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18話 婚約発表 その4
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「しかし、驚きですな! バーク子爵のご息女が、両方共素晴らしいお相手と婚約されているとは!」
「驚きなんてものでは、言い表せませんよ! 王太子殿下と公爵令息様ですからね~」
「なんにせよ、おめでとうございます! ウェルナ嬢!」
「ありがとうございます、みなさん」
ラーナとウイング王太子殿下の婚約発表と同じく、私とルークの婚約発表も周囲の貴族から受け入れられているようだった。流石に王太子殿下程のインパクトはなかったみたいだけれど、目の前の二人には十分すぎるくらいのインパクトを与えたみたいね。
「さて、セドルとシャズナ……ウェルナに言った罵詈雑言について、弁解することはあるかい?」
「は、はははは……いやぁ、ルーク様も人が悪いですね……婚約したことを伏せていたんですから……」
「ほ、本当にね、おほほほほ……」
あれ? ライフポイントはとっくに0だと思っていたけれど、まだ話せるんだ。なにか言い訳みたいなことを言い出しているけれど……。
「ウェルナは元々は私の婚約者だったわけですし……。昔馴染みに対しての冗談みたいなものですよ。確かに少々言い過ぎた面はあったかもしれませんが……なあ、シャズナ?」
セドルは何枚の舌を持っているのかしら? 呆れた言い訳を言うと、それをシャズナにフォローしてもらおうと、彼女に視線を合わせた。気付いたシャズナは高速で首を縦に振っている。
「あ、は、はい、その通りです、ルーク様……!」 ほら、セドルとウェルナ嬢は仲が良いと思って私も気付かずに乗っかってしまいました……本当に、申し訳ありませんでした……!」
シャズナの言い分は、私とセドルが元婚約者で、仲が良いと思ったから言っても大丈夫だと思った……要約するとそんな感じかしらね。
「なるほど、それが二人の言い分か……」
「は、はい……!」
ラーナとウイング王太子殿下は、黙って事の成り行きを見守っている。王太子殿下に言った言い訳と意味合い的には変わらないのよね。もちろん通じるわけはなく……。
「セドルとシャズナ……伯爵令息と伯爵令嬢の身分を地に落とす発言だったな。冗談? そんなものは寝てから言ってくれ……不敬罪もしっかりとプラスするから覚悟しておくんだな!」
「な、不敬罪……!? そ、そんな……!」
不敬罪という罪とルークの怒号により、セドルとシャズナはとうとうその場に座り込んでしまった。駆け寄る人は誰も居なかったけれど、周囲の貴族達は好き勝手話し始めている。
「ダブルパンチやな、セドルとシャズナは……。これは相当な罰を覚悟せなあかんで」
ウイング王太子殿下はニヤニヤと笑いながら、座り込んだ二人を見ていた。
「驚きなんてものでは、言い表せませんよ! 王太子殿下と公爵令息様ですからね~」
「なんにせよ、おめでとうございます! ウェルナ嬢!」
「ありがとうございます、みなさん」
ラーナとウイング王太子殿下の婚約発表と同じく、私とルークの婚約発表も周囲の貴族から受け入れられているようだった。流石に王太子殿下程のインパクトはなかったみたいだけれど、目の前の二人には十分すぎるくらいのインパクトを与えたみたいね。
「さて、セドルとシャズナ……ウェルナに言った罵詈雑言について、弁解することはあるかい?」
「は、はははは……いやぁ、ルーク様も人が悪いですね……婚約したことを伏せていたんですから……」
「ほ、本当にね、おほほほほ……」
あれ? ライフポイントはとっくに0だと思っていたけれど、まだ話せるんだ。なにか言い訳みたいなことを言い出しているけれど……。
「ウェルナは元々は私の婚約者だったわけですし……。昔馴染みに対しての冗談みたいなものですよ。確かに少々言い過ぎた面はあったかもしれませんが……なあ、シャズナ?」
セドルは何枚の舌を持っているのかしら? 呆れた言い訳を言うと、それをシャズナにフォローしてもらおうと、彼女に視線を合わせた。気付いたシャズナは高速で首を縦に振っている。
「あ、は、はい、その通りです、ルーク様……!」 ほら、セドルとウェルナ嬢は仲が良いと思って私も気付かずに乗っかってしまいました……本当に、申し訳ありませんでした……!」
シャズナの言い分は、私とセドルが元婚約者で、仲が良いと思ったから言っても大丈夫だと思った……要約するとそんな感じかしらね。
「なるほど、それが二人の言い分か……」
「は、はい……!」
ラーナとウイング王太子殿下は、黙って事の成り行きを見守っている。王太子殿下に言った言い訳と意味合い的には変わらないのよね。もちろん通じるわけはなく……。
「セドルとシャズナ……伯爵令息と伯爵令嬢の身分を地に落とす発言だったな。冗談? そんなものは寝てから言ってくれ……不敬罪もしっかりとプラスするから覚悟しておくんだな!」
「な、不敬罪……!? そ、そんな……!」
不敬罪という罪とルークの怒号により、セドルとシャズナはとうとうその場に座り込んでしまった。駆け寄る人は誰も居なかったけれど、周囲の貴族達は好き勝手話し始めている。
「ダブルパンチやな、セドルとシャズナは……。これは相当な罰を覚悟せなあかんで」
ウイング王太子殿下はニヤニヤと笑いながら、座り込んだ二人を見ていた。
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