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第1章 無能という未来のない存在
8話 秘密の告白
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とりあえず修正箇所のご報告を…
強化魔法「狂化」の消費MP500→100に変更
いつまでたっても使用できない気がしてきたので…。
では本編へ
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昨日、リーザさんから修行の提案をされ僕はもちろんお願いした。なんたって今の僕は強くなることが最優先事項だからね。だって、死んでしまうのは嫌でしょう?
あの後は、身体の疲れを癒すよう言われた。だから僕は寝ることにした。僕は日本人だったからお風呂に入りたい気持ちはあったけど異世界に、それこそこんな森の奥にお風呂なんてあるわけないからね。一応、興味本位で訊いてみると、
「お風呂?そんなもの高い宿とか貴族じゃないと見ることもできないわよ?そんなことも知らなかったの?それとも、もともとは貴族だったりするのかしら?」
「ですよね。変なことを訊いてしまいすみません。ちなみに、僕はしがない一般人ですよ」
「一般人?平民ということでいいのかしら?あ!あと、その敬語はやめてくれないかしら?なんだがむず痒いのよ」
「え、でm「やめてちょうだい」…はい。なら、これでいいかな?」
「えぇ、そうしてくれると助かるわ」
ということで普通に喋るようになったしどうでもいい知識が増えたのだった。
あと、寝る前にこんなことも言われた。
「おやすみ」
「え?あ、うん。おやすみなさい」
高校に入ってからは1人暮らしだったからこんなやり取りをするのも久しぶりでなんだか新鮮に感じた。
次の日の朝、僕はリーザさんに起こされた。どうやら寝すぎてしまったらしい。窓から差し込んでくる太陽の明かりからしてもう昼頃だろうか?
「疲れているからって寝過ぎよ。もうお昼よ?さっ、ご飯を食べて早速修行開始よ」
「わかりまs…分かった」
う~ん、どうにも敬語を使ってしまう。これはおそらく僕が助けられたからだと思うんだけど。善処していこう。きっといつかは慣れると信じていよう…。
リーザさんお手製の美味しいご飯を食べたあと、僕は大事なことを告白することにした。それは僕のスキル、「模倣」と「解析」についてだ。修行をつけてもらう以上、このことは話さなくてはいけないだろう。それに僕が成長するにはこれは必須だしね。というわけで、
「リーザさん。僕のスキルについて言わなくちゃいけないことがあるんだ」
「えぇ。私からも訊こうと思っていたところだからちょうどよかったわ」
「僕が持っているスキルは「模倣」と「解析」というスキルだよ。「模倣」は見たものを一段階劣化させた状態で再現することができるものだよ。このおかげで僕は無能でありながら色々スキルを手に入れることができるんだ。「解析」はまぁ、文字通りだよ。視界に入っている物の色々なもの情報を手に入れることができるんだ。あっ、スキルとは関係ないけど僕の適正属性は『雷』ね」
「なるほどね。他にできることはあるかしら?」
「なら『ステータス』を見てもらったほうが早いかもしれない。『ステータス』」
ステータス
・名前 レイ
・種族 人族
・職業 無能(無能勇者)
・年齢 17
・レベル 2
・適性属性 雷
HP 55/55
MP 60/60
STR 18
DEF 16(+60)
INT 44
AGI 14
DEX 22
スキル
【オリジナルスキル】
・模倣
・解析
【戦闘スキル】
・剣術Lv1
【技巧スキル】
・回避術Lv1
【魔法スキル】
・強化魔法
【生活スキル】
・武具庫
【称号】
・無能な者
・勇者の力を受けし者(隠匿)
「なるほどね。あなたは少し『基礎値』が低いわね。あとスキルのレベルも低いわね…」
あ、ヤバい。勇者なことを完全に忘れててステータスをみせちゃったよ…。まぁ、何が起きたのかは分からないけど隠匿されているっぽいっし結果オーライ、かな?隠匿されている理由としてはリーザさんに反応してといったところだろうかな?便利だな…。
「ごめん…。けど、僕も強くなれるんでしょ?」
「そうね。なら最初の一週間は体作りから始めようかしら」
「お願いするよ」
このとき、レイはまだ知らなかった。これから始まる修行という名の『地獄』を…
強化魔法「狂化」の消費MP500→100に変更
いつまでたっても使用できない気がしてきたので…。
では本編へ
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昨日、リーザさんから修行の提案をされ僕はもちろんお願いした。なんたって今の僕は強くなることが最優先事項だからね。だって、死んでしまうのは嫌でしょう?
あの後は、身体の疲れを癒すよう言われた。だから僕は寝ることにした。僕は日本人だったからお風呂に入りたい気持ちはあったけど異世界に、それこそこんな森の奥にお風呂なんてあるわけないからね。一応、興味本位で訊いてみると、
「お風呂?そんなもの高い宿とか貴族じゃないと見ることもできないわよ?そんなことも知らなかったの?それとも、もともとは貴族だったりするのかしら?」
「ですよね。変なことを訊いてしまいすみません。ちなみに、僕はしがない一般人ですよ」
「一般人?平民ということでいいのかしら?あ!あと、その敬語はやめてくれないかしら?なんだがむず痒いのよ」
「え、でm「やめてちょうだい」…はい。なら、これでいいかな?」
「えぇ、そうしてくれると助かるわ」
ということで普通に喋るようになったしどうでもいい知識が増えたのだった。
あと、寝る前にこんなことも言われた。
「おやすみ」
「え?あ、うん。おやすみなさい」
高校に入ってからは1人暮らしだったからこんなやり取りをするのも久しぶりでなんだか新鮮に感じた。
次の日の朝、僕はリーザさんに起こされた。どうやら寝すぎてしまったらしい。窓から差し込んでくる太陽の明かりからしてもう昼頃だろうか?
「疲れているからって寝過ぎよ。もうお昼よ?さっ、ご飯を食べて早速修行開始よ」
「わかりまs…分かった」
う~ん、どうにも敬語を使ってしまう。これはおそらく僕が助けられたからだと思うんだけど。善処していこう。きっといつかは慣れると信じていよう…。
リーザさんお手製の美味しいご飯を食べたあと、僕は大事なことを告白することにした。それは僕のスキル、「模倣」と「解析」についてだ。修行をつけてもらう以上、このことは話さなくてはいけないだろう。それに僕が成長するにはこれは必須だしね。というわけで、
「リーザさん。僕のスキルについて言わなくちゃいけないことがあるんだ」
「えぇ。私からも訊こうと思っていたところだからちょうどよかったわ」
「僕が持っているスキルは「模倣」と「解析」というスキルだよ。「模倣」は見たものを一段階劣化させた状態で再現することができるものだよ。このおかげで僕は無能でありながら色々スキルを手に入れることができるんだ。「解析」はまぁ、文字通りだよ。視界に入っている物の色々なもの情報を手に入れることができるんだ。あっ、スキルとは関係ないけど僕の適正属性は『雷』ね」
「なるほどね。他にできることはあるかしら?」
「なら『ステータス』を見てもらったほうが早いかもしれない。『ステータス』」
ステータス
・名前 レイ
・種族 人族
・職業 無能(無能勇者)
・年齢 17
・レベル 2
・適性属性 雷
HP 55/55
MP 60/60
STR 18
DEF 16(+60)
INT 44
AGI 14
DEX 22
スキル
【オリジナルスキル】
・模倣
・解析
【戦闘スキル】
・剣術Lv1
【技巧スキル】
・回避術Lv1
【魔法スキル】
・強化魔法
【生活スキル】
・武具庫
【称号】
・無能な者
・勇者の力を受けし者(隠匿)
「なるほどね。あなたは少し『基礎値』が低いわね。あとスキルのレベルも低いわね…」
あ、ヤバい。勇者なことを完全に忘れててステータスをみせちゃったよ…。まぁ、何が起きたのかは分からないけど隠匿されているっぽいっし結果オーライ、かな?隠匿されている理由としてはリーザさんに反応してといったところだろうかな?便利だな…。
「ごめん…。けど、僕も強くなれるんでしょ?」
「そうね。なら最初の一週間は体作りから始めようかしら」
「お願いするよ」
このとき、レイはまだ知らなかった。これから始まる修行という名の『地獄』を…
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