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大成が、また、"ノアは彼女募集中なんだ"とツッコミみを入れたから、また一同が笑った。しかし、ノアは違うんだけどなあという顔をしている。俺としてはこのツッコみが嬉しかったから、大成にツッコみを入れ返したら、俺のことでイジってきた。入学してきたときはあまり喋らない子だったのに、随分と成長したと思う。心霊スポットへ一緒に見に行っているノアと真羽のおかげだろう。それには、羽音さんというメンバーもいるだろう。彼のおかげもあるかも知れない。
「あ、大成が珍しくツッコみを入れたねえ……。誰かと話すのも悪くないだろ?」
「はい!ここにいる"お兄ちゃん”のおかげです!」
「ええ!?俺達は居ないのかよ?羽音さんは?一緒にドライブに連れて行ってもらっているんだろ?ノア達と一緒に……」
「あ、しまった……」
「なつきーー、君のツッコみは怖いってさ~」
ノアがツッコんで来たから、俺と黒崎が笑った。それにしても、大成がツッコみを入れるのを初めて見た気がする。ノア達がよく話しかけているからだと思い、胸が熱くなった。俺もそうだったからだ。
開明高校への入学後、藤沢や森本から何度も声をかけてもらい、段々と本音を話せるようになっていた。そして、黒崎と知り合った頃には普通に話せるようになっていて、嫌みも言えた。そのうち心の中のことも話すようになり、俺にとって大切な人になってくれた。
大成にはこのことを話している。俺も誰とでも話せるように目指すと言ってくれたから、その時、一緒に頑張ろうねと、手を握り合ったことを覚えている。
黒崎の方も、沙耶さんと怜さん、早瀬さん以外にはプライベートなことを話す機会がなくて、どちらかというと口下手な方だった。だからなのか、俺達はよく喧嘩をしていた。現在の黒崎は変わっている。今夜はよく話している方だ。昔が今に繋がっている。
ノアが慌てて首を横に振る仕草を、助手席から振り返って見た。助け舟がいるかも知れないと思ったからだ。
「彼女?そんなことはないけど……、俺は男性が好きなんだ」
「そうだったの?てっきり、女の人が好きなんだと思っていたよ……。だって、学食でキャーキャー言われているから」
「そんなことはないよ~。夏樹じゃあるまいし~」
「ノア~。今のって、俺の真似?」
「そうだよ~。そういうこと。大成、俺の好みは男の人だ!」
大成の問いかけに、ノアが首を横に振って否定した。誤解されたくないのだろう。今言えばいいのにと思った俺は、薄情だろうか。ノアにしてみれば、日本に残り続けるために研究を頑張っていたというのに。
実は、俺は大和からこういう話を聞いたことがあった。大成には好きな相手がいると言う話だった。それはノアではなく、同級生の男の子だということも。黙っておかないといけないと思いながらも、ノアには話した方がいいのかも知れないと思い始めている。どう見ても、大成とその同級生の男の子は両思いだ。控え室に大和と一緒に彼のことも連れて来てくれた時に、そう感じた。
ノアの気持ちを思うと、胸が熱くなる。俺と黒崎もそうだった。お互いのことが好きだし気が合わないわけではなかったのに、気持ちのすれ違いが起きがちだった。ちぐはぐだった。ノアと大成と真羽達はこれからも上手くいくと思うから、心配はしていない。出来ればカップルが誕生すれば良いのにと思っている。そして、新しい出会いがあるといいということも思った。それが恋愛感情だったらいいのにということも。これは大成が好きだという同級生の男の子には言ってはいけない事だろうとは分かっている。それでもいいから、成就することを願っている。
「あ、大成が珍しくツッコみを入れたねえ……。誰かと話すのも悪くないだろ?」
「はい!ここにいる"お兄ちゃん”のおかげです!」
「ええ!?俺達は居ないのかよ?羽音さんは?一緒にドライブに連れて行ってもらっているんだろ?ノア達と一緒に……」
「あ、しまった……」
「なつきーー、君のツッコみは怖いってさ~」
ノアがツッコんで来たから、俺と黒崎が笑った。それにしても、大成がツッコみを入れるのを初めて見た気がする。ノア達がよく話しかけているからだと思い、胸が熱くなった。俺もそうだったからだ。
開明高校への入学後、藤沢や森本から何度も声をかけてもらい、段々と本音を話せるようになっていた。そして、黒崎と知り合った頃には普通に話せるようになっていて、嫌みも言えた。そのうち心の中のことも話すようになり、俺にとって大切な人になってくれた。
大成にはこのことを話している。俺も誰とでも話せるように目指すと言ってくれたから、その時、一緒に頑張ろうねと、手を握り合ったことを覚えている。
黒崎の方も、沙耶さんと怜さん、早瀬さん以外にはプライベートなことを話す機会がなくて、どちらかというと口下手な方だった。だからなのか、俺達はよく喧嘩をしていた。現在の黒崎は変わっている。今夜はよく話している方だ。昔が今に繋がっている。
ノアが慌てて首を横に振る仕草を、助手席から振り返って見た。助け舟がいるかも知れないと思ったからだ。
「彼女?そんなことはないけど……、俺は男性が好きなんだ」
「そうだったの?てっきり、女の人が好きなんだと思っていたよ……。だって、学食でキャーキャー言われているから」
「そんなことはないよ~。夏樹じゃあるまいし~」
「ノア~。今のって、俺の真似?」
「そうだよ~。そういうこと。大成、俺の好みは男の人だ!」
大成の問いかけに、ノアが首を横に振って否定した。誤解されたくないのだろう。今言えばいいのにと思った俺は、薄情だろうか。ノアにしてみれば、日本に残り続けるために研究を頑張っていたというのに。
実は、俺は大和からこういう話を聞いたことがあった。大成には好きな相手がいると言う話だった。それはノアではなく、同級生の男の子だということも。黙っておかないといけないと思いながらも、ノアには話した方がいいのかも知れないと思い始めている。どう見ても、大成とその同級生の男の子は両思いだ。控え室に大和と一緒に彼のことも連れて来てくれた時に、そう感じた。
ノアの気持ちを思うと、胸が熱くなる。俺と黒崎もそうだった。お互いのことが好きだし気が合わないわけではなかったのに、気持ちのすれ違いが起きがちだった。ちぐはぐだった。ノアと大成と真羽達はこれからも上手くいくと思うから、心配はしていない。出来ればカップルが誕生すれば良いのにと思っている。そして、新しい出会いがあるといいということも思った。それが恋愛感情だったらいいのにということも。これは大成が好きだという同級生の男の子には言ってはいけない事だろうとは分かっている。それでもいいから、成就することを願っている。
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