21 / 54
夜の街は情報の宝庫
しおりを挟む
トムとジュリと合流した後、俺達は宿泊するための宿へと向かう。
ただ馬車に荷物が積んであるため、少し値ははるが警備の者がいる宿に泊まることにした。
そして暗闇が拡がってきた頃、フローラの部屋にて
「つ、疲れましたぁ。早くベッドで横になりたいです」
「今日の鍛練のノルマが終わってないぞ」
「エーっ! 今日もやるんですか!」
「もちろんだ。日々の研鑽の積み重ねが大事だからな」
「ユウトさんは鬼ですか!」
「何と言われようとノルマはこなしてもらう」
俺の元にいるということは危険が多い。
いつか自分の力が足りなくて後悔する⋯⋯そのような未来を歩んで欲しくないからな。
「わかりました。でも少し休ませて下さい」
「意外にものわかりがいいな」
「それは⋯⋯同年代にあんなすごい人を見ちゃいましたから」
オルタンシアのことを言ってるようだ。
「今は無理でもいつか勝てるようにがんばります」
どうやらオルタンシアの存在が良い刺激になったようだ。さっきの戦いを見ていたかいがあったな。
「それなら俺は、フローラが休んでいる間に夜の街に繰り出してくる」
「何だかその言葉、少しエッチですね」
「バカなことを言ってるんじゃない」
「あいたっ!」
俺はおバカな発言をしたフローラの頭を軽く小突く。
「で、でも⋯⋯普通に言葉の意味を捉えたら、大人の店に遊びに行くと思われておかしくないですよ」
「アルコールは口を饒舌にする。夜の街には情報が溢れているからな」
「オルタンシアさんのことを調べに行くんですよね?」
「わかっているじゃないか。あの人材を逃す手はない。幸いオルタンシアは街の有名人だから、色々なことが聞けそうだ」
「それでしたら私も行きます」
「やめておけ。補導されるぞ」
俺は12歳にしては身長が高いから外套で顔を隠せばいいが、平均より低いフローラの身長では厳しいだろうな。
「ひどいです! 私はユウトさんよりお姉さんですよ!」
「たかが数ヶ月早く生まれただけでお姉さんぶられてもなあ」
それに俺は前世の記憶もあるからその分も足すと、明らかにこちらの方が年上だ。
それに子供っぽい容姿も悪いことだけではない。相手がこちらを侮って油断してくれるからな。
「とりあえずフローラは休んでおけ」
俺はフローラの頭をポンポンと軽く手をおいてから部屋の外へと向かう。
「⋯⋯気をつけて下さいね」
そして少しふて腐れた声が耳に入り、俺は夜の闇へと消えて行くのだった。
俺は少年だとわからないようにするため、外套を着てフードを被り、夜の酒場へと向かう。
やはりこの姿は楽でいいな。子供の振りをする必要がないため、素の自分を出すことが出来る。ただ声で子供とばれる可能性があるので、低い声を意識して出さなければならないのが難点だ。
そして俺は夜の世界が広がる歓楽街へと向かい、一軒の酒場へと入った。
「いらっしゃい。こちらへどうぞ」
中年のおばさんの案内で俺は席に座り、エールを一杯頼む。
さすがにここでノンアルコールを頼むと、年齢を疑われそうだからな。
そしてエールが来る間、俺は周囲の会話に耳を向ける。
「かあ~っ! 仕事終わりの一杯はやめられねえな!」
「お前の彼女の友達を紹介してくれよ」
「神武祭を観るのは楽しみだけど、人が多すぎると観覧席がなくなっちまうよ」
様々な声が聞こえるが、どれも俺が望むような情報ではないな。
まあそんなに都合よくオルタンシアの話が聞けるとは思ってはいない。このまま気長に待つか、それともこちらから話しかけて情報を引き出すか。だが無駄な会話はしたくないので、話しかける人物は選びたい所だが⋯⋯。
「さっきオルタンシア様が男達に因縁をつけられてたな」
「もうオルタンシア様じゃないだろ? 貴族から除籍されたからな」
三つ後ろの席にいる二人の男達から話し声が聞こえてくる。
「バカダ家の当主を殺しちまったからな。仕方のないことじゃねえ」
これは当たりかもしれないな。
「お待ちどうさまでした~」
そして店員が頼んだエールを持ってきた。
「申し訳ない。友人がいたのでそっちの席に移らせてもらってもいいか?」
「大丈夫ですよ」
「それと三つ後ろの席にエールを二つ、後適当につまみを持ってきてくれ」
「喜んで~」
店員が去った後、俺はエールを手にオルタンシアの話をしていた男のテーブルへと向かう。
「どうもお疲れ様です」
「誰だお前は?」
「フードで顔を隠して怪しい奴だな」
普通の感性を持っているなら、二人の会話は当然のことだ。だが俺は構わず席に座る。
「まさかあんなに屈強な男達を倒すなんて、あの女の子はすごく強かったですね」
「勝手に話を進めるなよ」
「楽しく飲んでたのに邪魔すんじゃねえ」
「まあまあそう言わずに。そのオルタンシアさんのことをもっと教えて下さいよ」
俺はフレンドリーに話しかけるが、男達はこちらを睨みつけ、敵対心を露にしてくる。
「お待たせしました~。こちらエール二つと枝豆、焼き鳥になります」
「これは俺からです。それと今日のここの勘定は全て持たせてもらいます」
そう言うと男達は先程の敵視した顔は嘘のようになくなり、笑顔で俺の肩を組んできた。
「中々話がわかるやつだな。あっ、お姉ちゃん。後卵焼きと焼き魚、それとエールをもう一杯」
「何が聞きたい? 何でも聞いてくれ」
現金な人達だ。だが余計な駆け引きもなく情報を聞けるのはありがたい。
「さっき見た子がとても強かったから気になってね。彼女は元貴族なのか?」
「五年程前までな」
「当時男爵家だったオルタンシアの父親が、子爵家のバカダ家の当主を殺害しちまってな。そして父親は死罪になりオルタンシアの家、ハージェス家は貴族から除籍になったんだ」
「何故男爵は子爵を殺害したのでしょうか?」
「わからねえ。二人は仲が良いと言われてたから俺達も驚いたよ」
表面上は仲が良いように装って実は憎んでいたなどよくあることだ。それは俺が身を持って知っているからな。
「実は子爵を恨んでいたのでしょうか?」
「そうかもしれないな。だが加害者である男爵はずっと無罪を訴えていたらしいぜ」
「それは正当防衛だから?」
「いや、自分は気絶していただけで殺してないと言っていたそうだ」
「だけど子爵の息子達とメイドが部屋に入った時、男爵の手には地塗られたナイフが握られていたということで、結局死罪になった」
何だかそれは怪しい状況だな。
誰かが男爵にナイフを握らせた可能性もあるだろうに。
ずさんな捜査にため息しか出ないな。
「それでオルタンシアさんは家の再興をするために、神武祭で優勝を狙っているらしいぜ」
確かにこの神武祭で名を上げて出世し、最終的に貴族になった者がいる。
「でも今年はバカダ家の当主の弟が神武祭に出るらしいぞ」
「もしかしたら因縁の対決ってやつが見れるかもしれん」
「その子爵家の方の強さはわからないが、オルタンシアさんなら勝てるのでは?」
「確かにそうだが⋯⋯」
何か歯切れが悪いな。言いにくいことでもあるのだろうか。
「さっきも言ったけどここは俺のおごりですから。それにここで聞いたことはけして他言しません」
「あ、ああ。本当にここだけの話にしてくれよ」
そう言って男は俺の側に来て耳元で呟く。
「今のバカダ家からは悪い噂ばかりでな。暴行、強姦、殺害など犯罪を犯しても貴族の権力を使ってなかったことにしているらしい」
「それに今日オルタンシアさんを襲ったゴロツキ達も、たぶんバカダ家の差し金だと思うぜ。俺はあいつらがバカダ家に出入りしているのを見たことがあるからな」
なるほど。神武祭に出る前にオルタンシアを潰してしまおうという算段か。
「ただでさえバカダ家は父親を殺害されてオルタンシアを恨んでいるから、お前さんも関わらない方がいいぜ」
「ご忠告ありがとうございます。他にも何か面白い話とかありますか?」
「他にか⋯⋯それなら――」
だがこの後男達から聞いた話は俺の役に立ちそうなものはなかった。
そして一時間程経った後、俺は酒場を出て宿屋へと戻るのであった。
ただ馬車に荷物が積んであるため、少し値ははるが警備の者がいる宿に泊まることにした。
そして暗闇が拡がってきた頃、フローラの部屋にて
「つ、疲れましたぁ。早くベッドで横になりたいです」
「今日の鍛練のノルマが終わってないぞ」
「エーっ! 今日もやるんですか!」
「もちろんだ。日々の研鑽の積み重ねが大事だからな」
「ユウトさんは鬼ですか!」
「何と言われようとノルマはこなしてもらう」
俺の元にいるということは危険が多い。
いつか自分の力が足りなくて後悔する⋯⋯そのような未来を歩んで欲しくないからな。
「わかりました。でも少し休ませて下さい」
「意外にものわかりがいいな」
「それは⋯⋯同年代にあんなすごい人を見ちゃいましたから」
オルタンシアのことを言ってるようだ。
「今は無理でもいつか勝てるようにがんばります」
どうやらオルタンシアの存在が良い刺激になったようだ。さっきの戦いを見ていたかいがあったな。
「それなら俺は、フローラが休んでいる間に夜の街に繰り出してくる」
「何だかその言葉、少しエッチですね」
「バカなことを言ってるんじゃない」
「あいたっ!」
俺はおバカな発言をしたフローラの頭を軽く小突く。
「で、でも⋯⋯普通に言葉の意味を捉えたら、大人の店に遊びに行くと思われておかしくないですよ」
「アルコールは口を饒舌にする。夜の街には情報が溢れているからな」
「オルタンシアさんのことを調べに行くんですよね?」
「わかっているじゃないか。あの人材を逃す手はない。幸いオルタンシアは街の有名人だから、色々なことが聞けそうだ」
「それでしたら私も行きます」
「やめておけ。補導されるぞ」
俺は12歳にしては身長が高いから外套で顔を隠せばいいが、平均より低いフローラの身長では厳しいだろうな。
「ひどいです! 私はユウトさんよりお姉さんですよ!」
「たかが数ヶ月早く生まれただけでお姉さんぶられてもなあ」
それに俺は前世の記憶もあるからその分も足すと、明らかにこちらの方が年上だ。
それに子供っぽい容姿も悪いことだけではない。相手がこちらを侮って油断してくれるからな。
「とりあえずフローラは休んでおけ」
俺はフローラの頭をポンポンと軽く手をおいてから部屋の外へと向かう。
「⋯⋯気をつけて下さいね」
そして少しふて腐れた声が耳に入り、俺は夜の闇へと消えて行くのだった。
俺は少年だとわからないようにするため、外套を着てフードを被り、夜の酒場へと向かう。
やはりこの姿は楽でいいな。子供の振りをする必要がないため、素の自分を出すことが出来る。ただ声で子供とばれる可能性があるので、低い声を意識して出さなければならないのが難点だ。
そして俺は夜の世界が広がる歓楽街へと向かい、一軒の酒場へと入った。
「いらっしゃい。こちらへどうぞ」
中年のおばさんの案内で俺は席に座り、エールを一杯頼む。
さすがにここでノンアルコールを頼むと、年齢を疑われそうだからな。
そしてエールが来る間、俺は周囲の会話に耳を向ける。
「かあ~っ! 仕事終わりの一杯はやめられねえな!」
「お前の彼女の友達を紹介してくれよ」
「神武祭を観るのは楽しみだけど、人が多すぎると観覧席がなくなっちまうよ」
様々な声が聞こえるが、どれも俺が望むような情報ではないな。
まあそんなに都合よくオルタンシアの話が聞けるとは思ってはいない。このまま気長に待つか、それともこちらから話しかけて情報を引き出すか。だが無駄な会話はしたくないので、話しかける人物は選びたい所だが⋯⋯。
「さっきオルタンシア様が男達に因縁をつけられてたな」
「もうオルタンシア様じゃないだろ? 貴族から除籍されたからな」
三つ後ろの席にいる二人の男達から話し声が聞こえてくる。
「バカダ家の当主を殺しちまったからな。仕方のないことじゃねえ」
これは当たりかもしれないな。
「お待ちどうさまでした~」
そして店員が頼んだエールを持ってきた。
「申し訳ない。友人がいたのでそっちの席に移らせてもらってもいいか?」
「大丈夫ですよ」
「それと三つ後ろの席にエールを二つ、後適当につまみを持ってきてくれ」
「喜んで~」
店員が去った後、俺はエールを手にオルタンシアの話をしていた男のテーブルへと向かう。
「どうもお疲れ様です」
「誰だお前は?」
「フードで顔を隠して怪しい奴だな」
普通の感性を持っているなら、二人の会話は当然のことだ。だが俺は構わず席に座る。
「まさかあんなに屈強な男達を倒すなんて、あの女の子はすごく強かったですね」
「勝手に話を進めるなよ」
「楽しく飲んでたのに邪魔すんじゃねえ」
「まあまあそう言わずに。そのオルタンシアさんのことをもっと教えて下さいよ」
俺はフレンドリーに話しかけるが、男達はこちらを睨みつけ、敵対心を露にしてくる。
「お待たせしました~。こちらエール二つと枝豆、焼き鳥になります」
「これは俺からです。それと今日のここの勘定は全て持たせてもらいます」
そう言うと男達は先程の敵視した顔は嘘のようになくなり、笑顔で俺の肩を組んできた。
「中々話がわかるやつだな。あっ、お姉ちゃん。後卵焼きと焼き魚、それとエールをもう一杯」
「何が聞きたい? 何でも聞いてくれ」
現金な人達だ。だが余計な駆け引きもなく情報を聞けるのはありがたい。
「さっき見た子がとても強かったから気になってね。彼女は元貴族なのか?」
「五年程前までな」
「当時男爵家だったオルタンシアの父親が、子爵家のバカダ家の当主を殺害しちまってな。そして父親は死罪になりオルタンシアの家、ハージェス家は貴族から除籍になったんだ」
「何故男爵は子爵を殺害したのでしょうか?」
「わからねえ。二人は仲が良いと言われてたから俺達も驚いたよ」
表面上は仲が良いように装って実は憎んでいたなどよくあることだ。それは俺が身を持って知っているからな。
「実は子爵を恨んでいたのでしょうか?」
「そうかもしれないな。だが加害者である男爵はずっと無罪を訴えていたらしいぜ」
「それは正当防衛だから?」
「いや、自分は気絶していただけで殺してないと言っていたそうだ」
「だけど子爵の息子達とメイドが部屋に入った時、男爵の手には地塗られたナイフが握られていたということで、結局死罪になった」
何だかそれは怪しい状況だな。
誰かが男爵にナイフを握らせた可能性もあるだろうに。
ずさんな捜査にため息しか出ないな。
「それでオルタンシアさんは家の再興をするために、神武祭で優勝を狙っているらしいぜ」
確かにこの神武祭で名を上げて出世し、最終的に貴族になった者がいる。
「でも今年はバカダ家の当主の弟が神武祭に出るらしいぞ」
「もしかしたら因縁の対決ってやつが見れるかもしれん」
「その子爵家の方の強さはわからないが、オルタンシアさんなら勝てるのでは?」
「確かにそうだが⋯⋯」
何か歯切れが悪いな。言いにくいことでもあるのだろうか。
「さっきも言ったけどここは俺のおごりですから。それにここで聞いたことはけして他言しません」
「あ、ああ。本当にここだけの話にしてくれよ」
そう言って男は俺の側に来て耳元で呟く。
「今のバカダ家からは悪い噂ばかりでな。暴行、強姦、殺害など犯罪を犯しても貴族の権力を使ってなかったことにしているらしい」
「それに今日オルタンシアさんを襲ったゴロツキ達も、たぶんバカダ家の差し金だと思うぜ。俺はあいつらがバカダ家に出入りしているのを見たことがあるからな」
なるほど。神武祭に出る前にオルタンシアを潰してしまおうという算段か。
「ただでさえバカダ家は父親を殺害されてオルタンシアを恨んでいるから、お前さんも関わらない方がいいぜ」
「ご忠告ありがとうございます。他にも何か面白い話とかありますか?」
「他にか⋯⋯それなら――」
だがこの後男達から聞いた話は俺の役に立ちそうなものはなかった。
そして一時間程経った後、俺は酒場を出て宿屋へと戻るのであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~
榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。
彼はその日から探索者――シーカーを目指した。
そして遂に訪れた覚醒の日。
「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」
スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。
「幸運の強化って……」
幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。
そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。
そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。
だが彼は知らない。
ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。
しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。
これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。
最凶と呼ばれる音声使いに転生したけど、戦いとか面倒だから厨房馬車(キッチンカー)で生計をたてます
わたなべ ゆたか
ファンタジー
高校一年の音無厚使は、夏休みに叔父の手伝いでキッチンカーのバイトをしていた。バイトで隠岐へと渡る途中、同級生の板林精香と出会う。隠岐まで同じ船に乗り合わせた二人だったが、突然に船が沈没し、暗い海の底へと沈んでしまう。
一七年後。異世界への転生を果たした厚使は、クラネス・カーターという名の青年として生きていた。《音声使い》の《力》を得ていたが、危険な仕事から遠ざかるように、ラオンという国で隊商を率いていた。自身も厨房馬車(キッチンカー)で屋台染みた商売をしていたが、とある村でアリオナという少女と出会う。クラネスは家族から蔑まれていたアリオナが、妙に気になってしまい――。異世界転生チート物、ボーイミーツガール風味でお届けします。よろしくお願い致します!
大賞が終わるまでは、後書きなしでアップします。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる