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リビングのテレビをつけると、朝の情報番組が流れていた。都内の観光スポット特集があるらしい。そして、TDDのコンサート映像と一緒に、久弥の熱愛報道というテロップが出て驚いた。蔵之介さんのことに違いない。そう思ったら、スタイリストさんだというので、また驚いた。一緒に観ている一貴さんも驚いている。
「あれーー?誰のことだろう?」
「久弥君は伊神君と付き合い続けているんだろう?」
「うん。そうだよ。どうしてこんな報道が出たのかな?あれ?スタイリストの“女性”って出ているよ。おかしいなあ……」
「そうだよなあ。久弥君は男性が好きなはずだ。俺の口づけを受けてくれたんだ」
「え?」
「昔の話だよ。酔った勢いだった。告白したら、忘れられない相手がいるといって断られて、せめて、口づけだけはさせてくれと頼んで、させてくれた……」
「カズ兄さん……。あちこちでそういう話を聞くんだけど、だから嫌われているんじゃないのかよ?プラセルの好感度アップが出来てきたのは、島川社長による問題行動がなくなったからだって言われていないの?」
「いやーー、どうだろうか。ん?ミカちゃんの写真がでているぞ」
「ほんとだ……。男の人なのに……」
テレビ画面には、一緒に歩いて店の中に入っていく、仲の良さそうな二人連れが映っていた。久弥が相手の人の手を引いている。目元を隠されているが、ミカさんに違いない。これは完全なガセ情報だ。どうしてこういうニュースが出たのだろう。
さっそく俺は長谷部さんに連絡をした。すると、もう情報は掴んでいて、驚いているという。そして、事務所とレコード会社の方から、相手はミカさんだということと、男性だと伝えて済んだところだという。もう久弥が今まで使っていたSNSで、控え室で撮ったミカさんとのツーショット写真を出したところだという。そして、一般人男性と付き合っていると投稿したということだ。俺はそのページを見て、素早い行動に、また驚いた。
「早いなあ。久弥は引退して、もう2年付き合っている人と半同棲中なんだって発表する気だったんだ。でも、わざわざ言わなくてもいいかなっていうことになって、今まで言わなかったんだけど……。あれーーーー?今度は早瀬さんの昔の写真が出ているよ!」
「ああーー、ライブハウスで撮ったものか。やっぱり、彼はいい男だな」
「この人は親友ですって書いてあるよ。そっか。悠人のことを考えたんだなあ……」
「そうだよなあ。今度は裕理君と付き合っているっていう報道が出たら、驚きの連続だ。僕の初恋の相手だと報道してくれても良いんだけどなあ。メディアは興味を持ってくれないんだ。僕が誰と付き合っているとか、好きなのかとかは、誰も聞こうとしない。おかしな事をたくさんしてきているのに……」
「落ち込む事かよ?神様に守られていると思ったら?」
「そうだよなあ。ユーリー、僕と雑誌の対談に出ないか?」
「ん?」
「なあ、ユーリー、いいだろう?伊吹君との3者対談だ。出版社勤務側の気持ちを聞きたい」
「……」
一貴さんがそばにいるユーリーに声をかけた。しかし、彼は返事をしない。猫のインスタを観るのに夢中だからだ。そう俺が声をかけると、さっきから、南波さんの番組の録画を探しているのだと言い始めた。ツイランドという配信サイトで放送されており、1週間前のキャンプの様子が見たいらしい。
「どれどれ?俺が探してあげるよ……」
「2週間前のやつはあるんだ。ユーチューブにもアップされていない……」
「あ、長谷部さんからラインだ!先週の南波さんの番組の宣伝で、久弥のことを言ってあるから、事務所からの説明が発表されるまでは、録画を観られないようにしてもらっているんだって、書いてあるよ。あ、載った!」
ちょうど良いタイミングで、ユーリーが探している先週の録画が観られるようになった。この中で、今日は久弥が登場することを南波さんが言っている。視聴者のコメントとしては、ビックリマークの連続のコメントが流れたらしい。
「あれーー?誰のことだろう?」
「久弥君は伊神君と付き合い続けているんだろう?」
「うん。そうだよ。どうしてこんな報道が出たのかな?あれ?スタイリストの“女性”って出ているよ。おかしいなあ……」
「そうだよなあ。久弥君は男性が好きなはずだ。俺の口づけを受けてくれたんだ」
「え?」
「昔の話だよ。酔った勢いだった。告白したら、忘れられない相手がいるといって断られて、せめて、口づけだけはさせてくれと頼んで、させてくれた……」
「カズ兄さん……。あちこちでそういう話を聞くんだけど、だから嫌われているんじゃないのかよ?プラセルの好感度アップが出来てきたのは、島川社長による問題行動がなくなったからだって言われていないの?」
「いやーー、どうだろうか。ん?ミカちゃんの写真がでているぞ」
「ほんとだ……。男の人なのに……」
テレビ画面には、一緒に歩いて店の中に入っていく、仲の良さそうな二人連れが映っていた。久弥が相手の人の手を引いている。目元を隠されているが、ミカさんに違いない。これは完全なガセ情報だ。どうしてこういうニュースが出たのだろう。
さっそく俺は長谷部さんに連絡をした。すると、もう情報は掴んでいて、驚いているという。そして、事務所とレコード会社の方から、相手はミカさんだということと、男性だと伝えて済んだところだという。もう久弥が今まで使っていたSNSで、控え室で撮ったミカさんとのツーショット写真を出したところだという。そして、一般人男性と付き合っていると投稿したということだ。俺はそのページを見て、素早い行動に、また驚いた。
「早いなあ。久弥は引退して、もう2年付き合っている人と半同棲中なんだって発表する気だったんだ。でも、わざわざ言わなくてもいいかなっていうことになって、今まで言わなかったんだけど……。あれーーーー?今度は早瀬さんの昔の写真が出ているよ!」
「ああーー、ライブハウスで撮ったものか。やっぱり、彼はいい男だな」
「この人は親友ですって書いてあるよ。そっか。悠人のことを考えたんだなあ……」
「そうだよなあ。今度は裕理君と付き合っているっていう報道が出たら、驚きの連続だ。僕の初恋の相手だと報道してくれても良いんだけどなあ。メディアは興味を持ってくれないんだ。僕が誰と付き合っているとか、好きなのかとかは、誰も聞こうとしない。おかしな事をたくさんしてきているのに……」
「落ち込む事かよ?神様に守られていると思ったら?」
「そうだよなあ。ユーリー、僕と雑誌の対談に出ないか?」
「ん?」
「なあ、ユーリー、いいだろう?伊吹君との3者対談だ。出版社勤務側の気持ちを聞きたい」
「……」
一貴さんがそばにいるユーリーに声をかけた。しかし、彼は返事をしない。猫のインスタを観るのに夢中だからだ。そう俺が声をかけると、さっきから、南波さんの番組の録画を探しているのだと言い始めた。ツイランドという配信サイトで放送されており、1週間前のキャンプの様子が見たいらしい。
「どれどれ?俺が探してあげるよ……」
「2週間前のやつはあるんだ。ユーチューブにもアップされていない……」
「あ、長谷部さんからラインだ!先週の南波さんの番組の宣伝で、久弥のことを言ってあるから、事務所からの説明が発表されるまでは、録画を観られないようにしてもらっているんだって、書いてあるよ。あ、載った!」
ちょうど良いタイミングで、ユーリーが探している先週の録画が観られるようになった。この中で、今日は久弥が登場することを南波さんが言っている。視聴者のコメントとしては、ビックリマークの連続のコメントが流れたらしい。
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