1 / 48
1巻
1-1
プロローグ
「俺は自由だ! 自由になったぞ!」
バルトフェル帝国の山奥へと続く道で、思わず叫んでしまう。
俺の名前はユート。
前世、日本人だった俺は二十歳の時に交通事故に遭ってしまい、女神であるセレスティア様の力によって、この世界アルセディアに異世界転生したのだ。
アルセディアで十五歳になった時、盗賊に襲われているバルトフェル帝国の公爵令嬢を助けたことによって、とある冒険者パーティーの一員に推薦されることになった。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けたが、そのパーティーのリーダーは厄介な人物だった。
とにかく酷い扱いを受けたので、パーティーにいた時のことは思い出したくもない。
紆余曲折あってパーティーから追放されることとなり、さらには帝国からも出ていけと言われたため、俺は今荷物を取りに自宅へと向かっている。
嫌なことから抜け出せたことを喜びつつ、俺はスキップをしながら街道を進んだ。
パーティー追放宣告を受けた二日後。
俺は人里離れた山奥にある自宅へと帰ってきた。
「三ヶ月ぶりだな」
異世界転生前を含めて考えても、この三ヶ月は人生最悪の日々だった。帝国からは追放されたけど、二度とパーティーメンバーと会わずに済むと考えればマシな方か。
もう厄介事に巻き込まれるのはたくさんだ。これからは平穏なスローライフを送りたいな。
そもそも俺は帝国に……今住んでいる場所に愛着があるわけじゃない。
何故なら異世界転生してからの十四年間は、女神セレスティア様がいる天界で暮らしていたからだ。なんでも、子供の状態でこの異世界に放り出すのは申しわけないという理由らしい。
そのため、十四歳の誕生日を迎えた後の一年間しか、ここには住んでいないのだ。
ふと上を見ると、森の木に一羽の鳥が止まっているのが見えた。
「おっ! ホロトロがいる」
ホロトロは体長三十センチ程の大きさで、脂がのっていてとてもおいしい鳥だ。
「今日の昼ご飯にでもするか」
俺は左手に魔力を込める。そして異空間へと手を伸ばし、弓と矢を取り出した。
これは異空間収納という魔法だ。自分で持ちきれない大きな荷物などを収納しておくことができるから、とても便利な魔法である。前世の世界では魔法なんてなかったから、初めて使った時は感動したものだ。体内にあるМPと呼ばれるものを消費することで、何もない所から火や水を出すことができるなんて、前世の記憶を持つ俺からすると奇跡としか言いようがない。
「後はこの弓矢で仕留めるだけだ」
俺は弓を引き絞る。そしてホロトロに照準を合わせ、矢を放つ。
すると矢は猛スピードで飛んでいき、見事ホロトロの首に当たった。
ホロトロは矢が刺さったまま木から落下したので、急いで駆け寄り、今日の昼食を手に入れることができた。
俺は滅多に食べることができないホロトロを入手したことが嬉しくて、笑顔で自宅へと向かう。
そしてホロトロを手に入れた場所から五分もしない内に、丸太で積み重ねたログハウスの自宅が見えてきたので、ドアを開けて中に入る。
だが家の中を見た瞬間、ホロトロを手に入れてご機嫌だった気分が一気に消え失せた。
「床に土……だと……」
この山奥に人が来ることなどない。少なくともここに住んでからの一年間は人に会ったことすらなかった。三ヶ月留守にしていたから埃があるのは理解できるが、土があるということは、誰かが俺の家に侵入したということだ。
俺は冷静に周囲の気配を探る。
すると台所の方から気配を感じた。
「ミィ……」
誰だ? まさか人がいるのか? いや、今の声って……
ゆっくりと台所に近づくと、そこには一匹の白い子猫が横たわっていた。
「なんだ猫か……驚かせるなよ」
白猫はこちらの存在に気づくと、ギロリと睨み付けてきた。
「そんな目をしないでくれ」
俺は敵意がないことを証明するため、白猫の頭を撫でる。
「ミィ……ミィ……」
「ん? 声が弱々しいな。もしかしてどこか怪我でもしているのか?」
白猫を抱き上げて身体の隅々まで見てみる。
だが身体には傷一つなく、特に怪我をしている様子はなかった。
「それなら病気とか?」
さすがに病気だとまずいな。少なくとも俺には治すことができない。一旦街に降りて医者にみせるしかないか。
「ミィ……ミィ……」
白猫は変わらず弱々しく鳴いている。
「これは一刻を争うかもしれない」
俺は白猫を抱きかかえたまま、家の外へと向かおうとした。
しかしその時、信じられないことが起きた。
「お、お腹……空きました……」
「えっ? ね、猫が喋ったぞ!」
「は、早く……ご飯……」
どうやらこの白猫は空腹のようだ。
だけど喋る猫か……まさか魔物じゃないよな? 魔物は人に仇なす存在だ。助けたらまずいことになる。
……いや、まあもし魔物だったら倒せばいいだけか。
白猫を一旦地面に降ろす。
すると、白猫はある一点を見つめている。
どうやらさっき俺が狩ってきたホロトロが気になるようだ。
「そういえば猫は鶏肉が大好物だったな。ちょっと待っててくれ」
俺は台所に向かい、ホロトロの血抜きと毛抜き、内臓の処理を行い解体していく。そしてササミの部分を焼いて、白猫のもとへ持っていった。
「どうぞ」
「ミャア……」
白猫はササミを食べ始めた。
最初はゆっくりだったが、途中からガツガツとすごい勢いで口に入れていた。
余程お腹が空いていたのだろう。
でもなんで白猫はこんな所にいたんだ? よくよく考えて見れば、この山奥に猫が一匹でいるなんておかしいよな。
まあ喋る猫だから、普通の猫とは違うとは思うけど……
そして白猫はササミを綺麗に平らげると、俺の肩に乗ってきた。
「わ、悪くない食事でした。一応感謝してあげます」
な、なんだこの上から目線の礼は。ツンデレというやつか?
「あ~……うん。口に合ったならよかったよ。それじゃあ俺は旅支度をするから君も家に帰った方がいいよ」
「仕方ありませんね。あなたにお世話されてあげましょう」
「ん? いや、俺はもうここには戻ってこないよ」
「決してご飯がおいしかったからじゃありませんよ。勘違いしないでくださいね」
会話が噛み合ってないな。
まさかこの猫、話聞かない系か?
「私が何故喋るか、どうしてここにいるか気になりますよね?」
「いや、さっきも言ったけど俺はもうここを出ていくから」
「気になるって言ってください!」
白猫は俺の顔にすり寄ってきた。
今度はかまってちゃんか。この猫……いくつ属性を持っているんだ?
「はいはい。気になります」
「ふふ……そうですか。気になりますか……では教えてあげましょう。私は白虎、由緒正しき聖獣なのです!」
白猫は得意気な顔で、とんでもないことを口にしている。確か、聖獣とは魔物とは異なり、人間に加護をもたらす存在だったはず。
「どうですか? 驚きましたか?」
「なるほど……だから喋ることができたのか」
「えっ? それだけですか……」
何故か白猫はしょぼんとした顔をしている。もしかして自分は喋れる猫だからすごいと自慢したかったのだろうか。それなら少し悪いことをしたな。
だけど驚かなかったことには理由がある。それは……
「実は以前喋る動物を見たことがあるんだ」
「見たことがある!? この地上に聖獣は……まさか、天界!」
「天界のことを知ってるのか?」
「私はそこから来たのです」
天界のことを口にするつもりはなかったけど、相手が知ってるなら別だ。
天界には地上では見られない珍しい動物がたくさんいたから、この白猫もその内の一種なのだろう。
「これはなおさら私のお世話係にピッタリですね。今日からよろしくお願いします」
まさかこの白猫は地上で暮らしていくつもりなのか?
本当なら断りたいところだけど、以前天界にいた時は周りにお世話になった。そんな天界にいた聖獣だと知ってしまったからには、見捨てることはできないな。
「え~と……まず名前を聞いてもいいかな?」
「名前ですか? それは地上で行動を共にする人間につけてもらう決まりになっています」
ということは、このままだと俺がつけることになるのか。
もしそうだとしても、今すぐには名前なんて考えつかないし、ここは他の話題に移ろう。
「どうしてわざわざ地上に降りてきたんだ? 理由があるなら教えてほしい」
「わかりました。白虎族には十歳になると地上で暮らす掟があって、私も天界から降りてきたのですが……」
ここで白猫は言葉を止めて、何やら言いにくそうにしていた。
なるほど……どうして言いにくそうにしているのかわかったので、代わりに口にする。
「お腹が空いて、とりあえず家があったから侵入して食べ物をいただこうとしたけど、何もなくて力尽きたと」
「ち、違います! 少し休憩していただけです」
ひとまず、地上に来た理由はわかった。
なんだかこの子だけだと少し心配だな。やはりここは俺が一緒にいた方がいいみたいだ。
「わかった。これからよろしくな。え~と……」
「名前はあなたが決めてください」
やっぱり俺が考えるのか。
白い猫か……それに話し方からして雌だよな。それなら……
「マシロなんてどうかな?」
「マシロ……ですか。いいですね」
どうやら気に入ってくれたようだ。
真っ白な猫だったからマシロにしたけど、安易なネーミングだと嫌がられないでよかった。
「私の心が純粋無垢で真っ白だからマシロ……わかっていますね」
なんだか俺が想像していたことと違うことを考えているようだが。
まあ本人は気に入ってくれているし、そういうことにしておこう。
そして、マシロは食事をとって眠くなってきたのか、ベッドで寝てしまった。
その間に俺は必要な物を全て異空間にしまう。
しばらくして、旅の準備ができたのでマシロを起こすことにした。
「マシロ、マシロ」
「う~ん……なんですか……私はまだ眠たいのです……」
「眠たいなら寝てていいから。でもベッドを持っていきたいから抱っこしてもいいか?」
「仕方ないですねえ……許可します……」
真っ昼間からいいご身分だ。だけど猫は一日の半分以上は寝るって言うし、しょうがないか。
俺はマシロを抱き上げて、ベッドを異空間へとしまう。
「な、な、なんですか今のは!」
まどろんでいたはずのマシロが、突然大きな声を上げる。
「ビックリしたぞ。いきなりなんなんだ」
「い、今ベッドが消えましたよね? これは夢ですか?」
「夢じゃないよ。天界にいたなら神聖魔法を知ってるだろ?」
魔法には火・水・風・地・光・闇の属性魔法と、神聖魔法がある。
魔法の才能があれば属性魔法のどれか、もしくは複数を使える可能性があるらしい。
神聖魔法は簡単に言ってしまうと属性魔法のパワーアップ版だ。その他に、属性魔法の中には存在しない魔法もいくつか含まれる。その一つが今使用した異空間収納魔法だ。
「もちろん知っていますが……女神セレスティア様か、天界でも上位の方しか使えない魔法じゃないですか! 何故それが人間のあなたに……」
「直接セレスティア様に教えてもらったからな」
実際には異世界転生特典でセレスティア様から授かっただけだが、わざわざ言う必要はないだろう。
それにしても、聖獣であるマシロがこれ程驚くということは、やはり神聖魔法についてはなるべく隠した方がよさそうだ。
これまでは騒ぎになるかもしれないから神聖魔法は隠れて使うようにしていたけど、どうやらその行動は間違っていなかったらしい。
「私にできない魔法を使うなんて生意気ですが……これが私のお世話係だと思えば悪くないですね」
「はいはい。それよりそろそろ行くぞ」
「わかりました」
わかったと言っても、マシロは俺の肩に乗るだけだった。
どうやらこのまま俺に運べということらしい。
まあ軽いからいいけど。
思いがけず天界の聖獣を家で拾うことになったが、まさかこの後も信じられないものを拾うとは、この時の俺には想像すらできなかった。
第一章
俺とマシロは、自宅から山の麓にあるカバチ村へと向かう。
途中森の中でマシロが三羽のホロトロを見つけたため、弓矢で射ち落とし、解体してから異空間へとしまった。異空間にしまっておけば時間が経過しないので、獲れたての味を楽しむことができるのだ。
それにしてもマシロは気配を感じるのが得意なのか? それとも人間より遥かに優れた嗅覚を使ったのか……理由はわからないが、これからは獲物を見つけることが楽になりそうだ。
「旅に出ると言っていましたが、これからどこへ行くつもりですか?」
歩くことを一切せず、俺の肩に乗っているマシロが語りかけてきた。
「……決めてない」
「決めてない? それはどういうことですか?」
これから一緒に旅をするなら真実を伝えないとまずいよな。
「実は帝国……この国から出ていけって言われてて、まだ何も決めてないんだ」
「ま、まさか私のお世話係は犯罪者? もしかして可愛い私もこのまま奴隷として……」
この駄猫は何を考えているんだ。世話をするのが嫌になってきたぞ。
「さっき仕留めたホロトロは俺が食べるとしよう」
「あっ! 嘘です。ごめんなさい」
ホロトロの肉が相当気に入ったのか、マシロはすぐに謝罪してきた。
なかなか食い意地の張った聖獣だな。
これはおいしくない食べ物を提供したら怒られそうだ。
「ですが主として事情は知っておきたいですね」
「誰が主だ!」
「この美しき聖獣白虎であるこの私です」
天界の動物達はこんなに偉そうじゃなかったぞ。マシロが特別なのか? ともかくこれから地上で暮らしていくなら、常識というやつを教えてやらないとな。
「それで? どういうことですか?」
「え~と、三ヶ月前に盗賊から公爵令嬢を助けて――」
俺はマシロに帝国を追放された経緯を話し始めた。
◇◇◇
約三ヶ月前。
「あ、ありがとう……ございました」
俺は馬車を襲っていた盗賊を蹴散らした後、一人の少女からお礼を言われた。
その娘は、どうやらバルトフェル帝国の公爵令嬢のようだった。
フードを深く被っているため顔は見えなかったが、奥ゆかしい雰囲気を出しており、深窓の令嬢といった感じだったな。
「あ、あなたのような強いお方は初めて見ました。まるで本の中の英雄そのものですわ。もしよろしければ――」
俺は公爵令嬢であるルルレーニャ・フォン・ニューフィールドさんに勧められて、あるパーティーに入ることになった。
そしてその三ヶ月後。
「貴様のような役立たずは勇者パーティーに必要ない!」
グラスランドの街にある中央広場で、俺は罵声を浴びせられていた。
目の前で喚き散らしているのは、つい先日勇者に認定されたギアベルだ。
ギアベルは、世界は自分を中心に回っているという考えの持ち主で、手柄を立てれば自分のおかげ、失敗したら俺のせいにするどうしようもない奴である。
だが生まれ持った才能と帝国の皇子という特権があるせいで、諌める者もおらず、我が儘に育ってしまっていた。
「街じゃ、こいつがいないと勇者パーティーはなんにもできないとか噂されているけど、そんなことないしぃ」
「むしろ邪魔なのはユートでしょ? なんの役にも立ってない」
「ギアベル様の判断は正しいと思います」
パーティーメンバーである魔法使いのファラ、アーチャーのマリー、騎士のディアンヌが口を揃えてギアベルの言葉を肯定する。
この三人はギアベルの恋人でもあるため、俺への擁護などは一切なかった。本来なら追放されて絶望に落とされるところだが、周囲に噂を流し、この状況を狙って作り出した者としては、ほくそ笑むしかない。横暴なギアベル達にうんざりしたので、俺はわざと追放されることにしたのだ。
だが感情を表に出すと、勇者パーティーを抜け出す計画に支障を来すかもしれないので、神妙な顔をする。
「そ、そんな……俺は一生懸命パーティーのために尽くしていたのに……」
「あれで? 雑用すら満足にできないお前は俺のパーティーには不要だ! 今すぐパーティーから出ていけ!」
「わ、わかった……」
よし! 全て作戦どおり!
公衆の面前で宣言したんだ。もう取り消すことはできないだろう。
「なんだよ。噂は間違っていたのか」
「そうだよな。勇者であるギアベル様が役立たずのはずがない」
「役立たずはあのユートだったのか」
ギアベルは周囲の人達の声を聞き、満足そうに笑みを浮かべる。
後はギアベル達のもとから去るだけだ。
だけどこの時、予想外のことが起こった。
「勇者パーティーだけではない……お前は帝国からも追放だ! 二度と俺達の前に現れるな!」
予定していないことを口にして、ギアベル達は去っていく。
ま、まじか……まさか帝国から追放されるとは思わなかった。ギアベルの憎悪の感情を舐めてたな。俺がいなきゃ何もできないと言われたことが、予想以上にプライドを刺激したようだ。
帝国の皇子に逆らったらそれこそ面倒なことになる。ここは大人しく従うしかない。
俺は少しだけ落ち込みながら、帝国から去る準備をするため、自宅がある山奥へと向かうのであった。
◇◇◇
そして舞台はカバチ村に続く道へと戻る。
マシロが目を細めて、訝しげな顔で俺の方を見ていた。
「余計なことをして……バカですか」
「バカじゃない。予想が少し外れただけなんだよぉ」
「わざわざそのような小細工をしないといけないなんて……人間社会は面倒くさいですね」
「確かに……な」
生まれながら格差があったり権力争いがあったりする人間社会は、猫社会……じゃなくて白虎社会からすれば煩わしいのだろう。
「それより、これからどうするのですか?」
カバチ村はどちらかというと帝国のやや西側にある街だけど、どこにでも行けるんだよな。
正直どこの国に行くか決めかねる。
「できれば寒すぎる所と暑すぎる所は行かないでほしいです」
「う~ん……そうなると今の時期、南は暑いから行くなら東か西、それか北だな」
確か北側に数日歩くと海があって、船に乗れば南以外に行けるはずだ。
それに海に出れば新鮮な魚があるし、マシロも喜ぶだろう。
「とりあえずおいしい魚が食べたくないか?」
「おいしい魚? いいですね」
「それなら北に行くとしよう」
「仕方ないですね。ユートに従いましょう」
食い意地が張っているマシロから反対意見は出なかったので、北に行くことに決定した。
目的地が決まったことで、足取りが軽くなった俺達はカバチ村へと向かう。そしてもう少しで村に到着というところで、突然悲鳴のようなものが聞こえてきた。
あなたにおすすめの小説
拾った子犬がケルベロスでした~実は古代魔法の使い手だった少年、本気出すとコワい(?)愛犬と楽しく暮らします~
荒井竜馬@書籍発売中
ファンタジー
旧題: ケルベロスを拾った少年、パーティ追放されたけど実は絶滅した古代魔法の使い手だったので、愛犬と共に成り上がります。
=========================
<<<<第4回次世代ファンタジーカップ参加中>>>>
参加時325位 → 現在5位!
応援よろしくお願いします!(´▽`)
=========================
S級パーティに所属していたソータは、ある日依頼最中に仲間に崖から突き落とされる。
ソータは基礎的な魔法しか使えないことを理由に、仲間に裏切られたのだった。
崖から落とされたソータが死を覚悟したとき、ソータは地獄を追放されたというケルベロスに偶然命を助けられる。
そして、どう見ても可愛らしい子犬しか見えない自称ケルベロスは、ソータの従魔になりたいと言い出すだけでなく、ソータが使っている魔法が古代魔法であることに気づく。
今まで自分が規格外の古代魔法でパーティを守っていたことを知ったソータは、古代魔法を扱って冒険者として成長していく。
そして、ソータを崖から突き落とした本当の理由も徐々に判明していくのだった。
それと同時に、ソータを追放したパーティは、本当の力が明るみになっていってしまう。
ソータの支援魔法に頼り切っていたパーティは、C級ダンジョンにも苦戦するのだった……。
他サイトでも掲載しています。
出来損ないと追放された俺、神様から貰った『絶対農域』スキルで農業始めたら、奇跡の作物が育ちすぎて聖女様や女騎士、王族まで押しかけてきた
黒崎隼人
ファンタジー
★☆★完結保証★☆☆
毎日朝7時更新!
「お前のような魔力無しの出来損ないは、もはや我が家の者ではない!」
過労死した俺が転生したのは、魔力が全ての貴族社会で『出来損ない』と蔑まれる三男、カイ。実家から追放され、与えられたのは魔物も寄り付かない不毛の荒れ地だった。
絶望の淵で手にしたのは、神様からの贈り物『絶対農域(ゴッド・フィールド)』というチートスキル! どんな作物も一瞬で育ち、その実は奇跡の効果を発揮する!?
伝説のもふもふ聖獣を相棒に、気ままな農業スローライフを始めようとしただけなのに…「このトマト、聖水以上の治癒効果が!?」「彼の作る小麦を食べたらレベルが上がった!」なんて噂が広まって、聖女様や女騎士、果ては王族までが俺の畑に押しかけてきて――!?
追放した実家が手のひらを返してきても、もう遅い! 最強農業スキルで辺境から世界を救う!? 爽快成り上がりファンタジー、ここに開幕!
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
追放された宮廷錬金術師、辺境で気ままに土いじりしてたら神獣や幼馴染の天才騎士が集まり最強国家に〜今さら戻れと言われても〜
黒崎隼人
ファンタジー
「そこにいたか、役立たずの錬金術師。今日限りでこの王城から出て行ってもらう」
王国の結界を維持し、枯れた大地を豊かにする「失われた古代錬金術」。
その使い手であるルークは、自分の価値を理解しない第一王子レオンによって、あっさりと宮廷を追放されてしまう。
しかし、長年の酷使から解放されたルークの心は晴れやかだった。
「これで、やっと静かに眠れる」
自由を求めて最果ての「死の荒野」へと旅立ったルーク。
そこへ、すべてを捨てて追いかけてきた幼馴染の天才騎士セリアが合流する。
二人は何もない荒れ地を錬金術で瞬く間に緑豊かな大地へと変え、泥の巨人グランやもふもふの神獣シロを家族に迎え、美味しいパンを焼く気ままなスローライフをスタートさせた。
一方、ルークを失った王国は、結界が崩壊し大地が枯れ果て、未曾有の危機に瀕していた。
焦った王子が軍を率いてルークを連れ戻しにやってくるが、ルークの作った最強のゴーレムと神獣の前に、手も足も出ずに逃げ帰ることに。
気づけばルークの開拓した村は、難民を救い、近隣諸国も一目置く「最強の独立国家」へと発展していて――!?
これは、優しくて規格外な錬金術師が、大切な人たちと永遠の平穏を紡ぐ、最高に幸せな辺境スローライフ。
追放された荷物持ち、スキル【アイテムボックス・無限】で辺境スローライフを始めます
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーで「荷物持ち」として蔑まれ、全ての責任を押し付けられて追放された青年レオ。彼が持つスキル【アイテムボックス】は、誰もが「ゴミスキル」と笑うものだった。
しかし、そのスキルには「容量無限」「時間停止」「解析・分解」「合成・創造」というとんでもない力が秘められていたのだ。
全てを失い、流れ着いた辺境の村。そこで彼は、自分を犠牲にする生き方をやめ、自らの力で幸せなスローライフを掴み取ることを決意する。
超高品質なポーション、快適な家具、美味しい料理、果ては巨大な井戸や城壁まで!?
万能すぎる生産スキルで、心優しい仲間たちと共に寂れた村を豊かに発展させていく。
一方、彼を追放した勇者パーティーは、荷物持ちを失ったことで急速に崩壊していく。
「今からでもレオを連れ戻すべきだ!」
――もう遅い。彼はもう、君たちのための便利な道具じゃない。
これは、不遇だった青年が最高の仲間たちと出会い、世界一の生産職として成り上がり、幸せなスローライフを手に入れる物語。そして、傲慢な勇者たちが自業自得の末路を辿る、痛快な「ざまぁ」ストーリー!
家の庭にダンジョンができたので、会社辞めました。
希羽
ファンタジー
都内のブラックIT企業で働く社畜・佐藤健太(27歳)。
手取り18万、残業100時間。唯一の資産は、亡き祖母から相続した郊外のボロ戸建てだけ。
「このまま死ぬのかな……」
そう絶望していたある夜、庭の物置の裏に謎の穴が出現する。
そこは、なぜか最弱モンスターしか出ないのに、ドロップアイテムだけは最高ランクという、奇跡のボーナスダンジョンだった。
試しにスライムを叩いたら、出てきた宝石の査定額はなんと――【1,000,000円】。
「……え、これ一個で、俺の年収の3分の1?」
スマホアプリで即換金、ドローン配送で手間いらず。
たった10分の庭仕事で5000万円を稼ぎ出した健太は、翌朝、上司に辞表を叩きつけることを決意する。
※本作は小説家になろうでも投稿しています。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。

