ポーションメーカーとして国家に尽くしてましたが、婚約破棄されちゃいました!

安奈

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24話 新しい仕事 その1

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「えっ? じゃあ、ニャンコクラブ、辞めちゃうの!?」


 私はニャンコクラブに戻って、ミオナに状況を説明することにした。ミオナはかなり驚いている様子ね。


「辞めるっていうか……働く場所が少し変わるだけで、ポーションメーカーとして、ちゃんとお店に配給はするし」


 私が働く場所は貴族街の中に戻ることになるけど……特別問題はないと思う。もともと、接客の仕事はしていなかったし……でも、ミオナが言っているのは、そういうことではなかったようで……。


「そういうことじゃなくて! レミュラと離れるのが寂しいってことよ! せっかく、友達になれたのに!」

「あ、ああ……そういうことね……あはは」


 結構、恥ずかしいことを、この子は平気で言っている。それ自体はとても嬉しいけれど、なんだかミオナの顔をまともに見づらくなってしまった……。私ってこういう雰囲気に弱いのかも。


「ありがとう、ミオナ。大丈夫だってば、ちゃんと遊びに来るからさ」

「本当に? 絶対よ?」

「うん、約束するわ」


「なら、いいけど……レミュラの出世の門出だし、祝ってあげないとね!」


 出世の門出か~~、元々は追い出された所に戻るみたいな感じだし、出世かと言われると微妙なところではあるんだけれど。ミオナは二人分の飲み物を取り出して、片方を私に渡した。ささやかに祝ってくれるみたいね。


「はい、乾杯!」

「乾杯」


 私とミオナはそれぞれの飲み物を高めに掲げた。それから同時に飲み始めた。


「そうだ、レミュラ」

「なに?」


 飲み物を一気にググッと飲み干し、ミオナは私に言った。なんだか目がトロンとしてるけど……。


「あんた……サウス王子殿下とどういう関係なの?」


「は、はい……? なによ、いきなり……」


 唐突すぎる話題に私は付いていくことが出来なかった。いきなりそんな話題になる、普通? て、思ってると独特の匂いがミオナから漂ってきた……ちょっと、これってまさか……。


「明日から、しばらく会えなくなるんだったら、今夜はとことん聞かせてもらうから……覚悟しておきなさいよ!」


「え、ええ~~~~? み、ミオナ……!」


 普段からテンションの高いミオナではあるけど、今はさらにテンションが高くなっていた。絶対、お酒じゃない、あれ……ていうか、酔ってるの? 酔わすぎじゃない……? いや、私の飲んでるのは違うのに。


 特にこの王国での年齢制限はない代物だけど、私はこの日、やたらとテンションの上がった彼女に付きまとわれ続けた。いやまあ、それなりに楽しかったけれど、なんでサウス王子殿下の話題なのよ……。


 サウス王子殿下に聞かれたら、穴に入りたくなるようなことも根掘り葉掘りと……。

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