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午前3時。
寝室のベッドで寝ているところだ。すると、黒崎のスマホから着信音が鳴って目が覚めた。もちろん、黒崎も目を覚ました。スマホの画面には一貴という文字が浮かんでいた。一貴さんからの電話だ。一体何があったのだろう。
「カズ兄さんだね。どうしたのかな……」
「門のセキュリティーのパスワードのことじゃないか……。もしもし、どうした?」
黒崎が電話に出た。そして、低い声での笑い声が聞こえてきた。それは呆れたという感じの声だった。室内が静かだから、ここまで一貴さんの声が聞こえてきている。黒崎の予想通り、家に帰ってきたのだが、パスワードが分からなくて門を入れないのだという。そして、枝川さんも一緒に居ると言っている。そこで、黒崎が起き上がった。
「タクシーを下りろ。俺が行ってやる。そうか。酔っ払っているのか。すぐに行くから下りて待て」
「俺も行くよ」
黒崎が寝室から出て行ったから、俺も追いかけていった。階段の電気を付けなくても黒崎は夜目が利くから、そのまま下りて行っている。しかし、俺は夜は目が見えずらいから慌てて電気を付けた。黒崎は俺のことを振り返ること無く下まで下りていき、早くも玄関に行ってしまった。
「黒崎さん。待ってよ。あんたが寝る前に心霊現象の話をするから、一人で居たくないよ~」
泣き言を言ってみたが、黒崎は止まってくれなかった。それはそうだろう。一貴さんが助けを求めているのだから。だから、俺もなるべく早く階段を下りていった。まだ寝ぼけているから気を付けて下りるしか無くて、ゆっくりペースだ。
ガチャ。玄関のドアが開かれる音がした。もう出て行っている。俺も追いかけていくと、黒崎が玄関を出た後だった。そこで、俺も玄関を出て、大きな門の方に歩いて行った。すでに黒崎が到着していて、セキュリティーを解除しているところだった。
「黒崎さん。あんたは足が速いよねえ。俺なんか、このスピードだよ」
「お前はゆっくりしていろ。一貴、またせたな」
「圭一。すまない……」
門を開くと、すでにタクシーは去った後だった。道に座り込むようにしている水端さんと枝川さんがいて、一貴さんが介抱していた。連れて来たということは意気投合したか、酔っ払っていて一人に出来ないといったところだろう。この場合は両方のように思った。
「枝川さん。大丈夫?何があったんだよ?」
「3次会の店で酔っ払って寝込んだから、連れてきた。この状態じゃ帰せない。枝川君も水端君も一人暮らしだ。理久君は今日はいない。圭一。そっちを持ってくれ」
「ああ、枝川。足に力を入れてくれ」
「はい……」
枝川さんが小さく返事をした。そして、彼の身体が黒崎によって引き上げられて、立たされた。吐き気はないようで、とにかく足に力が入らないのだと知った。
「すみません……」
「いい。こっちの家に運ぶぞ」
「圭一。いいのか?」
「構わない。夏樹。玄関のドアを開けておいてくれ」
「うん。分かったよ」
俺は家の玄関に戻った。ひとまず俺達の家に来てもらうことになった。お義父さんの家まで行けなくはないが、家に行けばお手伝いさんに手伝ってもらうことになるし、みんなを起こすかも知れない。俺達の家の方がいいだろう。水端さんも枝川さんも、その方が遠慮が無いと思う。
ガチャ。バタン。
黒崎達の協力によって二人のことを家に運び入れた。そして、リビングのソファーの上に寝かせた。二人は寝入り込んでしまい、しばらく目を覚ましそうにない。シャツのボタンは開けられており、ネクタイも緩められている。そこで、一貴さんが彼らのネクタイを取った。こういうシチュエーションで引き抜くのでもゾクゾクすると言いながら。
寝室のベッドで寝ているところだ。すると、黒崎のスマホから着信音が鳴って目が覚めた。もちろん、黒崎も目を覚ました。スマホの画面には一貴という文字が浮かんでいた。一貴さんからの電話だ。一体何があったのだろう。
「カズ兄さんだね。どうしたのかな……」
「門のセキュリティーのパスワードのことじゃないか……。もしもし、どうした?」
黒崎が電話に出た。そして、低い声での笑い声が聞こえてきた。それは呆れたという感じの声だった。室内が静かだから、ここまで一貴さんの声が聞こえてきている。黒崎の予想通り、家に帰ってきたのだが、パスワードが分からなくて門を入れないのだという。そして、枝川さんも一緒に居ると言っている。そこで、黒崎が起き上がった。
「タクシーを下りろ。俺が行ってやる。そうか。酔っ払っているのか。すぐに行くから下りて待て」
「俺も行くよ」
黒崎が寝室から出て行ったから、俺も追いかけていった。階段の電気を付けなくても黒崎は夜目が利くから、そのまま下りて行っている。しかし、俺は夜は目が見えずらいから慌てて電気を付けた。黒崎は俺のことを振り返ること無く下まで下りていき、早くも玄関に行ってしまった。
「黒崎さん。待ってよ。あんたが寝る前に心霊現象の話をするから、一人で居たくないよ~」
泣き言を言ってみたが、黒崎は止まってくれなかった。それはそうだろう。一貴さんが助けを求めているのだから。だから、俺もなるべく早く階段を下りていった。まだ寝ぼけているから気を付けて下りるしか無くて、ゆっくりペースだ。
ガチャ。玄関のドアが開かれる音がした。もう出て行っている。俺も追いかけていくと、黒崎が玄関を出た後だった。そこで、俺も玄関を出て、大きな門の方に歩いて行った。すでに黒崎が到着していて、セキュリティーを解除しているところだった。
「黒崎さん。あんたは足が速いよねえ。俺なんか、このスピードだよ」
「お前はゆっくりしていろ。一貴、またせたな」
「圭一。すまない……」
門を開くと、すでにタクシーは去った後だった。道に座り込むようにしている水端さんと枝川さんがいて、一貴さんが介抱していた。連れて来たということは意気投合したか、酔っ払っていて一人に出来ないといったところだろう。この場合は両方のように思った。
「枝川さん。大丈夫?何があったんだよ?」
「3次会の店で酔っ払って寝込んだから、連れてきた。この状態じゃ帰せない。枝川君も水端君も一人暮らしだ。理久君は今日はいない。圭一。そっちを持ってくれ」
「ああ、枝川。足に力を入れてくれ」
「はい……」
枝川さんが小さく返事をした。そして、彼の身体が黒崎によって引き上げられて、立たされた。吐き気はないようで、とにかく足に力が入らないのだと知った。
「すみません……」
「いい。こっちの家に運ぶぞ」
「圭一。いいのか?」
「構わない。夏樹。玄関のドアを開けておいてくれ」
「うん。分かったよ」
俺は家の玄関に戻った。ひとまず俺達の家に来てもらうことになった。お義父さんの家まで行けなくはないが、家に行けばお手伝いさんに手伝ってもらうことになるし、みんなを起こすかも知れない。俺達の家の方がいいだろう。水端さんも枝川さんも、その方が遠慮が無いと思う。
ガチャ。バタン。
黒崎達の協力によって二人のことを家に運び入れた。そして、リビングのソファーの上に寝かせた。二人は寝入り込んでしまい、しばらく目を覚ましそうにない。シャツのボタンは開けられており、ネクタイも緩められている。そこで、一貴さんが彼らのネクタイを取った。こういうシチュエーションで引き抜くのでもゾクゾクすると言いながら。
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