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竜ノ61話「新人卒業と竜狩りの時来たれり」
しおりを挟む新人育成が始まって一年が経過した。
「ビサンティンの消息は?」
「一切ない、この世から消えているようだってアルスマグナも言っていた。天使の動きは?」
「ピーシーの影響も徐々に小さくなってきているしね。このまま何もなければよかったんだけど」
ジークは早朝のランニングをしながらアジサイと会話をする。後ろにはすっかり走り慣れているアキー、ヘムロック、ダチュラの姿がある。
三か月週五回このランニングと柔軟運動、筋トレを繰り返すことで彼女たちの身体機能が伸びていた。
「けど?」
「噂らしいが、翼が四枚生えた人を見たっていうのを聞いてな」
「翼?」
「有翼人、ハーピーとかそういう類の者かと想定したけど翼が四枚生えた亜人は見たことが無いそうだ。現在タンドレッサが調査している、どうにもキナ臭いそうだ。今日明日には俺の方に話が来る」
「行くのか?」
「行くさ、仕事だからな」
「辛いぞ?」
「仕事ってのはいつだって辛いもんだ」
「そうか」
アジサイは穏やかな表情だった。しかしジークはそれがどうようもなく不安だった。まるで嵐が来る前の静けさである。
「なぁジーク」
「どうした?」
「俺がダメになったときはあいつら頼むぜ」
「やめろよ、縁起でもねえ」
「と言ってもさ、俺とジークと先輩の中で一番死にやすいの俺だしなぁ、不意打ちとかされたら死んじゃうし」
アジサイは冗談気味に言うが、事実である。
「そん時は首なしで生きてもらうか」
「せめてファンタジー世界なら死んだ人間くらい教会ではした金を払って復活させてほしい物だ」
「全くだな、この異世界はまるでゲームみたいに酷く浅い世界だ」
ジークは肩を竦める。
「全くだ。おっと、あいつらの話なんだが、三人どう思う?」
「基礎教養は粗方仕上がった。と言っても中学生レベル、まだまだ勉強が必要だけどな」
ジークが評価をくだす。
「自立して学ぶ姿勢が出始めている、良い兆候だ。特にアキー、あいつは元々貴族出身っていうこともあって教養がある上に根性もある。ただ自尊心が低すぎる。自信を持てないことだけが心配だ」
アジサイはため息を付いている。
「他二人は?」
認識を合わせるためにジークはアジサイの話を掘り下げる。
「ヘムロックはちょっと馬鹿正直過ぎる。武器全般を何の苦労もなく扱えるせいで努力しない。スランプが怖いところ、それにちょっと飽き性なところも気になる最近は改善しているのは認めてやりたい。それと苦手な食べ物を食うと顔にすぐ出る。貴族と食事会でもしたら粗相が恐ろし過ぎる。運動神経と戦闘センスが完全に仇になってる。ありゃ、挫折したら復帰するのに時間かかるぜ。ダチュラは体力不足、元々の筋繊維が少ないみたいで中々筋力が育たないな。それと生まれつきの毒舌家で一言余計なところもある。精密作業と魔術センスはいいけど性格が心配」
アジサイは愚痴る。
「そっちの教育は結構大変だな」
「ディナーでは何度同じことを言っても守れないことが多い。俺も人のことは言えないが上に立つ身として注意しないといけないのも大変な所だな」
「自分が出来ていないのに言わないきゃならんのが一番きついよなぁ」
「ほんとそれ、言わないといけないけどお前もできねえだろって向こうは思うし、でも言わないと問題意識もしないしと心労が絶えねえ」
「それな」
「はぁ……ついつい愚痴ったけど、そんなあいつらも次のフェーズか」
「次のフェーズ? またなんか考えてるのかアジサイ?」
「ああ、そろそろ銃を持たせようかなと」
「銃? でもお前の装具に備えられている銃は他人が使えないようになっているはずだ」
「たしかに、装具は使用者に能力と付属と銃に対してセーフティーがある。装具には意思があるからな。でも装具の銃は現実に存在する銃と機構そのものは全く同じなんだ。だから模倣すれば量産できるってわけだ。本当はやりたくはないが工房との契約が破棄された今、遅かれ早かれ銃は生まれ落ちる」
「そうか、それでもういっそ銃を作らせてしまおうというわけか」
「いや、俺が作った」
「はぁ?」
「俺が作った。完全オリジナルハンドメイドライフル」
「いつかやると思った」
「そりゃあ、この世界に銃刀法なんてありゃしねえからな」
アジサイは楽しそうに言う。
「なぁ、アジサイ」
「ん?」
「お前、夜は本来の仕事して、朝昼夕は三人の面倒を見てるのに良く作ったな」
「ライフル作成って休日にはいいよね」
「そうだな」
スピカを失ってから、アジサイは暇になると酒に溺れていた。少しでも大切な人を失った苦痛から逃れるために酒を飲み吐き戻し、酷い時は部屋の床で泥酔するように眠っている時もあった。それに加えて汚れた仕事ばかり押し付けられている。精神的な苦痛は計り知れない。
部下育成という仕事は、アジサイにとってある種、スピカを失った悲しみを忘れさせてくれる丁度良い忙しさを与えたのかもしれない。
ただそれは一時的な痛み止めに過ぎない。スピカの死にまだアジサイは本当の意味で向き合えていないのかもしれない。ただジークはアジサイの腹がどうなっているかそれが心配でしかなかった。
だからと言って今のアジサイに寄り添える者は誰もいない。ジークに出来ることは少しでもアジサイの心が救われる事を思うことだけであった。
ランニングを終えると柔軟を行い、午前中の講義を始める。
毎日同じ繰り返しであるが、ジークも中々教育係として板についてきたところである。
「んで、エネルギーは熱から運動エネルギーに変化したりすることができる。もちろん逆もな。今日はアジサイ君が運動エネルギーを熱エネルギーに変える面白実験をするぞ」
「ほいきた」
アジサイは金床と鉄の細い棒に金槌を持ってスタンバイする。煙草を咥えて鉄の棒の先端をハンマーで何度も叩き、その鉄の棒を煙草に当てるとタバコから煙が上がる。
「はい、これはハンマーを振り下ろす運動エネルギーを利用して鉄を変形させる。その時発生したエネルギーは熱エネルギーになって火をつけると言うわけだ」
三人は感心するようにアジサイのタバコを見ている。
「逆に熱エネルギーを運動エネルギーに変える物もある。蒸気機関と呼ばれるもので――」
長閑な講義の時間が終わり昼食タイムになる。
それが終わるとアジサイがアタッシュケースを六個準備して待っていた。
アタッシュケースのうち一種類はライフルが入った大型の長方形でもう一種類はビジネス用の手提げカバン程度の大きさのアタッシュケースである。
「アジサイさん、これは?」
「今日から訓練でこれを使う」
アジサイはアタッシュケースを開けるとライフル銃を出す。ストックの肩を押し当てる面にそれぞれナンバリングが施してあり、どれが誰のか分かる様になっている。
それぞれの机にアタッシュケースを置くと、彼女たちにライフルをプレゼントする。
「これは俺からのプレゼントだ。使い方を説明する。これはライフル銃と言って。弾丸という弓矢の矢に近いもの火薬や水晶の力で打ち出す武器だ。大きいアタッシュケースにはいいているのがライフル銃、小さいアタッシュケースに入っている銃は拳銃と呼ぶ。射程は拳銃が四十から五十メートル、ライフルは千メートルを超える」
「千メートル……」
「まぁ実際当てるのは四百から五百が限界だけどね。基本的なパーツの名称と使い方、注意事項を教えるよ」
アジサイは銃の一通りの使い方や銃口管理の注意を一通りレクチャーすると、宮廷魔術師が使う実験場へ向かった。
実験場は何度か訪れたことがあるが、半径数キロに渡り立ち入り禁止が成されており、高火力魔法を乱発するための施設であるため銃の試射にはうってつけの場所である。
「さて、お手本を見せるよ」
アジサイは装具を展開しライフル銃を構える。
「一応手前から二十、四十、六十、百、百五十、二百、三百、四百メートルで的を用意してある。俺がいつも訓練で使っているやつだね。じゃあ早速、ライフルを撃つときは立射、膝射、座射、伏射、色々あるけど基本的には寝そべった状態で射撃を行う。何故かと言うと、寝ている状態は体のブレが少なく命中精度が上がる。また前方投影面積が少なくなり、姿勢も低くなるから敵に見つかりにくくなる。欠点は見つかった際、起き上がる手間が増えてしまうところだな」
アジサイは地面にうつ伏せになると足を大の字にしてつま先と踵は地面と平行になるように運び、銃に対して斜めになる様にする。
「体を銃に対して斜めにするのは反動軽減効果があるからだ。銃のストック部分を右肩、あるいは左肩に当てる。それから顎を落とすようストック上部に頬骨を乗せる。この時注意してほしいのはストックに対して目を平行にすること。顔が斜めになると命中精度が悪くなる。まぁ、これは個人差があるから自分で丁度いい角度を探すといい。あまり斜めになり過ぎるのはダメだけどね。それから射撃するときの準備として弾薬を装填する。通常はマガジンと呼ばれる複数の弾薬を格納するアタッチメントがある。三人に渡したのは装弾数は六発だ。銃身……銃の中に一発格納して弾薬を発射する場所があるんだがそこを含めると合計七発入る。射撃を行う時は安全装置を外してボルトを持ち上げて後ろに引く。こうすることで弾薬が銃に装填される。排莢口から薬室に弾薬がセットされているのが見えるだろ?」
アジサイは三人呼び、ボルトを引いた状態を見せる。
「この金色っぽいのが弾丸? ですか?」
ダチュラは興味津々で質問する。
「イエス、さてと実射に入るけど、銃口はくれぐれも冗談でも人に向けないことをこれは何度も口を酸っぱくして言うよ。ボルトを前進させて装填する。それからスコープを覗いて照準を合わせる。スコープには十字の線、レティクルが入ってるからそれで合わせるといいよ。ただし距離と風などで着弾に差が生じるから都度調整するようにね。さてと実射に入るけど、いいかい、引き金は必ず射撃するとき以外は指を掛けない。絶対にだ仲間を殺すことになるからな。十分に狙いを澄まして、最後の最後に引き金を引く。いいか、狙いを付けてから引き金に指を掛ける。決して指を掛けながら狙いを付けたりするな。最後に呼吸だけど、深呼吸をして息を三割ほど吐いて撃つと個人的には当てやすい」
アジサイは息を研ぎ澄まして、狙いを定めると引き金に指を掛けて絞る様に射撃する。
ドンッと炸裂音と共に五十メートルの的の真ん中に弾丸を命中させる。
「ほい、こんな感じ。射撃をしたら、ボルトを引き次弾を装填する。この時、薬莢が飛んでくから注意してね。触ると火傷するよ。ダチュラは左利きだから排莢が左に行くように設計してあるから手順は基本一緒だけど左右が逆になるから注意してね。ちなみに慣れてくるとどっちの手でも射撃できるようになるから」
アジサイは右手と左手を切り替えて射撃を行ってみせる。
「さてと、これからはこの銃の使い方も教えていくから覚悟しろよ。二年目共」
アジサイはにっこりと笑うと同時に射撃演習が始まった。
「ヘムロック、つま先で踏ん張るな、地面と平行にしろ。ダチュラ、引き金に指がかかりっぱなしだ。アキー、基本の動きはいいが引き金を引くときに勢いが良すぎる。引き金が重いならあとで調整してやるが、基本的には引き絞る様にゆっくりと引くんだ。じゃないと数ミリだが銃がぶれてしまう。何百メートルも離れた狙撃だとそれが命取りのずれになるから気を付けろ。だからヘムロック、引き金に指を掛けたまま狙いをつけんるんじゃねえ、今日で何回目だ!」
あくせく怒声を三人浴びせるアジサイの姿がそこにあった。
「お前らまともに銃を取り扱えないなら飯抜きにするぞ!」
ジークは忙しそうにしているアジサイの姿を見て、久々に穏やかな気持ちになった。自分自身にも言えた話だが、部下を持つと言うのは責任もあるが心のどこかで楽しいと思えるのだなとジークは自分でも気が付かなかった新しい一面を見つけることができた。
そんな四人を眺めている時、ジークの背中に冷たく鋭い何かが感覚として飛んできた。
確かな殺気、確かな闘気、それらを風が運んで来るのがわかった。
平穏のビサンティン。一年間身を潜めていた竜がいよいよ動く。
「嗚呼、もうすぐ終わるのか……」
アルスマグナとの約束があと二体の竜を討伐することで果たされる。
「……これを託した意味か」
マニエリスムが渡した無銘の大太刀を見てジークは感覚を鏡面を描くように研ぎ澄ませる。
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