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「……ニーナ。鏡を見なさい。この私の顔、あまりにも『非効率』の塊だとは思いませんこと?」
朝の身支度の最中、私は鏡に映る自分を指差して、深いため息をついた。
鏡の中には、釣り上がるように描かれた鋭いアイライン、不自然なほど真っ赤な口紅、そして夜会でもないのに盛り上げられた縦ロールの髪型。
どこからどう見ても、近寄る者を物理的に刺し殺しそうな「完璧な悪役令嬢」が鎮座していた。
「お嬢様。それはお嬢様がこの三年間、リュカ殿下に『私は恐ろしい女ですよ』とアピールするために、心血を注いで作り上げた努力の結晶ではありませんか」
「ええ、そうですわ。ですが、今の私にはその『威嚇』の必要性がありません。そして何より……このメイクを完成させるのに、毎朝一時間。落とすのに三十分。一年間で合計五百四十七時間半。……人生の貴重な二十二日間を、顔面に泥を塗る作業に費やしている計算になりますのよ!」
私はクレンジングオイルがたっぷり染み込んだ布を手に取った。
「二十二日間あれば、新しい街道の一つや二つ、設計から開通まで見届けられますわ! 今日から、この厚化粧も定休日といたします!」
「お、お嬢様!? 心の準備が――」
ニーナの制止も聞かず、私はバリバリと顔を拭った。
アイシャドウの粉が舞い、口紅が拭われ、高くそびえ立っていた縦ロールを解き、冷たい水で一気に洗い流す。
数分後。
タオルで顔を拭き、再び鏡を覗き込んだ私は、満足げに頷いた。
「よし。洗顔から保湿までわずか三分。これで私は、明日から人生に余白が生まれますわ」
「…………」
「ニーナ? どうしましたの、そんな幽霊でも見たような顔をして」
鏡越しに見たニーナは、口を半開きにして、持っていたブラシを床に落としていた。
そこへ、朝の挨拶に来たセシル様が「お姉さまー!」と元気よく部屋に飛び込んできた。
「お姉さま、今日の爆速スケジュールの確認を……えっ」
セシル様が、ドアの取っ手を握ったまま石化した。
「な、なんですの、二人とも。そんなに私の素顔が……何というか、その、貧相かしら? やはり悪役の威圧感がないと、領民たちが言うことを聞かなくなりますわね」
「……逆ですわ、お姉さま」
セシル様が、ふらふらと私に近づき、私の頬に指を伸ばした。
「お、お姉さま……。なんという、なんという視覚的暴力……! その、メイクの下に隠されていた素顔が、こんなに……こんなに、柔らかくて、可憐で、守ってあげたくなっちゃうような美少女だったなんて……!」
「はあ!? 美少女!? セシル様、貴女、目が疲れているのではありませんこと?」
「お嬢様……セシル様の言う通りです。そのお顔で外に出るのは危険です。領民たちの労働意欲が、別の意味で破壊されます」
「何を大袈裟な。ただの、顔のメンテナンスを簡略化しただけですわ」
私はニーナたちの制止を振り切り、軽く髪をまとめただけで屋敷の外へ出た。
今日は、新しく整備した市場の流通状況を確認する予定なのだ。
しかし。
私が市場の入り口に足を踏み入れた瞬間。
活気に溢れていたはずの市場から、ピタリと音が消えた。
「……? 皆様、どうしましたの? 作業の手が止まっていますわよ。そのリンゴ、あと五秒以内に並べないと、客の動線が詰まってしまいますわ」
私が近くの露店のおじさんに声をかけると、おじさんは持っていたリンゴをボトボトと地面に落とした。
「お……お、お……」
「お? なんですの、注文かしら?」
「妖精……? それとも、領主様の隠し子か何かで……?」
「何を仰るの、ミカル・ド・ラ・ヴァリエールですわ。顔の塗装を剥がしただけです。ほら、早く拾いなさい! 商品が痛むでしょう!」
私が注意すると、おじさんは顔を真っ赤にして、壊れた人形のようにペコペコと頭を下げ始めた。
見れば、周囲の若者たちも、果ては通りがかった騎士たちまでが、赤面して壁際に張り付いている。
「お姉さま、言ったでしょう!? お姉さまの素顔は、効率化どころか『周辺住民の機能を全停止させる兵器』なんですのよ!」
追いかけてきたセシル様が、慌てて私の顔をストールで隠そうとする。
「離しなさい、セシル様! 視界が悪くなるでしょう! ……あ、ギルバート様。ちょうどいいところに」
市場の視察に来ていたギルバート様が、こちらを振り返った。
彼はいつものように、手帳に何かを書き込んでいたが、私の顔を見た瞬間、持っていたペンがパキリと音を立てて折れた。
「…………」
「ギルバート様? 貴方までフリーズしてどうするんですの。あそこの倉庫の搬入ルートについて、修正案があるのですけれど」
私は彼の手元にある書類を覗き込もうと、一歩近づいた。
すると、あの冷静沈着な宰相様が、見たこともない速さで後ずさった。
「……ミカル、様……か?」
「ですから、そうですと言っていますわ。化粧をやめただけですの。そんなに、変かしら?」
「変、ではない。……正反対だ。その、あまりにも……」
ギルバート様は顔を逸らし、片手で目元を覆った。
その指の隙間から見える耳の先が、信じられないほど赤くなっている。
「……破壊力が、高すぎる。貴女は自分の自覚のない美しさが、どれほど公共の秩序を乱すか分かっているのですか? 現に、あそこの衛兵が鼻血を出して倒れましたよ」
「なんですって!? 医療班! 速やかに搬送しなさい! まったく、体調管理がなっていませんわね!」
「貴女のせいです!!」
ギルバート様とセシル様に同時に怒鳴られ、私は首を傾げた。
「おかしいですわね。私はただ、毎朝の時間を有効活用するために、無駄を削ぎ落としただけなのに。なぜ、周囲の効率がこれほどまでに低下するのかしら……」
「お嬢様、それは世間では『美しすぎて目が離せない』と言うのですよ」
ニーナが溜息をつきながら、私に大きな帽子を被せた。
「いいですか、お嬢様。これからは、外に出る時はこの帽子を深く被ってください。……でなければ、この領地の生産性は今日、ゼロになります」
「ええっ、そんなの困りますわ! 私のスローライフ計画が頓挫してしまいますもの!」
「お姉さま! その顔、私だけに見せてくださればいいんですのよ!」
「何を仰るの、セシル様!」
結局、私は自分の顔という「計算外の変数」を制御するために、外出用のベールという追加アイテム(非効率!)を導入せざるを得なくなった。
私の美容法は、時短にはなったものの、社会的なコストを爆上げするという、極めて矛盾した結果を生み出してしまったのである。
(……美しさとは、時に最大のノイズになりますのね。勉強になりましたわ)
私はベールの下で、また一つ「効率」の難しさを噛みしめるのだった。
朝の身支度の最中、私は鏡に映る自分を指差して、深いため息をついた。
鏡の中には、釣り上がるように描かれた鋭いアイライン、不自然なほど真っ赤な口紅、そして夜会でもないのに盛り上げられた縦ロールの髪型。
どこからどう見ても、近寄る者を物理的に刺し殺しそうな「完璧な悪役令嬢」が鎮座していた。
「お嬢様。それはお嬢様がこの三年間、リュカ殿下に『私は恐ろしい女ですよ』とアピールするために、心血を注いで作り上げた努力の結晶ではありませんか」
「ええ、そうですわ。ですが、今の私にはその『威嚇』の必要性がありません。そして何より……このメイクを完成させるのに、毎朝一時間。落とすのに三十分。一年間で合計五百四十七時間半。……人生の貴重な二十二日間を、顔面に泥を塗る作業に費やしている計算になりますのよ!」
私はクレンジングオイルがたっぷり染み込んだ布を手に取った。
「二十二日間あれば、新しい街道の一つや二つ、設計から開通まで見届けられますわ! 今日から、この厚化粧も定休日といたします!」
「お、お嬢様!? 心の準備が――」
ニーナの制止も聞かず、私はバリバリと顔を拭った。
アイシャドウの粉が舞い、口紅が拭われ、高くそびえ立っていた縦ロールを解き、冷たい水で一気に洗い流す。
数分後。
タオルで顔を拭き、再び鏡を覗き込んだ私は、満足げに頷いた。
「よし。洗顔から保湿までわずか三分。これで私は、明日から人生に余白が生まれますわ」
「…………」
「ニーナ? どうしましたの、そんな幽霊でも見たような顔をして」
鏡越しに見たニーナは、口を半開きにして、持っていたブラシを床に落としていた。
そこへ、朝の挨拶に来たセシル様が「お姉さまー!」と元気よく部屋に飛び込んできた。
「お姉さま、今日の爆速スケジュールの確認を……えっ」
セシル様が、ドアの取っ手を握ったまま石化した。
「な、なんですの、二人とも。そんなに私の素顔が……何というか、その、貧相かしら? やはり悪役の威圧感がないと、領民たちが言うことを聞かなくなりますわね」
「……逆ですわ、お姉さま」
セシル様が、ふらふらと私に近づき、私の頬に指を伸ばした。
「お、お姉さま……。なんという、なんという視覚的暴力……! その、メイクの下に隠されていた素顔が、こんなに……こんなに、柔らかくて、可憐で、守ってあげたくなっちゃうような美少女だったなんて……!」
「はあ!? 美少女!? セシル様、貴女、目が疲れているのではありませんこと?」
「お嬢様……セシル様の言う通りです。そのお顔で外に出るのは危険です。領民たちの労働意欲が、別の意味で破壊されます」
「何を大袈裟な。ただの、顔のメンテナンスを簡略化しただけですわ」
私はニーナたちの制止を振り切り、軽く髪をまとめただけで屋敷の外へ出た。
今日は、新しく整備した市場の流通状況を確認する予定なのだ。
しかし。
私が市場の入り口に足を踏み入れた瞬間。
活気に溢れていたはずの市場から、ピタリと音が消えた。
「……? 皆様、どうしましたの? 作業の手が止まっていますわよ。そのリンゴ、あと五秒以内に並べないと、客の動線が詰まってしまいますわ」
私が近くの露店のおじさんに声をかけると、おじさんは持っていたリンゴをボトボトと地面に落とした。
「お……お、お……」
「お? なんですの、注文かしら?」
「妖精……? それとも、領主様の隠し子か何かで……?」
「何を仰るの、ミカル・ド・ラ・ヴァリエールですわ。顔の塗装を剥がしただけです。ほら、早く拾いなさい! 商品が痛むでしょう!」
私が注意すると、おじさんは顔を真っ赤にして、壊れた人形のようにペコペコと頭を下げ始めた。
見れば、周囲の若者たちも、果ては通りがかった騎士たちまでが、赤面して壁際に張り付いている。
「お姉さま、言ったでしょう!? お姉さまの素顔は、効率化どころか『周辺住民の機能を全停止させる兵器』なんですのよ!」
追いかけてきたセシル様が、慌てて私の顔をストールで隠そうとする。
「離しなさい、セシル様! 視界が悪くなるでしょう! ……あ、ギルバート様。ちょうどいいところに」
市場の視察に来ていたギルバート様が、こちらを振り返った。
彼はいつものように、手帳に何かを書き込んでいたが、私の顔を見た瞬間、持っていたペンがパキリと音を立てて折れた。
「…………」
「ギルバート様? 貴方までフリーズしてどうするんですの。あそこの倉庫の搬入ルートについて、修正案があるのですけれど」
私は彼の手元にある書類を覗き込もうと、一歩近づいた。
すると、あの冷静沈着な宰相様が、見たこともない速さで後ずさった。
「……ミカル、様……か?」
「ですから、そうですと言っていますわ。化粧をやめただけですの。そんなに、変かしら?」
「変、ではない。……正反対だ。その、あまりにも……」
ギルバート様は顔を逸らし、片手で目元を覆った。
その指の隙間から見える耳の先が、信じられないほど赤くなっている。
「……破壊力が、高すぎる。貴女は自分の自覚のない美しさが、どれほど公共の秩序を乱すか分かっているのですか? 現に、あそこの衛兵が鼻血を出して倒れましたよ」
「なんですって!? 医療班! 速やかに搬送しなさい! まったく、体調管理がなっていませんわね!」
「貴女のせいです!!」
ギルバート様とセシル様に同時に怒鳴られ、私は首を傾げた。
「おかしいですわね。私はただ、毎朝の時間を有効活用するために、無駄を削ぎ落としただけなのに。なぜ、周囲の効率がこれほどまでに低下するのかしら……」
「お嬢様、それは世間では『美しすぎて目が離せない』と言うのですよ」
ニーナが溜息をつきながら、私に大きな帽子を被せた。
「いいですか、お嬢様。これからは、外に出る時はこの帽子を深く被ってください。……でなければ、この領地の生産性は今日、ゼロになります」
「ええっ、そんなの困りますわ! 私のスローライフ計画が頓挫してしまいますもの!」
「お姉さま! その顔、私だけに見せてくださればいいんですのよ!」
「何を仰るの、セシル様!」
結局、私は自分の顔という「計算外の変数」を制御するために、外出用のベールという追加アイテム(非効率!)を導入せざるを得なくなった。
私の美容法は、時短にはなったものの、社会的なコストを爆上げするという、極めて矛盾した結果を生み出してしまったのである。
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