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いきなりのことで驚いて、息をするのも忘れた。息が苦しいから離そうとするとキスが深くなり、あっけなく熱い舌に絡め取られた。
いつもの軽いものではない。ベッドの中でするキスだった。何度も角度を変えて繋がった。スーツの胸元にすがりつくように手を添えた。両手で頬を包まれているから、逃げることが出来ない。逃げたとしても、あっけなく捕まえられるだろう。
離れては塞がれて舌を絡め取られた。応えたいのに息苦しい。心の準備ができていない。背中がゾクゾクして、息をするのを忘れてしまう。
「黒崎さん……息が……」
「……どんな目をしているか自覚しているのか?」
少しだけ唇が離れた時に耳元で囁かれた。蕩けそうな眼差しを向けられた。ベッドの中にいるかのようだ。
「んん……はぁ……」
なんとか息をした。少しだけ離れた瞬間に息を吸い込んで、吐息として漏れ出た。どっちの息なのか分からない。口元から唾液がこぼれたようだ。顎を伝い始めたから彼の胸を叩いた。耳元で囁かれた低い声に胸が痛い。
「まって……」
「バニラフレーバーの珈琲を飲んだだろう」
「ん……どこに……さわって……」
「分かっているだろう?」
「こっちを向いてごらん……」
「どうして……いつもと違うの?」
「お前が20歳だからだ。今までは10代の子で遠慮していた。社会人だから大人扱いをする」
「んん……」
顎と口元を舐め取られた。息が上がり、体中に甘い痺れが起きた。さらに甘い声で囁かれた。
「キスが上手になった」
「ヘタクソだったわけ……」
「初心者だった」
「初心者を煽るのは、ルール違反じゃないの?」
「今は違う。キスをさせてくれないか?」
至近距離の先にある目が熱っぽい。きっと自分の目も同じだろう。お互いの熱で、フロントガラスが白くなった。サーっと消えては曇っていく。
いつもはバッグで駐車するのに、今日は前進で停めている。その先はコンクリートの壁に遮られているから、誰も前を通ることが出来ない。それが何を意味するのか?黒崎の策略だ。恥ずかしい。誰かに見られる。そんな言い訳を封じることが出来る。
「どうして……、前進で停めているわけ?」
「焦らさないでくれ。お前の方からキスしてくれ」
「いいよ……」
優しく手を払いのけた。黒崎の耳たぶを軽くつねってやった。チュッ。頬にキスした後、つねっている耳元で囁いた。
「唇にとは言われてないからね……」
「どこで覚えてきたんだ?」
「さあ?先生はどこかな……」
「初心者を煽ってくるのはルール違反なんだろう?」
「どこが……っ」
どこが初心者だよ。そう言い返そうとした言葉を熱い唇で奪われた。何度も繋がって、ため息を交換した。まずは食事に行こう。そう耳元で囁かれて素直に頷いた。
いつもの軽いものではない。ベッドの中でするキスだった。何度も角度を変えて繋がった。スーツの胸元にすがりつくように手を添えた。両手で頬を包まれているから、逃げることが出来ない。逃げたとしても、あっけなく捕まえられるだろう。
離れては塞がれて舌を絡め取られた。応えたいのに息苦しい。心の準備ができていない。背中がゾクゾクして、息をするのを忘れてしまう。
「黒崎さん……息が……」
「……どんな目をしているか自覚しているのか?」
少しだけ唇が離れた時に耳元で囁かれた。蕩けそうな眼差しを向けられた。ベッドの中にいるかのようだ。
「んん……はぁ……」
なんとか息をした。少しだけ離れた瞬間に息を吸い込んで、吐息として漏れ出た。どっちの息なのか分からない。口元から唾液がこぼれたようだ。顎を伝い始めたから彼の胸を叩いた。耳元で囁かれた低い声に胸が痛い。
「まって……」
「バニラフレーバーの珈琲を飲んだだろう」
「ん……どこに……さわって……」
「分かっているだろう?」
「こっちを向いてごらん……」
「どうして……いつもと違うの?」
「お前が20歳だからだ。今までは10代の子で遠慮していた。社会人だから大人扱いをする」
「んん……」
顎と口元を舐め取られた。息が上がり、体中に甘い痺れが起きた。さらに甘い声で囁かれた。
「キスが上手になった」
「ヘタクソだったわけ……」
「初心者だった」
「初心者を煽るのは、ルール違反じゃないの?」
「今は違う。キスをさせてくれないか?」
至近距離の先にある目が熱っぽい。きっと自分の目も同じだろう。お互いの熱で、フロントガラスが白くなった。サーっと消えては曇っていく。
いつもはバッグで駐車するのに、今日は前進で停めている。その先はコンクリートの壁に遮られているから、誰も前を通ることが出来ない。それが何を意味するのか?黒崎の策略だ。恥ずかしい。誰かに見られる。そんな言い訳を封じることが出来る。
「どうして……、前進で停めているわけ?」
「焦らさないでくれ。お前の方からキスしてくれ」
「いいよ……」
優しく手を払いのけた。黒崎の耳たぶを軽くつねってやった。チュッ。頬にキスした後、つねっている耳元で囁いた。
「唇にとは言われてないからね……」
「どこで覚えてきたんだ?」
「さあ?先生はどこかな……」
「初心者を煽ってくるのはルール違反なんだろう?」
「どこが……っ」
どこが初心者だよ。そう言い返そうとした言葉を熱い唇で奪われた。何度も繋がって、ため息を交換した。まずは食事に行こう。そう耳元で囁かれて素直に頷いた。
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