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話題に登った月島さんのことだが、一日一回、ユーリーを食事に誘う電話を掛けてきている。ユーリーはユーリーで、まめに南波さんにラインを送っている。南波さんはユーリーのことをいいなと思っているのは変わないが、しかし、恋の相手が多すぎるなんて嫌だという気持ちは一貫しているから、友達づきあいならいいよという返事をもらっている。月島さんはユーリーのことを諦めないと言い、ユーリーは南波さんのことが好きだからと断っている。
「兄さん。そんな予見はしないでくれ。僕と月島君が付き合うのは一ヶ月後だなんて……。タロットで出たとは言え、そんなことは無いと思う。食事をするぐらいじゃないのか?なんだって?ずっと付き合っていくカップルだと出たのか?もう一度、占い直してくれ」
「ユーリー、朝陽が出ているよ……」
「ん?」
「黒崎製菓に勤務している同級生の弟が、オンライズの広告でモデルデビューだって……」
「そうか。一貴さんがゴーサインを出したんだな。これでまた宣伝になったわけだ。兄さん。昨日話したことなんだけど……」
ユーリーがアレクシスさんに、こっちで流れているテレビ番組のことを話し始めた。俺はその間、じっとして、テレビを観ることにした。今朝見せてもらった朝陽の写真などが大きくパネルに引き延ばされて、画面に登場した。そして、ママのモデル時代の映像も流れた。着物を着て、ランウェイを歩いている映像だ。
「わーーー、かっこいい……。こうやって見ると、男性的だなあ。女の人なのに、そういう感じがあるよ……」
次に出てきたのは、ドレスを着たママだ。裾をひるがえしてポーズを撮り、華麗にランウェイを歩いて行っている。そして、次々にモデルが登場して、なんだか迫力があると思った。
「すごいなあ。ショーを観に行ってみたいなあ。どんなだろう……。あ、終わったかな?」
すると、映像が情報番組のスタジオに戻り、朝陽がママの息子だと説明された。この番組では、爆破予告メールをするきっかけになった同級生とは、創業者一族の娘だと説明されている。小瀬さんが語った内容がパネルにも出て、さらに、その弟がデビューということで、司会者が注目していきましょうと言って、ニュースのコーナーをしめた。すると、コメンテーターが、プラセルの島川社長という名前を出したことで、話題が元に戻った。そして、通販サイト運営の社長さんの話題も出された。
「どうしたんだろう?へえーー。通販サイト運営の社長さんと島川社長は交流があるっていうのを言いたかったのかーー。もしかしたら、タッグを組むかも知れないぐらいに仲が良いんだって言ってる……。頼まれたのかな?カズ兄さんは嫌がっているみたいだけど……。だったら、向こうの社長さんの方が頼んできたのかな?」
その一貴さんの声が外から聞こえた。今日は黒崎と同じく、家に居る。テレビのことを知ったのか、あの社長と交流があるなんて言っていないと、わあわあと話している。相手は誰だろうか。
ガラ。俺は窓を開けて、一貴さんのことを呼んだ。すると、六槍君という名前が聞こえてきたから、相手は彼なのだと知った。
「六槍君。僕は花木社長とは一度しか会ったことがない。テレビで話しているのは大光さんという人なのか。花木社長と懇意なんだろう。伊吹君の敵だ。僕はブロッコリー社の味方だとテレビで流れるようにしてくれ。そうか。そうしてくれたのか。今、言っている人が居るのか!良かった、間に合って……」
「へえーーー。本当にそうなったよ。大光さんの隣の静谷さんが、ブロッコリー社とプラセルの関係を話題に出してくれた。あれ?喧嘩みたいになってる……」
一貴さんが六槍さんに指示したとおり、テレビでそのことが話されたところだ。伊吹の名前も出すようにしておいたのだと分かった。それとも、通販サイト運営の社長さんのことを予見しての対応なのか。
そして、テレビの中では、コメンテーター同士である2人がバチバチと視線を交わし合っている。通販サイト運営の社長さん側と、プラセル側という構図になってしまっている。これは良かったのだろうか。
「兄さん。そんな予見はしないでくれ。僕と月島君が付き合うのは一ヶ月後だなんて……。タロットで出たとは言え、そんなことは無いと思う。食事をするぐらいじゃないのか?なんだって?ずっと付き合っていくカップルだと出たのか?もう一度、占い直してくれ」
「ユーリー、朝陽が出ているよ……」
「ん?」
「黒崎製菓に勤務している同級生の弟が、オンライズの広告でモデルデビューだって……」
「そうか。一貴さんがゴーサインを出したんだな。これでまた宣伝になったわけだ。兄さん。昨日話したことなんだけど……」
ユーリーがアレクシスさんに、こっちで流れているテレビ番組のことを話し始めた。俺はその間、じっとして、テレビを観ることにした。今朝見せてもらった朝陽の写真などが大きくパネルに引き延ばされて、画面に登場した。そして、ママのモデル時代の映像も流れた。着物を着て、ランウェイを歩いている映像だ。
「わーーー、かっこいい……。こうやって見ると、男性的だなあ。女の人なのに、そういう感じがあるよ……」
次に出てきたのは、ドレスを着たママだ。裾をひるがえしてポーズを撮り、華麗にランウェイを歩いて行っている。そして、次々にモデルが登場して、なんだか迫力があると思った。
「すごいなあ。ショーを観に行ってみたいなあ。どんなだろう……。あ、終わったかな?」
すると、映像が情報番組のスタジオに戻り、朝陽がママの息子だと説明された。この番組では、爆破予告メールをするきっかけになった同級生とは、創業者一族の娘だと説明されている。小瀬さんが語った内容がパネルにも出て、さらに、その弟がデビューということで、司会者が注目していきましょうと言って、ニュースのコーナーをしめた。すると、コメンテーターが、プラセルの島川社長という名前を出したことで、話題が元に戻った。そして、通販サイト運営の社長さんの話題も出された。
「どうしたんだろう?へえーー。通販サイト運営の社長さんと島川社長は交流があるっていうのを言いたかったのかーー。もしかしたら、タッグを組むかも知れないぐらいに仲が良いんだって言ってる……。頼まれたのかな?カズ兄さんは嫌がっているみたいだけど……。だったら、向こうの社長さんの方が頼んできたのかな?」
その一貴さんの声が外から聞こえた。今日は黒崎と同じく、家に居る。テレビのことを知ったのか、あの社長と交流があるなんて言っていないと、わあわあと話している。相手は誰だろうか。
ガラ。俺は窓を開けて、一貴さんのことを呼んだ。すると、六槍君という名前が聞こえてきたから、相手は彼なのだと知った。
「六槍君。僕は花木社長とは一度しか会ったことがない。テレビで話しているのは大光さんという人なのか。花木社長と懇意なんだろう。伊吹君の敵だ。僕はブロッコリー社の味方だとテレビで流れるようにしてくれ。そうか。そうしてくれたのか。今、言っている人が居るのか!良かった、間に合って……」
「へえーーー。本当にそうなったよ。大光さんの隣の静谷さんが、ブロッコリー社とプラセルの関係を話題に出してくれた。あれ?喧嘩みたいになってる……」
一貴さんが六槍さんに指示したとおり、テレビでそのことが話されたところだ。伊吹の名前も出すようにしておいたのだと分かった。それとも、通販サイト運営の社長さんのことを予見しての対応なのか。
そして、テレビの中では、コメンテーター同士である2人がバチバチと視線を交わし合っている。通販サイト運営の社長さん側と、プラセル側という構図になってしまっている。これは良かったのだろうか。
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