俺の装備は拾い物

豪之伸

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81話 ゴシン、鑑定する!

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 早いとこ鑑定して、ダンジョンに行くぞ!


 早起きしたので朝飯前に鑑定することにした。とりあえず、沢山あってすぐ装備できる装飾品からだ。

「鑑定するけど、数があるからイチイチこれは何々だって言わないからな。有効そうな物だけ、俺の独断で配るので文句有る人は後から聞くから!」


 そう宣言して鑑定開始。


 掴んではポイ、掴んではポイ。数はあるが有効なエンチャントが付いてるのが中々無い。
 主に2系統、身体強化系か異常状態緩和系。だがその威力が弱い。腕力強化(小)や脚力強化(小)、毒状態緩和(小)、麻痺抵抗(小)こんなのばっかり。
 久しぶりの拾い物だったからか、手当たり次第に反応したようだ。


 そんななか、ちょっと良いの発見!

「クニユキさん!」名前を呼んで放り投げる。いきなり呼ばれてビクッってしてたが、掴んでもらえた。

「ゴシンくんこれって何?」

「隠者の指輪だって名前付きのやつだよ。存在隠匿(大)って付いてて匂いまで消せるみたい。斥候職なら有ったらいいでしょ」

「すごいの出たね。ありがと、貰うね」

「おっと、こんなのもあった。気配察知(中)だって。これ誰が持ってても有効だけど…ユウヤかな?これでゴブリンに囲まれずにすむな」

「古い話を蒸し返さないの。ありがとう、有効活用するよー」


 最初はどうなることかと思ったけど、結構使える物が有るものだな。


「なぁゴシン。このポイポイ捨ててるヤツってそんなに使えないヤツなのか?」

 ナオヤがそんなことを聞いてくる。

「あぁ、ソイツらは効果が限定されてたり、弱かったりするんだよ。腕力とか脚力とかだけを小だけ強くしたり、麻痺抵抗みたいに抵抗するだけだったりな。
 指は10本しかないんだし、装備するなら効果が高い方が良いだろ?」

 こう説明したが、何イッテンダ?って顔をされて、横からアヤネがフォローしてきた。


「ねぇ兄貴。ゴシン君知らないんじゃない?
 あのね、指輪は必ずしも指にしなくても良いのよ?魔力伝達の良いミスリルなんかでチェーンを作って、それに通してネックレスにして身に付けてても効果を発揮してくれるの。じゃないとガントレットみたいな籠手を着けてる戦士や騎士は指輪が邪魔になっちゃうよ。
 まぁ同じ効果の物を沢山付けても重複される訳じゃないけど、複数の違った効果の物を付けてればそれらはカウントされるのよ。耐性なんかの場合は重宝するわね。
 でも、そもそも効果が弱いと言ってもエンチャントされたマジックアイテムだから高価だしそんなにジャラジャラつけてる人もいないけどね」


 マジで?
 それは知らんかった!ならポイポイしてたやつもそれなりに使えるのか?


「さすがに先輩冒険者だな。知らなかったよ勉強不足だな。後でそっちの山も細かく分けるから欲しいのあったら使ってくれ」


 こんな話をしていても鑑定の手を休めてはいなかったのだが、そんな中良い物発見!


「おぉ、良い物発見!鑑定(中)!!
 待ってるのも暇だろうから、その山でも漁って自分の分確保しててよ。残ったのは冒険者ギルドに売っちゃうから。
 あと、終わったらこっち手伝って!」

「「「「「りょーかーい」」」」」



 こうして仕分け作業は続くのだった…



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