無能勇者の成り上がり

しろくま

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第1章 無能という未来のない存在

6話 転移者は森にて?

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色々と修正箇所がありましたので、変更させていただきました。

強化魔法「剛力・剛体・加速」の消費MPの記述に『5分ずつ』を追加。                                                                       
前話ステータス表記に「回避術Lv1」が記述されていましたが消去。                     これからも修正点が出てくると思います。私自身、気付くことができないものがあると思いますので、感想にてご連絡下さると幸いです。                                     

では、本編へ。                                                                                                         

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『ポーンッ』

ん?なんだ?頭の中に響く機械音。これはもしや、ゲームあるあるの「レベルアップ」というやつではないのだろうか?とりあえず、ステータスを確認しなくてはいけないな。それにしても、この音をきいてから身体が軽くなった気がするんだよなー…。

「『ステータス』」

     ステータス

・名前 レイ
・種族 人族
・職業 無能勇者
・年齢 17 
・レベル 2
・適性属性 雷

HP  55/55
MP  60/60
STR 18
DEF 16(+60)
INT 44
AGI 14
DEX 22      
                                                                                         
   スキル 
 【オリジナルスキル】
模倣コピー
解析アナライズ
 
 【戦闘スキル】
・剣術Lv1

 【魔法スキル】
・強化魔法

 【生活スキル】
・武具庫

 【称号】
・無能な者
・勇者の力を受けし者
                                                                                                 
ふむ、レベルが上がったのか。しかし、ステータス全回復はありがたいな。地球にいた頃のゲームでは回復しないこともあって嘆いたことなんて数え切れないだろう…。あれは少々堪えるよな。              
まぁ、これが身体の調子が戻った理由だろう。ただ、精神的疲労は拭いきれないか…。こればっかりはどうしようもないのかもしれないな。まだ頭が思うように働かないよ。でも、体力は戻ってきたしとりあえずここから離れようかな。血の匂いというのは獣を呼ぶと思うからね。

っと、忘れるところだった。このゴブリンってどうしたらいいんだろう?月並なのは耳を剥ぐとか魔石なんてものを回収することなんだが…。
よし、まずは心臓部を裂いて魔石があるか確認しておこう。多分、心臓部にあると思うし…。

「とりあえず、鉄の剣で裂いてっと…。ん?赤く光ってる石があるな。これが魔石かな?」

「『解析アナライズ』」

    **********
 解析結果
該当物、ゴブリンの魔石
    **********

ふむ、なんとも単純な解説ありがとう。大変分かりやすくてよろしい。さて、ならこれをアイテムポーチに入れてもう一体の魔石を回収してしまおう。でも、直剣で解体するのって難しいな…。街に着いたらナイフを買おう、絶対に。

何が討伐証明か分からないので一応耳も剥いでおいた。もし討伐証明がこれら以外だったら泣いちゃうよ…。

「気を取り直してこの森で夜を明かす方法を考えないとな…。キャンプ用具を持っているわけじゃないし。う~ん、どうしたものかな?」

ここは森だ。さっきのゴブリンみたいな化物が闊歩しているとみて間違いない森。地面で寝るなんていう愚かな真似をしようものなら起きれば天国だろう。木があって草があって化物がいる。これって簡単な詰みの状態じゃなかろうか?どれだけ頭を捻っても妥協案すらでてこない。これは本格的にまずいかもしれない。僅かに顔を見せる太陽の位置から推測して13:00~15:00頃だと思う。見渡す限りの緑ということで日が落ちるまでに森を抜けるというのは無理そうだ…。だけど、僕は歩くことにした。



「あぁ、お腹は空いてきたし命がけの運動で汗は酷いしで…。最悪だよ…」

あれから1時間程が経過した。途中でゴブリン2匹と遭遇して戦闘した。一度戦ったのもあって前回よりは時間をかけずに倒せた。だいたい5分といったところだろうか?あと、『回避術Lv2』持ちがいたので迷いなく模倣コピーさせてもらったよ、うん。少しでも強くならなきゃいけないからね。

けれど、それがあっただけ。他は何も変化がない。見渡す限りの緑、緑。偶に聞こえる鳥の鳴き声。これだけでレイの体力を奪うには十分だった。さらに空腹と喉の渇きと大量の汗がレイに追い打ちをかける。

「も、う限界…。水とか欲、しいな。あぁ、視界が安定し、ない、な…」


  ―バサッ

  


「何か音が聞こえたと思ったら人じゃない。珍しいこともあるものね。見たところ大丈夫そうじゃないからこの少年を介抱してあげようかしら?」
                                          
                                               
      ステータス

・名前 レイ
・種族 人族
・職業 無能勇者
・年齢 17 
・レベル 2
・適性属性 雷

HP  55/55
MP  50/60
STR 18
DEF 16(+60)
INT 44
AGI 14
DEX 22      
                                                                                         
   スキル 
 【オリジナルスキル】
模倣コピー
解析アナライズ
 
 【戦闘スキル】
・剣術Lv1

 【技巧スキル】
・回避術Lv1

 【魔法スキル】
・強化魔法

 【生活スキル】
・武具庫

 【称号】
・無能な者
・勇者の力を受けし者
                                             
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しろくまです。

これからは話しの終わりに現在ステータスを記載していこうとおもいます。疎かになっても怒らないでください、マジで(土下座)

では、これからもよろしくお願いいたします。

おかしな点、改善点、率直な感想などを感想にて受け付けております。ぜひ、ご協力下さると幸いです。
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