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人質
三・差し出された贄(上)
しおりを挟む宵からすっかり夜になった頃、お鍋が寺倉に付き添われて観音寺城に現れた。
賢秀は鶴千代を信長の陣中に置いて、帰るところであった。そこに、寺倉の小者がやって来て、小倉本家の降伏と、お鍋が人質となったこと、定秀からの伝言を伝えた。
小倉本家は蒲生家の管理下。幼少の当主に代わって、蒲生の当主が全て取り仕切っている。
だから、小倉家当主の代わりに、蒲生家当主が信長に対面する必要がある。
賢秀は息子に後ろ髪を引かれながらも、お鍋と合流するべく、信長の本陣近くまで戻って行った。
お鍋と会うと、感謝したように頭を下げる賢秀。
「既に織田様には、蒲生の降伏と同時に、小倉家も降伏したに同じだと伝えてあり申す」
小倉家は、あとは人質を差し出すだけで良い。そのように話がついていた。
「そうですか」
お鍋の声に感情はない。お鍋は右京亮から贈られた、地味な藍色だが、彼女を艶やかに見せる袿を身にまとっていた。
「甥の代わりに人質を引き受けて下されたこと、心より御礼申し上げる」
賢秀は彼女の美貌に些かの関心もない。生真面目に挨拶するばかりだ。その無表情の中に、憔悴が見てとれた。
(息子を人質に出したのだものね……)
お鍋は、先程の、鶴千代を人質に差し出しても微塵も心に動きのない、定秀の顔を思い出していた。
さすがに賢秀には父親としての情があるらしい。
「別に構いませんわ」
だが、お鍋は冷たく返した。賢秀は頭を下げたままだった。
そうしている間に、取り次ぎの者に呼ばれる。
賢秀が先に立ち、お鍋が後について、会見の間に入った。
賢秀は先程と同じ所に平伏する。お鍋は先程鶴千代がいた場所に座った。
お鍋は岐阜城から逃げた。そのことについて、きっと咎めを受けるだろう。だが、今のお鍋の心には何もない。
恐怖も緊張も、何もなかった。
それを感じたのか、入ってきて上座についた信長は、お鍋を一瞥して、一つ舌打ちした。
「小倉家から差し出す人質にございまする」
賢秀が言う。
「であるか」
信長はそれきり何も言わず、じっとお鍋を睨んでいた。
次第に息苦しくなったのは賢秀だった。
やはり、お鍋では不服であろうかと、彼は思った。信長は孫作でなければ認めないのかもしれない。
あるいは、先のお鍋の逃亡を咎めて、お鍋に何らかの処罰を下し、それとは別に新たな人質を要求するのかもしれない。
(それとも、まさかお鍋に怒り、小倉家の降伏は許さぬと言うのか?いや、蒲生さえ許したのだ、小倉を許さぬとは思えないが……)
賢秀の背を冷や汗が伝った。
「あの……」
賢秀が口を開いた時、信長がようやく言った。
「相わかった」
それだけ言って、立ち上がる。
一歩踏み出し、その辺にいた小姓に、
「小倉の人質は岐阜へ送っておけ」
と命じて、あとはもうどかどかと部屋を後にしていた。
それだけであった。
ふうと賢秀は詰めていた息を吐く。途端にへなへなと力が抜けた。
信長の前というのは、太刀の刃先をなぞるような感覚を強いられる。賢秀は今日だけで一気に十年は寿命が縮んだ心地だった。
だが、背後でお鍋が身動ぎしたのを感じて、現に返る。
いつまでもここに居るわけにはいかない。お鍋を振り返った。
「各家の人質は彼方に一旦集められる」
手で向こうの建物の間から見える曲輪を指し示した。
「案内の者に……」
言いかけたところに、先程とは別の小姓が現れた。
「お屋形様よりの御命でござる」
信長からの命令を伝えるその小姓は、賢秀が鶴千代を預けた時に、案内してくれた者だ。堀久太郎と名乗ったが、信長から絶大な信頼を寄せられている、力のある側近と見えた。
賢秀は慌てて居住まいを正す。お鍋も背筋を伸ばして、真っ直ぐ久太郎を見た。
「小倉家本家の所領は引き続き蒲生家の管理に任せる。小倉甚五郎の所領は、もとの高野に戻し、かつ小椋も与える。その代わり、山上及び和南一帯は小倉右近大夫に返すように。八尾城は小倉城と交換せよ。なお、小倉良親に相谷城の再建を命じるとの由でござる」
久太郎は信長の決定を事務的に伝えた。
これにより、愛知川北岸を占拠していた右近大夫はもとの山上に戻され、山上周辺を押さえていた右京亮、つまりは甚五郎はもとの高野に戻されることになった。
ただし、もともと右京亮が持っていた八尾城は、右京亮が右近大夫家にいた若年期に右近大夫から与えられていたものだからか、もとの持ち主である右近大夫家に返され、その代わりに甚五郎は故・左近助の小倉城を与えられるという。
相谷城は良親に再建させ、そのまま城主にするとのことであった。
これで、故・左近助家の所領は八風越の街道筋に限られ、右近大夫家のはそれ以外とはっきり区別されたことになる。
甚五郎の所領は以前より少しだけ増え、彼ははっきり故・左近助家の人間とされた。その後継者でもある。
久太郎はさらに付け加える。
「蒲生家には小倉本家の後見のみ認めるが、他の小倉一族には介入せぬように。よって、小倉甚五郎は無論のことだが、その弟・松寿を不当に手にしてはいけない。速やかに高野へ帰すべしとの御意にござる」
久太郎の言うことは、以上であった。
お鍋が岐阜から逃げたことに対しては、何の咎めもない。そして、お鍋が人質となることで、小倉本家及び全ての分家を許し、所領を安堵したのだ。
また、蒲生家の介入も本家以外は許さぬという。つまり、言い換えれば、以降、小倉一門が蒲生の侵攻に脅かされることはなくなったのである。そして、以前の戦闘によって、蒲生家に差し出していた人質は、自由の身となる。小倉一門はもう蒲生の下に甘んじる必要はなくなったのだ。
蒲生家の野心を打ち砕くものだが、信長の公平な処置には違いない。蒲生家がその命に背けば、すぐに信長によって討たれるだけである。
信長は小倉家の救世主だ。
久太郎は用は済んだとばかり、安堵状を渡すと、すぐに去って行く。
賢秀は素直にお鍋に約束した。
「中野城にいる甚五郎殿には、松寿殿と共に、すぐに高野へお移り頂こう。もう甚五郎殿が中野城にいることも、松寿殿が佐久良城にいることもない」
今までのことを詫びるように頭を下げる賢秀。
お鍋は、信長が自分や小倉家を咎めないどころか、かえってお鍋のために二人の子を自由の身にしてくれたことを、実感した。
****************************
信長はぐずぐずしていない。いつまでも観音寺城に居座ることもなく、さっさと都を目指して進軍している。
二十六日にはついに上洛して、東寺に陣を置き、三好勢を一掃するのであるが、足利義昭の方も、全てが終わるまで岐阜で待っていたわけではない。
その上洛する義昭の一行と、六角家旧臣たちの人質とが、途中ですれ違うことはなかったが――。
九月中には義昭は摂津へ、六角家旧臣の人質たちは岐阜へと着いていた。
お鍋は長良川越しに岐阜城を眺めた時、何ともいえない気持ちになった。船中思い起こすのは、子供たちのことである。
小倉一門は信長の命に従って、領地の移動、交換などをしたが、蒲生家もすんなり甚五郎と松寿を手離し、二人は高野へ向かった。
人質一行が岐阜へと旅立つ時、二人は乳母に連れられ、お鍋に会いに来た。
甚五郎は高野の領主として、しっかり家を守らなければならない。だが、松寿は当主ではないし、何よりまだ赤子だ。
お鍋の世話役として、岐阜に一緒に行くことになった於巳が、母子の別れを悲しんで。
「下の若様はご一緒に連れて行かれたら如何でしょう?」
そう提案した。
母との別れに泣く甚五郎も同意した。だが、お鍋は言った。
「甚、松寿をお願いね。母は人質として岐阜へ行くの。松寿を連れて行くことはできないわ」
何も松寿まで、お鍋と一緒に人質になることはないのだ。
(一緒にいてやれないけど。それでも、松寿が傍にいれば、甚もそんなに寂しくないわ)
その時はそう思ったのだが、今になってみると、無性に悲しい。お鍋の心がわかるのか、於巳も悲しげに船に揺られていた。
お鍋の供は於巳と下女二人だけである。二人の下女が荷物を抱えて、於巳の背後に踞っている。
その向こうから元気な声が響いていた。
船には数組の人質主従が乗っているが、その大きく明るい声は、蒲生家の鶴千代だった。
町野と下男だけを連れている鶴千代の瞳は爛々と輝いていて、何だか期待に胸躍らせている様子だ。岐阜での生活を楽しみにしているらしい。船から見える岐阜城の姿に、歓声を上げているのだ。
(確かに岐阜はきらびやかで、まるで極楽のように、目が眩むわ……)
人質が何たるかもわかっていないのか、命の保証など皆無だというのに、無邪気に喜ぶ少年を見ていると、せめて松寿だけでも連れて来ればよかったと、愛別の苦しみに苛まれた。
川を渡り、城下を歩く。
人質たちは山の城の方に住まわされるという。
麓の豪華な邸は素通りして、ひたすら山を登らされる。以前、岐阜に来た時には、邸の方に滞在していたから、城に行くのは初めてである。
人質にも色々いる。
お鍋のように女性もいれば、鶴千代のような少年もいる。成人男子も入道もいた。
鶴千代のような少年は、勉学もさせてもらえるそうで、行儀見習いも兼ねて、山頂の本丸で過ごし、信長がいる時は、奉仕することになるそうだ。そういった人質の少年は、美濃や伊勢から既に百人近くやって来ているという。
お鍋のように女性の場合は、山頂までは至らず、途中の曲輪に住まうことになる。
老若男女問わず、人質たちは己の命のことを思って、鶴千代以外は皆暗い。
恐れと不安に駆り立てられる彼女達と共に、お鍋は割り振られた曲輪に入り、いよいよ人質としての生活が開始したのである。
曲輪は幾つもあるが、お鍋の割り振られた所には、近江から来た女性が入っている。曲輪の中には建物が複数あって、お鍋に与えられた邸は広かった。
邸にはお鍋の他にも人質がいた。だが、広いし、深窓の女ばかりだから、無闇に出歩くこともないので、しばらくの間は、他の人質たちと時々廊下等で顔を合わせることがあるくらいで、何事もない日々が過ぎて行った。
その間にも、世の中は目まぐるしく変化している。
信長が京の六条本圀寺に義昭を迎え、ついに朝廷によって将軍宣下がなされたのである。十五代将軍の誕生である。
足利義昭は塗炭の苦しみの末、ついに正式な将軍となった。
そして、義昭が終始気にしていた、三好勢によって推戴されていた十四代将軍・義栄であるが――朝廷はこの義栄の存在を無視して、義昭を新将軍に任じた。
だが、偶然とは思えない驚愕の偶然だが、義栄は丁度この時、死去していた。もともと病弱だったし、近年ずっと病んでいた。あまりに時期が良すぎる死であるのに、毒殺、謀殺の噂さえ起こらなかった程である。
そして、さっさとやるべきことを片付け、信長は間もなく岐阜へ帰ってくることになるが、それ以前に、お鍋の身には変化があった。
もともと岐阜城は斎藤道三のものだ。その娘の濃姫にとって、ここは故郷であり、実家である。
麓の邸は信長が作ったものだが、山上の城は信長が改修したとはいえ、もとからあった城。濃姫が子供の頃住んでいたのは、山上の城なのである。
それで、濃姫は城の方によくいるのだが、麓の邸にいることだってある。
しばらく城で過ごしていた彼女だったが、邸の方に用事ができたらしい。山頂から麓へ。彼女は下りてきたのであった。
途中の曲輪には、人質の女性たちがいる。
「近江から来た人々は、まだ慣れておらぬであろう」
彼女達に会い、挨拶をしておこうと急に思い立ったのであった。
岐阜城の女主の来訪である。人質たちが緊張したのは言うまでもない。
お鍋も支度をしながら、別な意味で身を縮ませていた。
(逃亡したんだもの……)
観音寺城で会った時、信長は何も言わなかったが。今度こそ何か言われやしないか。
広間に人質達が集められた。皆、身綺麗に整え、ずらりと居並んでいる。
六角家の重臣層からの人質達は前方に、家格の低い人は後方にいる。お鍋は前の方に座らされる。
(わあ、上座から丸見えじゃないの……)
後ろめたさが、濃姫との対面をたじろがせていた。
やがて、濃姫が姿を現す。相変わらず派手な装いで、若々しく着飾っている。
濃姫は一通りのありきたりの挨拶をして、人質達をねぎらい、さらに心配しないようにとか、自由に好きなことをして過ごして良いなどという話を手短にした。
「急なことにて。準備はしておいたのですが、人数も多く、支度が行き届きませんでした。こちらに皆様を押し込んで、ご不自由をおかけし、申し訳ありませんでした」
濃姫はそうも言って、頭を下げた。
「これからは皆様にゆったりと、快適にお過ごし頂けます。お寛ぎになって」
どうやらこの曲輪は急しのぎだったようだ。きちんとした住まいを用意したとのことで、改めて住まいの割り振りを告げられる。
濃姫は一人一人に声をかけることはなく、それだけ告げると、もう出て行く。
お鍋とは一度も、目を合わせることもなかった。
(よかった……)
お鍋はほうっと息を吐いた。
だが、ほっとできたのはそこまでだった。
お鍋の新たな住まいが、ここの岐阜城の上臈から告げられたからである。
「小倉殿は麓へ」
六角家重臣層の人質達は、麓の邸の方に移されるとのことだが、お鍋もその中に加えられた。
「どうしよう……」
部屋に戻ってきたお鍋は、待っていた於巳の前で、やや途方にくれた。
「進藤殿の姫はまだ十になったかならないかの幼い身だから、私に不安げな眼差しを送ってきて、すがられた……でも、すがりたいのはこっちも同じよ……」
「え?」
「どうしよう、於巳。私、進藤殿の姫たちと一緒に、麓の邸の方に送られるらしいわ……」
すぐに於巳はお鍋の不安を理解した。
お鍋と共に麓の豪邸の方に移されるのは、ほんの四人だ。さすがに以前滞在した時の御殿ではないだろうが、その周りにあった邸のどれかだろう。
「ここが目立たなくてよかったのに……」
人質の曲輪だけあって、監視役の武者は沢山いるが、大した侍女はいない。岐阜城の中枢を担う、力ある侍女どもは、ほとんどその麓の豪邸の方にいる。
それに、山上の本丸と麓の豪邸には、信長の側室たちもいるのだ。
この曲輪の中のように、気楽に過ごせるはずがない。いくら建物は豪華で、派手なもてなしをされるからとて、あちらは針のむしろだ。
「ここの曲輪ならば、以前のお鍋様のことを知る人もいませんのにねえ」
於巳がため息混じりに言う。だが、どこか他人事めいていて、お鍋は言ってやった。
「於巳、そなたも私と一緒に逃亡したのよ。そなただって何を言われるか。いえ、私には面と向かって言う人も少ないだろうけれど、そなたは矢面に立たされて――。そなたこそ、針のむしろだわ」
きっと以前の逃亡について、嫌味を言われるに決まっている。於巳は一瞬ぎょっとしたような表情になった。
「そなたは本来、蒲生家の家臣の娘。蒲生に帰る?」
「いいえ。覚悟致しました!」
動揺したのは一瞬で、於巳はすぐに背筋を伸ばし、きっぱり言いきった。
「於巳……そなた、やっぱりただ者じゃないわ」
感謝と同時に感心する。
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