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紅茶を飲んだ後、みんなで庭に出た。お義父さんは家の中にいる。書斎でゆっくりするそうだ。その部屋から外が見えるから、さっき、窓から手を振ってくれていた。アンとアンドリューも一緒にいる。2匹にとっては外は暑すぎると思うから、お義父さんに預かってもらった。
今、アレクシスさんの居た部屋の基礎工事のある場所に来た。南波さんがその場所を映している。6歳の子が1人で過ごしていたことと、オバケが出るという噂のあり、取り壊されたことが語られた。そして、住んでいたのは誰だったかというコメントが入り、ここにいるユーリーの兄貴だと語られた。
「みんなーーー。アレクシスさんが暮らしていたんだよ。少し配信に出たことがあるよね?あのかっこいい人だよ!この間も日本にいたんだけど、もう帰ったんだ。お母さんと一緒に来ていたんだよ。お母さんも綺麗な人でさーーー。アレクシスさんって、セクハラ行為をしない人なんだ。すごく紳士的だよ。ここにいるユリウスさんみたいに、ちょっかいを掛けてこないんだ」
「兄さんがかっこいいなんて、どういうことだ。ボロボロのデニムを履いて、一見、怪しい人に見える」
ユーリーが南波さんの隣を死守している。ときどき配信画面に映り込み、すっかりユリウスという名前と、南波さんの友達であることが認知されている。そして、視聴者から、どんな関係なのかと聞かれる度に、友達だと答える南波さんに対して、ユーリーが“僕は求婚者だと”言い返している。
「ユリウスさん。求婚者じゃないだろう。ナンパ男なだけだと思うけど」
「僕はれっきとした求婚者だ。初めて会った時から君のことが好きだった」
「二股の相手をどうしたんだっけ?その後で連絡するのをやめたんだよね?感じ悪いなーーー」
「ふう……」
俺は息を吐いた。放送の中で、南波さんがユーリーとのことを隠そうとしない。もう吹っ切れたと言っていた。友達の距離を保つという約束なのに、こうして求婚されているからだ。それには上楽先生の存在が大きかったのだと思う。南波さんが嫉妬する感じになっていた。それにはユーリーが敏感に気がつき、喜んでいた。それから後、この状態だ。南波さんの頬に触れて、指先で押したりつまんだりしている。
「ユリウスさん。やめてってば」
「いやだ。可愛いなあ。食べてしまいたいよ」
「友達の距離はどうなったんだよ?」
「距離は取っている。手を出さずに大人しくしている」
「ばかーーーー」
「いたたた。叩くところも可愛いなあ」
「ふう……」
もう一度、息を吐いた。俺達の後ろでは、月島さん達がユズの木を眺めて写真を撮っている。そして、自撮りを始めた。ルークは写真に写らないから、見た目は2人に見える。しかし、俺には3人に見える。もちろん、ユーリーも3人に見えるそうだ。南波さんは見え方が違っていて、ルークと紫乙さんが重なって見えるそうだ。
ルークの住んでいる星の慣習では、友達同士やカップルは重なり合って過ごすそうだ。歩くときもそうらしい。地球以外の星で、俺達のような物質体とルークのようなエーテル体の組み合わせで映画館や遊園地に行くと、ゲートが分かれているそうだ。エーテル体はエーテル体のゲートがあり、入場料金を払うそうだ。しかし、今の地球はエーテル体が認知されていない事が多いし、そもそもエーテル体専用ゲートなんかないから、料金は無料だ。だから、嬉しいのだという。決してケチではないのだよと、ルークが言っていた。
「なんとも不思議な光景だよねえ。俺、オバケが苦手なのに、ルークを見ても平気だもん」
「ルークはオバケじゃないからだろう。ははは。ああ、仲が良いなあ」
「月島さん。心が広すぎるよ。2人が付き合っても良いの?」
「ユリウス君とは深い縁がある。今のままで良いよ」
「そっか……」
月島さんがユーリー達を見て、そう言った。心は共にあるからいいそうだ。天に帰ったらずっと一緒にいられるし、今だっていつでも会える。ユーリーが倒れたときに話し合ってそう思い、彼の幸せになる姿を見たいと思うようになったそうだ。
今、アレクシスさんの居た部屋の基礎工事のある場所に来た。南波さんがその場所を映している。6歳の子が1人で過ごしていたことと、オバケが出るという噂のあり、取り壊されたことが語られた。そして、住んでいたのは誰だったかというコメントが入り、ここにいるユーリーの兄貴だと語られた。
「みんなーーー。アレクシスさんが暮らしていたんだよ。少し配信に出たことがあるよね?あのかっこいい人だよ!この間も日本にいたんだけど、もう帰ったんだ。お母さんと一緒に来ていたんだよ。お母さんも綺麗な人でさーーー。アレクシスさんって、セクハラ行為をしない人なんだ。すごく紳士的だよ。ここにいるユリウスさんみたいに、ちょっかいを掛けてこないんだ」
「兄さんがかっこいいなんて、どういうことだ。ボロボロのデニムを履いて、一見、怪しい人に見える」
ユーリーが南波さんの隣を死守している。ときどき配信画面に映り込み、すっかりユリウスという名前と、南波さんの友達であることが認知されている。そして、視聴者から、どんな関係なのかと聞かれる度に、友達だと答える南波さんに対して、ユーリーが“僕は求婚者だと”言い返している。
「ユリウスさん。求婚者じゃないだろう。ナンパ男なだけだと思うけど」
「僕はれっきとした求婚者だ。初めて会った時から君のことが好きだった」
「二股の相手をどうしたんだっけ?その後で連絡するのをやめたんだよね?感じ悪いなーーー」
「ふう……」
俺は息を吐いた。放送の中で、南波さんがユーリーとのことを隠そうとしない。もう吹っ切れたと言っていた。友達の距離を保つという約束なのに、こうして求婚されているからだ。それには上楽先生の存在が大きかったのだと思う。南波さんが嫉妬する感じになっていた。それにはユーリーが敏感に気がつき、喜んでいた。それから後、この状態だ。南波さんの頬に触れて、指先で押したりつまんだりしている。
「ユリウスさん。やめてってば」
「いやだ。可愛いなあ。食べてしまいたいよ」
「友達の距離はどうなったんだよ?」
「距離は取っている。手を出さずに大人しくしている」
「ばかーーーー」
「いたたた。叩くところも可愛いなあ」
「ふう……」
もう一度、息を吐いた。俺達の後ろでは、月島さん達がユズの木を眺めて写真を撮っている。そして、自撮りを始めた。ルークは写真に写らないから、見た目は2人に見える。しかし、俺には3人に見える。もちろん、ユーリーも3人に見えるそうだ。南波さんは見え方が違っていて、ルークと紫乙さんが重なって見えるそうだ。
ルークの住んでいる星の慣習では、友達同士やカップルは重なり合って過ごすそうだ。歩くときもそうらしい。地球以外の星で、俺達のような物質体とルークのようなエーテル体の組み合わせで映画館や遊園地に行くと、ゲートが分かれているそうだ。エーテル体はエーテル体のゲートがあり、入場料金を払うそうだ。しかし、今の地球はエーテル体が認知されていない事が多いし、そもそもエーテル体専用ゲートなんかないから、料金は無料だ。だから、嬉しいのだという。決してケチではないのだよと、ルークが言っていた。
「なんとも不思議な光景だよねえ。俺、オバケが苦手なのに、ルークを見ても平気だもん」
「ルークはオバケじゃないからだろう。ははは。ああ、仲が良いなあ」
「月島さん。心が広すぎるよ。2人が付き合っても良いの?」
「ユリウス君とは深い縁がある。今のままで良いよ」
「そっか……」
月島さんがユーリー達を見て、そう言った。心は共にあるからいいそうだ。天に帰ったらずっと一緒にいられるし、今だっていつでも会える。ユーリーが倒れたときに話し合ってそう思い、彼の幸せになる姿を見たいと思うようになったそうだ。
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