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今度は頬にお返しのキスを受け取ったところで、キッチンカウンターに置いてある紙ぶくろに気がついた。いつの間に置いたのだろう?
「あれは土産だ。今夜はスイーツ以外だぞ。見てみろ」
「うん。何かなー?……わあ」
さっそく開けると、バンバンミックスという電気調理グッズが入っていた。生クリームを混ぜたり、スープづくりに使うものだ。ネットで見て欲しいと思っていた。今まで使っていたやつが動かなくなったからだ。
「ありがとう!今日の帰りに買ったの?」
「先に注文しておいた。今夜の店の近くだ。ついでに受け取ってきた」
「ついでー?」
「ついでだ」
「照れてる……」
「うるさい。要らないのか?だったら裕理に持って行く。悠人君がスープづくりを始めるそうだ」
「知っているけど。意地悪言うなよ~」
「意地悪は言っていない。提案している」
「それが意地悪なんだよ~っ」
いつものくせで唇を尖らせた。そして、ハッと我に返って、一歩後ずさりをした。唇を引っ張られるからだ。すでに伸びてきた腕に捕らえられて、そのままホールドされてしまった。
このままだと引っ張られてしまう。とっさに顔をそらすと、顎を掴まれて持ち上げられた。これはもう逃げられない。息がかかるほどの距離で、意地悪そうに笑われた。
「夏樹、唇を尖らせてみろ」
「ううん。普通にしてる。引っ張るなよ~」
「こっちにする」
「んん……っ」
不意打ちの深いキスを受け取った。とっさに抵抗すると、カウンターへ軽く押し付けられた。何度も重なっては離れての繰り返しだ。お酒の匂いと、頬に当たるチクチクした感触がある。嫌ではないが、自然と口から出てしまった。
「黒崎さん。チクチクするって」
「これならどうだ?」
「ん、あの……」
キスの場所が変わった。部屋着の襟もとをはぐられて、首筋や鎖骨へと吸い付かれた。たまに歯の感触があるから、その度に背中がゾクゾクした。ため息と同時に震えていると、耳元で笑い声を立てられた。
「先に食べてやろうか」
「夜食を先にしてよ。その後で……」
「今夜は我慢する。冷えてきた。ベッドに運んでやる」
「湯豆腐を温めるまで待ってよ」
「十分温かい。ほら、大人しくしろ」
グイっと体を抱き上げられた後、寝室へ運んでもらった。マジで眠くて堪らなかったからだ。黒崎にはお見通しだった。
「あれは土産だ。今夜はスイーツ以外だぞ。見てみろ」
「うん。何かなー?……わあ」
さっそく開けると、バンバンミックスという電気調理グッズが入っていた。生クリームを混ぜたり、スープづくりに使うものだ。ネットで見て欲しいと思っていた。今まで使っていたやつが動かなくなったからだ。
「ありがとう!今日の帰りに買ったの?」
「先に注文しておいた。今夜の店の近くだ。ついでに受け取ってきた」
「ついでー?」
「ついでだ」
「照れてる……」
「うるさい。要らないのか?だったら裕理に持って行く。悠人君がスープづくりを始めるそうだ」
「知っているけど。意地悪言うなよ~」
「意地悪は言っていない。提案している」
「それが意地悪なんだよ~っ」
いつものくせで唇を尖らせた。そして、ハッと我に返って、一歩後ずさりをした。唇を引っ張られるからだ。すでに伸びてきた腕に捕らえられて、そのままホールドされてしまった。
このままだと引っ張られてしまう。とっさに顔をそらすと、顎を掴まれて持ち上げられた。これはもう逃げられない。息がかかるほどの距離で、意地悪そうに笑われた。
「夏樹、唇を尖らせてみろ」
「ううん。普通にしてる。引っ張るなよ~」
「こっちにする」
「んん……っ」
不意打ちの深いキスを受け取った。とっさに抵抗すると、カウンターへ軽く押し付けられた。何度も重なっては離れての繰り返しだ。お酒の匂いと、頬に当たるチクチクした感触がある。嫌ではないが、自然と口から出てしまった。
「黒崎さん。チクチクするって」
「これならどうだ?」
「ん、あの……」
キスの場所が変わった。部屋着の襟もとをはぐられて、首筋や鎖骨へと吸い付かれた。たまに歯の感触があるから、その度に背中がゾクゾクした。ため息と同時に震えていると、耳元で笑い声を立てられた。
「先に食べてやろうか」
「夜食を先にしてよ。その後で……」
「今夜は我慢する。冷えてきた。ベッドに運んでやる」
「湯豆腐を温めるまで待ってよ」
「十分温かい。ほら、大人しくしろ」
グイっと体を抱き上げられた後、寝室へ運んでもらった。マジで眠くて堪らなかったからだ。黒崎にはお見通しだった。
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