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協力への対価!
目が覚めると、乳白の霧が立ち込める奇妙な空間であった。そこには、聖女と名乗るサリュと勇者と名乗るフィレネという二人の美少女がいた。サリュの説明によると、ここは彼女が創り出した夢の世界だそうだ。最初は荒唐無稽な話と思ったが、何か尋常ではないことが起きているのは確かだ。しかも、よく考えるとサリュとフィレネという名前には憶えがある。セレーヌの話では、彼女の中には二人の因子が組み込まれており――その二人の名前が、サリュとフィレネのはずだ。混乱した頭を落ち着かせるように深呼吸した私は、改めて彼女らに話し掛けるのであった。
「えーっと、つかぬ事を訊くけど――お嬢さんたちは、セレーヌさんに組み込まれた因子という事でよいのかな?」
「はぁ~、やっとその考えに達したのね! そうよ、私とフィレネはセレーヌの中に組み込まれた因子よ! この姿は、生前の容姿を具現化させているのよ」
「生前の容姿なのにブルマと体操服姿とはこれいかに?」
「うるさいわね! コアであるセレーヌの強い想念に大きく影響されたのよ! アンタでしょ! こんな素足剥き出しの服をセレーヌに着せたのは💢 私たちまでアンタの性癖に巻き込むんじゃないわよ」
憤懣やるかたないサリュであるが、中々の美少女である。眼光は鋭いが端麗な顔立ちで、胸は控えめだが背は高くスタイルの良いモデル体型であった。特にブルマからスラリと伸びた美脚は瑞々しく、脚フェチでなくてもむしゃぶりつきたくなる衝動に駆られるのであった。そして、サリュの後ろでモジモジしているフィレネも、かなりの美少女であった。ふんわりしたセミロングの髪が彼女の可愛らしさを引き立て、若干低い身長とつぶらな瞳が、男の庇護欲を掻き立てるのであった。だが、特筆すべきは彼女のプロポーションである。幼さが残る顔立ちとは裏腹に、体操服を押し上げるたわわな膨らみが、身じろぐ度にたゆんと揺れ動く。くびれたウエストとキュッと上を向いたムッチリヒップも絶品で――トランジスタグラマー……いや、究極のロリ巨乳と言っても過言ではないだろう。
「ちょっと、アンタ! イヤらしい目で私たちをジロジロ見るんじゃないわよ! まったく、男って奴はこれだから…ブツブツ」
サリュのおみ足とフィレネのお胸様に見とれていたら、辛辣な言葉を浴びせられる。スケベな視線を見透かされた私は、視線を逸らし謝罪の言葉を口にするのであった。――しかし、彼女たちが、本当に組み込まれた因子であるならば、セレーヌはひょっとして……。
「あーーーっ!? もしかして、君たちが現れたって事は――セレーヌさんに協力してくれるって事だね! あ~よかった! 彼女、本気で悩んでいたから心配してたんだよ」
「ふ~ん! スケベで見境が無いと思ったけど――ずいぶんとセレーヌの事を気にしているのね。彼女の記憶を辿ったけど、出会って間もないのに貴方にメロメロになっているみたいね。そして、貴方も彼女の事を大切に想っている。その上、悩みも解決して貴方たちはハッピーエンド……なんか私たち、引き立て役みたいで気に入らないわ!……でも、そうね――協力するのは構わないけど……私たちにも、メリットがあって然るべきだと思うのよね」
セレーヌの悩みが解決しそうで、思わず声を張り上げてしまったが、何か雰囲気がおかしい。サリュは腕を組んだまま暫く思案すると、小悪魔的な笑みを浮かべ、とんでもない事を言い始めたのであった。
「貴方、セレーヌを救いたいのなら、私たちの下僕になりなさい! それと、セレーヌの能力が安定したら、偶には私たち因子に身体を貸すように説得しなさい!」
「??? えーっと、セレーヌさんを救いたいのならって、どういう事なのかな? そして、下僕になれ? それから、セレーヌさんに身体を貸すように説得? 話の展開についていけないんだけど……」
「はぁ~、アンタは仮にも女神に選ばれた使徒なのよね? 察しが悪いのにも程があるわ! いいわ、私がじっくりと説明してあげる」
それから、長々とサリュの説教じみた説明が始まり、終わった後の私はグロッキー寸前であった。しかし、ようやく事の真相が見えてきたのであった。
彼女の話によると、ホムンクルスに優れた因子を組み込む技術は、特に珍しい事ではないそうだ。しかし、サリュやフィレネのような突出した因子を使用すると話は変わるそうだ。優れた因子であればあるほどコアに融和する速度が落ちたり、場合によってはコアに対して拒絶反応を起こす事もあるそうだ。欲をかいて優れた因子を組み込みすぎて失敗した事例は過去に多々あり、伝説級の因子を二つも組み込んだ女神は、欲ボケで短慮だと嘲笑られた。しかし、一番の問題は彼女らが意識を持って覚醒したことだ。今の状態は、一つの身体に三つの人格が存在する事を現しているのだ。過去にはその様な事例での成功例は無く――おそらく強い拒絶反応でコア自体が自壊を起こしていたのであろう。そのような、過去の事例を覆したセレーヌだが、脆弱な均衡の上に成り立っているのは、知識のない私でも想像出来るのであった。
「結局、貴方の役に立ちたいと想う強い気持ちが、私たちを目覚めさせて危険な状態を招いているのが真実よ! 世の中、皮肉な物ね……だけどね、フフッ。聖女である私とフィレネなら、セレーヌを救った上に能力を授ける事もできるわよ。後は、貴方次第って事ね。クスクス!」
「サリュちゃん! そんなイジワルしないで、セレーヌさんを助けてあげようよ」
「フィレネ! 貴女は甘すぎるわ! タルトにチョコレートシロップと蜂蜜を掛けて、氷砂糖と餡子を乗っけて食べるくらい甘いわ! いいから、ちょっとこっちに来なさい!」
想像するだけで、胸焼けしそうな事を言いながら、フィレネを物陰に連れ込んだサリュは、何か苦言を呈しているようであった。
「いいこと! 私たちが、あれだけ世のために尽くしたのに、腐った男共に酷い仕打ちを受けたのは覚えているでしょ?! 私なんて、バエルを封印した後、あのエロ司教に身体の関係を強要されたのよ! まったく、油ぎったオーク面の司教の奴、バラバラにして豚の餌にしてやりたかったわ! 貴女だって、結婚を約束した幼馴染に裏切られた挙句、あのスケベでガマガエルみたいな王子に結婚を強要されてたわよね!」
「はわわ! あれは、ハル君が悪いんじゃないんです。長い間、連絡を取れなかったし、一度も村に帰らなかったので、愛想を尽かされただけです」
「まだそんなことを言ってるの! どうせ、あのアホ王子の仲間に脅されたか、お金でも貰ったんでしょ! どっちにしろ、将来を誓った貴女を簡単に捨てたんでしょ? 男なんて信用に値しないわ!」
「だ、だけど、あのミツルって人は良い人みたいだよ! 弱みに付け込むなんて酷すぎると思うよ」
「別に、一方的に搾取しようってわけじゃないのよ。セレーヌを助ける対価として、あの男には下僕になってもらう。そして、セレーヌの身体を使って、久々の自由を謳歌するだけのことよ」
「でも、やっぱり……」
「あ~もう、分かったわよ! あの男を下僕にするのは、私の創った夢の中だけにするわよ! どうせ、貴女の事だから、セレーヌに申し訳ないと思っているんでしょ! まったく、私たちは男に虐げられたんだから、これぐらいの事をしてもいいのに……ブツブツ!」
どうやら、サリュは男に対してかなりの不信感を抱えているようだ。だが、セレーヌの事を考えるとサリュの要望を飲まざるを得ないだろう。私が覚悟を決めていると、ツカツカと近づいてきたサリュが、私に向けてビシッと指を差して、高らかに宣言するのであった。
「えーっと、つかぬ事を訊くけど――お嬢さんたちは、セレーヌさんに組み込まれた因子という事でよいのかな?」
「はぁ~、やっとその考えに達したのね! そうよ、私とフィレネはセレーヌの中に組み込まれた因子よ! この姿は、生前の容姿を具現化させているのよ」
「生前の容姿なのにブルマと体操服姿とはこれいかに?」
「うるさいわね! コアであるセレーヌの強い想念に大きく影響されたのよ! アンタでしょ! こんな素足剥き出しの服をセレーヌに着せたのは💢 私たちまでアンタの性癖に巻き込むんじゃないわよ」
憤懣やるかたないサリュであるが、中々の美少女である。眼光は鋭いが端麗な顔立ちで、胸は控えめだが背は高くスタイルの良いモデル体型であった。特にブルマからスラリと伸びた美脚は瑞々しく、脚フェチでなくてもむしゃぶりつきたくなる衝動に駆られるのであった。そして、サリュの後ろでモジモジしているフィレネも、かなりの美少女であった。ふんわりしたセミロングの髪が彼女の可愛らしさを引き立て、若干低い身長とつぶらな瞳が、男の庇護欲を掻き立てるのであった。だが、特筆すべきは彼女のプロポーションである。幼さが残る顔立ちとは裏腹に、体操服を押し上げるたわわな膨らみが、身じろぐ度にたゆんと揺れ動く。くびれたウエストとキュッと上を向いたムッチリヒップも絶品で――トランジスタグラマー……いや、究極のロリ巨乳と言っても過言ではないだろう。
「ちょっと、アンタ! イヤらしい目で私たちをジロジロ見るんじゃないわよ! まったく、男って奴はこれだから…ブツブツ」
サリュのおみ足とフィレネのお胸様に見とれていたら、辛辣な言葉を浴びせられる。スケベな視線を見透かされた私は、視線を逸らし謝罪の言葉を口にするのであった。――しかし、彼女たちが、本当に組み込まれた因子であるならば、セレーヌはひょっとして……。
「あーーーっ!? もしかして、君たちが現れたって事は――セレーヌさんに協力してくれるって事だね! あ~よかった! 彼女、本気で悩んでいたから心配してたんだよ」
「ふ~ん! スケベで見境が無いと思ったけど――ずいぶんとセレーヌの事を気にしているのね。彼女の記憶を辿ったけど、出会って間もないのに貴方にメロメロになっているみたいね。そして、貴方も彼女の事を大切に想っている。その上、悩みも解決して貴方たちはハッピーエンド……なんか私たち、引き立て役みたいで気に入らないわ!……でも、そうね――協力するのは構わないけど……私たちにも、メリットがあって然るべきだと思うのよね」
セレーヌの悩みが解決しそうで、思わず声を張り上げてしまったが、何か雰囲気がおかしい。サリュは腕を組んだまま暫く思案すると、小悪魔的な笑みを浮かべ、とんでもない事を言い始めたのであった。
「貴方、セレーヌを救いたいのなら、私たちの下僕になりなさい! それと、セレーヌの能力が安定したら、偶には私たち因子に身体を貸すように説得しなさい!」
「??? えーっと、セレーヌさんを救いたいのならって、どういう事なのかな? そして、下僕になれ? それから、セレーヌさんに身体を貸すように説得? 話の展開についていけないんだけど……」
「はぁ~、アンタは仮にも女神に選ばれた使徒なのよね? 察しが悪いのにも程があるわ! いいわ、私がじっくりと説明してあげる」
それから、長々とサリュの説教じみた説明が始まり、終わった後の私はグロッキー寸前であった。しかし、ようやく事の真相が見えてきたのであった。
彼女の話によると、ホムンクルスに優れた因子を組み込む技術は、特に珍しい事ではないそうだ。しかし、サリュやフィレネのような突出した因子を使用すると話は変わるそうだ。優れた因子であればあるほどコアに融和する速度が落ちたり、場合によってはコアに対して拒絶反応を起こす事もあるそうだ。欲をかいて優れた因子を組み込みすぎて失敗した事例は過去に多々あり、伝説級の因子を二つも組み込んだ女神は、欲ボケで短慮だと嘲笑られた。しかし、一番の問題は彼女らが意識を持って覚醒したことだ。今の状態は、一つの身体に三つの人格が存在する事を現しているのだ。過去にはその様な事例での成功例は無く――おそらく強い拒絶反応でコア自体が自壊を起こしていたのであろう。そのような、過去の事例を覆したセレーヌだが、脆弱な均衡の上に成り立っているのは、知識のない私でも想像出来るのであった。
「結局、貴方の役に立ちたいと想う強い気持ちが、私たちを目覚めさせて危険な状態を招いているのが真実よ! 世の中、皮肉な物ね……だけどね、フフッ。聖女である私とフィレネなら、セレーヌを救った上に能力を授ける事もできるわよ。後は、貴方次第って事ね。クスクス!」
「サリュちゃん! そんなイジワルしないで、セレーヌさんを助けてあげようよ」
「フィレネ! 貴女は甘すぎるわ! タルトにチョコレートシロップと蜂蜜を掛けて、氷砂糖と餡子を乗っけて食べるくらい甘いわ! いいから、ちょっとこっちに来なさい!」
想像するだけで、胸焼けしそうな事を言いながら、フィレネを物陰に連れ込んだサリュは、何か苦言を呈しているようであった。
「いいこと! 私たちが、あれだけ世のために尽くしたのに、腐った男共に酷い仕打ちを受けたのは覚えているでしょ?! 私なんて、バエルを封印した後、あのエロ司教に身体の関係を強要されたのよ! まったく、油ぎったオーク面の司教の奴、バラバラにして豚の餌にしてやりたかったわ! 貴女だって、結婚を約束した幼馴染に裏切られた挙句、あのスケベでガマガエルみたいな王子に結婚を強要されてたわよね!」
「はわわ! あれは、ハル君が悪いんじゃないんです。長い間、連絡を取れなかったし、一度も村に帰らなかったので、愛想を尽かされただけです」
「まだそんなことを言ってるの! どうせ、あのアホ王子の仲間に脅されたか、お金でも貰ったんでしょ! どっちにしろ、将来を誓った貴女を簡単に捨てたんでしょ? 男なんて信用に値しないわ!」
「だ、だけど、あのミツルって人は良い人みたいだよ! 弱みに付け込むなんて酷すぎると思うよ」
「別に、一方的に搾取しようってわけじゃないのよ。セレーヌを助ける対価として、あの男には下僕になってもらう。そして、セレーヌの身体を使って、久々の自由を謳歌するだけのことよ」
「でも、やっぱり……」
「あ~もう、分かったわよ! あの男を下僕にするのは、私の創った夢の中だけにするわよ! どうせ、貴女の事だから、セレーヌに申し訳ないと思っているんでしょ! まったく、私たちは男に虐げられたんだから、これぐらいの事をしてもいいのに……ブツブツ!」
どうやら、サリュは男に対してかなりの不信感を抱えているようだ。だが、セレーヌの事を考えるとサリュの要望を飲まざるを得ないだろう。私が覚悟を決めていると、ツカツカと近づいてきたサリュが、私に向けてビシッと指を差して、高らかに宣言するのであった。
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