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親族間で幼ななじみの友達を紹介し合うとか、親戚同士で結婚するというのは、俺からすると興味がある。小さい頃から知っている相手と恋愛感情が沸くのかということをだ。エミリアさんの場合は、フェリックスさんに対して、小さい頃から憧れのお兄さんという思いがあり、念願叶っての結婚だったそうだ。しかし、ノアの両親はそうではなくて、しぶしぶ結婚したらしい。しかし、一家の中で一番仲が良いのではないかと思っているそうだ。
「そういえばさーー。ノアのご両親の話、話したっけ?お互いに好きな相手がいたのに、小さい頃に決められた婚約者がいて、その人と結婚することに決めたときの話だよ」
「ああ。親父からだったか……。拓海兄さんからだった気もする。2人がこの家に遊びに来るから、良い子にしていろと言い聞かされた。大広間で食事をするから俺にも参加しろと言われて、緊張した思い出がある。なんとか2人を打ち解けさせようと、当時の親父が気を張っていたのが分かって、会話に気を遣った。正直、食事が喉を通らなかったぞ」
「そうだったんだね~。喧嘩別れするかも知れなかったんだってさ。ノアがさーー、よく俺が生まれたなって思うぐらいなんだってさ。生まれた後で打ち解けて、すごく仲が良くなったそうだね?」
「ああ。親父がそう言っていた。まだ22歳同士の結婚だったから、他の相手と恋愛をすることもなく結婚するなら、喧嘩をするんじゃないかと思っていたが……。そういうことがない家族だ。年の離れた妹も生まれた」
「うん。ほら、ノアって男性が好きじゃん。ユーリーもだけど。アレクシスさんもそうなんだって。だから、養子を迎えるかも知れないっていう話で、ノアが冬休みにドイツに帰ったとき、親族会議するんだって。俺達もそうなるかな?あ……」
養子。その言葉を何気なく口にして、気まずくなった。黒崎家には晴海さんがいる。今は彼女がいないが、結婚を考えているそうだ。そこに子供が出来れば跡取りになる。しかし、晴海さんも歴代の恋人は男性だったそうだ。無理をして女性と付き合うことは無いと思っている。
そこで、お義父さんがまた養子を迎える話をするかもしれないと、この間、話していた。親族の中に数人、小さい子供がいるから、大きくなる前に決めておきたいのだという。
その子の親になるのは、次期当主の晴海さんだと言っていた。しかし、晴海さんには決まった相手がいないし、一人暮らしを満喫しているから、養子を取らせるのは無理強いさせることになると、お義父さんが肩を落としていた。以前のように、病んでもいけない。
そこで、俺達なら大丈夫だと思い、そうする?とお義父さんに聞いてしまった。お義父さんはホッとした顔をしていた。それを黒崎に話した。とっくに聞いているのだと思っていたら、まだだと分かって、胸が痛くなった。言い出しづらいかったのだろう。
「夏樹。親父に頼られてるな……」
「いやーー、これでも11番目の子だもん。カップルになっているのって、俺達ぐらいだろ?聖河さんだって、男性が好きなんだって聞いたんだ……。お義父さん、先のことを考えているんだよ……」
そういえば、俺の実家の中山家でも同じ事が起きている。実家は万理が継いでもいいと言ってくれている。そのうち、お見合いをさせることになりそうで、申し訳なく思っている。男性嫌いがすっかり和らぎ、ほんの少しだけ恋愛感情を寄せた人も大学でできたそうだ。しかし、その人は結婚するから諦めるのだと言っていた。
「そういえばさーー。ノアのご両親の話、話したっけ?お互いに好きな相手がいたのに、小さい頃に決められた婚約者がいて、その人と結婚することに決めたときの話だよ」
「ああ。親父からだったか……。拓海兄さんからだった気もする。2人がこの家に遊びに来るから、良い子にしていろと言い聞かされた。大広間で食事をするから俺にも参加しろと言われて、緊張した思い出がある。なんとか2人を打ち解けさせようと、当時の親父が気を張っていたのが分かって、会話に気を遣った。正直、食事が喉を通らなかったぞ」
「そうだったんだね~。喧嘩別れするかも知れなかったんだってさ。ノアがさーー、よく俺が生まれたなって思うぐらいなんだってさ。生まれた後で打ち解けて、すごく仲が良くなったそうだね?」
「ああ。親父がそう言っていた。まだ22歳同士の結婚だったから、他の相手と恋愛をすることもなく結婚するなら、喧嘩をするんじゃないかと思っていたが……。そういうことがない家族だ。年の離れた妹も生まれた」
「うん。ほら、ノアって男性が好きじゃん。ユーリーもだけど。アレクシスさんもそうなんだって。だから、養子を迎えるかも知れないっていう話で、ノアが冬休みにドイツに帰ったとき、親族会議するんだって。俺達もそうなるかな?あ……」
養子。その言葉を何気なく口にして、気まずくなった。黒崎家には晴海さんがいる。今は彼女がいないが、結婚を考えているそうだ。そこに子供が出来れば跡取りになる。しかし、晴海さんも歴代の恋人は男性だったそうだ。無理をして女性と付き合うことは無いと思っている。
そこで、お義父さんがまた養子を迎える話をするかもしれないと、この間、話していた。親族の中に数人、小さい子供がいるから、大きくなる前に決めておきたいのだという。
その子の親になるのは、次期当主の晴海さんだと言っていた。しかし、晴海さんには決まった相手がいないし、一人暮らしを満喫しているから、養子を取らせるのは無理強いさせることになると、お義父さんが肩を落としていた。以前のように、病んでもいけない。
そこで、俺達なら大丈夫だと思い、そうする?とお義父さんに聞いてしまった。お義父さんはホッとした顔をしていた。それを黒崎に話した。とっくに聞いているのだと思っていたら、まだだと分かって、胸が痛くなった。言い出しづらいかったのだろう。
「夏樹。親父に頼られてるな……」
「いやーー、これでも11番目の子だもん。カップルになっているのって、俺達ぐらいだろ?聖河さんだって、男性が好きなんだって聞いたんだ……。お義父さん、先のことを考えているんだよ……」
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