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翌日。午前11時。
夏真っ盛りといった空の下、俺達は黒崎家の墓の前に立った。今日はエミリアさん達と黒崎家の墓参りをする日だ。東京近郊にある墓にはユーリーの運転でやってきた。メンバーはお義父さんとエミリアさん、アレクシスさん、ユーリー、晴海さん、二葉、俺の7人だ。昨日のお酒が残っていないか心配だったが、みんな元気だ。二日酔いになっていないのがさすがだと思った。ユーリーが言うには、バーテルス家はフェリックスさん以外はみんな酒に強いそうだ。晴海さんも強い。結構飲んでいたのに。
黒崎と一貴さんは通常通り出勤した。2人ともビクともしていなかった。酒に弱い俺としては驚く結果だ。どうやったらそんなに強くなれるのだろう。その答えをアレクシスさんが教えてくれた。飲めば飲むほど強くなるそうだ。
「それ、本当なの~?飲みたいから口実を付けているんじゃないの?」
「本当だ。俺は飲むようになって強くなった。ユリウスもそうなんだぞ。そうだよな?」
「さあーーー、そうだったか……」
ユーリーがとぼけて見せたから、みんなが笑った。今、エミリアさんが菊の花を墓に生けた。掃除はこの間、忠明叔父さんが来てしてくれてあるから、今日はしなくて良いだろう。お盆の時期に来るのが通常だが、今年の夏の暑さから、お盆の時にめちゃくちゃ暑かったらいけないからと、みんなが早めに来ているようで、墓参りの形跡が残されていた。
ここのお墓にはアンリさんと秀悟さんが眠っている。墓石にそう書いてある。夢で見た2人がここにいる。たしかに俺はあの時アンリさんの意識に入っていて、彼らの会話を聞いた。あの畳の感触が忘れられない。
ここにいるみんなににその話をした。月島さんから聞いた話もだ。みんな驚いた顔をしていたが、受け入れは早くて、不思議なことがある物だという反応をした。俺もそうなると思う。すでにヨークという存在が家の中にいるから、何が起きても不思議では無くて、耐性が出来ていると思う。UFOだって見た。夢の中ではブロナイザーと言っていた。今でもその呼び方をしているそうだ。
この話をエミリアさんが興味を持ってくれた。日本にいる間は毎年の法事に出てくれていて、亡くなった人の一覧表を見てあるから、秀悟さん達の名前を覚えているそうだ。そして、エミリアさんにも不思議なことがあったそうだが、それは夢の中で会った人との約束で内緒にすることになっているから話せないという。その時は俺と同じく畳の部屋にいて、感触を覚えているそうだ。
ジーーーーー。ジーーーーー。
どこからともなく蝉の鳴き声がしてきた。暑さが増す気がした。しかし、蝉の鳴き声がしないと夏という感じがしないから、ないと寂しいとは思っている。
お義父さんが線香に火を付けた。そして、みんなが並んで手を合わせた。すると、線香の煙が風に乗って俺達の元に来て、俺達を包み込んだ。
「ご先祖様がいる感じがあるね」
「そうだな。しばらく墓参りに来ていなかった。今日は来られて良かった」
アレクシスさんがしゃがみ込み、墓に向かって手を合わせている。夏休みに入ると必ずここに来ていた子供時代だったそうで、懐かしいそうだ。前回墓参りをしたのは6年前だという。俺達が都内に来る前だ。アレクシスさんは黒崎家の法事で来ていたそうだ。バーテルス家の遣いとしてだ。ユーリーは仕事で日本に来ていたのときに墓参りをしていたが、前回したのはアレクシスさんと同じ日だったという。エミリアさんは10年前になるそうだ。純白さんが亡くなった後だったという。
「今日は大勢で来られて良かったね。黒崎さんとカズ兄さんと聖河さんはお盆の時に来るそうだよ」
「その時は暑くなるかも知れないな。ちっとも雨が降らない。ん?ユリウス、どうしたんだ?」
「天気予報を見たら、今日の夜に雨が降るそうだ。降水量は多くないみたいだ」
「それはよかった。太陽の光で温まっている。雨で冷えるといい」
「庭の水まきが雨乞いになったかな?みんなしているよね。晴ればかりだもん」
ユーリーがスマホの天気予報を見せてくれた。たしかに夜、雨が降ると書いてある。今夜は特に予定が無くて、みんな家にいるから良かったと思った。
夏真っ盛りといった空の下、俺達は黒崎家の墓の前に立った。今日はエミリアさん達と黒崎家の墓参りをする日だ。東京近郊にある墓にはユーリーの運転でやってきた。メンバーはお義父さんとエミリアさん、アレクシスさん、ユーリー、晴海さん、二葉、俺の7人だ。昨日のお酒が残っていないか心配だったが、みんな元気だ。二日酔いになっていないのがさすがだと思った。ユーリーが言うには、バーテルス家はフェリックスさん以外はみんな酒に強いそうだ。晴海さんも強い。結構飲んでいたのに。
黒崎と一貴さんは通常通り出勤した。2人ともビクともしていなかった。酒に弱い俺としては驚く結果だ。どうやったらそんなに強くなれるのだろう。その答えをアレクシスさんが教えてくれた。飲めば飲むほど強くなるそうだ。
「それ、本当なの~?飲みたいから口実を付けているんじゃないの?」
「本当だ。俺は飲むようになって強くなった。ユリウスもそうなんだぞ。そうだよな?」
「さあーーー、そうだったか……」
ユーリーがとぼけて見せたから、みんなが笑った。今、エミリアさんが菊の花を墓に生けた。掃除はこの間、忠明叔父さんが来てしてくれてあるから、今日はしなくて良いだろう。お盆の時期に来るのが通常だが、今年の夏の暑さから、お盆の時にめちゃくちゃ暑かったらいけないからと、みんなが早めに来ているようで、墓参りの形跡が残されていた。
ここのお墓にはアンリさんと秀悟さんが眠っている。墓石にそう書いてある。夢で見た2人がここにいる。たしかに俺はあの時アンリさんの意識に入っていて、彼らの会話を聞いた。あの畳の感触が忘れられない。
ここにいるみんなににその話をした。月島さんから聞いた話もだ。みんな驚いた顔をしていたが、受け入れは早くて、不思議なことがある物だという反応をした。俺もそうなると思う。すでにヨークという存在が家の中にいるから、何が起きても不思議では無くて、耐性が出来ていると思う。UFOだって見た。夢の中ではブロナイザーと言っていた。今でもその呼び方をしているそうだ。
この話をエミリアさんが興味を持ってくれた。日本にいる間は毎年の法事に出てくれていて、亡くなった人の一覧表を見てあるから、秀悟さん達の名前を覚えているそうだ。そして、エミリアさんにも不思議なことがあったそうだが、それは夢の中で会った人との約束で内緒にすることになっているから話せないという。その時は俺と同じく畳の部屋にいて、感触を覚えているそうだ。
ジーーーーー。ジーーーーー。
どこからともなく蝉の鳴き声がしてきた。暑さが増す気がした。しかし、蝉の鳴き声がしないと夏という感じがしないから、ないと寂しいとは思っている。
お義父さんが線香に火を付けた。そして、みんなが並んで手を合わせた。すると、線香の煙が風に乗って俺達の元に来て、俺達を包み込んだ。
「ご先祖様がいる感じがあるね」
「そうだな。しばらく墓参りに来ていなかった。今日は来られて良かった」
アレクシスさんがしゃがみ込み、墓に向かって手を合わせている。夏休みに入ると必ずここに来ていた子供時代だったそうで、懐かしいそうだ。前回墓参りをしたのは6年前だという。俺達が都内に来る前だ。アレクシスさんは黒崎家の法事で来ていたそうだ。バーテルス家の遣いとしてだ。ユーリーは仕事で日本に来ていたのときに墓参りをしていたが、前回したのはアレクシスさんと同じ日だったという。エミリアさんは10年前になるそうだ。純白さんが亡くなった後だったという。
「今日は大勢で来られて良かったね。黒崎さんとカズ兄さんと聖河さんはお盆の時に来るそうだよ」
「その時は暑くなるかも知れないな。ちっとも雨が降らない。ん?ユリウス、どうしたんだ?」
「天気予報を見たら、今日の夜に雨が降るそうだ。降水量は多くないみたいだ」
「それはよかった。太陽の光で温まっている。雨で冷えるといい」
「庭の水まきが雨乞いになったかな?みんなしているよね。晴ればかりだもん」
ユーリーがスマホの天気予報を見せてくれた。たしかに夜、雨が降ると書いてある。今夜は特に予定が無くて、みんな家にいるから良かったと思った。
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