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会食の席に戻ってきたところだ。鶏肉のスパイス焼きとベーゴングリルが席に運ばれてきた後だった。みんなの様子は落ち着いている。バタバタしてしまったから、落ち着いて食事が出来ないのでは無かったかと気になっていた。
「みんな、ごめんね。一件落着だよ」
「今さっき、ヨークさんの姿が見えたわよ。私のそばに来てくれたの」
「ローザーさんとも話したいんだろうなあ。ヨーク、帰ったんだよ」
「そうだったのね。何も言っていなかったから……」
「いつでも来るよ。この間は面白かったね。ローザーさんがお風呂に入っているときに来たんだから」
「そうなのよねえ」
今さっき、ヨークから話しかけられたところだ。水端さんを席まで送った後、宇宙船に帰るのだと。水端さんが残念そうにしていた。しかし、いつでもまた来るだろうからと伝えると、明るい顔になっていた。すっかりヨークのことが好きになったとのだと分かり、上手くいくといいのにと思いながらも、ヨークはここで恋愛が出来ないということだから、水端さんにとっては想いが叶わない状態だと思った。
ところで、ローザーさんはヨークと何度も交流がある。さっき話したとおり、ローザーさんが家でお風呂に入っているときにウーリがやって来て、仕事の話をしたそうだ。そして、ヨークが迎えに来て宇宙船に帰っていったという。その時にも話をして、最近の宇宙の様子はとか、地球の様子はとか、世間話をしたそうだ。その時はローザーさんが風邪気味であり、なんとなく調子が悪かったそうだが、彼らが帰った後は体調が回復したそうだ。久弥の時のように、具合の悪いところを治してくれたのだと思う。
「はい。ウーロン茶のおかわりを頼んでおいたわよ」
「ありがとう。喉が渇いていたんだ~」
ローザーさんがおかわりを頼んでおいくれた。それをぐぐっと飲んだ。よく冷えていて美味しい。バタバタして喉が渇いたままになっていた。ウーロン茶が身体に染み渡るようだ。そして、立ったままで飲んでいる事に気づいて、席に座った。隣には一貴さんがいる。ヨークもウーリも居ないから、素の一貴さんだ。鶏肉料理を落とすだろうか。そう思って見ていると、落ち着いて食べていた。そこで、俺はローザーさんの元に移動した。ゆっくり話がしたいし、ビールのお酌がまだだった。
「ローザーさん。ミカさん。聖河さん。ビールのおかわりは?」
「新しい瓶がきたところなの」
「お酌をさせてよ」
そう言って俺は冷えたビール瓶を持った。そして、3人のグラスにそれぞれ注ぎ入れた。そして、グラス同士をカチッと合わせて乾杯をした。
「乾杯!」
「かんぱーーい」
周りを見ると、みんなそれぞれ席がばらけている。まるで立食パーティーのように立ってビールを飲んでいるから、俺も心おきなく立っていられる。そう思っていたら、ローザーさんから椅子を勧められた。飯野さんの席だ。その飯野さんは長谷部さんと一緒に一貴さんと聡太郎とで話をしており、帰ってくる感じが無い。
「じゃあ、座らせて貰うよ」
「圭一さんには電話を掛けたの?さっき、話していなかった?」
「あ、いけない!報告していなかったよ。一件落着だって……」
「今しておいたら?」
「そうだね……」
黒埼に報告するのを忘れていた。決して彼のことをないがしろにしているわけでも蚊帳の外にしているわけではないが、心の余裕が無くて、頭から飛んでいた。何か異変があったら話すことにしている。さっきの報告もしておかなければならない。向こうは待っているかも知れない。いや、待っているだろう。
そこで、スマホを取り出した。またここで電話を掛けさせて貰うことにした。そして、黒崎の連絡先をタップして電話を掛けると、すぐに出てくれた。この分だと待っていたのだろうと思って胸が痛くなったし、動悸までして来た。忘れていたことがバレてしまうと思ったからだ。
「もしもし。黒崎さん。遅くなってごめんね。一件落着したよ」
「……そうか。どうなったんだ?」
「水端さんとヨークが話をして、これからも会うっていう話になったよ。ヨークは恋愛ができないって説明して、水端さんはオッケーしたよ。それで、一貴さんの友達になってくれっていうことで、水端さんがそれにもオッケーしてくれたんだ」
「……そうか。帰って来た後でゆっくり聞かせてくれ。ヨークが俺のところにいるぞ」
「そっか。そっちに帰ったんだね。帰るって言っていたんだ」
「一貴はどうしている?」
「落ち着いて食事をしているよ」
「そうか。じゃあ、会食に戻れ」
「うん」
俺達は電話を終えた。これで全部終わったと思うと、全身の力が抜けた。一件落着だ。帰った後は俺はこだわりを捨てて、黒崎と接することができるだろう。ヤキモチなんか忘れてしまえるだろう。そう思って、ウーロン茶を飲んだ。
「みんな、ごめんね。一件落着だよ」
「今さっき、ヨークさんの姿が見えたわよ。私のそばに来てくれたの」
「ローザーさんとも話したいんだろうなあ。ヨーク、帰ったんだよ」
「そうだったのね。何も言っていなかったから……」
「いつでも来るよ。この間は面白かったね。ローザーさんがお風呂に入っているときに来たんだから」
「そうなのよねえ」
今さっき、ヨークから話しかけられたところだ。水端さんを席まで送った後、宇宙船に帰るのだと。水端さんが残念そうにしていた。しかし、いつでもまた来るだろうからと伝えると、明るい顔になっていた。すっかりヨークのことが好きになったとのだと分かり、上手くいくといいのにと思いながらも、ヨークはここで恋愛が出来ないということだから、水端さんにとっては想いが叶わない状態だと思った。
ところで、ローザーさんはヨークと何度も交流がある。さっき話したとおり、ローザーさんが家でお風呂に入っているときにウーリがやって来て、仕事の話をしたそうだ。そして、ヨークが迎えに来て宇宙船に帰っていったという。その時にも話をして、最近の宇宙の様子はとか、地球の様子はとか、世間話をしたそうだ。その時はローザーさんが風邪気味であり、なんとなく調子が悪かったそうだが、彼らが帰った後は体調が回復したそうだ。久弥の時のように、具合の悪いところを治してくれたのだと思う。
「はい。ウーロン茶のおかわりを頼んでおいたわよ」
「ありがとう。喉が渇いていたんだ~」
ローザーさんがおかわりを頼んでおいくれた。それをぐぐっと飲んだ。よく冷えていて美味しい。バタバタして喉が渇いたままになっていた。ウーロン茶が身体に染み渡るようだ。そして、立ったままで飲んでいる事に気づいて、席に座った。隣には一貴さんがいる。ヨークもウーリも居ないから、素の一貴さんだ。鶏肉料理を落とすだろうか。そう思って見ていると、落ち着いて食べていた。そこで、俺はローザーさんの元に移動した。ゆっくり話がしたいし、ビールのお酌がまだだった。
「ローザーさん。ミカさん。聖河さん。ビールのおかわりは?」
「新しい瓶がきたところなの」
「お酌をさせてよ」
そう言って俺は冷えたビール瓶を持った。そして、3人のグラスにそれぞれ注ぎ入れた。そして、グラス同士をカチッと合わせて乾杯をした。
「乾杯!」
「かんぱーーい」
周りを見ると、みんなそれぞれ席がばらけている。まるで立食パーティーのように立ってビールを飲んでいるから、俺も心おきなく立っていられる。そう思っていたら、ローザーさんから椅子を勧められた。飯野さんの席だ。その飯野さんは長谷部さんと一緒に一貴さんと聡太郎とで話をしており、帰ってくる感じが無い。
「じゃあ、座らせて貰うよ」
「圭一さんには電話を掛けたの?さっき、話していなかった?」
「あ、いけない!報告していなかったよ。一件落着だって……」
「今しておいたら?」
「そうだね……」
黒埼に報告するのを忘れていた。決して彼のことをないがしろにしているわけでも蚊帳の外にしているわけではないが、心の余裕が無くて、頭から飛んでいた。何か異変があったら話すことにしている。さっきの報告もしておかなければならない。向こうは待っているかも知れない。いや、待っているだろう。
そこで、スマホを取り出した。またここで電話を掛けさせて貰うことにした。そして、黒崎の連絡先をタップして電話を掛けると、すぐに出てくれた。この分だと待っていたのだろうと思って胸が痛くなったし、動悸までして来た。忘れていたことがバレてしまうと思ったからだ。
「もしもし。黒崎さん。遅くなってごめんね。一件落着したよ」
「……そうか。どうなったんだ?」
「水端さんとヨークが話をして、これからも会うっていう話になったよ。ヨークは恋愛ができないって説明して、水端さんはオッケーしたよ。それで、一貴さんの友達になってくれっていうことで、水端さんがそれにもオッケーしてくれたんだ」
「……そうか。帰って来た後でゆっくり聞かせてくれ。ヨークが俺のところにいるぞ」
「そっか。そっちに帰ったんだね。帰るって言っていたんだ」
「一貴はどうしている?」
「落ち着いて食事をしているよ」
「そうか。じゃあ、会食に戻れ」
「うん」
俺達は電話を終えた。これで全部終わったと思うと、全身の力が抜けた。一件落着だ。帰った後は俺はこだわりを捨てて、黒崎と接することができるだろう。ヤキモチなんか忘れてしまえるだろう。そう思って、ウーロン茶を飲んだ。
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