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初夜①※
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遠くのほうから、ゴオーン、ゴオーン、と鐘の音が聞こえてきた。
石造りの街に、その音は硬く響き渡る。
私はなにやら温かくて硬いものに包まれている感覚に、はっと目を開けた。
そうだ、昨日……抱きしめられて……寝てしまったんだわ。
身動きした瞬間、彼の目がバチッと開き――。
徹夜明けかと思うほど血走った目で私を数秒見つめたかと思うと、敵襲訓練のように素早くベッドから飛び降りた。
そして、彼は後ろを向いて直立したまま「早く服を着てくれ……」と掠れた声で言った。
あれ? 耳が赤い。意外と純情なのかも。
緊張がすうっと引いていくのを感じながら、私はドレスに袖を通した。
でも、この後はどうするんだっけ……。
(私は「生贄」の供物として差し出された身。裏口からこっそり戻らなきゃ)
ドレスを着て、部屋の奥にある小さなドアから出ようとしたとき、アレクセイが呼び止めた。
「どこに行く」
「……? 自分の部屋に戻ろうかと」
「そこから出てはいけない。もうすぐ朝食だ、私が案内する」
アレクセイは私の腰に手を当てて歩き出した。
重厚な寝室の扉を開くと、そこは薄暗い前室になっていた。
そこには既に、一人の青年が控えていた。まだかなり若い。
顔が赤くなっている。やっぱり主人が女を連れて出てきたら動揺するわよね。
まあ、君が想像するようなことはなかったんですけど……。
(ああ、私、種付けのお役目を果たせなかったのね……一方的に奉仕して頂いて眠ってしまうなんて……何もしてないよりひどいわ)
「従騎士のカイだ」
カイは私たちが姿を見せた瞬間、カッ、とブーツの踵を鳴らして直立不動の姿勢をとった。
そして、右拳を左胸に当てる、騎士の敬礼を送ってきた。
「おはようございます、団長。……奥様」
えっ、今、私のことを明確に奥様と呼んだ?
奥様というのはこの邸の女主人のこと。当主のパートナーで、家計を預かる立場の正妻。
(奥様!? 私はただの種付け用の供物として売られてきたはずなのに……!)
(もうっ、正面のドアから出るから、勘違いされたじゃない!)
アレクセイは短く「ああ」とだけ答えて歩き出した。
青年はキビキビとした動作で先回りして前室の扉――廊下へと続く出口を開け放った。
(ひ、否定しないの? なんで……?)
カイが開けた扉の向こうには、朝の光に満ちた長い廊下が続いている。
そして、そこにはさらなる「試練」が待ち受けていた。
(……えっ?)
廊下にいた屋敷中の使用人たちが、私たちを見た瞬間にピタリと動きを止めたのだ。
そして全員が礼をしている。
そうか、私が彼の寝室に泊まったから、それが実績(何もしてないけど)として認められたんだわ。
彼にエスコートされて廊下を歩いて行くと、仕事をしている使用人たちが次々と壁になっていく。
行く手には動きを止めて敬意の礼をする使用人たち。
まるで海に道が出来ていくようだ。
食堂には、家令のヴァルトがいた。
昨日は厳粛な表情だったのに、その顔は驚くほどに、にこやかになっていた。
彼は恭しく頭を下げた。
「おはようございます、奥様。昨夜はよくお休みになれましたか?」
その言葉が、私には(旦那様の種を受けられて何よりです)と聞こえた。
私はビクビクしながら「は、はい……とても……」と答えた。
(ただ爆睡しただけなんです! 役立たずですみません!)
「ああ、よく休めたようだ」
だから! あなたは何でそんなに満足げに答えるのよ!
余計に誤解されるじゃない!
私以外の全員が、私の昨夜の成果(未遂)を祝っているような気になってしまう。
当主の寵愛を受けられましたね、おめでとうと。
私は針のむしろに座るような気持ちで、朝食の席についた。
※ ※ ※
アレクセイが帰宅したのは、日没を少し過ぎてからだった。
迎えに出たら、その表情はふわりと溶けて「ただいま」と言ってくれた。
しかし、後ろでカイが驚愕した表情を浮かべているのを見ると、彼のこんな顔は珍しいのかもしれない。
夕食後に、一緒に二階に上がった。
階段を上ったところで、彼は部屋の前まで来て、足を止めた。
そして少し苦しそうに息を吐いてから「……今夜は、君を抱く。……もう限界だ」と短く告げられた。
決定事項。
それは恐怖でしかないはずなのに、顔がじわっと熱くなった。
「……はい」
喉からするりと声が出て、私の心臓は耳元でどくどくと鳴っていた。
寝室に入ると、彼は私をベッドに横たえた。
「覆いかぶさると怖くはないか?」
彼の体は大きすぎて、私なんかすっぽりと覆われてしまう。
「大丈夫……です」
私の顔の横に手をつき、彼は自身の体重を腕で支えた。
大きな体が私を覆う。
けれど、重さは全く感じない。
ただ、彼の体温と匂いが私を包み込むだけ。
彼は私の視線を捕らえて離さないまま、ゆっくりと顔を近づけた。
筋肉質な首には黒いチョーカーがあって、何だか首輪みたいに見える。
「メル……」
その言葉が、ぽつりと雨のように私の頬に落ちた。
なんでだろう。胸がキュンキュンして止まらない。
そっと彼の硬い頬に触れると、確かめるように降りてきて、ゆっくりと唇が重なった。
彼の大きな手が胸にやんわりと触れる。それだけで、胸の突起はぴんと立ち上がって、疼いている。
昨日の快感を思い出してしまって、もう蜜が滲むのを感じた。
ふいに、彼が耳を左胸に押し当てた。
裸の胸に硬い顔が埋まっている。髪の毛が当たって、少しくすぐったい。
「……凄く早い」
「だ、だって……」
まるで胸の中を、小さなうさぎが跳ね回っているみたい。
嬉しいのに、うるさくて落ち着かない。
その感覚を吸い取るように、彼の唇が乳首をにゅるりと吸い込んだ。
「やっ……あっ……」
片方の手で形を確かめながら、もう片方は口の中で転がされている。
先端をきゅっと摘ままれて、からだが仰け反った。
胸を十分に愛撫したあと、名残惜しそうにそこにキスしながら、お腹に吸い付いてくる。
「ひゃぁっん」
薄い皮膚は敏感で、くすぐったい。
おへその周りを舐められて、びくん、と反応してしまった。
まるで全身を味わい尽くすように、みぞおちのくぼみにまで舌を這わせている。
彼の手がそっと膝を撫でて、そこにまでキスを落とした。
それは合図だった。
「……君を見せて欲しい」
「や、やだ……」
「……嫌なのか?」
「ちがうの、いやじゃないの、でも、こっ、こんなに……」
そこはもう蜜があふれ出して、シーツに沁みをつくるほどになっていた。
「大丈夫だ、メル。見せて」
「…………」
両膝を外側に開かせられて……彼の目の前に、濡れそぼった秘所が晒されている。
死ぬほど恥ずかしくて、じんわりと熱くなった顔を横に向けてしまった。
「……すごいな、こんなに濡れて……」
「ああっ、だめえ……」
止める間もなく、彼は蜜を湛えた襞にキスを落とした。
「ひっ!?」
舌先が触れただけなのに、脳天を突き抜けるような痺れが走った。
ただの快感じゃない。彼の舌が触れた部分から、媚薬が回るように、そこが溶かされていく。
「あ、あ、ああ……っ!」
熱い舌が襞を掻き分けて、奥に差し込まれる。
じゅっ、ちゅっと水音が鳴り、蜜を吸い上げられて……頭がおかしくなりそうなのに、気持ちいい。
「ぁっ……あ、……ぅあっ……」
陰核を指で擦りながら、蜜壺を舐めまわされている。
やがて襞の中に指がぬるりと入ってきて、悲鳴にも似た嬌声を飲みこんだ。
彼の無骨な指はとても太くて、それなのに易々と呑み込んでしまう。
入口をちゅぷちゅぷと擦られて、腰が上がっていく。
「んっ、ん……い、きもちいっ……」
彼の指がべっとりと愛液で汚れていく。
お腹の奥が切なくて、自分から彼の手に押し付けるようにしてしまった。
どんどん快感がましていって……もう……。
そのとき、ふっと太い指が抜かれた。
彼の顔が離れたのを感じて喪失感に襲われた直後――
切なくひくひくと動いているそこに、人間とは思えないほど熱く、凶悪な張りを持ったモノが押し当てられた。
(……うそ。こんなの……入るわけない……!)、
石造りの街に、その音は硬く響き渡る。
私はなにやら温かくて硬いものに包まれている感覚に、はっと目を開けた。
そうだ、昨日……抱きしめられて……寝てしまったんだわ。
身動きした瞬間、彼の目がバチッと開き――。
徹夜明けかと思うほど血走った目で私を数秒見つめたかと思うと、敵襲訓練のように素早くベッドから飛び降りた。
そして、彼は後ろを向いて直立したまま「早く服を着てくれ……」と掠れた声で言った。
あれ? 耳が赤い。意外と純情なのかも。
緊張がすうっと引いていくのを感じながら、私はドレスに袖を通した。
でも、この後はどうするんだっけ……。
(私は「生贄」の供物として差し出された身。裏口からこっそり戻らなきゃ)
ドレスを着て、部屋の奥にある小さなドアから出ようとしたとき、アレクセイが呼び止めた。
「どこに行く」
「……? 自分の部屋に戻ろうかと」
「そこから出てはいけない。もうすぐ朝食だ、私が案内する」
アレクセイは私の腰に手を当てて歩き出した。
重厚な寝室の扉を開くと、そこは薄暗い前室になっていた。
そこには既に、一人の青年が控えていた。まだかなり若い。
顔が赤くなっている。やっぱり主人が女を連れて出てきたら動揺するわよね。
まあ、君が想像するようなことはなかったんですけど……。
(ああ、私、種付けのお役目を果たせなかったのね……一方的に奉仕して頂いて眠ってしまうなんて……何もしてないよりひどいわ)
「従騎士のカイだ」
カイは私たちが姿を見せた瞬間、カッ、とブーツの踵を鳴らして直立不動の姿勢をとった。
そして、右拳を左胸に当てる、騎士の敬礼を送ってきた。
「おはようございます、団長。……奥様」
えっ、今、私のことを明確に奥様と呼んだ?
奥様というのはこの邸の女主人のこと。当主のパートナーで、家計を預かる立場の正妻。
(奥様!? 私はただの種付け用の供物として売られてきたはずなのに……!)
(もうっ、正面のドアから出るから、勘違いされたじゃない!)
アレクセイは短く「ああ」とだけ答えて歩き出した。
青年はキビキビとした動作で先回りして前室の扉――廊下へと続く出口を開け放った。
(ひ、否定しないの? なんで……?)
カイが開けた扉の向こうには、朝の光に満ちた長い廊下が続いている。
そして、そこにはさらなる「試練」が待ち受けていた。
(……えっ?)
廊下にいた屋敷中の使用人たちが、私たちを見た瞬間にピタリと動きを止めたのだ。
そして全員が礼をしている。
そうか、私が彼の寝室に泊まったから、それが実績(何もしてないけど)として認められたんだわ。
彼にエスコートされて廊下を歩いて行くと、仕事をしている使用人たちが次々と壁になっていく。
行く手には動きを止めて敬意の礼をする使用人たち。
まるで海に道が出来ていくようだ。
食堂には、家令のヴァルトがいた。
昨日は厳粛な表情だったのに、その顔は驚くほどに、にこやかになっていた。
彼は恭しく頭を下げた。
「おはようございます、奥様。昨夜はよくお休みになれましたか?」
その言葉が、私には(旦那様の種を受けられて何よりです)と聞こえた。
私はビクビクしながら「は、はい……とても……」と答えた。
(ただ爆睡しただけなんです! 役立たずですみません!)
「ああ、よく休めたようだ」
だから! あなたは何でそんなに満足げに答えるのよ!
余計に誤解されるじゃない!
私以外の全員が、私の昨夜の成果(未遂)を祝っているような気になってしまう。
当主の寵愛を受けられましたね、おめでとうと。
私は針のむしろに座るような気持ちで、朝食の席についた。
※ ※ ※
アレクセイが帰宅したのは、日没を少し過ぎてからだった。
迎えに出たら、その表情はふわりと溶けて「ただいま」と言ってくれた。
しかし、後ろでカイが驚愕した表情を浮かべているのを見ると、彼のこんな顔は珍しいのかもしれない。
夕食後に、一緒に二階に上がった。
階段を上ったところで、彼は部屋の前まで来て、足を止めた。
そして少し苦しそうに息を吐いてから「……今夜は、君を抱く。……もう限界だ」と短く告げられた。
決定事項。
それは恐怖でしかないはずなのに、顔がじわっと熱くなった。
「……はい」
喉からするりと声が出て、私の心臓は耳元でどくどくと鳴っていた。
寝室に入ると、彼は私をベッドに横たえた。
「覆いかぶさると怖くはないか?」
彼の体は大きすぎて、私なんかすっぽりと覆われてしまう。
「大丈夫……です」
私の顔の横に手をつき、彼は自身の体重を腕で支えた。
大きな体が私を覆う。
けれど、重さは全く感じない。
ただ、彼の体温と匂いが私を包み込むだけ。
彼は私の視線を捕らえて離さないまま、ゆっくりと顔を近づけた。
筋肉質な首には黒いチョーカーがあって、何だか首輪みたいに見える。
「メル……」
その言葉が、ぽつりと雨のように私の頬に落ちた。
なんでだろう。胸がキュンキュンして止まらない。
そっと彼の硬い頬に触れると、確かめるように降りてきて、ゆっくりと唇が重なった。
彼の大きな手が胸にやんわりと触れる。それだけで、胸の突起はぴんと立ち上がって、疼いている。
昨日の快感を思い出してしまって、もう蜜が滲むのを感じた。
ふいに、彼が耳を左胸に押し当てた。
裸の胸に硬い顔が埋まっている。髪の毛が当たって、少しくすぐったい。
「……凄く早い」
「だ、だって……」
まるで胸の中を、小さなうさぎが跳ね回っているみたい。
嬉しいのに、うるさくて落ち着かない。
その感覚を吸い取るように、彼の唇が乳首をにゅるりと吸い込んだ。
「やっ……あっ……」
片方の手で形を確かめながら、もう片方は口の中で転がされている。
先端をきゅっと摘ままれて、からだが仰け反った。
胸を十分に愛撫したあと、名残惜しそうにそこにキスしながら、お腹に吸い付いてくる。
「ひゃぁっん」
薄い皮膚は敏感で、くすぐったい。
おへその周りを舐められて、びくん、と反応してしまった。
まるで全身を味わい尽くすように、みぞおちのくぼみにまで舌を這わせている。
彼の手がそっと膝を撫でて、そこにまでキスを落とした。
それは合図だった。
「……君を見せて欲しい」
「や、やだ……」
「……嫌なのか?」
「ちがうの、いやじゃないの、でも、こっ、こんなに……」
そこはもう蜜があふれ出して、シーツに沁みをつくるほどになっていた。
「大丈夫だ、メル。見せて」
「…………」
両膝を外側に開かせられて……彼の目の前に、濡れそぼった秘所が晒されている。
死ぬほど恥ずかしくて、じんわりと熱くなった顔を横に向けてしまった。
「……すごいな、こんなに濡れて……」
「ああっ、だめえ……」
止める間もなく、彼は蜜を湛えた襞にキスを落とした。
「ひっ!?」
舌先が触れただけなのに、脳天を突き抜けるような痺れが走った。
ただの快感じゃない。彼の舌が触れた部分から、媚薬が回るように、そこが溶かされていく。
「あ、あ、ああ……っ!」
熱い舌が襞を掻き分けて、奥に差し込まれる。
じゅっ、ちゅっと水音が鳴り、蜜を吸い上げられて……頭がおかしくなりそうなのに、気持ちいい。
「ぁっ……あ、……ぅあっ……」
陰核を指で擦りながら、蜜壺を舐めまわされている。
やがて襞の中に指がぬるりと入ってきて、悲鳴にも似た嬌声を飲みこんだ。
彼の無骨な指はとても太くて、それなのに易々と呑み込んでしまう。
入口をちゅぷちゅぷと擦られて、腰が上がっていく。
「んっ、ん……い、きもちいっ……」
彼の指がべっとりと愛液で汚れていく。
お腹の奥が切なくて、自分から彼の手に押し付けるようにしてしまった。
どんどん快感がましていって……もう……。
そのとき、ふっと太い指が抜かれた。
彼の顔が離れたのを感じて喪失感に襲われた直後――
切なくひくひくと動いているそこに、人間とは思えないほど熱く、凶悪な張りを持ったモノが押し当てられた。
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