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真夜中の密会(3)
しおりを挟む「……ぅんんっ……んっ……。」
くぐもった声を漏らしながらキスをしていると、その甘い興奮が次第に高まっていく。
ルーカスが唇の隙間から舌を滑り込ませると、杏奈はまるでその瞬間を心待ちにしていたかのように、激しく、ネチャ、ネチャ、と音を立てて舌を絡め合わせた。
「んんっ……。ハァ、ンンッ…。」
「んぁっ…。んんっ…。」
「ハァハァ。ぁぁっ…。」
チュッ。チュッ。
「んっ…。」
舌の激しい動きが落ち着き、軽やかなキスへと変わる。
…チュッ。
お互いの唇が離れた瞬間、杏奈が静かに目を開くと、そこには美しい緑色の瞳が、優しく杏奈を見つめていた。
乱れた杏奈の髪を撫でながら、チュッとキスが交わされる。その唇は、口から顎、首筋をなぞり、鎖骨へと甘く這っていく。
「んんぅ……。」
ゆっくりとキスを落としながら、片方の大きな長い手が、キャミソールの下から中に入った。
その手は、杏奈の腹部からゆっくりと上に向かって移動し、胸の膨らみを優しく撫でる。
「あぁぁ……。んっ、ぁんんっ……。」
杏奈の表情を楽しむかのように優しい視線を送りながら、杏奈のもう片方の胸を下から大胆にすくうようにして揉みしだく。
「あぁ……!んぅっ……。」
「杏奈、今日会ったときから思ってたけど、胸が大きいね。ほら、手からはみでちゃうほどだ。」
「んんっ…ぁっ……。エッチ。」
「あの場にいたみんなが杏奈に視線を向けてた。今日の服装は反則。」
「で、でも、……んぅっ…。ぁぁっっ…。普通の服装だったわ。」
「シンプルだったけど、白いシャツからはこの胸の大きさがわかるし、」
「ああぁっっ…!!んぅっっ…。」
話の途中で、服の中から胸の尖端をキュッとつまみあげられ、ビクッとする杏奈。
「うまく表現できないけど、なんか色っぽい雰囲気が漂ってたんだ。ジョンたちは俺らの恋人ごっこで笑ってたけど、他の連中からは、杏奈のこと色々と訊かれてたんだ。」
そう言い終えると、杏奈の服の中に入っていた大きな手は、器用に杏奈の紺色のキャミソールを脱がした。
上半身が露わになった杏奈を、上から見下ろすルーカス。
飲み会の時に着ていた服装から、杏奈の体型についてある程度の予想はしていたが、服の下に隠れたその姿は、予想以上の魅力を秘めていた。
丸みを帯びたハリのある大きな胸に、ピンッと張った透き通るような桃色の突起。
胸下には縦の腹筋線が浮かび上がり、しっかりと引き締まったウエスト。
ショートパンツから伸びるムチっとした太ももと形の良いふくらはぎ。
肌はしっとりとして柔らかく、美しい白い肌をしている。
杏奈のその姿は、男の情欲を誘った。
ルーカスが杏奈の抜群のプロポーションに見惚れていると、恥じらいを感じたのか、杏奈は顔を赤らめながら、両手で胸元を覆い始めた。
「手をどけて、杏奈。ちゃんと見せて。」
そう言って杏奈の手を取ると、指を絡めて杏奈の顔の横にそれぞれの手を置いた。
ルーカスの顔が杏奈の胸へと下がっていく。
「んっ……。」
「んっ…、ぁぁ……。」
「ぅぅ…。ぁっ…、んんっ…!」
ピンク色の尖頭を避けるように舌を這わせて舐めまわすと、杏奈は感じ入った声を漏らし始めた。
「あぅぅんっ……。あぁっ……。」
「杏奈、こっち見て。」
杏奈の視線が向けられると、ルーカスは杏奈の尖りきった乳首に吸い付いた。
「あぁっっ…!ぁんんんっっ!!」
顎をそらし、絡めた指に杏奈の力が入る。
ねろねろと舌を動かして、乳首の先端を刺激をすると、杏奈はさらに声を上げ、眉を寄せた切ない表情で、その愛撫を受け入れた。
「んんっ……。ハァ、ァァンッ…!」
「あぁぁっっ…!!うんんっ……ぁぁっ!あぁっ……!あぁ…。んっ、んんっ…!」
ルーカスの片方の手がゆっくりと下がり始め、くびれをなぞり、肉づきのいい太ももを撫でる。
指先がショートパンツの間に入り込むと、熱く湿った感触が手に広がった。
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