9 / 10
不死戦争2章(襲来)
不死戦争9
しおりを挟む
暗闇の中、傷の声が廃墟に木霊する。
「グオアアアアア…‼」
呻き声を出しながら傷の体が徐々に
大きくなっていく。
まるで成長の過程を早送りで流した
様に…はっきりと変化がわかる‼
傷の変身で発生する禍々しい魔力
に思わず永魔は怯んでしまう。
「何つー禍々しい魔力だ…身体中の
皮膚がオーラで張り裂けそうだ」
ぼこぼこと沸き立つ傷の筋肉が
やがて変化を止めて凝縮される…
先程まで大男だった傷の体が
みるみる縮んでいく。
変化が止むと傷は笑いながら言った。
「筋肉の密度が3倍程になった。
つまりステータスが3倍になった
事と同じ…さっきまでの俺とは
全く別人だと思え‼」
瞬間、永魔の視界から傷の姿が
消える。
それとほぼ同時に激しく吐血する‼
「…っバアアぅああ‼…」
あまりの痛みで永魔は悶絶する。
何が起こったかも分からない。
さっきは我慢できた胃液も
情けなく床にぶちまける。
頭がぼーっとする…腹の中が
気持ち悪い。内蔵が捻じ切れそうだ…
身体中の尻と陰部以外の至る所
から出る物全て出しきっていた。
「まだへばるんじゃねえ…
もっとだ‼もっと抗って俺を
楽しませて見せろ永魔アア…‼」
傷が永魔の毛髪を鷲掴みにして
引き千切れそうな勢いで持ち上げた。
「くああ…。」
息を吸おうと必死で胸に力を
入れるが、口内が鉄分の味で満たされ
思うように呼吸が出来ない。
「なあ…まだ終わってないよなあ
終わったなんて言わねえよなあ
俺はまだ楽しみ足りないぞ‼」
傷はそう言って無情にも
永魔の髪の毛をその勢いで
引きちぎり…永魔の腕と肩を
ゴキリと外す。
「ああああああああああああああああ‼…」
永魔があまりの痛みで目を
充血させながら叫ぶ。
「おっと叫ぶなよ‼…
そんなに叫んだら叫べない
ようにしたくなっちゃう
じゃんかよ‼」
ゴキリ。
永魔の顎を傷は外していた。
「あファがあアアアアアっっっ…‼‼‼」
「永魔…お前は出来るだけ
抵抗しないように精神をへし折って
連れていくぞ…あの方の為にな‼」
この野郎…死神じゃなくて鬼だ…‼
くそっ…‼完全に情を捨てて
速攻で弱っている時に決めきれて
いればこんなことには…‼
永魔が上半身をあまり動かせ
ないのをいいことに今度は脚の
関節をゴキリ。
「あああああ‼」
「さっきも言ったがまだ
くたばるなよ…俺の使命は
あくまでお前の生け捕りなんだ。
いかさず殺さずが今回の方針だ。
だからってお前に抵抗されては困るから
身体中の重要な関節を全て外させて貰う…」
ああ…これから俺は半殺しの
目に遭う…これから行われる
鬼畜の所業で俺の精神は狂って
仕舞わないだろうか…永魔の意識は
そこで途切れた。ー――――――
突然グダッとうなだれて
動かなくなった永魔を見て傷は
言う。
「おい…冗談だろ?死んだふり
しても俺には通用しな―――」
傷がそう言いかけた時
永魔の体から真っ黒なオーラが
溢れ出て廃墟全体を包み込んでいく…‼
おびただしい異常な量の魔力が
永魔の体から発散されている。
「何だこれは…‼」
傷が大声で叫ぶ。しかし永魔の
意識は依然として回復していない。
「…‼無意識の内にこの膨大な
魔力を制御仕切れているのか…?
信じられない…流石は俺の兄弟…
全く恐るべき奴だ。しかし
既にボロボロの身体のお前に
いつまでこの魔力を制御出来るかな‼」
そう言い放ち高笑いする傷
だったが目の前の光景に驚愕する。
外れていた関節や怪我が
ジュクジュクと治って行く。
「まさか…辺り一帯の魔力が
永魔に集合している…‼
こんなとんでもない奥の手を
隠し持っているとは…‼
なるほど…●●●●が自ら
こいつと戦うのを避ける訳だ‼」
傷は武者震いをして
永魔に向かって呟いた。
「ありがとう永魔…どうにか
上手く事が運びそうだ」
【9話終わり】
「グオアアアアア…‼」
呻き声を出しながら傷の体が徐々に
大きくなっていく。
まるで成長の過程を早送りで流した
様に…はっきりと変化がわかる‼
傷の変身で発生する禍々しい魔力
に思わず永魔は怯んでしまう。
「何つー禍々しい魔力だ…身体中の
皮膚がオーラで張り裂けそうだ」
ぼこぼこと沸き立つ傷の筋肉が
やがて変化を止めて凝縮される…
先程まで大男だった傷の体が
みるみる縮んでいく。
変化が止むと傷は笑いながら言った。
「筋肉の密度が3倍程になった。
つまりステータスが3倍になった
事と同じ…さっきまでの俺とは
全く別人だと思え‼」
瞬間、永魔の視界から傷の姿が
消える。
それとほぼ同時に激しく吐血する‼
「…っバアアぅああ‼…」
あまりの痛みで永魔は悶絶する。
何が起こったかも分からない。
さっきは我慢できた胃液も
情けなく床にぶちまける。
頭がぼーっとする…腹の中が
気持ち悪い。内蔵が捻じ切れそうだ…
身体中の尻と陰部以外の至る所
から出る物全て出しきっていた。
「まだへばるんじゃねえ…
もっとだ‼もっと抗って俺を
楽しませて見せろ永魔アア…‼」
傷が永魔の毛髪を鷲掴みにして
引き千切れそうな勢いで持ち上げた。
「くああ…。」
息を吸おうと必死で胸に力を
入れるが、口内が鉄分の味で満たされ
思うように呼吸が出来ない。
「なあ…まだ終わってないよなあ
終わったなんて言わねえよなあ
俺はまだ楽しみ足りないぞ‼」
傷はそう言って無情にも
永魔の髪の毛をその勢いで
引きちぎり…永魔の腕と肩を
ゴキリと外す。
「ああああああああああああああああ‼…」
永魔があまりの痛みで目を
充血させながら叫ぶ。
「おっと叫ぶなよ‼…
そんなに叫んだら叫べない
ようにしたくなっちゃう
じゃんかよ‼」
ゴキリ。
永魔の顎を傷は外していた。
「あファがあアアアアアっっっ…‼‼‼」
「永魔…お前は出来るだけ
抵抗しないように精神をへし折って
連れていくぞ…あの方の為にな‼」
この野郎…死神じゃなくて鬼だ…‼
くそっ…‼完全に情を捨てて
速攻で弱っている時に決めきれて
いればこんなことには…‼
永魔が上半身をあまり動かせ
ないのをいいことに今度は脚の
関節をゴキリ。
「あああああ‼」
「さっきも言ったがまだ
くたばるなよ…俺の使命は
あくまでお前の生け捕りなんだ。
いかさず殺さずが今回の方針だ。
だからってお前に抵抗されては困るから
身体中の重要な関節を全て外させて貰う…」
ああ…これから俺は半殺しの
目に遭う…これから行われる
鬼畜の所業で俺の精神は狂って
仕舞わないだろうか…永魔の意識は
そこで途切れた。ー――――――
突然グダッとうなだれて
動かなくなった永魔を見て傷は
言う。
「おい…冗談だろ?死んだふり
しても俺には通用しな―――」
傷がそう言いかけた時
永魔の体から真っ黒なオーラが
溢れ出て廃墟全体を包み込んでいく…‼
おびただしい異常な量の魔力が
永魔の体から発散されている。
「何だこれは…‼」
傷が大声で叫ぶ。しかし永魔の
意識は依然として回復していない。
「…‼無意識の内にこの膨大な
魔力を制御仕切れているのか…?
信じられない…流石は俺の兄弟…
全く恐るべき奴だ。しかし
既にボロボロの身体のお前に
いつまでこの魔力を制御出来るかな‼」
そう言い放ち高笑いする傷
だったが目の前の光景に驚愕する。
外れていた関節や怪我が
ジュクジュクと治って行く。
「まさか…辺り一帯の魔力が
永魔に集合している…‼
こんなとんでもない奥の手を
隠し持っているとは…‼
なるほど…●●●●が自ら
こいつと戦うのを避ける訳だ‼」
傷は武者震いをして
永魔に向かって呟いた。
「ありがとう永魔…どうにか
上手く事が運びそうだ」
【9話終わり】
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ある辺境伯の後悔
だましだまし
恋愛
妻セディナを愛する辺境伯ルブラン・レイナーラ。
父親似だが目元が妻によく似た長女と
目元は自分譲りだが母親似の長男。
愛する妻と妻の容姿を受け継いだ可愛い子供たちに囲まれ彼は誰よりも幸せだと思っていた。
愛しい妻が次女を産んで亡くなるまでは…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる