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18時半。
黒崎製菓と俺達の避難を終えて、俺達は家に戻ってきた。今、お義父さんの家のリビングで過ごしているところだ。今日はこっちで晩ご飯を食べるために来ている。お手伝いさん達は夕方からの出勤で、みんな何も無かったと無事だと報告を受けてホッとした。そして、家の用事があるから、今日は俺がみんなの分の晩ご飯を作ろうと思ったが、ゆっくり休むことにした。
そういうわけで、夕方に佐山さんが作ってくれた酢豚を晩ご飯にして食べることにした。佐山さんは18時までの勤務だが、俺達のことを心配して来てくれた。そして、さっき帰っていった。家には娘さんと小さな子供が居る。娘さんの夜勤と交代して家に居ることになるから、今日の出勤は申し訳ない気がした。
このリビングにはお茶菓子を置いてある。さっきまで俺が食べていた物だ。北岡さんからのお土産のバウムクーヘンと黒豆茶だ。このお茶があるということは、一貴さんも一緒に居た。ユリウスの爪切りのためだ。なぜか俺がそばにいるとユリウスが静かにしているということで、爪切りのときは一緒に居ることが多い。そして、それが終わって、ホッとしたところで、お茶を飲んだわけだ。
「らららーー。もうすぐで晩ご飯だけど、お菓子は別腹~~、ららら~~」
黒崎がまだ帰ってこないから、こんなことが出来ている。もし居たら止められているところだ。俺だって躊躇した。佐山さんが作ってくれた酢豚を残すことになったらどうしようと思った。しかし、お腹が空いてたまらなくて、バウムクーヘンを食べた。この分だと、晩ご飯もしっかり食べられるだろうと思った。
「黒崎さん。まだかな?」
今から30分前に、今から帰るとラインが入った。今日は疲れただろうと思う。ホールへの避難の後、みんなが順番に本社ビルへ戻っていき、後は通常通りだったそうだ。しかし、会社の医務室に行った社員が2人居る。どこも大丈夫だというが、今までストレスにさらされてきただろうから心配だ。そして、山下さんと取り巻き達のことも気になった。そこまでなるなんて、それこそ、通常通りではない。
「ん?門に反応があった!」
壁に取り付けてあるモニターに反応があった。黒崎が乗っているに違いないタクシーが門を通ってこっちに来る映像が映し出されていた。まだ外は明るいが、セキュリティーライトが作動している。その中には、ユーリーが立てたライトがある。おとぎの国にいるような気分になる、動物の形をしたライト達だ。もしかして銃で撃たれるかも知れないだなんて冗談を言っていたが、本当に冗談であってもらいたいと思った。
「今、行くよーーーーー」
すると、黒崎から電話が入った。たくさん荷物があるから玄関まで取りに来いというものだった。一体何だろうか。お弁当では無いはずだ。晩ご飯は作ってもらってあるのだから。明日の朝だって用意してもらえる。
ガチャ。カタン。
玄関のドアを開けると、黒崎を乗せたタクシーが到着したところだった。何か大きな箱を持っている。しかも、5つもある。
「黒崎さん。おかえり。どうしたの?これ?」
「よく見てみろ。お前の考案したジュリエットの服だ」
「ああーーーー、ほんとだ!」
バタン。タクシーのドアが閉まった。そして、車が門に向かって走って行った。そこで、俺は地面に置かれた箱を見て、声を上げた。黒崎製菓のマスコットキャラクターの一つであるジュリエットの人形が箱の中に入っていた。そして、新しい服を着ていた。たしかに俺がデザインした物だ。そして、最後の1個には俺が欲しがった調理器具が入っていた。バンバンミックスMAXプラスだ。今までの物が2年使って壊れてしまい、新しい物が欲しかった。スープ作りなどに重宝する。
「黒崎さん!ありがとう!これを買うためにお店に寄ったの?」
「いや、夕方にデパートに行って来た。俺の休憩時間だ。これを使って元気を出せ」
「うん。北岡さんのお店で、また、アンリって呼ばれる声がしたんだよ」
「親父から聞いた。墓参りに行こう。今度の土曜日だ」
「そうだね。あれ?アンが出てこないなあ」
いつもなら一緒に出てくるのにどうしたのだろう。そして、その訳を知った。アンはリビングで熟睡したままだった。今日のことで疲れたのだろう。アンドリューとユリウスもだろう。そんな彼らに黒崎がお疲れ様と言った。すると、アンが寝ぼけた顔で起き上がり、その姿が可愛くて、新しい服を作りたくなったのだった。
黒崎製菓と俺達の避難を終えて、俺達は家に戻ってきた。今、お義父さんの家のリビングで過ごしているところだ。今日はこっちで晩ご飯を食べるために来ている。お手伝いさん達は夕方からの出勤で、みんな何も無かったと無事だと報告を受けてホッとした。そして、家の用事があるから、今日は俺がみんなの分の晩ご飯を作ろうと思ったが、ゆっくり休むことにした。
そういうわけで、夕方に佐山さんが作ってくれた酢豚を晩ご飯にして食べることにした。佐山さんは18時までの勤務だが、俺達のことを心配して来てくれた。そして、さっき帰っていった。家には娘さんと小さな子供が居る。娘さんの夜勤と交代して家に居ることになるから、今日の出勤は申し訳ない気がした。
このリビングにはお茶菓子を置いてある。さっきまで俺が食べていた物だ。北岡さんからのお土産のバウムクーヘンと黒豆茶だ。このお茶があるということは、一貴さんも一緒に居た。ユリウスの爪切りのためだ。なぜか俺がそばにいるとユリウスが静かにしているということで、爪切りのときは一緒に居ることが多い。そして、それが終わって、ホッとしたところで、お茶を飲んだわけだ。
「らららーー。もうすぐで晩ご飯だけど、お菓子は別腹~~、ららら~~」
黒崎がまだ帰ってこないから、こんなことが出来ている。もし居たら止められているところだ。俺だって躊躇した。佐山さんが作ってくれた酢豚を残すことになったらどうしようと思った。しかし、お腹が空いてたまらなくて、バウムクーヘンを食べた。この分だと、晩ご飯もしっかり食べられるだろうと思った。
「黒崎さん。まだかな?」
今から30分前に、今から帰るとラインが入った。今日は疲れただろうと思う。ホールへの避難の後、みんなが順番に本社ビルへ戻っていき、後は通常通りだったそうだ。しかし、会社の医務室に行った社員が2人居る。どこも大丈夫だというが、今までストレスにさらされてきただろうから心配だ。そして、山下さんと取り巻き達のことも気になった。そこまでなるなんて、それこそ、通常通りではない。
「ん?門に反応があった!」
壁に取り付けてあるモニターに反応があった。黒崎が乗っているに違いないタクシーが門を通ってこっちに来る映像が映し出されていた。まだ外は明るいが、セキュリティーライトが作動している。その中には、ユーリーが立てたライトがある。おとぎの国にいるような気分になる、動物の形をしたライト達だ。もしかして銃で撃たれるかも知れないだなんて冗談を言っていたが、本当に冗談であってもらいたいと思った。
「今、行くよーーーーー」
すると、黒崎から電話が入った。たくさん荷物があるから玄関まで取りに来いというものだった。一体何だろうか。お弁当では無いはずだ。晩ご飯は作ってもらってあるのだから。明日の朝だって用意してもらえる。
ガチャ。カタン。
玄関のドアを開けると、黒崎を乗せたタクシーが到着したところだった。何か大きな箱を持っている。しかも、5つもある。
「黒崎さん。おかえり。どうしたの?これ?」
「よく見てみろ。お前の考案したジュリエットの服だ」
「ああーーーー、ほんとだ!」
バタン。タクシーのドアが閉まった。そして、車が門に向かって走って行った。そこで、俺は地面に置かれた箱を見て、声を上げた。黒崎製菓のマスコットキャラクターの一つであるジュリエットの人形が箱の中に入っていた。そして、新しい服を着ていた。たしかに俺がデザインした物だ。そして、最後の1個には俺が欲しがった調理器具が入っていた。バンバンミックスMAXプラスだ。今までの物が2年使って壊れてしまい、新しい物が欲しかった。スープ作りなどに重宝する。
「黒崎さん!ありがとう!これを買うためにお店に寄ったの?」
「いや、夕方にデパートに行って来た。俺の休憩時間だ。これを使って元気を出せ」
「うん。北岡さんのお店で、また、アンリって呼ばれる声がしたんだよ」
「親父から聞いた。墓参りに行こう。今度の土曜日だ」
「そうだね。あれ?アンが出てこないなあ」
いつもなら一緒に出てくるのにどうしたのだろう。そして、その訳を知った。アンはリビングで熟睡したままだった。今日のことで疲れたのだろう。アンドリューとユリウスもだろう。そんな彼らに黒崎がお疲れ様と言った。すると、アンが寝ぼけた顔で起き上がり、その姿が可愛くて、新しい服を作りたくなったのだった。
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