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しかし、ぶっ飛んでいる感じのユーリーに会い、そうでもないのかと思ったそうだ。そこに、黒崎が間に入った。フェリックスさんとは触れ合っていないのだと。会わない方が良いと、黒崎が早瀬さんに言い切ったのを思い出した。そんな人の息子なのに、アレクシスさんもユーリーも曲がっていない。離れて暮らして良かったということなのか。
「そうだ。夏樹。僕にも夢の話を聞かせてくれないか?」
「もちろんいいよ~。俺さーー、UFOに招待されてさ、のり弁の自動販売機があるのを見つけた後、自分が生まれてくるときの光景の場面に切り替わったんだ。もうすぐで夢の中でも歌を歌い始めるところだったよ~」
「誰の曲だったんだ?」
「平岡健太さんの曲だよ。知ってる?」
「聞いたことがある。ヒットソングだな」
「うん。テレビで観る度に歌っていたよ。お母さんがファンでさ~、綺麗な声ねえって……」
その時の母の顔を見て、吹き出しそうになった。うっとりとして、夢見心地になっていた。ツアーコンサートを観に行こうと思ってチケットを申し込んだが、即時にソールドアウトになり、ファンクラブに入っていれば良かったと悔やんでいた。そして、もう一人の歌手のコンサートのチケットが手に入り、地元のコンサートホールに観に行った。その人もかっこいい人だ。母はイケメン好きだ。イケメンで、しかも歌も上手いなんてと、帰ってきたときの母は若返っていた。
すると、黒崎が昼ご飯を全部食べ終わった。そして、席を立った。
「黒崎さん。お皿をキッチンに持って行かないといけないよ」
「ああ。ちゃんとする」
「そんなこと言って、この間はしていなかっただろーー」
「いつもの癖だ」
「南波さんの番組で愚痴を言うからね~」
「ファンになってくれる人がいるかもしれないな。そろそろ二葉が帰ってくる。少し庭を歩いてくる」
「うん。分かったよ。じゃあ、お皿は俺が持って行くよ」
「そうか、頼む」
そう言って、黒崎が部屋から出て行った。一人で考える時間が必要だということだ。それはお義父さんも同じかも知れない。書斎に戻るだろうかと声をかけようとして、驚いた。そこそこ多めに盛っていたご飯のおかわりをするというからだ。
「そんなに食べて大丈夫?」
「お腹が張らない。今日は食欲がいい。スープがまだ残っているそうだから、これもおかわりするよ。はははは」
「元気で良かったよ。ねえ、ユーリー……」
「ああ、活力になる。ところで、南波さんは、いつ放送をする予定なんだ?」
「今度の土曜日だよ。俺達とこの家の中間地点に広い場所があるだろ。そこにテントを張るんだよ。たき火は出来ないから、ご飯は作れないから、カップラーメンと缶詰を食べるんだよ。俺もテントで寝てみたいけど、風邪を引くかも知れないからダメだって、黒崎さんが言うんだよ~」
「ああ、冬だからなあ。裕理は来るのか?」
「悠人と一緒に観に来るって言っていたよ。久弥もだよ」
「へえーー、君が引っ張った甲斐があったなあ」
「うん。もしかしたら、番組に出て、手だけ振るかも……」
俺達の説得の甲斐があり、久弥が動画サイトの番組を作ろうかという考えに変わった。怜さんと南波さんのような生放送もやれと言うと、それは難しいと言って笑っていた。編集できないと恥ずかしいところを見せてしまうからだそうだ。生放送は緊張するのだという。だから、南波さんの番組では冒頭だけ出て、手だけ振り、久弥もいますということだけを喋る予定だ。もしかしたら、勇気が出て、ずっと出るかも知れないと冗談を言っていた。南波さんは大歓迎だと言って喜んでいた。
「そうだ。夏樹。僕にも夢の話を聞かせてくれないか?」
「もちろんいいよ~。俺さーー、UFOに招待されてさ、のり弁の自動販売機があるのを見つけた後、自分が生まれてくるときの光景の場面に切り替わったんだ。もうすぐで夢の中でも歌を歌い始めるところだったよ~」
「誰の曲だったんだ?」
「平岡健太さんの曲だよ。知ってる?」
「聞いたことがある。ヒットソングだな」
「うん。テレビで観る度に歌っていたよ。お母さんがファンでさ~、綺麗な声ねえって……」
その時の母の顔を見て、吹き出しそうになった。うっとりとして、夢見心地になっていた。ツアーコンサートを観に行こうと思ってチケットを申し込んだが、即時にソールドアウトになり、ファンクラブに入っていれば良かったと悔やんでいた。そして、もう一人の歌手のコンサートのチケットが手に入り、地元のコンサートホールに観に行った。その人もかっこいい人だ。母はイケメン好きだ。イケメンで、しかも歌も上手いなんてと、帰ってきたときの母は若返っていた。
すると、黒崎が昼ご飯を全部食べ終わった。そして、席を立った。
「黒崎さん。お皿をキッチンに持って行かないといけないよ」
「ああ。ちゃんとする」
「そんなこと言って、この間はしていなかっただろーー」
「いつもの癖だ」
「南波さんの番組で愚痴を言うからね~」
「ファンになってくれる人がいるかもしれないな。そろそろ二葉が帰ってくる。少し庭を歩いてくる」
「うん。分かったよ。じゃあ、お皿は俺が持って行くよ」
「そうか、頼む」
そう言って、黒崎が部屋から出て行った。一人で考える時間が必要だということだ。それはお義父さんも同じかも知れない。書斎に戻るだろうかと声をかけようとして、驚いた。そこそこ多めに盛っていたご飯のおかわりをするというからだ。
「そんなに食べて大丈夫?」
「お腹が張らない。今日は食欲がいい。スープがまだ残っているそうだから、これもおかわりするよ。はははは」
「元気で良かったよ。ねえ、ユーリー……」
「ああ、活力になる。ところで、南波さんは、いつ放送をする予定なんだ?」
「今度の土曜日だよ。俺達とこの家の中間地点に広い場所があるだろ。そこにテントを張るんだよ。たき火は出来ないから、ご飯は作れないから、カップラーメンと缶詰を食べるんだよ。俺もテントで寝てみたいけど、風邪を引くかも知れないからダメだって、黒崎さんが言うんだよ~」
「ああ、冬だからなあ。裕理は来るのか?」
「悠人と一緒に観に来るって言っていたよ。久弥もだよ」
「へえーー、君が引っ張った甲斐があったなあ」
「うん。もしかしたら、番組に出て、手だけ振るかも……」
俺達の説得の甲斐があり、久弥が動画サイトの番組を作ろうかという考えに変わった。怜さんと南波さんのような生放送もやれと言うと、それは難しいと言って笑っていた。編集できないと恥ずかしいところを見せてしまうからだそうだ。生放送は緊張するのだという。だから、南波さんの番組では冒頭だけ出て、手だけ振り、久弥もいますということだけを喋る予定だ。もしかしたら、勇気が出て、ずっと出るかも知れないと冗談を言っていた。南波さんは大歓迎だと言って喜んでいた。
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