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綺麗に並べて
逢瀬のための勉強会①
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ララスティの誕生日の一ヶ月後。
十一月の半ばになり、シングウッド公爵家でまだ貴族社会になれていない庶子を集めた、第一回の勉強会が開催した。
初回ということで、難しい講習は行わずお茶会で交流しつつ、各人の状況を確認することになっており、シングウッド公爵家の大広間には十六歳までの子供が集まっている。
「お姉さま、そのドレス素敵ですね」
「そう言っていただけると嬉しいですわ」
「……カイル殿下からの贈り物ですか?」
「いいえ、こちらはアインバッハ公爵家のおばあさまが仕立てて下さいましたの」
「ふーん」
エミリアはララスティの格好を上から下までじっくりと眺め、「お姉さまばっかり素敵なものを貰ってますよね」と恨めしそうに言うと、「あたしはまだ秘密の関係だから何ももらえないのに」と小さく呟いた。
カイルは誠実な性格だ。
秘密の恋人になったとはいえ、婚約者ではないエミリアに個人的な贈り物は控えているのだろう。
それでも、公的な贈り物であれば貰える可能性はあるが、それはカイルの私財でも婚約者予算でもなく、王家の公費を使用したもの。
エミリアはカイルがララスティのために送る装飾品のように、自分のために必死で考えられた個人的なものが欲しいのだろう。
「それにしても、庶子を集めた勉強会っていうから家庭教師でもいるのかと思いましたけど、のんきなお茶会ですね」
エミリアのその言葉にララスティは内心で笑ってしまう。
「家庭教師というか、講師の方はすでにこの状況を確認していらっしゃいます」
「え?」
「この広間の二階席には、今後皆さまを指導なさる方々が来ていらっしゃいます。今回のお茶会の状況を確認し、爵位や個人の能力に合わせた指導をどのようにするのか話し合っておりますの」
「それって盗み見じゃないですか!」
驚いたようにエミリアが大声を出して二階席を見る。
確かによく見れば植物の影に隠れるように人影が確認でき、エミリアは不機嫌そうに眉を寄せた。
エミリアのその様子に他の子供も二階席を見て人影を確認し、これがただの交流目的のお茶会でないと察する者も出てくる。
(まあ、察することができる者は、そもそも貴族社会か状況を察しなければならない職業に向いてますけれど)
そんなことを考えつつも、緊張の面持ちになったものをフォローするためにララスティは動く。
適度に緊張をほぐし、今日のお茶会は各人の今のレベルを確認するためのものだと説明をしていく中、エミリアは何を思ったのかララスティの真似をするように他の貴族子女に話しかけ始めた。
もちろん交流を兼ねているお茶会なのだからそれ自体は構わないのだが、エミリアは話しかけた子女に「観察されているから、下手なことをしない方がいい」と、親切に忠告して回っているのだ。
その行動はもちろん二階席から見ている大人には丸わかりで、エミリアと話した後からこちらを気にして緊張する子女に大人たちは秘かにため息をついた。
そして同時に、緊張した子女をフォローするララスティの姿もしっかりと確認されており、異母姉妹の評価はどんどん差が出てしまう。
(やれやれ。今日は本当に交流会とレベルのチェックだけだったのに、エミリア嬢は自滅がお得意のようだ)
ルドルフはその様子を内心笑いながら観察し、何食わぬ顔で「ララスティは流石未来の王太子妃だ」と評価する言葉を発した。
その姿はララスティとカイルの仲を応援している王弟であり、カイルをこのような教育の日に合わせて呼び寄せるのも、ララスティとの時間が減ってしまう埋め合わせなのだと周囲は勝手に勘違いしていく。
その後、お茶会は幾分の緊張を残したまま終了し、エミリア以外の子女は各自帰宅していったが、エミリアはなぜかララスティと一緒に帰宅すると言って残った。
一緒に帰宅すると言っても、シングウッド公爵家に来た馬車は違うし、そもそもララスティは現在アインバッハ公爵家に滞在している。
エミリアは理解していないが、最初の契約がもうじき終了するため、善意での延長更新する条件として、ララスティの生活拠点はランバルト公爵家の別邸から正式にアインバッハ公爵家に移動したのだ。
別邸は完全に無人になっており、ランバルト公爵家側からララスティに付けられていた三人の使用人も、それぞれが正式にランバルト公爵家を辞めアインバッハ公爵家で雇用されている。
「エミリアさん、わたくしはこれから今後の予定について話し合いを行いますが……」
「そうなんですか? じゃあ、あたしは適当に過ごしてますよ」
「適当にって、まさかこのお屋敷内を自由に動くなんておっしゃいませんわよね?」
ララスティがわざとらしく尋ねれば、エミリアはキョトンと首をかしげる。
「お屋敷内を自由に歩いちゃダメなんですか?」
「ダメに決まっています」
家族でもなく、親しい間柄でもない。
ここに招いたのは勉強会が目的であり、それが終わった以上エミリアがここにいる理由はない。
ララスティと一緒に帰るために待っていたとしても、それが他家を自由に歩き回る理由にはならない。
「じゃあ、庭は?」
「妥協したように言っていますが、家主の許可もないのに勝手に行動をしてはいけませんのよ」
「はあ、面倒くさい」
エミリアがそう言ってララスティを睨む。
その様子にララスティは内心でこの状態なら、と内心で笑う。
「それではわたくしはもう行きますが、くれぐれもご迷惑をかけるようなことはなさらないでくださいね」
「はーい」
念押しのようにエミリアに行ってからララスティは部屋を出る。
「エミリアさんがご迷惑をおかけしないように、しっかり監視をしていてくださいね」
「かしこまりました」
ララスティが連れてきている護衛とメイドが頭を下げる。
他にもシングウッド公爵家の護衛とメイドも頭を下げたので、ララスティはにっこりと微笑み、何事もなかったようにルドルフのもとに向かった。
しばらくして部屋の扉が開き、中からエミリアが出てくるとメイドが帰宅するのかと声をかけた。
「おトイレです! お茶会であんなに飲まされたから!」
エミリアはそう言ってトイレの場所を聞き、一人で行くといって歩いていくが、当然背後にはメイドが付き添った。
「一人で行きます!」
「いえ、お客様が迷われては困りますから」
正論を言われ、エミリアは悔しそうに顔をしかめるとわざとらしく歩く速度を落とした。
それに合わせるようにメイドが歩く速度を落とし、エミリアの横に来たところで足を止めた瞬間、エミリアはスカートを持ち上げて走り出した。
「……あらあら、どうしましょう」
エミリアについてきたメイドはそう言いつつも追いかけることはせず、背後を振り返り秘かについてきている護衛にエミリアを探すよう指示を出し、さも心配しているかのような表情を作り「若様に報告をしてきます!」と駆け出した。
少しして、ルドルフの執務室で今後の予定を話し合っていたララスティたちの元に、エミリアがトイレに行く途中で突然走り出し行方不明になったと報告が入った。
「まあ! そんな……」
ララスティはショックを受けたように口元を覆い、ルドルフにすぐ人手を出してエミリアを探すように言いかけ、口を閉じてしまう。
「どうした、ララスティ。すぐにエミリア嬢を探すよう使用人に指示を出そう」
「ありがとうございます。けれどもそれでは皆様にご迷惑が……でも、いつまでも所在が分からないのもご迷惑をおかけしてしまいますよね」
困ったように言うララスティを安心させるようにルドルフが「大丈夫だ」と声をかける。
「家の中を勝手に動き回られる方がこちらとしては迷惑だ。早急に人手を出して捜索させよう」
「申し訳ありません」
ララスティがしょんぼりとした表情で言うと、周囲に居る大人たちが慰めるようにララスティは悪くないと言う。
その様子を見てルドルフは講師陣との話し合いは今日のところは切り上げることを提案し、解散することになった。
だれもがエミリアのことを気にしつつも、この状況で話し合いを続けることもできないと理解をしているため、特に残りたいと言い出す者も出ずに帰宅していった。
残ったララスティはメイドが淹れなおしたお茶を飲み、「ふう」とゆっくり息を吐く。
「予想通りの行動でむしろ笑えてきますわ」
「誘導されているとも気づかずに、今頃はカイルが待機している客室に入ったかな?」
「だといいのですけれど」
今日という機会にエミリアにはシングウッド公爵家の勉強会に出席すれば、カイルに会うことが出来、チャンスを作れば二人の時間が作れると思い込んでもらわなければいけない。
「エミリアさんにはぜひとも真実の愛を貫いていただきたいですし、カイル殿下にはもう一度真実の愛を再現していただきたいのです」
「カイルは誠実だから難しいかもしれないけどね」
「でも、カイル殿下は可哀相なエミリアさんに惹かれましたのよ。今はわたくしに気持ちがあっても、エミリアさんに情が移らないと決まったわけではありませんわ」
ララスティはそう言って微笑み、もう一口紅茶を飲んだ。
十一月の半ばになり、シングウッド公爵家でまだ貴族社会になれていない庶子を集めた、第一回の勉強会が開催した。
初回ということで、難しい講習は行わずお茶会で交流しつつ、各人の状況を確認することになっており、シングウッド公爵家の大広間には十六歳までの子供が集まっている。
「お姉さま、そのドレス素敵ですね」
「そう言っていただけると嬉しいですわ」
「……カイル殿下からの贈り物ですか?」
「いいえ、こちらはアインバッハ公爵家のおばあさまが仕立てて下さいましたの」
「ふーん」
エミリアはララスティの格好を上から下までじっくりと眺め、「お姉さまばっかり素敵なものを貰ってますよね」と恨めしそうに言うと、「あたしはまだ秘密の関係だから何ももらえないのに」と小さく呟いた。
カイルは誠実な性格だ。
秘密の恋人になったとはいえ、婚約者ではないエミリアに個人的な贈り物は控えているのだろう。
それでも、公的な贈り物であれば貰える可能性はあるが、それはカイルの私財でも婚約者予算でもなく、王家の公費を使用したもの。
エミリアはカイルがララスティのために送る装飾品のように、自分のために必死で考えられた個人的なものが欲しいのだろう。
「それにしても、庶子を集めた勉強会っていうから家庭教師でもいるのかと思いましたけど、のんきなお茶会ですね」
エミリアのその言葉にララスティは内心で笑ってしまう。
「家庭教師というか、講師の方はすでにこの状況を確認していらっしゃいます」
「え?」
「この広間の二階席には、今後皆さまを指導なさる方々が来ていらっしゃいます。今回のお茶会の状況を確認し、爵位や個人の能力に合わせた指導をどのようにするのか話し合っておりますの」
「それって盗み見じゃないですか!」
驚いたようにエミリアが大声を出して二階席を見る。
確かによく見れば植物の影に隠れるように人影が確認でき、エミリアは不機嫌そうに眉を寄せた。
エミリアのその様子に他の子供も二階席を見て人影を確認し、これがただの交流目的のお茶会でないと察する者も出てくる。
(まあ、察することができる者は、そもそも貴族社会か状況を察しなければならない職業に向いてますけれど)
そんなことを考えつつも、緊張の面持ちになったものをフォローするためにララスティは動く。
適度に緊張をほぐし、今日のお茶会は各人の今のレベルを確認するためのものだと説明をしていく中、エミリアは何を思ったのかララスティの真似をするように他の貴族子女に話しかけ始めた。
もちろん交流を兼ねているお茶会なのだからそれ自体は構わないのだが、エミリアは話しかけた子女に「観察されているから、下手なことをしない方がいい」と、親切に忠告して回っているのだ。
その行動はもちろん二階席から見ている大人には丸わかりで、エミリアと話した後からこちらを気にして緊張する子女に大人たちは秘かにため息をついた。
そして同時に、緊張した子女をフォローするララスティの姿もしっかりと確認されており、異母姉妹の評価はどんどん差が出てしまう。
(やれやれ。今日は本当に交流会とレベルのチェックだけだったのに、エミリア嬢は自滅がお得意のようだ)
ルドルフはその様子を内心笑いながら観察し、何食わぬ顔で「ララスティは流石未来の王太子妃だ」と評価する言葉を発した。
その姿はララスティとカイルの仲を応援している王弟であり、カイルをこのような教育の日に合わせて呼び寄せるのも、ララスティとの時間が減ってしまう埋め合わせなのだと周囲は勝手に勘違いしていく。
その後、お茶会は幾分の緊張を残したまま終了し、エミリア以外の子女は各自帰宅していったが、エミリアはなぜかララスティと一緒に帰宅すると言って残った。
一緒に帰宅すると言っても、シングウッド公爵家に来た馬車は違うし、そもそもララスティは現在アインバッハ公爵家に滞在している。
エミリアは理解していないが、最初の契約がもうじき終了するため、善意での延長更新する条件として、ララスティの生活拠点はランバルト公爵家の別邸から正式にアインバッハ公爵家に移動したのだ。
別邸は完全に無人になっており、ランバルト公爵家側からララスティに付けられていた三人の使用人も、それぞれが正式にランバルト公爵家を辞めアインバッハ公爵家で雇用されている。
「エミリアさん、わたくしはこれから今後の予定について話し合いを行いますが……」
「そうなんですか? じゃあ、あたしは適当に過ごしてますよ」
「適当にって、まさかこのお屋敷内を自由に動くなんておっしゃいませんわよね?」
ララスティがわざとらしく尋ねれば、エミリアはキョトンと首をかしげる。
「お屋敷内を自由に歩いちゃダメなんですか?」
「ダメに決まっています」
家族でもなく、親しい間柄でもない。
ここに招いたのは勉強会が目的であり、それが終わった以上エミリアがここにいる理由はない。
ララスティと一緒に帰るために待っていたとしても、それが他家を自由に歩き回る理由にはならない。
「じゃあ、庭は?」
「妥協したように言っていますが、家主の許可もないのに勝手に行動をしてはいけませんのよ」
「はあ、面倒くさい」
エミリアがそう言ってララスティを睨む。
その様子にララスティは内心でこの状態なら、と内心で笑う。
「それではわたくしはもう行きますが、くれぐれもご迷惑をかけるようなことはなさらないでくださいね」
「はーい」
念押しのようにエミリアに行ってからララスティは部屋を出る。
「エミリアさんがご迷惑をおかけしないように、しっかり監視をしていてくださいね」
「かしこまりました」
ララスティが連れてきている護衛とメイドが頭を下げる。
他にもシングウッド公爵家の護衛とメイドも頭を下げたので、ララスティはにっこりと微笑み、何事もなかったようにルドルフのもとに向かった。
しばらくして部屋の扉が開き、中からエミリアが出てくるとメイドが帰宅するのかと声をかけた。
「おトイレです! お茶会であんなに飲まされたから!」
エミリアはそう言ってトイレの場所を聞き、一人で行くといって歩いていくが、当然背後にはメイドが付き添った。
「一人で行きます!」
「いえ、お客様が迷われては困りますから」
正論を言われ、エミリアは悔しそうに顔をしかめるとわざとらしく歩く速度を落とした。
それに合わせるようにメイドが歩く速度を落とし、エミリアの横に来たところで足を止めた瞬間、エミリアはスカートを持ち上げて走り出した。
「……あらあら、どうしましょう」
エミリアについてきたメイドはそう言いつつも追いかけることはせず、背後を振り返り秘かについてきている護衛にエミリアを探すよう指示を出し、さも心配しているかのような表情を作り「若様に報告をしてきます!」と駆け出した。
少しして、ルドルフの執務室で今後の予定を話し合っていたララスティたちの元に、エミリアがトイレに行く途中で突然走り出し行方不明になったと報告が入った。
「まあ! そんな……」
ララスティはショックを受けたように口元を覆い、ルドルフにすぐ人手を出してエミリアを探すように言いかけ、口を閉じてしまう。
「どうした、ララスティ。すぐにエミリア嬢を探すよう使用人に指示を出そう」
「ありがとうございます。けれどもそれでは皆様にご迷惑が……でも、いつまでも所在が分からないのもご迷惑をおかけしてしまいますよね」
困ったように言うララスティを安心させるようにルドルフが「大丈夫だ」と声をかける。
「家の中を勝手に動き回られる方がこちらとしては迷惑だ。早急に人手を出して捜索させよう」
「申し訳ありません」
ララスティがしょんぼりとした表情で言うと、周囲に居る大人たちが慰めるようにララスティは悪くないと言う。
その様子を見てルドルフは講師陣との話し合いは今日のところは切り上げることを提案し、解散することになった。
だれもがエミリアのことを気にしつつも、この状況で話し合いを続けることもできないと理解をしているため、特に残りたいと言い出す者も出ずに帰宅していった。
残ったララスティはメイドが淹れなおしたお茶を飲み、「ふう」とゆっくり息を吐く。
「予想通りの行動でむしろ笑えてきますわ」
「誘導されているとも気づかずに、今頃はカイルが待機している客室に入ったかな?」
「だといいのですけれど」
今日という機会にエミリアにはシングウッド公爵家の勉強会に出席すれば、カイルに会うことが出来、チャンスを作れば二人の時間が作れると思い込んでもらわなければいけない。
「エミリアさんにはぜひとも真実の愛を貫いていただきたいですし、カイル殿下にはもう一度真実の愛を再現していただきたいのです」
「カイルは誠実だから難しいかもしれないけどね」
「でも、カイル殿下は可哀相なエミリアさんに惹かれましたのよ。今はわたくしに気持ちがあっても、エミリアさんに情が移らないと決まったわけではありませんわ」
ララスティはそう言って微笑み、もう一口紅茶を飲んだ。
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