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19時半。
和気あいあいとした空気の中で会食が行われている。ピザを食べた後、鶏肉料理が運ばれてきた。一皿ずつ盛り付けされたそれは良い匂いが漂っていて、今までたくさん食べたのに、食欲を刺激された。それをゆっくり食べている。
俺達は今、一貴さんを囲うようにして話をしている。水端さんが向かいから優しい視線を向けてくれている。宇宙人の存在を信じてくれた。一貴さんの中にヨークとウーリ、たまにリンさんがいることを説明して、最初も今も驚いているものの、そういうことだったのかと受け入れてくれた。
一貴さんが急に不器用になったり器用になったりする様子を見ていて不思議だったし、自分のことをからかっているのかと思ったぐらいだったそうだ。そこで、藤沢がやって来て、慌てた一貴さんが出てきて、それはまるっきり別人のように見えて、合点がいったそうだ。そして、一貴さんは大人と子供に人格が分かれており、今はほぼ出なくなったが、そういうこともあったと説明した。
本当はこういうことはなかなか話さない。仕事に影響があるからだ。黒崎がこの場にいたら、絶対に話させないようにしただろう。しかし、水端さんの人柄や雰囲気、ヨークの遊びなどから、これはもう打ち明けても良いのだろうと判断した。内緒にすると言いながら、話さないといけないように持って行ったのはヨーク達の方だ。
「そうだったんですね。一貴社長。大変でしたね。ストレスから人格が分かれていたんですか」
「ああ。そうなんだ。本当は誰にも話すつもりは無かったんだが、だんだんと広まっていっている。今日の席で知らないのは君だけだった。みんな知っていたんだ」
「打ち明けてもらえて嬉しいです。そうなんですね。みなさん、ご存知だったんですね。はあーーーー、急に人が変わったようになるから不思議だったんです。僕、貴方の周りがクリーム色に光ったって話したじゃ無いですか。僕、少しだけですけど、本当に霊感があるんです。だから、幽霊を見ることもあって、そうういう世界のことを信じていますから、ヨークさん達のことも信じられます」
「ありがとう。彼らが僕の中に入って身体を動かしているのはどうなんだろう?それも信じてくれるか?」
「ウォークインっていうんですね。理解できます。みんなで同じ身体に同居しているんですよね。あなたも存在しながらも、ヨークさんが動かしているっていうことですね。だから、急にテーブルマナーが素晴らしくなったのはヨークさんが出てきたからだってことですね。でも、ハマグリの貝殻を落としたのはわざとじゃありませんか?」
「ああ。実はそうなんだ。あれもヨークの悪戯だ」
「やっぱり……」
水端さんがため息をついて笑った。何か変だと思ったそうだ。試されていないかと思ったそうだ。それを聞いて、俺は恥ずかしくなった。俺はそれを見抜けなかったからだ。今日はえらく不器用だなと思ったぐらいだった。しかし、水端さんの目からは違和感があったということだ。
「分かりました。宇宙人は悪戯好きなんですね。僕のことは合格でいいということですか?」
「いや、君をテストしたわけじゃ……」
「そうなんでしょう。こうして打ち明けてもらえて、僕は貴方と近づけた。とても光栄です」
「ありがとう。そう言ってもらえて嬉しい」
「僕がかっこいいと思ったのって、ヨークさんだったのかな?」
「それは……、そうだろうな」
「ヨーク。姿を見せてあげてよ」
俺は空中に向かって声をかけた。このレストランの上空に宇宙船が浮かんでいるはずだからだ。すると、俺の声がけに反応して、一貴さんの身体が光った。そして、それを見たのは水端さんも同じだったようで、驚いた顔になった。そして、微笑んだ。今、一貴さんの隣にヨークが立ったからだ。
「見えました。やっと会えましたね」
「こんにちは」
「初めまして。水端です。すごい光景だなあ。宇宙人って本当にいるんだなあ」
その反応にホッとした。この場にいる全員がヨークの姿を見られている。彼らは必要に応じてそのように対応できるからだ。ヨークの見た目は一貴さんと同じ年代に見えて、インテリジェンスといった感じの人だ。とても優しそうな顔をしている。
和気あいあいとした空気の中で会食が行われている。ピザを食べた後、鶏肉料理が運ばれてきた。一皿ずつ盛り付けされたそれは良い匂いが漂っていて、今までたくさん食べたのに、食欲を刺激された。それをゆっくり食べている。
俺達は今、一貴さんを囲うようにして話をしている。水端さんが向かいから優しい視線を向けてくれている。宇宙人の存在を信じてくれた。一貴さんの中にヨークとウーリ、たまにリンさんがいることを説明して、最初も今も驚いているものの、そういうことだったのかと受け入れてくれた。
一貴さんが急に不器用になったり器用になったりする様子を見ていて不思議だったし、自分のことをからかっているのかと思ったぐらいだったそうだ。そこで、藤沢がやって来て、慌てた一貴さんが出てきて、それはまるっきり別人のように見えて、合点がいったそうだ。そして、一貴さんは大人と子供に人格が分かれており、今はほぼ出なくなったが、そういうこともあったと説明した。
本当はこういうことはなかなか話さない。仕事に影響があるからだ。黒崎がこの場にいたら、絶対に話させないようにしただろう。しかし、水端さんの人柄や雰囲気、ヨークの遊びなどから、これはもう打ち明けても良いのだろうと判断した。内緒にすると言いながら、話さないといけないように持って行ったのはヨーク達の方だ。
「そうだったんですね。一貴社長。大変でしたね。ストレスから人格が分かれていたんですか」
「ああ。そうなんだ。本当は誰にも話すつもりは無かったんだが、だんだんと広まっていっている。今日の席で知らないのは君だけだった。みんな知っていたんだ」
「打ち明けてもらえて嬉しいです。そうなんですね。みなさん、ご存知だったんですね。はあーーーー、急に人が変わったようになるから不思議だったんです。僕、貴方の周りがクリーム色に光ったって話したじゃ無いですか。僕、少しだけですけど、本当に霊感があるんです。だから、幽霊を見ることもあって、そうういう世界のことを信じていますから、ヨークさん達のことも信じられます」
「ありがとう。彼らが僕の中に入って身体を動かしているのはどうなんだろう?それも信じてくれるか?」
「ウォークインっていうんですね。理解できます。みんなで同じ身体に同居しているんですよね。あなたも存在しながらも、ヨークさんが動かしているっていうことですね。だから、急にテーブルマナーが素晴らしくなったのはヨークさんが出てきたからだってことですね。でも、ハマグリの貝殻を落としたのはわざとじゃありませんか?」
「ああ。実はそうなんだ。あれもヨークの悪戯だ」
「やっぱり……」
水端さんがため息をついて笑った。何か変だと思ったそうだ。試されていないかと思ったそうだ。それを聞いて、俺は恥ずかしくなった。俺はそれを見抜けなかったからだ。今日はえらく不器用だなと思ったぐらいだった。しかし、水端さんの目からは違和感があったということだ。
「分かりました。宇宙人は悪戯好きなんですね。僕のことは合格でいいということですか?」
「いや、君をテストしたわけじゃ……」
「そうなんでしょう。こうして打ち明けてもらえて、僕は貴方と近づけた。とても光栄です」
「ありがとう。そう言ってもらえて嬉しい」
「僕がかっこいいと思ったのって、ヨークさんだったのかな?」
「それは……、そうだろうな」
「ヨーク。姿を見せてあげてよ」
俺は空中に向かって声をかけた。このレストランの上空に宇宙船が浮かんでいるはずだからだ。すると、俺の声がけに反応して、一貴さんの身体が光った。そして、それを見たのは水端さんも同じだったようで、驚いた顔になった。そして、微笑んだ。今、一貴さんの隣にヨークが立ったからだ。
「見えました。やっと会えましたね」
「こんにちは」
「初めまして。水端です。すごい光景だなあ。宇宙人って本当にいるんだなあ」
その反応にホッとした。この場にいる全員がヨークの姿を見られている。彼らは必要に応じてそのように対応できるからだ。ヨークの見た目は一貴さんと同じ年代に見えて、インテリジェンスといった感じの人だ。とても優しそうな顔をしている。
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