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18時半。
黒崎家のダイニングでは、普段より早めの晩ご飯の時間を迎えている。ローストビーフ、クリームシチュー、サラダ、具だくさんのサンドイッチがテーブルに並んだ。そして、美味しそうにさつま芋を食べている、アンのことを眺めた。小競り合いをしている親子のことも。
「圭一、サンタクロースがいないだと?」
「いないだろうが」
「どうして夏樹ちゃんの前で言うんだ?夢のない子だ」
「……そっくりそのまま返してやる。6歳の子供に、サンタクロースは存在しないと言い切った父親がいた。近くにいる気がする」
「お父さん。サンタさんはいるの?と、質問されたからだ。嘘はいけないと教えた以上、真実を答えたまでだ」
「あのなあ。そういう夢のない親が、夢のない息子を……」
「アン~、パパは大人げないよねえ?」
今日の夜が、黒崎が心の奥で望んでいた贈り物になった気がする。ごく自然にケーキへフォークが進み、一口食べたからだ。そして、美味いといって意外そうな顔をした。子供の頃に食べて以来の味なのだろう。
ハッピーバースデー、35歳の黒崎さん。メリークリスマス、明けましておめでとうございます。
こう書いたメッセージカードを、黒崎の書斎の机の端っこに置いてある。それを読んで、呆れるだろうか?喜ぶだろうか?どちらでも構わない。黒崎が吹き出すのなら。そう思いながら、言い合いをしているお義父さんと黒崎のことを眺めた。
黒崎家のダイニングでは、普段より早めの晩ご飯の時間を迎えている。ローストビーフ、クリームシチュー、サラダ、具だくさんのサンドイッチがテーブルに並んだ。そして、美味しそうにさつま芋を食べている、アンのことを眺めた。小競り合いをしている親子のことも。
「圭一、サンタクロースがいないだと?」
「いないだろうが」
「どうして夏樹ちゃんの前で言うんだ?夢のない子だ」
「……そっくりそのまま返してやる。6歳の子供に、サンタクロースは存在しないと言い切った父親がいた。近くにいる気がする」
「お父さん。サンタさんはいるの?と、質問されたからだ。嘘はいけないと教えた以上、真実を答えたまでだ」
「あのなあ。そういう夢のない親が、夢のない息子を……」
「アン~、パパは大人げないよねえ?」
今日の夜が、黒崎が心の奥で望んでいた贈り物になった気がする。ごく自然にケーキへフォークが進み、一口食べたからだ。そして、美味いといって意外そうな顔をした。子供の頃に食べて以来の味なのだろう。
ハッピーバースデー、35歳の黒崎さん。メリークリスマス、明けましておめでとうございます。
こう書いたメッセージカードを、黒崎の書斎の机の端っこに置いてある。それを読んで、呆れるだろうか?喜ぶだろうか?どちらでも構わない。黒崎が吹き出すのなら。そう思いながら、言い合いをしているお義父さんと黒崎のことを眺めた。
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