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しおりを挟む「はぁ~疲れた」
学校から家に帰ってきてまず僕がすることは決まっていてそれは制服を脱ぐという事だ。これは暑い日が多い夏はもちろん、寒い時の冬でも変わらない。僕は暑いからって理由も制服を脱ぐことに繋がるんだけど一番の理由はかたっ苦しいからだ。僕は締め付けられるというものが嫌いだ。だから学校が終われば制服を脱ぐ。そして冬の時はそのままコタツに入る。あ、服を脱いだ後は服を着ないよ。
「『スマホ』~『スマホ』~ あれ?『スマホ』どこ置いたっ………」
僕は学校にはスマホを持っていかない。それは学校が禁止されているからだ。まぁそれを守らないで学校にスマホを持って来るやつもいるんだけど、たまに先生にバレて1日没収されるなんてアホくさい。それならばとそれほど学校で触る時間もないのに持っていってもし見つかれば没収なんてリスクを考えると僕は持っていかないほうがいいと考えたのだ。だからまぁ家に帰ってきて服を脱いだ後はすぐにスマホを探すんだけど……
「あれ? 僕、夢の中?」
スマホを置いた場所を忘れて出てこい出てこいって思いを込めてスマホと呼びはするけど、別にスマホからの返事を求めているわけじゃない、わけじゃなかったんだけど……
「な、なんでスマホ浮いてんの? まじで?」
突然目の前にスマホが現れたのだ。だけどただ目の前に現れただけならそこにあったのに気付かなかったなとかぐらいしか考えずスマホを触っていれば次第に忘れるんだろうけど、目の前に現れたスマホが空に浮かんでいるとすればそれは話が変わってくる。気のせいとかそんなんでは片付けられなくなってくる。
「イタズラとかじゃないもんな?」
糸とか繋がってないかな、と思ってスマホの周りをぐるりと手を入れてみたが何かに引っかかった感じはしない。
「これよく見ると僕のじゃないし」
スマホをよく見るとこれは僕のやつじゃないことがわかった。どうしょう、僕のやつじゃないと分かれば無視しようかなとか思ったけど…
「気になるよな~これ、なんでなんだろ?」
なんか怖いし触らないようにしてたけど好奇心に負けて僕はとうとうこの宙に浮かぶスマホを手に取った。
デーデーン、露天アウッッット!
「へ?」
僕がスマホを手に取るとそのような音がなり上から何かが上から空を切るような音が聞こえてきた。
「……」
上を見上げるとそこにあったのはタライがあった。
「………なんで?」
そしてそのまま僕はタライにぶつかり意識を失った。
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