この土地を殴って地下水を吹きださせたってことかな?
凄い女神様だ
街の中を歩いて数分
滝のてっぺんである崖上まで上がれるエレベーターのところまで来た
このエレベーター、百人ほどを一気に上がれる巨大エレベーターで、今は五十人くらいが一緒に上がる
「すごい人だね。ミア、はぐれないでね」
「んにゅ」
私はフィオナちゃんの肩に乗った
「おお、動き出した」
ガコン、ガガゴゴガガガ
まぁまぁ大きな音をたてて上昇し始めるエレベーター
ちゃんと景色が見えるように周囲は吹き抜けになってる
高所恐怖症には怖くてたまらない光景だね
五分くらいかかっててっぺんまで登ると、美しい景色が目に飛び込む
滝にかかる虹、日に照らされてキラキラ輝く滝と川
これはなかなかの絶景
目をキラキラさせて見るフィオナちゃんたち
まあ三人ともこういう観光とは無縁で育ってきたからねぇ
あ、エルヴィスはお父さんと出かけたりはしてたんだっけ
でも彼は人酔いしやすいからなあ
今回の聞き込みは結構我慢してるのかも
でもこれは慣れてきてる感じはしてる
メアリーが一緒にいるからかもね
この街は元々大きな街だったけど、数年前まではただ大きな街なだけだった
大きな滝があるから観光名所にはなってて、人の往来は多かったんだって
でもある日、国から委託を受けた異世界人のユニ・ヤマモトという少女が、あっという間にこの街を文明の利器で埋め尽くした
ユニ・ヤマモトねぇ
やまもとゆに。日本人的な名前
彼女は時々この街に定期点検に来るらしいんだけど、なんとちょうど明日がその定期点検の日らしい
ちょうどいいから会ってみよう
そこで思い出した
そういえば異世界人同盟のアンジュがこれをくれてたんだっけ
異世界人同盟に入ってる異世界人ならこのエンブレムを見せれば協力してくれるって話
これなら会って話ができそうだね
とりあえず情報収集はこれくらいでいいかな?
午後からは皆で滝を見に行くことになってる
いくら世界を救う旅だからといって、心の安寧も大切だからね
午後、一旦宿に戻ってから滝へ行く準備
ものすごい水しぶきらしいから、借りれたレインコートを着て行くんだよ
このレインコートもユニさんが持って来たんだって
「あのおっきい滝、女神様が作ったんだって。遥か昔に水がなかったこの土地で、困った人々を見て見かねた女神様が、この土地の地面に拳を突き立てたところ、ものすごい水柱が上がって、やがて土地は水と緑にあふれる土地になったって。その跡地がここらしいよ」
エルヴィスが西地区で聞いてきた話
この街の成り立ちなんだけど、バステト様、この土地を殴って地下水を吹きださせたってことかな?
凄い女神様だ
街の中を歩いて数分
滝のてっぺんである崖上まで上がれるエレベーターのところまで来た
このエレベーター、百人ほどを一気に上がれる巨大エレベーターで、今は五十人くらいが一緒に上がる
「すごい人だね。ミア、はぐれないでね」
「んにゅ」
私はフィオナちゃんの肩に乗った
「おお、動き出した」
ガコン、ガガゴゴガガガ
まぁまぁ大きな音をたてて上昇し始めるエレベーター
ちゃんと景色が見えるように周囲は吹き抜けになってる
高所恐怖症には怖くてたまらない光景だね
五分くらいかかっててっぺんまで登ると、美しい景色が目に飛び込む
滝にかかる虹、日に照らされてキラキラ輝く滝と川
これはなかなかの絶景
目をキラキラさせて見るフィオナちゃんたち
まあ三人ともこういう観光とは無縁で育ってきたからねぇ
あ、エルヴィスはお父さんと出かけたりはしてたんだっけ
でも彼は人酔いしやすいからなあ
今回の聞き込みは結構我慢してるのかも
でもこれは慣れてきてる感じはしてる
メアリーが一緒にいるからかもね
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
45
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる