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ユクト先生登場
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「まず初めに訂正してもらいたいことが1つ。スラムにきた依頼内容は暗殺ではありません」
「暗殺じゃねえ⋯⋯だと⋯⋯。お前らは依頼を受けて商家の夫婦が殺された場にいたって言っていたじゃねえか」
デニーロはボイさんの言葉に強い口調で問いかける。
「デニーロさん落ち着いてください。今、詳細を伝えますから」
「お、おう」
ボイさんの言うことを言葉通りに受け取るならスラムの者達は暗殺に関わっていないということだが⋯⋯。
「まずは依頼主ですが⋯⋯」
ボイさんはいきなり確信に満ちた話題を出してきたため俺はその一語一句に注視する。
「私と会った時は黒衣の外套を着ており顔を隠していました」
「黒衣の外套⋯⋯だと⋯⋯」
黒衣の外套というとクロウのことを思い浮かべる。だがクロウが商家の夫婦を殺害するような仕事を受けるだろうか? 一度しか会っていないため何とも言えないが、クロウはそのような一個人の仕事よりもっと大きなことをするような奴に見えたが。
「そして依頼内容は商家の馬車を足止めして積み荷を奪うというものでした。それで前払いで金貨5枚という破格の報酬だったため怪しいとは思いつつ依頼を受けることにしました。けれど蓋を開けてみれば私達が商家の馬車を足止めしている間に黒衣の者が突然現れ夫婦の首を槍で突き刺して⋯⋯」
槍で? 俺はボイが言った言葉が頭に残る。手の内を見せていなかっただけかもしれないが以前戦った時にクロウは槍は使っていなかったはずだ。
「私達はその行為を見て恐ろしくなり逃げ出しました。おそらく私達スラムの者に依頼を出してきた目的は暗殺の罪を擦り付ける為だと思います。まあ貴族が殺された訳ではないのでわざわざ憲兵がスラムに調べに来ることはありませんから私達も特に騒ぎ立てることはしていません。ただ⋯⋯」
「ただ?」
「騒ぎ立てることはしませんが、利用されるのは面白くありませんね」
今の言葉は凄く冷徹に聞こえたように感じたが気のせいか?
ボイさんが俺に協力するのは金とデニーロの紹介だからということがあるが、本当は黒衣の者に利用されたからという理由が1番のように思えた。
しかしボイさんの話を聞いても暗殺依頼を出した者が誰かわからなかったな。
「ボイさんはクロウという人物を知っていますか?」
「いえ、初めて聞く名前ですが」
ダメ元でクロウのことを聞いてみたがやはり知らないようだ。ボイさんが言う黒衣の者はクロウではない気がする。そうなるともう手がかりは一切ない。
俺は途方にくれていると思わぬ所から救いの言葉がかかった。
「しかし黒衣の者が誰かはわかりますよ」
ボイさんは得意気な顔で言葉を発する。
「顔を見ていないのに誰かわかるのか?」
「ええ」
どうやらこのボイさんという男は食えない奴のようだ。今思い返すと確かに黒衣の者は顔を隠していると口にしていたが、正体がわからないとは発言していない。
「ちなみにどうしてわかったのか教えて貰えるのだろうか?」
「それは秘密です⋯⋯と言いたい所ですがユクトさんは敵に回すと恐ろしいのでお話しします」
先程ボイに対して殺気を放ったことがどうやら役に立ったようだ。
「槍さばきですよ。黒衣の者が使っていた流派は以前見たことがあったので。クセもそのままだったので間違いないかと」
「さすが過去に皇家の指南役として雇われていただけはあるな」
「昔の話ですよ。別に褒められたものではありません」
皇家の指南役をやっていたのであれば食べるものには困らない生活をしていたはずだ。どうしてスラムに流れ着いたのか気になる所だが今は黒衣の者の正体を聞くことが先決だ。
「それで黒衣の者の正体ですが、商家アルトの主をしているエゾルの右腕と言われているコゼという男です」
やはりというかサーヤちゃんの叔父が関わっていたか。もしボイの言葉が本当であるなら商家を乗っ取るためにサーヤちゃんの両親を殺害したと見るべきか。
「その情報に間違いはないのか?」
「実際商家に行って見てきたので間違いありません」
ボイは核心めいたことを言っているが誤っている可能性もゼロではないのですぐに行動を移すのは危険だ。だが有益な情報であることは間違いないので一度俺からエゾルとコゼに探りを入れることにしよう。
「どうやら私の言葉を100%信じている訳ではないようですね」
ボイは俺の表情から読んだのかわからないがするどい言葉を言い放ってくる。
「兄貴、そうなのか?」
「そんなことはない⋯⋯と言いたいが何事にも裏付けは必要だ」
先程のボイではないがスラムで会った初対面の男の全てを信じることなど出来ない。
「その慎重な所からもわかるようにあなたは優秀な人のようだ」
「そんなことはない。ただ臆病なだけだ」
「またまた、ご謙遜を」
タルホ村が滅んだ時のようなミスをしないため細心の注意を払っているだけ⋯⋯もう俺の失敗で取り返しのつかない状況になることはごめんだ。
「ボイさん、デニーロ、ありがとう。お陰で今後の方針を立てることができた」
「ユクトの兄貴のためならこれくらい何でもないぜ」
「私も報酬をもらっているので気になさらないで下さい」
「そう言ってくれると助かるよ。では、今日はここで失礼する」
俺は深々と頭を下げ、2人に別れを告げて地下室から地上へと移動すると太陽は既に天高く昇っていた。
現在時刻は昼過ぎ、この後魔法養成学校の講師をする予定だが干し肉を配っていたこともありもう時間がない。
今日はクラス対抗戦を行った森で実技の授業をする段取りになっているがこのままだと間に合いそうにないな。
これはスケジュール調整が出来なかった俺の失態だがまだ取り戻せないほどではない。
「目立つかもしれないが仕方ない」
俺は急ぎ授業がある森へと駆けることにする。
ミリアside
ボクは今クラス対抗戦をした時の森でパパが来るのを待っている。そろそろ授業が始める時間だけどパパが来ていないことから周りのクラスメート達はザワザワとざわめき始めていた。
「今日は待ちに待ったユクト先生の授業だ」
「Fクラスの人達みたいに私達も強くなれるかな」
「でもユクト先生来ないよ。まさか今日の授業は中止? ミリアさんは何か聞いてない?」
クラスのみんなも授業を楽しみにしていたみたいで、姿が見えないパパのことを心配してボクに問いかけてくる。
「今日は朝早くから出掛けていたけど授業に来ないとは言ってなかったよ。大丈夫⋯⋯パパはボクとの約束を破るなんてことはしないから」
「ミリアさんがそう言うなら⋯⋯」
「でももう授業開始の時間まで30秒もないぞ」
クラスメートから聞こえてくるように授業開始まで時間がない。まさかパパに何かあったのかな? ううん⋯⋯パパは絶対に来てくれる。ボクは信じてるよ。
その時、頭上から何か風を切るような音が聞こえ、この場にいる全員が見上げる。すると⋯⋯。
空からパパが降ってきた。
「何とか間に合ったな。今日から臨時講師を勤めるユクトだ。よろしく」
そしてパパはさわやかなスマイルをみんなに向けながら少し乱れた髪を手で整えていた。
「えっ? ちょっと待て。今ユクト先生空を飛んでいなかった?」
「私の目にもそう見えたけど⋯⋯」
「これは魔法? 人って空を飛べるの?」
クラスメート達は誰もがパパの現れる姿に驚き、尊敬の眼差しを送っていた。
カ、カッコイイ⋯⋯まさか魔法養成学校の初授業に天駆を使って登場するなんて。こんなにインパクトがある自己紹介はないよ。
ボクは颯爽と現れるパパのカッコいい姿に改めて惚れ直すのであった。
「暗殺じゃねえ⋯⋯だと⋯⋯。お前らは依頼を受けて商家の夫婦が殺された場にいたって言っていたじゃねえか」
デニーロはボイさんの言葉に強い口調で問いかける。
「デニーロさん落ち着いてください。今、詳細を伝えますから」
「お、おう」
ボイさんの言うことを言葉通りに受け取るならスラムの者達は暗殺に関わっていないということだが⋯⋯。
「まずは依頼主ですが⋯⋯」
ボイさんはいきなり確信に満ちた話題を出してきたため俺はその一語一句に注視する。
「私と会った時は黒衣の外套を着ており顔を隠していました」
「黒衣の外套⋯⋯だと⋯⋯」
黒衣の外套というとクロウのことを思い浮かべる。だがクロウが商家の夫婦を殺害するような仕事を受けるだろうか? 一度しか会っていないため何とも言えないが、クロウはそのような一個人の仕事よりもっと大きなことをするような奴に見えたが。
「そして依頼内容は商家の馬車を足止めして積み荷を奪うというものでした。それで前払いで金貨5枚という破格の報酬だったため怪しいとは思いつつ依頼を受けることにしました。けれど蓋を開けてみれば私達が商家の馬車を足止めしている間に黒衣の者が突然現れ夫婦の首を槍で突き刺して⋯⋯」
槍で? 俺はボイが言った言葉が頭に残る。手の内を見せていなかっただけかもしれないが以前戦った時にクロウは槍は使っていなかったはずだ。
「私達はその行為を見て恐ろしくなり逃げ出しました。おそらく私達スラムの者に依頼を出してきた目的は暗殺の罪を擦り付ける為だと思います。まあ貴族が殺された訳ではないのでわざわざ憲兵がスラムに調べに来ることはありませんから私達も特に騒ぎ立てることはしていません。ただ⋯⋯」
「ただ?」
「騒ぎ立てることはしませんが、利用されるのは面白くありませんね」
今の言葉は凄く冷徹に聞こえたように感じたが気のせいか?
ボイさんが俺に協力するのは金とデニーロの紹介だからということがあるが、本当は黒衣の者に利用されたからという理由が1番のように思えた。
しかしボイさんの話を聞いても暗殺依頼を出した者が誰かわからなかったな。
「ボイさんはクロウという人物を知っていますか?」
「いえ、初めて聞く名前ですが」
ダメ元でクロウのことを聞いてみたがやはり知らないようだ。ボイさんが言う黒衣の者はクロウではない気がする。そうなるともう手がかりは一切ない。
俺は途方にくれていると思わぬ所から救いの言葉がかかった。
「しかし黒衣の者が誰かはわかりますよ」
ボイさんは得意気な顔で言葉を発する。
「顔を見ていないのに誰かわかるのか?」
「ええ」
どうやらこのボイさんという男は食えない奴のようだ。今思い返すと確かに黒衣の者は顔を隠していると口にしていたが、正体がわからないとは発言していない。
「ちなみにどうしてわかったのか教えて貰えるのだろうか?」
「それは秘密です⋯⋯と言いたい所ですがユクトさんは敵に回すと恐ろしいのでお話しします」
先程ボイに対して殺気を放ったことがどうやら役に立ったようだ。
「槍さばきですよ。黒衣の者が使っていた流派は以前見たことがあったので。クセもそのままだったので間違いないかと」
「さすが過去に皇家の指南役として雇われていただけはあるな」
「昔の話ですよ。別に褒められたものではありません」
皇家の指南役をやっていたのであれば食べるものには困らない生活をしていたはずだ。どうしてスラムに流れ着いたのか気になる所だが今は黒衣の者の正体を聞くことが先決だ。
「それで黒衣の者の正体ですが、商家アルトの主をしているエゾルの右腕と言われているコゼという男です」
やはりというかサーヤちゃんの叔父が関わっていたか。もしボイの言葉が本当であるなら商家を乗っ取るためにサーヤちゃんの両親を殺害したと見るべきか。
「その情報に間違いはないのか?」
「実際商家に行って見てきたので間違いありません」
ボイは核心めいたことを言っているが誤っている可能性もゼロではないのですぐに行動を移すのは危険だ。だが有益な情報であることは間違いないので一度俺からエゾルとコゼに探りを入れることにしよう。
「どうやら私の言葉を100%信じている訳ではないようですね」
ボイは俺の表情から読んだのかわからないがするどい言葉を言い放ってくる。
「兄貴、そうなのか?」
「そんなことはない⋯⋯と言いたいが何事にも裏付けは必要だ」
先程のボイではないがスラムで会った初対面の男の全てを信じることなど出来ない。
「その慎重な所からもわかるようにあなたは優秀な人のようだ」
「そんなことはない。ただ臆病なだけだ」
「またまた、ご謙遜を」
タルホ村が滅んだ時のようなミスをしないため細心の注意を払っているだけ⋯⋯もう俺の失敗で取り返しのつかない状況になることはごめんだ。
「ボイさん、デニーロ、ありがとう。お陰で今後の方針を立てることができた」
「ユクトの兄貴のためならこれくらい何でもないぜ」
「私も報酬をもらっているので気になさらないで下さい」
「そう言ってくれると助かるよ。では、今日はここで失礼する」
俺は深々と頭を下げ、2人に別れを告げて地下室から地上へと移動すると太陽は既に天高く昇っていた。
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今日はクラス対抗戦を行った森で実技の授業をする段取りになっているがこのままだと間に合いそうにないな。
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俺は急ぎ授業がある森へと駆けることにする。
ミリアside
ボクは今クラス対抗戦をした時の森でパパが来るのを待っている。そろそろ授業が始める時間だけどパパが来ていないことから周りのクラスメート達はザワザワとざわめき始めていた。
「今日は待ちに待ったユクト先生の授業だ」
「Fクラスの人達みたいに私達も強くなれるかな」
「でもユクト先生来ないよ。まさか今日の授業は中止? ミリアさんは何か聞いてない?」
クラスのみんなも授業を楽しみにしていたみたいで、姿が見えないパパのことを心配してボクに問いかけてくる。
「今日は朝早くから出掛けていたけど授業に来ないとは言ってなかったよ。大丈夫⋯⋯パパはボクとの約束を破るなんてことはしないから」
「ミリアさんがそう言うなら⋯⋯」
「でももう授業開始の時間まで30秒もないぞ」
クラスメートから聞こえてくるように授業開始まで時間がない。まさかパパに何かあったのかな? ううん⋯⋯パパは絶対に来てくれる。ボクは信じてるよ。
その時、頭上から何か風を切るような音が聞こえ、この場にいる全員が見上げる。すると⋯⋯。
空からパパが降ってきた。
「何とか間に合ったな。今日から臨時講師を勤めるユクトだ。よろしく」
そしてパパはさわやかなスマイルをみんなに向けながら少し乱れた髪を手で整えていた。
「えっ? ちょっと待て。今ユクト先生空を飛んでいなかった?」
「私の目にもそう見えたけど⋯⋯」
「これは魔法? 人って空を飛べるの?」
クラスメート達は誰もがパパの現れる姿に驚き、尊敬の眼差しを送っていた。
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