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幕間③ 姉弟の初恋
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高校に入学して二年が経とうとしていたある日、アタシはいわゆる初恋というものをした。
どう気持ちを伝えようか悩んだり、その人のことを考えるだけでドキドキした。
新戸和真くん、その人がアタシに恋をさせた初めての人。
告白したくても勇気が出ない。
でも彼は二年でアタシは三年。接点なんて全くと言っていいほどない。
アタシは悩んで悩んで悩み続けた。
そんな時、弟のヒョウが初恋をしたと聞いて、アタシはアタシの告白を後押しする方法を思いついた。
中学一年の頃のアタシは成績が学年ビリで、担任の先生には『このままだとどこの高校にも進学できないぞ』と、何度も忠告されていた。
馬鹿なアタシでもそんなの分かってた。
でも、勉強って面白くないし、遊ぶ方がよっぽど楽しい。
その頃はそう思ってた。それは今でもあんまり変わらない。
それでもアタシは人に馬鹿にされるのが嫌だった。
だから必死に必死に頑張って、それこそ恋なんてそっちのけで。頑張って頑張って頑張って………。
頑張った結果、中学三年に上がる頃には学年でトップクラスの成績保持者へとランクアップしていた。
アタシの成績が上がると、アタシに対する先生や他の生徒たちの接し方が変わっていった。
元から容姿には恵まれていたと思うけど、それでも遊んでばかりいたアタシの時は随分テキトーに扱われていたんだなと思うほど周りから一目置かれる存在になった。
先生からは『未咲さんならどこの高校を選んでも合格出来るだけの力がある』などと言われ、アタシは勝利を確信しながらも、同時に人の気持ちが怖くなった。
今まで馬鹿にしてきていた人たちが、今では掌を返したようにアタシを褒めてきて、今まで一緒に馬鹿騒ぎしていた友達は、今では近づいてすら来なくなった。
ここではアタシは浮いている……。
もっと頭の良い生徒が集まる学校ならアタシも浮かないのかな……。
そう思ったアタシは、ここらで一番偏差値の高い学校を受験した。
海ノ原に入学したアタシは、この高校なら大丈夫だとすぐに確信できた。
生徒も先生もみんな頭が良くて、アタシがどんなに勉強しても、学年一位には程遠い。
海ノ原は、そんな天才や秀才が集まった学校だった。
二年になってもアタシが前のように浮くことはなかった。一学期のテストの順位も学年で真ん中あたり。
あぁ、この学校を選んでよかった。そんなことを日々感じていた。
そんな時、食堂でいつものように友達とお昼ご飯を食べていると、友達から『一年生に超が付くほどの美男子がいる』という噂を聞いた。
アタシだってJKだ。乙女だ。美男子に興味がないわけがない。
そしてアタシたちはお昼ご飯を食べ終わると、すぐに一年生のフロアへ向かい、超が付く美男子を探して教室を次から次へと回った。
他にも岩谷くん目当てで教室を覗いていた女子がかなりいたため、思ったよりもすぐに見つけることができた。
そして見つけた超が付く美男子こそ、その彼こそがアタシが恋をした新戸和真くん──────ではなく、そのお隣にいた岩谷蒼馬くんだった。
なるほど、確かに超が付くほどの美男子だ。
じゃあ、何故アタシは彼ではなく、その隣にいた新戸くんを好きになったかというと、なんとなくアタシに似ていたからだ。それも今のアタシではなく、人の気持ちが怖かった頃のアタシ──────つまり、中学生の頃のアタシに。
それからもアタシたちは昼休みの度に新戸くんと岩谷くんのクラスを覗いていた。
最初の方は、アタシはあくまで友達の付き添いだった。
しかし見ていると、新戸くんの岩谷くんに対する接し方に疑問を持った。
新戸くんの岩谷くんに対する接し方は、なんというか、遠すぎず近すぎず、という感じだった。少なくとも親友に対する接し方ではなかった。
なのに彼は、岩谷くん以外のクラスの子とはそれ以上に距離をおいて接していた。
最初はただ友達付き合いが苦手なのかと思っていたが、何度もクラスを覗いているうちに、彼が他者からのプラスの反応に嫌そうな顔をする場面が数回あったため、きっとこの子も前のアタシと同じで他人からの気持ちが怖いのかなと、そんなことをやんわりと思い、何となく親近感を憶えた。
それからも彼らのクラスを覗きに行く時は新戸くんのことを目で追うようになり、『あれ?岩谷くんで薄れちゃってるけど、新戸くんもちゃんと見たら結構カッコよくない?』なんて思うようにもなったりして。
新戸くんと岩谷くんとの会話の中で、彼のさりげない優しさや面白さなどを見ていたアタシは、なんかこう、好きだなぁ~と思っていて……。
つまるところ、アタシは新戸和真くんの人間性にベタ惚れしてしまったんだ。
それが高二の終わり頃、アタシが初めて恋をした瞬間だった。
三年になってすぐ、新入生として入ってきた弟のヒョウが『姉貴、オレ好きな人出来たわ。同じ学年の新戸さんて人』なんて言い出した時は凄く驚いた。
アタシが三年になってからも、新戸くんと岩谷くんは同じクラスだったから毎日のように友達と教室を覗きに行っていた。勿論、アタシは新戸くん目当てで、友達は岩谷くん目当て。
だから新戸くんに妹ちゃんが、星華ちゃんがいるのは知っていた。
偶然て凄いな~と思いながら、アタシは無意識に聞いていた。
「ふ~ん……そっか。それで、告白するの?」
「いや、そんな勇気ない。一目惚れだから全然話もしてないし、振られたら嫌だし」
告白はしない、ヒョウはそう言った。でも、裏を返せば『勇気さえあれば』告白するということだ。
私は意を決して言った。
「じゃあヒョウ、アタシとカケしよっか。どっちかが付き合えたら、付き合えなかった方に幸せのお裾分けとしてアイスを奢るってのはどう?実はアタシも好きな人いるの。アタシも一度も話したことないから条件は同じだよ~」
「………仕方ないから、のってあげるよ。でも一つだけルール追加。どっちか振られたら、ちゃんと慰めること……そんでどっちも振られたら、どっちもちゃんと慰めること!じゃなきゃのらない!」
ヒョウは小さい頃からずっと意地っ張りで泣き虫だ。多分アタシ以上に負けず嫌い。
そんなヒョウがアタシの持ち掛けたカケに付き合って、勇気をだして告白しようとしてるんだ。当然振られたら慰めてあげるに決まってる。
だからヒョウも、アタシが振られたらちゃんと慰めてね………。
アタシは高鳴る心音をどうにか抑えて、それから決意を込めてゆっくり頷いた。
どう気持ちを伝えようか悩んだり、その人のことを考えるだけでドキドキした。
新戸和真くん、その人がアタシに恋をさせた初めての人。
告白したくても勇気が出ない。
でも彼は二年でアタシは三年。接点なんて全くと言っていいほどない。
アタシは悩んで悩んで悩み続けた。
そんな時、弟のヒョウが初恋をしたと聞いて、アタシはアタシの告白を後押しする方法を思いついた。
中学一年の頃のアタシは成績が学年ビリで、担任の先生には『このままだとどこの高校にも進学できないぞ』と、何度も忠告されていた。
馬鹿なアタシでもそんなの分かってた。
でも、勉強って面白くないし、遊ぶ方がよっぽど楽しい。
その頃はそう思ってた。それは今でもあんまり変わらない。
それでもアタシは人に馬鹿にされるのが嫌だった。
だから必死に必死に頑張って、それこそ恋なんてそっちのけで。頑張って頑張って頑張って………。
頑張った結果、中学三年に上がる頃には学年でトップクラスの成績保持者へとランクアップしていた。
アタシの成績が上がると、アタシに対する先生や他の生徒たちの接し方が変わっていった。
元から容姿には恵まれていたと思うけど、それでも遊んでばかりいたアタシの時は随分テキトーに扱われていたんだなと思うほど周りから一目置かれる存在になった。
先生からは『未咲さんならどこの高校を選んでも合格出来るだけの力がある』などと言われ、アタシは勝利を確信しながらも、同時に人の気持ちが怖くなった。
今まで馬鹿にしてきていた人たちが、今では掌を返したようにアタシを褒めてきて、今まで一緒に馬鹿騒ぎしていた友達は、今では近づいてすら来なくなった。
ここではアタシは浮いている……。
もっと頭の良い生徒が集まる学校ならアタシも浮かないのかな……。
そう思ったアタシは、ここらで一番偏差値の高い学校を受験した。
海ノ原に入学したアタシは、この高校なら大丈夫だとすぐに確信できた。
生徒も先生もみんな頭が良くて、アタシがどんなに勉強しても、学年一位には程遠い。
海ノ原は、そんな天才や秀才が集まった学校だった。
二年になってもアタシが前のように浮くことはなかった。一学期のテストの順位も学年で真ん中あたり。
あぁ、この学校を選んでよかった。そんなことを日々感じていた。
そんな時、食堂でいつものように友達とお昼ご飯を食べていると、友達から『一年生に超が付くほどの美男子がいる』という噂を聞いた。
アタシだってJKだ。乙女だ。美男子に興味がないわけがない。
そしてアタシたちはお昼ご飯を食べ終わると、すぐに一年生のフロアへ向かい、超が付く美男子を探して教室を次から次へと回った。
他にも岩谷くん目当てで教室を覗いていた女子がかなりいたため、思ったよりもすぐに見つけることができた。
そして見つけた超が付く美男子こそ、その彼こそがアタシが恋をした新戸和真くん──────ではなく、そのお隣にいた岩谷蒼馬くんだった。
なるほど、確かに超が付くほどの美男子だ。
じゃあ、何故アタシは彼ではなく、その隣にいた新戸くんを好きになったかというと、なんとなくアタシに似ていたからだ。それも今のアタシではなく、人の気持ちが怖かった頃のアタシ──────つまり、中学生の頃のアタシに。
それからもアタシたちは昼休みの度に新戸くんと岩谷くんのクラスを覗いていた。
最初の方は、アタシはあくまで友達の付き添いだった。
しかし見ていると、新戸くんの岩谷くんに対する接し方に疑問を持った。
新戸くんの岩谷くんに対する接し方は、なんというか、遠すぎず近すぎず、という感じだった。少なくとも親友に対する接し方ではなかった。
なのに彼は、岩谷くん以外のクラスの子とはそれ以上に距離をおいて接していた。
最初はただ友達付き合いが苦手なのかと思っていたが、何度もクラスを覗いているうちに、彼が他者からのプラスの反応に嫌そうな顔をする場面が数回あったため、きっとこの子も前のアタシと同じで他人からの気持ちが怖いのかなと、そんなことをやんわりと思い、何となく親近感を憶えた。
それからも彼らのクラスを覗きに行く時は新戸くんのことを目で追うようになり、『あれ?岩谷くんで薄れちゃってるけど、新戸くんもちゃんと見たら結構カッコよくない?』なんて思うようにもなったりして。
新戸くんと岩谷くんとの会話の中で、彼のさりげない優しさや面白さなどを見ていたアタシは、なんかこう、好きだなぁ~と思っていて……。
つまるところ、アタシは新戸和真くんの人間性にベタ惚れしてしまったんだ。
それが高二の終わり頃、アタシが初めて恋をした瞬間だった。
三年になってすぐ、新入生として入ってきた弟のヒョウが『姉貴、オレ好きな人出来たわ。同じ学年の新戸さんて人』なんて言い出した時は凄く驚いた。
アタシが三年になってからも、新戸くんと岩谷くんは同じクラスだったから毎日のように友達と教室を覗きに行っていた。勿論、アタシは新戸くん目当てで、友達は岩谷くん目当て。
だから新戸くんに妹ちゃんが、星華ちゃんがいるのは知っていた。
偶然て凄いな~と思いながら、アタシは無意識に聞いていた。
「ふ~ん……そっか。それで、告白するの?」
「いや、そんな勇気ない。一目惚れだから全然話もしてないし、振られたら嫌だし」
告白はしない、ヒョウはそう言った。でも、裏を返せば『勇気さえあれば』告白するということだ。
私は意を決して言った。
「じゃあヒョウ、アタシとカケしよっか。どっちかが付き合えたら、付き合えなかった方に幸せのお裾分けとしてアイスを奢るってのはどう?実はアタシも好きな人いるの。アタシも一度も話したことないから条件は同じだよ~」
「………仕方ないから、のってあげるよ。でも一つだけルール追加。どっちか振られたら、ちゃんと慰めること……そんでどっちも振られたら、どっちもちゃんと慰めること!じゃなきゃのらない!」
ヒョウは小さい頃からずっと意地っ張りで泣き虫だ。多分アタシ以上に負けず嫌い。
そんなヒョウがアタシの持ち掛けたカケに付き合って、勇気をだして告白しようとしてるんだ。当然振られたら慰めてあげるに決まってる。
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