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こういう時はどうしたら良いのだろうか。生き霊という物が存在するなら、その友達の方からの物が彼女に来そうだ。そういうことが分かったとき、どう対処すれば良いのだろうか。
「月島さん。もし、その彼女に生き霊が来ていたら、どうしていたの?何か対処方法はある?」
「ないことはない。神に祈って、どうかこの縁を切って下さいと願う。願いが聞き届けられれば、付き合いが薄れていく。もちろん僕は祈ったよ」
「そっか。きっとそうなるよね。聖河さんの方はどうなのかな?」
「それなんだけどね。聖河君は最近、神社に行かなかったか?お稲荷さんの居る神社だ」
月島さんが聖河さんに話しかけた。すると、彼が、ああと言って、驚いた顔をしたから、俺達も驚いた。
「行きました。すごいな。どうして分かったのかな?聖加世病院に勤務先が変わって、前住んでいた場所から遠くなって、近くに家を借りたんです。だから、そこの近くにある神社に参拝しました。天照大神と、商売繁盛の神社でもあるということで、お稲荷さんが祀ってありました。もちろん、引っ越す前の近くの神社にも参拝に行っていますが……。そこも、お稲荷さんを祀っている神社です」
「そうか。聖河君には子供守りの神が付いていて、お稲荷さんそっくりの神様なんだ」
「そうですか!驚いたなあ。引っ越す前の神社には子供の時にも行ったことがあって、たしかに、子供を守護する神様がいるっていうことで、参拝しています。お稲荷さんみたいな石像が何体もありました」
「その中のお一人だよ。玉姫さんという名前を今、お聞きしたところだ。腕に付けているお守りには、そこの神社の御手水の石の映像が入っている。大変良かった。だから、君には神も仏もついているんだ」
「そうでしたか……」
「内田家のことは、君からの祟りでも、山岸家からの祟りでもない。あれ?」
「ん?」
俺達の前に、見覚えのある車が、ゆっくりと走り去って行こうとした。近所の安斎さんのご主人が運転する車だ。そのご主人が俺達にニコッと微笑みかけて、さらに車を発進させた。ここの神社に参拝に来ていたのだろう。
俺達が手を振ると、車の向こうで、奥さんの安斎さんが、あなた待ってと言って、車を追いかけているのが見えた。
「あなた!待って頂戴!」
「ど、どうしたんですか?」
「ああ、夏樹君。あけましておめでとう。あのね、主人と参拝に来ていたんだけど、あの人、私が車に乗っているのだと勘違いして、走り出したのよ!もうーーー!」
「ええ?電話をかけたら気がついてくれるかな?」
「今してみるわ。良かった。バッグを持っていて……。さっきそこで遠藤さんに会って、ミカンを頂いたの。そこで、先にミカンを車に乗せて、私が後部座席に乗ろうとしたら、主人が車を出したのよーー。ああ、早く電話しなくちゃ。全くもう……。今年74歳なの。あの年になると、ボケるのかしら……。今鳴らしたわ。信号待ちで気がつくでしょう」
「もし気づかれなかったら、送っていきましょうか?黒崎さん、いいよね?」
「ああ、もちろんだ。ああ、ご主人が戻ってきましたよ」
「ああ、よかったーーー。ごめんなさいね。心配してくれてありがとう。あなたーーー!ここよーーー!ああ、もう良いから、参拝に行って頂戴。さっきまで空いていたわよ」
「はい。行ってきます」
俺が返事をすると、安斎さんの車が戻ってきて、奥さんを乗せた。その姿に手を振り、俺達も神社の中に入ることにした。そして、さっきの光景に笑うわけにはいかないが、黒崎がもしあんなことをしたら、俺はどうなるか、想像しておかしくて、笑いがこみ上げてきた。
「うひゃひゃひゃ。あんたの顔を想像したんだよ~。あんたもああなるって……」
「ああ、たしかに分からない。今日、置いていってやろうか?」
「今日はみんないるから、そんなことをしたら恥ずかしいよ~」
俺はもう一度、走って行った安斎さんの車を見て、ホッとした。たしかに周りを見ると参拝客の数が落ち着いているようで、今のうちに入ろうと、みんなで鳥居をくぐった。
「月島さん。もし、その彼女に生き霊が来ていたら、どうしていたの?何か対処方法はある?」
「ないことはない。神に祈って、どうかこの縁を切って下さいと願う。願いが聞き届けられれば、付き合いが薄れていく。もちろん僕は祈ったよ」
「そっか。きっとそうなるよね。聖河さんの方はどうなのかな?」
「それなんだけどね。聖河君は最近、神社に行かなかったか?お稲荷さんの居る神社だ」
月島さんが聖河さんに話しかけた。すると、彼が、ああと言って、驚いた顔をしたから、俺達も驚いた。
「行きました。すごいな。どうして分かったのかな?聖加世病院に勤務先が変わって、前住んでいた場所から遠くなって、近くに家を借りたんです。だから、そこの近くにある神社に参拝しました。天照大神と、商売繁盛の神社でもあるということで、お稲荷さんが祀ってありました。もちろん、引っ越す前の近くの神社にも参拝に行っていますが……。そこも、お稲荷さんを祀っている神社です」
「そうか。聖河君には子供守りの神が付いていて、お稲荷さんそっくりの神様なんだ」
「そうですか!驚いたなあ。引っ越す前の神社には子供の時にも行ったことがあって、たしかに、子供を守護する神様がいるっていうことで、参拝しています。お稲荷さんみたいな石像が何体もありました」
「その中のお一人だよ。玉姫さんという名前を今、お聞きしたところだ。腕に付けているお守りには、そこの神社の御手水の石の映像が入っている。大変良かった。だから、君には神も仏もついているんだ」
「そうでしたか……」
「内田家のことは、君からの祟りでも、山岸家からの祟りでもない。あれ?」
「ん?」
俺達の前に、見覚えのある車が、ゆっくりと走り去って行こうとした。近所の安斎さんのご主人が運転する車だ。そのご主人が俺達にニコッと微笑みかけて、さらに車を発進させた。ここの神社に参拝に来ていたのだろう。
俺達が手を振ると、車の向こうで、奥さんの安斎さんが、あなた待ってと言って、車を追いかけているのが見えた。
「あなた!待って頂戴!」
「ど、どうしたんですか?」
「ああ、夏樹君。あけましておめでとう。あのね、主人と参拝に来ていたんだけど、あの人、私が車に乗っているのだと勘違いして、走り出したのよ!もうーーー!」
「ええ?電話をかけたら気がついてくれるかな?」
「今してみるわ。良かった。バッグを持っていて……。さっきそこで遠藤さんに会って、ミカンを頂いたの。そこで、先にミカンを車に乗せて、私が後部座席に乗ろうとしたら、主人が車を出したのよーー。ああ、早く電話しなくちゃ。全くもう……。今年74歳なの。あの年になると、ボケるのかしら……。今鳴らしたわ。信号待ちで気がつくでしょう」
「もし気づかれなかったら、送っていきましょうか?黒崎さん、いいよね?」
「ああ、もちろんだ。ああ、ご主人が戻ってきましたよ」
「ああ、よかったーーー。ごめんなさいね。心配してくれてありがとう。あなたーーー!ここよーーー!ああ、もう良いから、参拝に行って頂戴。さっきまで空いていたわよ」
「はい。行ってきます」
俺が返事をすると、安斎さんの車が戻ってきて、奥さんを乗せた。その姿に手を振り、俺達も神社の中に入ることにした。そして、さっきの光景に笑うわけにはいかないが、黒崎がもしあんなことをしたら、俺はどうなるか、想像しておかしくて、笑いがこみ上げてきた。
「うひゃひゃひゃ。あんたの顔を想像したんだよ~。あんたもああなるって……」
「ああ、たしかに分からない。今日、置いていってやろうか?」
「今日はみんないるから、そんなことをしたら恥ずかしいよ~」
俺はもう一度、走って行った安斎さんの車を見て、ホッとした。たしかに周りを見ると参拝客の数が落ち着いているようで、今のうちに入ろうと、みんなで鳥居をくぐった。
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