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和泉楓
9話 新婚ごっこ☆
しおりを挟む(そ、そんな……………酷いです。ここまでその気にさせておいて………。エッチは駄目なんて…………)
余りのショックに琴音は魂が抜ける。謎の羞恥プレイからのセックスお預けだ。酷い、余りにも酷すぎる。鬼畜先生だ。
ショックで琴音が放心していると和泉はクスクスと笑う。
「そんなにショックですか?そんなに僕としたい?………僕の事がそんなに好きなんですね?………………ふふ。琴音さん、早合点しないでくださいね。今すぐは駄目です、まだ腫れてますから。でも腫れがひいたら抱いてあげますよ♡沢山ね」
和泉のその言葉に琴音はガバリと身を起こす。
「え?本当ですか先生!!!!おまんこが治ったらエッチしてくれるんですか!!!!」
凄い剣幕で詰め寄ると和泉は目を少し見開いてから頬を染めた。
「ええ。抱いてあげますよ。………初めてがナスなんて可哀想ですし」
そう言われて思わずガッツポーズをするとクスクス笑われて琴音はハッとした。
(あ………、やっちゃいました)
嬉しさの余りにテンションが上がってしまった。チラリと和泉を見るが琴音に対してひいては無いようでクスクス笑っている。
「そんなに嬉しいんだ?…………可愛らしいですね。ふふ、とりあえずもう一度シャワーを浴びておいで。その間に食事の用意をしておきますよ」
和泉のその言葉に琴音のお腹がぐーとなる。また和泉はクスクスと笑っていて琴音は顔を赤くしてシャワーへと向かった。
(…………なんだか良くわかりませんがラッキーです。後4日は有りますし、腫れもすぐに引きますよね♡)
◇◇◇◇◇◇
シャワーから戻るとテーブルの上には美味しそうな食事が並んでいる。
「あ、琴音さん。おかえりなさい。さあ食べましょうか」
ニコリとこちらに微笑みかけるその姿は新妻の様だ。いつの間にかピンクのエプロンをしている。ママぁ………
「………ごはん……」
美味しそうな料理にお腹がまたぐーと鳴る。
「おやおや。なんとも可愛らしい♡ほら食べましょう。空腹だってお腹は言ってますよ?」
クスクスと笑うご機嫌な和泉にエスコートされてソファーに座らされる。
「うわぁ。美味しそうです……」
そう琴音が呟くと和泉はニコニコとしている。
「此処だと簡単な物しか作れませんけど、料理は得意なので、さあどうぞ。」
「…………あ、はい。頂きますね」
「ええ。召し上がれ♡」
食事をしながら和泉をチラチラと眺めるとニコニコと微笑みかけられて琴音は戸惑う。何故か和泉は凄くご機嫌だ。
「琴音さん、食事は口に合いますか?」
「美味しいですよ。毎日食べたいくらいです」
「!?…………そうですか……それは良かったです♡ならこれからは毎日作って差し上げますよ♡」
(毎日?……和泉先生どうしたんでしょうか?一体……。ご飯は美味しいですけど……。ん?)
もぐもぐと食事を口に運びながらチラリと和泉の皿を見ると切られたナスが有って思わず琴音は口内の物を噴き出しそうになった。
「んなぁ!!!!先生そのナスって!!!!!」
「ふふ。気づいてしまいましたか。ええそうです。君の中に入っていたあのナスですよ♡食べ物を粗末にする訳には行きませんから……。僕が責任を持って頂きますね♡」
(ええええ。やっぱり羞恥プレイ?え?和泉先生、私の事遠回しに虐めてます?)
こちらに見せつけるようにナスを口に運ぶ和泉に琴音は顔が真っ赤になる。
結局食事が終わっても和泉は中々帰らないで琴音を膝に乗せてご機嫌で髪を梳かしている。解せぬ。
(先生?…………今日はセックスしないんですよね?いつまで居るんでしょうか?)
不思議そうに見つめると和泉はニコリと微笑んだ。
「…………今日からはこちらで一緒に過ごします♡まるで新婚の様ですね」
そう言って笑う和泉に琴音は戸惑うがすぐにまあ良いかと思い直す。
(先生………。もしかして罪滅ぼしでしょうか?……新婚ごっこ的な?)
琴音がナスで膜を破いたのを自分のせいだと勘違いしていた。だから罪悪感から優しくしてくれるのかも知れない。
(………………ますますラッキーですね♡なら、乗るしかありませんねこのビックエロウェーブに♡)
「和泉先生♡嬉しいです………先生♡」
スリスリと擦り寄ると和泉はそっと琴音の頬を撫でてそれから親指で唇を優しく撫でた。
「琴音さん………。キスしましょうか?」
じっと瞳を見つめられて琴音はコクリと頷いた。すると和泉はホッとした様に息を吐いてからそっと顔を近づけて来た。優しく唇は重なり合う。
(ん♡今度はキスまでしてくれるんですね♡最高です……♡ん……)
何度か触れては離れてを繰り返してから和泉はぎゅっと琴音を抱きしめた。
「ごめんね。琴音さん…………」
(…………先生。それは、気持ちには応えれないって謝罪でしょうか?…そんなの別に良いのに……。最初からわかってます…………。)
「和泉先生。謝らないでください。私幸せです」
そう言って琴音からもぎゅっと抱きしめた。
◇◇◇◇◇◇
ベッドに二人で寝転んで暫く過ごしていると背中に固い物が当たった。
「…………和泉先生、勃ってる」
クスクスと笑って告げると和泉は後ろから琴音を抱きしめたままスリスリと股間を腰に擦りつけた。
「君が可愛らしいので……勃っちゃいますよ♡………ん♡」
「和泉先生ぇ♡」
(甘々ですね♡うふふ)
和泉との甘い新婚ごっこに琴音は胸がドキドキと高鳴る。今日はエッチはお預けだが腫れが引けば抱いて貰える。なんだかんだと今回の周回は上手く行った。内心でほくそ笑んで琴音は後ろ手にそっと和泉の固くなったおちんぽに手を這わす。ズボンの上からスリスリと撫でると和泉の体がブルリと震えた。
「あ………駄目ですよ?琴音さん?今日は駄目です」
そう言う和泉の方へごろんと寝返りを打ち琴音はそっと上目遣いで見上げる。
「…………先生。挿れなくて良いです。でも先生のおちんぽ舐めてみたいです。駄目?」
「っ………君は………、どこでそんないやらしいお強請りを覚えてきたのかな?……そんなに舐めたい?」
◇◇◇◇◇◇
和泉がブルンと取り出したおちんぽはエヴァよりも太くて長い。大人しそうな顔してずる剥け大人ちんぽだ。
「うわぁ♡おっきい………」
(ふぁ……美味しそう………♡)
そっと手を這わすと和泉は瞳を細めた。
「琴音さん……?」
「はい?」
名を呼ばれたのでそっと視線を和泉に向けると暫くじっと見つめられてから緩く首を振られた。
「いいえ。何でも無いです。……さあどうぞ。好きにしていいですよ」
(っ………はあ♡おちんぽ………)
和泉からのオッケーが出たので琴音はちろりと舌を這わせる。
(あ。お汁……ん♡あれ?和泉先生のは臭くないです………無味無臭ですね……。ん……でもぬるぬる………)
とろりと先から溢れる透明なお汁をちろりと舐めてからちゅうと吸い付くとビクンビクンと和泉の腰は震える。玉袋がグンと動いてそれからすぐにどびゅっと精液が出た。ぴゅるるっと出た白濁が琴音の頬や髪に飛んだ。
「あ………っ……すみません、久しぶりでしたので……ん。」
目元を染めて和泉は吐息混じりにそう言う。ビクビクとおちんぽはまだ微かに動いている。まだ先からとろんと出ている。
(ん………まだ…出てますね♡)
ちゅうと吸い付いて残った精液を吸い出すとほんのりと甘い。
「………ん。先生の精子甘い?……ん♡美味し♡」
「あぁ………琴音さん……そんなに吸ったら駄目です……んん……」
ぢゅるるっと最後まで吸い出すとおちんぽはへニャリと萎えた。
(あれ?もう萎えちゃいました……。気持ち良くなかったのでしょうか?)
エヴァのおちんぽは連続で出してもビンビンだった。なのに和泉のおちんぽはしゅんと縮んでいる。
じっと和泉を見ていると和泉は首をかしげている。
「どうかしましたか?」
「あ。いえ………先生、余り気持ち良くなかったですか?……おちんぽの元気無くなっちゃいました………」
そう告げると和泉の眉がピクリと動いた。
「………………僕は、もうそんなに若くは無いですし。一度出せば元気も無くなりますよ。………琴音さん、お口すすいでおいで?そんなの飲まなくても良いのに………」
(………人によるんですねエッチって。先生は精子飲んでもあんまり嬉しくないんですね…………ふーん。なるほど。)
◇◇◇◇◇◇
「先生よしよし♡」
胸元で甘える和泉の頭を優しく撫でる
「琴音さん………♡今日もよく眠れそうです……♡琴音さん……柔らかくて気持ちい………」
赤ちゃんみたいに胸元で甘える和泉は可愛い。
(……………大人で男の人でも甘えん坊なんですね。ふふ………先生可愛いです……)
「………………人に甘えるのってこんなに幸せなんですね……♡僕困っちゃうなあ。………もう離れられませんよ…………」
そう言う和泉の頭をぎゅっと抱きしめる
「ならずっとこうしてましょうか?……ふふ」
「琴音さん………。はい、ずっとこうしていてくださいね………」
幸せそうに胸に顔を埋める和泉をチラリと見て琴音は内心でほくそ笑む。
(…………先生は甘えるのも好き……良し、これは今後の周回にも使えそうですね……)
「え?!センセーとコトちゃん付き合ってるんスか?!へーおめでとー」
次の日そう伝えると太陽はニコニコとそう言う。琴音と和泉との年齢差とか教師と生徒だとかは全然気にならないようだ。馬鹿だからそこまで深く考えていないのだろう。
「………ええ。ありがとうございます。太陽君」
和泉もニコリと微笑んでいる。
(………………皆にこの関係を言ってしまって良いんでしょうか?ごっこなのに……、あー。でも内緒でコソコソするのも面倒ですもんね。しばらくは一緒の部屋で過ごすみたいですし)
てっきり内緒にするのかと思っていたが和泉は皆に琴音と付き合っていると伝えた。
「…………ふーん。」
「ツキアウ?よく分からないケド。おめでとう?……?」
ノアは興味無さげでアノニマスに至っては良くわかっていない。
(まあこの面子なら伝えたところでなんの問題もなさそうですね。)
きっと和泉もそう思ったのだろう。
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