【完結】王国中の穢れを集める「毒の器」の私を捨てた国王様へ。銀狼騎士団長の十年来の執着で「愛の器」になったので、二度と戻りません。

Marine

文字の大きさ
5 / 39

# act4.初夜②※



 彼のものは指とは比べ物にならないほど大きくて、熱かった。
 入口に当たっているだけなのに、そこから熱が伝わってきて、私の粘膜がアイスクリームみたいに溶けていく。
 
 彼がゆっくりと体の上に戻ってくる。
 汗ばんだ胸板が触れ合い、熱っぽい瞳が私を射抜いた。

「……メル、入れるぞ」

 逃げ場を塞ぐように、深い口づけが落ちてくる。
 同時に、入口に押し当てられていた熱い塊が、じわりと内側へ侵入を開始した。

「んっ……く、ぅ……!」

 先端の太い部分をゆっくり呑み込まされていく。

「あ……やぁ、ひろがっ……ちゃう」
「ゆっくりする。痛かったらすぐにやめるから」

 言葉通りに、それは本当にゆっくり、じっくりと入ってくる。
 少しの痛みと、圧倒的な充足感に、私は息をついた。

「痛いか?」
「ちょっと……だけ。ぎゅって……して」
「……っ!」

 息を飲み込んだ彼に、さらに密着して抱きしめられた。
 逞しい腕の中に包まれながら、太いものが入ってくる。
 こんなに長い……道が全部塞がっちゃう。
 息がしにくいくらいに、私の隘路はみちみちと太い陰茎でいっぱいになっていた。

 まだ、入ってくる。
 終わりがないんじゃないかと思うほど長い熱が、私の内側を押し広げて進んでいく。

「んっ……あっ、そこ、奥……っ」

 不意に、お腹の底の柔らかい場所を、硬い先端が小突いた。
 これ以上は行けない、私の最奥。
 そこに彼が到達すると同時に、彼の骨盤が私の腰に当たった。

「……は……あ…ッ」

 耳元で、重苦しいほどの深い吐息が聞こえた。
 彼は私の奥深くに埋まったまま、動こうとしない。

(全部入ったんだ……)

 体中がぞわぞわと総毛立って、快感と充足感が渦巻いている。

「……大丈夫か?」

 彼が私の髪をかき上げて、そっとキスを落としてきた。
 その仕草が私の飢餓感を掻き立てて、彼の唇に吸い付いた。――途端、圧迫感も少しの痛みも、快感へと裏返っていく。

「メル……」
「だめ、ちゅーしながら……」

 離れそうになる唇を引き戻して、舌を差し出す。
 それは唇ごと食べられるように彼の口に呑み込まれた。

「んっ、ん……ん」

 彼はゆっくりと腰を動かし始めた。
 ピストンではなく、捏ねるようにねっとりと奥を潰していく。

「ん……んっ、ん、ぁっ、あーっ」
「っは……メルのなかっ、ぬるぬるしてっ……っ、気持ちよすぎる……」

 キスしていられないほどの快感が脳天に付き上がる。
 一番奥にぬくっと入ってしまった彼のものが、子宮口をノックしている。
 何度も何度も、奥の気持ちいいところだけを刺激されて、声が止まらない。
 
「んぁ……っ、あ、あっ、……っあ」
「メルのなか……っ、たまらない……」

 内側の弱い場所を、太いカリでねっとりと擦り上げられ、押し潰される感覚。
 気持ちよすぎて、隘路全体が、きゅうっと彼のものに吸い付いているのが分かる。
 でも、その陰茎が太すぎて、頑張って窄まろうとしても広がったままになってしまう。

「ふぅ……っ。おも、い……そこ、ぐりって……」
「襞が……からむっ……そんなに、締め付けると……」

 奥が気持ちよすぎて、足を彼の引き締まった腰に絡めた。
 私の快感が伝わっているのか、彼が体重をかけて中を押しつぶしてくる。

「奥……きもいっ、いいっ、ここ、もっと……」
「くっ……メル、もう、駄目だ……そんなに吸い付かれたら、止まらない……」

 彼が私の首筋に顔を埋め、獣のような唸り声を上げた。
 同時に、最奥に押し付けられた先端が、さらに一回り大きく膨れ上がった気がした。
 
「あ、くる、きちゃう……っ、あ、あ、あぁぁぁ――っ!」
「――っ、中に出すぞ、メル……っ!」

 ドクンッ、と胎内で何かが弾けた。
 次の瞬間、信じられないほどの量の熱いものが、私の中に噴き出した。

「ん、ぐぅ……っ!?」

 熱い。熱すぎる。
 まるで化学変化を起こしたみたいに、お腹の中が燃えている。
 彼は筋肉を硬直させて、何度も注ぎ込んできた。
 つき上がる衝動のままに。そのたびに熱いものがドクドクと中に溢れる。
 
 やがて、彼の筋肉の緊張が解けた。

「ふぅ……」と深く息をついた後、私のからだはぎゅっと彼の腕の中にしまわれてしまった。
 彼のからだの大きさを感じて……子供に戻ったみたいに、安心、してしまう。
 陰茎はまだ大きくて、私の中に埋まったままだけど。

 彼はずっと抱きしめていてくれた。
 でも、体の熱が徐々に引いていくにしたがって、彼が占領している隘路にピリリとした痛みを感じた。

「ん……なんかちょっと、痛いかも」
「……すまなかった、メルの中から離れがたくて……すぐに抜く」
「ゆっくり、ね」

 彼は気を遣って少しずつ抜いてくれた。
 ちゅぷっ……と抜かれた途端に、中からどぷっと大量の精液が出てきてしまった。
 普通なら凄く恥ずかしいはずなのに、今はなんだか麻痺してしまっている。

 しかし私の中から出てきたそれは、まだ天を向いて反り返っている。
 
(ちょっと待って、普通は出したら縮むものなんじゃないの?!)

「あっ……いっぱい出て……」
「……すぐにタオルを」

 彼がクローゼットから布を取り出して戻ってきた。
 そして、私の足の間に溜まっている白濁した液体に、一筋の赤を見つけて、ぎょっとしたように動きを止めた。

「……血!? もしかして、傷つけてしまったのか?」

(アレクセイ様は傷つけるというほど動かなかったわ。奥を優しく刺激してくれて……あ、そうだ。たしか後宮にいたときに習った、あれだわ。)

「す、すぐに医者を……」
「初めてのときは血が出ると教えられたから……きっと、それだと思う……」

 私の何気ない言葉が、彼に与えた衝撃は大きかったようだ。
 目の前で開かれた瞳に、私まで驚いてしまった。
 
「……私……なにか……変なこと、言いました?」
「初めて、だったのか?」
「ええ、まあ」

 考えてみたら、10年も後宮に入っていたら、王の手がついていると考えるわよね。
 ずっと放置されてたなんて、恥ずかしいことをいってしまったわ……。
 
――でも、待って。

 じゃあこの人は、私がずっと王のお古だと思っていたってこと?
 他の男に抱かれ、穢された体だと思いながら……それでも。
 あんなに丁寧に、壊れ物を扱うように、宝物みたいにしてくれたってこと?

 傷つけないように必死に気を遣って、腰を振りたくても我慢して……ゆっくり抱いてくれたってこと?……どうして? そこまでするほど、私のことを……?

「メル……」
「ひゃっ」

 感極まった声で抱きしめられた。
 首に巻かれた黒い革のチョーカーのアミュレットがからだに当たる。
 
「……俺の、だ……」
「え?」
「君は……誰のものでもなかった……俺の、俺だけの……メル……ッ」

(――俺?)

 言葉は嗚咽(おえつ)に飲み込まれ、首筋に熱い滴(しずく)が落ちてきた。

(アレクセイ様が、泣いている?)

 その涙がなぜか嬉しくて、体が溶けてしまいそう。
 アレクセイ様の体温と、伝わってくる愛が重すぎて……私はされるがまま、その震える背中に腕を回した。
感想 4

あなたにおすすめの小説

ずっと好きだった獣人のあなたに別れを告げて

木佐木りの
恋愛
女性騎士イヴリンは、騎士団団長で黒豹の獣人アーサーに密かに想いを寄せてきた。しかし獣人には番という運命の相手がいることを知る彼女は想いを伝えることなく、自身の除隊と実家から届いた縁談の話をきっかけに、アーサーとの別れを決意する。 前半は回想多めです。恋愛っぽい話が出てくるのは後半の方です。よくある話&書きたいことだけ詰まっているので設定も話もゆるゆるです(-人-)

【完結】番(つがい)でした ~美しき竜人の王様の元を去った番の私が、再び彼に囚われるまでのお話~

tea
恋愛
かつて私を妻として番として乞い願ってくれたのは、宝石の様に美しい青い目をし冒険者に扮した、美しき竜人の王様でした。 番に選ばれたものの、一度は辛くて彼の元を去ったレーアが、番であるエーヴェルトラーシュと再び結ばれるまでのお話です。 ヒーローは普段穏やかですが、スイッチ入るとややドS。 そして安定のヤンデレさん☆ ちょっぴり切ない、でもちょっとした剣と魔法の冒険ありの(私とヒロイン的には)ハッピーエンド(執着心むき出しのヒーローに囚われてしまったので、見ようによってはメリバ?)のお話です。 別サイトに公開済の小説を編集し直して掲載しています。

巨乳令嬢は男装して騎士団に入隊するけど、何故か騎士団長に目をつけられた

狭山雪菜
恋愛
ラクマ王国は昔から貴族以上の18歳から20歳までの子息に騎士団に短期入団する事を義務付けている いつしか時の流れが次第に短期入団を終わらせれば、成人とみなされる事に変わっていった そんなことで、我がサハラ男爵家も例外ではなく長男のマルキ・サハラも騎士団に入団する日が近づきみんな浮き立っていた しかし、入団前日になり置き手紙ひとつ残し姿を消した長男に男爵家当主は苦悩の末、苦肉の策を家族に伝え他言無用で使用人にも箝口令を敷いた 当日入団したのは、男装した年子の妹、ハルキ・サハラだった この作品は「小説家になろう」にも掲載しております。

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす

小木楓
恋愛
完結しました✨ タグ&あらすじ変更しました。 略奪された大納言家の香子を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。 「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」 「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」 大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。 しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。 強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。 夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。 恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……? 「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」 逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。 それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。 「一生、私の腕の中で溺れていろ」 守るために壊し、愛するために縛る。 冷酷な仮面の下に隠された、 一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。 ★最後は極上のハッピーエンドです。 ※AI画像を使用しています。

彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中

桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。 やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。 「助けなんていらないわよ?」 は? しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。 「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。 彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。

世継ぎは他の妃が産めばいい——子を産めない私ですが、帝の寵愛を独占して皇后になりました

由香
恋愛
後宮に入る女の価値は、ただ一つ。 ——皇子を産めるかどうか。 けれど私は、産めない。 ならば—— 「世継ぎは他の妃に任せます。私は、陛下に愛される女になります」 そう言い放ったその日から、すべてが狂い始めた。 毒を盛られても、捨てられず。 皇子が生まれても、選ばれたのは私だった。 「お前は、ここにいろ」 これは、子を産めない女が ただ一つの武器“寵愛”だけで頂点に立つ物語。 そして—— その寵愛は、やがて狂気に変わる。