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19時。
家に帰ってきたところだ。もう晩ご飯の時間だ。今日はお義父さんの家で食べるから、俺達は向こうの家に行く支度をした。とは言っても、身体一つで構わない。アンもここにいる。お義父さんの家で待っていたが、俺達が戻ってきたことを車の音で気づき、早く迎えに来いと言って、玄関で待っていた。そして、一旦家に帰るのだが、連れてきた。
「アン、もう行くよ。そのオモチャを持って行くのかよ?向こうに新品があるだろ。はいはい。分かったよ。持ってあげる」
アンが咥えてきたハンバーガーのオモチャをバッグに入れた。アンが尻尾をパタパタと振っている。すると、黒崎のスマホに、防犯カメラからの情報が入った。来訪者が居れば、その映像を送ってくる仕組みだ。人や動物などがある。玄関と門のところにカメラがある。遠藤さんだろうか。
「遠藤さん?誕生日プレゼントを貰ったところだけど……」
「いや、違う。車が門の前に停まった後、人が下りてきた。ん?何か置いたぞ。行ってくる。お前は家の中にいろ」
黒崎がスマホを持って、足早に玄関に行った。そして、ドアを開けて、門まで向かっていった。俺は残されたスマホの画面を見て、もう誰も居ないことを知った。
「誰だろう。記録を見てみよう……。あ……。ほんとだ。何か置いてる……」
ついさっきの映像では、黒い一台の車が門の前に停車し、男性が下りてきた。何か箱のような物を持っている。そして、それを置き、車に乗って去って行った。
「なんだろう?もしかして、爆弾?アン、家の中にいようね……」
黒崎のことを追いかけようとするアンのことを止めて、リビングで待った。すると、玄関で足音がした。戻ってきたのだろう。すると、アンが小さく吠えた。そして、クーンと鳴いた。いつものアンではない。すると、黒崎の声がした。
「夏樹。来てくれ」
「今、行くよ!アン、行くよ!」
「ワン!」
アンが返事をした。そして、一緒に玄関に行くと、黒崎がさっきの箱を抱えていた。段ボール箱だ。そこからは猫の泣き声がしている。まだ子猫だと思った。その鳴き声にアンが反応して、黒崎の足にすがりつくようにして後ろ足で立ち、箱の中を見ようとした。
「夏樹。アンを抱いてくれ。この中に猫が居る」
「分かった。アン、抱っこするよ。静かにしていようね」
「ワン!」
俺が抱いたのに、アンがジタバタと動き回った。そこで、しゃがみ込み、アンのことを抱き続けた。そして、黒崎が箱を床の上に置いた。すると、中には1匹の白い猫がいて、タオルにくるまって鳴いていた。まだとても小さい猫だ。
「黒崎さん……。捨てられたんだね……」
「ああ、さっきの人だ。遠藤さんの家の前に捨てていった人と同じ人かも知れない。フリージアとリリーの元いた家だ」
「そうだよね。ここを狙ってきているんだもんね。お腹が空いていると思うんだ。遠藤さん家に行って来るよ。粉ミルクと哺乳瓶を借りてくるよ」
「俺が行く。待っていろ」
「ううん。あんたがアンを待っていて。だって、言うこと聞かないもん」
アンが動き回って大人しくしない。そして、とうとう子猫のいる箱の中に顔を突っ込んで、クンクンとすごい勢いで匂いを嗅ぎ始めた。子猫は驚いているのか、鳴き声が一層大きくなった。
「ごめんね。猫ちゃん。アン、顔を引っ込めようね。俺が行って来るから、あんたは待っていてよ」
「分かった。アン、こっちに来い」
「クーーン」
アンが一声鳴いた後、黒崎のそばに座った。やっぱり思ったとおり、静かになった。それを見届けた後、俺は玄関を出て、向かいの家に行った。フリージアとリリーはもう離乳をしてあるが、もしまた猫が捨てられたときのために、お世話グッズを置いてあると言っていた。
「遠藤さん!俺です!夏樹です!子猫が捨てられていました!」
「今、行くわ!」
遠藤さん家のインターフォンを押すと、佳代子さんが出た。そして、門が開かれて、リクが出てきた。後ろには、大きくなったフリージアとリリーが居た。その姿にホッとして、今うちに居る子猫も助かって欲しいと思った。まずはミルクを飲ませよう。そう思った。
家に帰ってきたところだ。もう晩ご飯の時間だ。今日はお義父さんの家で食べるから、俺達は向こうの家に行く支度をした。とは言っても、身体一つで構わない。アンもここにいる。お義父さんの家で待っていたが、俺達が戻ってきたことを車の音で気づき、早く迎えに来いと言って、玄関で待っていた。そして、一旦家に帰るのだが、連れてきた。
「アン、もう行くよ。そのオモチャを持って行くのかよ?向こうに新品があるだろ。はいはい。分かったよ。持ってあげる」
アンが咥えてきたハンバーガーのオモチャをバッグに入れた。アンが尻尾をパタパタと振っている。すると、黒崎のスマホに、防犯カメラからの情報が入った。来訪者が居れば、その映像を送ってくる仕組みだ。人や動物などがある。玄関と門のところにカメラがある。遠藤さんだろうか。
「遠藤さん?誕生日プレゼントを貰ったところだけど……」
「いや、違う。車が門の前に停まった後、人が下りてきた。ん?何か置いたぞ。行ってくる。お前は家の中にいろ」
黒崎がスマホを持って、足早に玄関に行った。そして、ドアを開けて、門まで向かっていった。俺は残されたスマホの画面を見て、もう誰も居ないことを知った。
「誰だろう。記録を見てみよう……。あ……。ほんとだ。何か置いてる……」
ついさっきの映像では、黒い一台の車が門の前に停車し、男性が下りてきた。何か箱のような物を持っている。そして、それを置き、車に乗って去って行った。
「なんだろう?もしかして、爆弾?アン、家の中にいようね……」
黒崎のことを追いかけようとするアンのことを止めて、リビングで待った。すると、玄関で足音がした。戻ってきたのだろう。すると、アンが小さく吠えた。そして、クーンと鳴いた。いつものアンではない。すると、黒崎の声がした。
「夏樹。来てくれ」
「今、行くよ!アン、行くよ!」
「ワン!」
アンが返事をした。そして、一緒に玄関に行くと、黒崎がさっきの箱を抱えていた。段ボール箱だ。そこからは猫の泣き声がしている。まだ子猫だと思った。その鳴き声にアンが反応して、黒崎の足にすがりつくようにして後ろ足で立ち、箱の中を見ようとした。
「夏樹。アンを抱いてくれ。この中に猫が居る」
「分かった。アン、抱っこするよ。静かにしていようね」
「ワン!」
俺が抱いたのに、アンがジタバタと動き回った。そこで、しゃがみ込み、アンのことを抱き続けた。そして、黒崎が箱を床の上に置いた。すると、中には1匹の白い猫がいて、タオルにくるまって鳴いていた。まだとても小さい猫だ。
「黒崎さん……。捨てられたんだね……」
「ああ、さっきの人だ。遠藤さんの家の前に捨てていった人と同じ人かも知れない。フリージアとリリーの元いた家だ」
「そうだよね。ここを狙ってきているんだもんね。お腹が空いていると思うんだ。遠藤さん家に行って来るよ。粉ミルクと哺乳瓶を借りてくるよ」
「俺が行く。待っていろ」
「ううん。あんたがアンを待っていて。だって、言うこと聞かないもん」
アンが動き回って大人しくしない。そして、とうとう子猫のいる箱の中に顔を突っ込んで、クンクンとすごい勢いで匂いを嗅ぎ始めた。子猫は驚いているのか、鳴き声が一層大きくなった。
「ごめんね。猫ちゃん。アン、顔を引っ込めようね。俺が行って来るから、あんたは待っていてよ」
「分かった。アン、こっちに来い」
「クーーン」
アンが一声鳴いた後、黒崎のそばに座った。やっぱり思ったとおり、静かになった。それを見届けた後、俺は玄関を出て、向かいの家に行った。フリージアとリリーはもう離乳をしてあるが、もしまた猫が捨てられたときのために、お世話グッズを置いてあると言っていた。
「遠藤さん!俺です!夏樹です!子猫が捨てられていました!」
「今、行くわ!」
遠藤さん家のインターフォンを押すと、佳代子さんが出た。そして、門が開かれて、リクが出てきた。後ろには、大きくなったフリージアとリリーが居た。その姿にホッとして、今うちに居る子猫も助かって欲しいと思った。まずはミルクを飲ませよう。そう思った。
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