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短(15分/5000文字程度)
ラッキーセヴン童話工場
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【登場人物】
青山ことり
_日本の女子中学生。モチーフは幸せを運ぶ青い鳥。
セヴン
_赤ずきんを自称しているが、性別すらも不詳な童話工場の工場長。
アリス
_不思議の国のアリスから来たであろう少女。実は意外とサバサバ系。
ハートの女王
_不思議の国のアリスから来たであろう女性。実は心優しく、物静か。
【エキストラ】
ココ
_日本の国民的魔女映画から来たであろう少女。決してキキではない…はず
輝夜
_かぐや姫から来たであろう少女。実は全然背が伸びなくて悩んでいる。
人魚姫の姉(リヨネ)
_人魚姫から来たであろう女性。実は自分の名前を知る人が少ないのが悩み
ことり「はぁ…もう、現実なんて嫌い」
ことり「学校もテストも運動もしたくないよ~!!」
ことり「というか、テストの点が悪かったってだけでスマホ没収されるってなんなのよ!!」
ことり「あーぁ…本の中の世界は楽しそうだなぁ。」
ことり「御伽噺の中に住みたい…期末テストなんてなくなれ……」
暗転・明転
ことり「ううぅん……」
ことり「おはよう…」
セヴン「おはよう少女!!」
ことり「えっ?!?!え、誰ですか?!」
ことり「というか、ここどこ?!?!」
セヴン「ん?俺か?俺の名はセヴン。ラッキー・セヴンだ。」
セヴン「ラッキーさんでもセヴンさんでもいいぞ」
セヴン「そしてここは童話工場!君たち子供の楽しみを作っているんだ。」
ことり「ドウワ…ドウワって、どの?」
セヴン「御伽噺のドウワ。」
ことり「あ、そうなんですか…」
セヴン「それで少女よ、君の名前は?」
ことり「私は、青山ことりです。」
セヴン「アオヤマコトリ。なるほどな、よろしく!」
ことり「よろしく、お願いします?」
ことり「あ、あと…ここって日本じゃないんですか?セヴンさんとか、日本人じゃありえない名前だし…」
セヴン「ニホンだって?君は日本から来たのかね?」
ことり「はい、日本の中学生です。」
セヴン「そうか日本人か、これは驚いたな…。ここがどこかという話だが、まず日本ではない」
ことり「まぁ、でしょうね」
セヴン「だが、アメリカでもフランスでもイギリスでもない。もちろん、中国やフィリピン、その他の外国でもない」
ことり「…え、どういうことですか?」
セヴン「ここは現実にはない場所なんだ。」
セヴン「少し違うが、夢の中だと思って貰っていい。」
ことり「夢の中…」
セヴン「現実へ帰るにはゲートを作らなければならない、だがそう簡単に作れるものじゃないんだなこれが。」
セヴン「そこで、君を現実へ返すゲートができるまで、少しの間ここで働いてもらおうと思う。まぁ働くと言ってもとても簡単なものばかりだから、暇つぶしだと思ってくれ。」
ことり「…??」
セヴン「あー、君が現実に帰れるようになるまで工場を見て回るぞ!!!」
ことり「わ、わかりました!」
セヴン「ふむ、まずは何をしてもらおうか…」
アリス「袖から)ちょっと女王!ちゃんと意地悪にしてないと!!」
セヴン「何か起こったみたいだな…アオヤマ!行くぞ!」
暗転・明転
アリス「もう、優しすぎ!!撮影中はちゃんと悪い女王にしてよ!!」
女王「すみませんアリスさぁん…でも私無理ですよぉ……!!」
セヴン「アリス、女王!何かあったのかね?」
アリス「女王が、フラミンゴでハリネズミを打てないっていうのよ。」
女王「可哀想すぎて、打てません……」
セヴン「これは心優しい女王様だな。」
セヴン「君の優しさは同僚である俺たちがちゃんとわかっているよ、女王。ただ、物語の中だけでは頑張ってくれ」
女王「うぅっ…はぁいミスター……」
女王とアリス、はける
ことり「…今のは?」
セヴン「アリスと女王だ。」
ことり「不思議の国の?」
セヴン「ああ。女王は普段物静かで優しすぎるから、動物を乱暴に扱えないらしいぞ」
ことり「なんか、舞台の裏側見ちゃったみたいですね。」
セヴン「いいさ。ここにいる間は、俺たちの同僚だからな。」
セヴン「あ、ちなみにだが。俺がなんの童話から来たかわかるかね?」
ことり「え、セヴンさんも童話の…?」
セヴン「当たり前だろう、工場長だぞ」
ことり「赤い服の男性が出てくる…???」
セヴン「性別に囚われん方がいいぞ。ここは御伽噺の世界なんだからな。」
ことり「うーん……もしかして、赤ずきん…?」
セヴン「そうだ!話の中の赤ずきんのように、スーパー美少年だろう?」
アリス「袖から声のみ)ミスター、少年って歳じゃないでしょ」
セヴン「聞こえていたのかアリス!全く失礼だな、心はいつまでもピチピチ十二歳…」
ことり「待って、赤ずきんって女の子じゃなかったですか?」
セヴン「俺の見た目が美少女すぎて、女の子設定で行くしかなかったんだ」
ことり「えぇ…」
セヴン「お前引いたな?!お前今、引いたな?!」
ことり「引いてませんよ」
セヴン「俺の見た目が可愛いのは事実だろ。」
ことり「ソウデスネ…それより、仕事!仕事させてください!」
セヴン「あぁ仕事。簡単で楽しい職場がある。そこを手伝ってもらおう」
暗転・明転
業務連絡でガヤガヤしている。セリフを考えて自分で喋る。
ココ「それ、そっちに運んで!」
輝夜「お菓子の家のお菓子足りてないよー!」
リヨネ「誰かペン落としてなーい?!」
従業員達、袖からバラバラに喋る。セヴンが来たら音量を下げる
セヴン「お前達ー!」
一気に全員黙る。
セヴン「しばらくここで働く、アオヤマコトリだ。仲良くしてやれよ」
従業員達「はーい、よろしくー、等」
セヴン「俺はしばらくはずす。働いとけよ、アオヤマ。」
ことり「はい。」
セヴン、はける
ココ「こんにちは、アオヤマちゃん」
ことり「こんにちは、…貴方は、魔女なんですか?」
ココ「え、そうだけど…なんで?」
ことり「いや、キキ…」
ココ「わーわーわー!!!違うわ、私はココよ!日本の有名な宅急便の映画から来たの、日本人なら馴染み深いでしょ?」
ことり「こ、ココさん。」
ココ「そう。あ、私運ばないと!!またね!!」
ココはける
ことり「あ、はい!」
輝夜「小鳥ちゃん!!ちょっとそれとって!」
ことり「え、あ、これですか?」
輝夜「ありがとう。」
ことり「日本の昔話から来たんですか?」
輝夜「ええ、そうよ。私輝夜」
ことり「輝夜姫の?にしては…、小さい、ような。」
輝夜「もう!!それ悩んでるんだから言わないで~!!」
輝夜「竹のように成長する…って書いてあるのに、全然身長伸びないのよ!なんでなの?!」
輝夜「あー忙しい!!!」
輝夜はける
リヨネ「貴方がことりちゃん?よろしくね。」
ことり「よろしくお願いします!…あのぉ、すみません、貴方はなんの童話から来たんですか?」
リヨネ「私?私は人魚姫の童話から来たの。」
リヨネ「人魚姫は私の妹なんだけどね。」
ことり「人魚姫のお姉さんなんですね!」
リヨネ「水の中の仕事は任せて。それじゃあね。」
ことり「え、あっ、お名前…」
リヨネ、はける
ことり「はぁ…よし、仕事探そう!!」
ガヤ開始、従業員達は舞台を通って出入りする。
40秒くらい皆が作業をしている。だんだん舞台に上がる人は減っていく
ことり「ふぅ、疲れた…」
セヴン「お疲れ様、アオヤマ」
ことり「わぁああっ?!?!セヴンさん!!」
セヴン「何もそんなに驚かなくても。」
ことり「すみません。びっくりしちゃって」
ことり「で、どうしたんですか?」
セヴン「君を現実に帰すゲートの準備が完了した。もう帰ろうと思えばいつでも帰れる状態だ。」
ことり「ありがとうございます、セヴンさん」
ことり「……でも、」
セヴン「でも?」
ことり「帰りたくないです、私」
ことり「だって、家に帰ったら勉強あるし、提出物やってないし、そろそろテストあるし…。」
セヴン「ハハッ、アオヤマはガキだな。」
ことり「…子供ですかね」
セヴン「いや悪くはない…青春だな」
セヴン「だが、その程度で現実を嫌いになるようでは、この世界でもやっていけないぞ、アオヤマ」
セヴン「こっちでも仕事はある。長くやっていると、嫌になるぞ」
セヴン「さぁ、ゲートはこっちだ。ついてきたまえ」
ことり「…わかりました」
暗転・明転
ことり「…ここに飛び込むって、正気ですか…?」
セヴン「怖いなら背中を押してやろう、ドンとな!」
ことり「いやっちょ大丈夫です、間に合ってます」
ことり「今日は…ありがとうございました。」
セヴン「まだ帰るかどうか悩んでいるのか。」
ことり「…はい」
セヴン「アオヤマには、友達はいるかね?」
ことり「い、います」
セヴン「だったら今すぐ帰りなさい。ここでの時間は現実でも過ぎている」
ことり「…いや、でも、やっぱり。現実にいるよりも、ここにいた方が」
セヴン「そんなに童話工場でで働きたいのか?」
ことり「はい、」
セヴン「じゃあやっぱり家に帰りなさい。ウチで作ったものは、完成したら君達の元へ届く。君日には、それを読むと言う仕事を与えよう。」
ことり「え、え?!それって結局…」
セヴン「さぁ何をサボっているんだ、仕事場へ帰れ!背中を押してやるぞ…そら!!!」
ことり「ギャーーー?!?!」
セヴンに押されてはけていく。
セヴン「大人になったらまたこいよー!!」
セヴン「…って、聞こえてないだろうな。」
セヴン「しかし、今日も楽しいことがあった!これでまた笑顔が増えるだろう。楽しみだ。」
セヴン「今日は業務終了、童話工場は眠りにつくとしよう。」
セヴン「…あぁそうだ、言い忘れていたが、俺には君たちが見えている。この話で笑ってくれたかはわからんが…」
セヴン「今日、この舞台を楽しんでくれた君も、我がラッキーセヴン童話工場で、働いてみないかね?」
セヴン「応募待っているぞ。また、どこかで会おう!」
アリス「ミスター、誰と話してんの?」
セヴン「さぁ、名前は知らないな。」
ココ「というかミスター!今月のお仕事なんですけど!」
ごちゃごちゃ話しながら暗転
ことり「はっ?!」
ことり「なんだ、夢かぁ…」
ことり「………せっかく仕事貰えたんだし、絵本でも読むか」
ことり「赤ずきん…っと、これにしよう!」
ことり「またいつか、行けたらいいなぁ……。」
青山ことり
_日本の女子中学生。モチーフは幸せを運ぶ青い鳥。
セヴン
_赤ずきんを自称しているが、性別すらも不詳な童話工場の工場長。
アリス
_不思議の国のアリスから来たであろう少女。実は意外とサバサバ系。
ハートの女王
_不思議の国のアリスから来たであろう女性。実は心優しく、物静か。
【エキストラ】
ココ
_日本の国民的魔女映画から来たであろう少女。決してキキではない…はず
輝夜
_かぐや姫から来たであろう少女。実は全然背が伸びなくて悩んでいる。
人魚姫の姉(リヨネ)
_人魚姫から来たであろう女性。実は自分の名前を知る人が少ないのが悩み
ことり「はぁ…もう、現実なんて嫌い」
ことり「学校もテストも運動もしたくないよ~!!」
ことり「というか、テストの点が悪かったってだけでスマホ没収されるってなんなのよ!!」
ことり「あーぁ…本の中の世界は楽しそうだなぁ。」
ことり「御伽噺の中に住みたい…期末テストなんてなくなれ……」
暗転・明転
ことり「ううぅん……」
ことり「おはよう…」
セヴン「おはよう少女!!」
ことり「えっ?!?!え、誰ですか?!」
ことり「というか、ここどこ?!?!」
セヴン「ん?俺か?俺の名はセヴン。ラッキー・セヴンだ。」
セヴン「ラッキーさんでもセヴンさんでもいいぞ」
セヴン「そしてここは童話工場!君たち子供の楽しみを作っているんだ。」
ことり「ドウワ…ドウワって、どの?」
セヴン「御伽噺のドウワ。」
ことり「あ、そうなんですか…」
セヴン「それで少女よ、君の名前は?」
ことり「私は、青山ことりです。」
セヴン「アオヤマコトリ。なるほどな、よろしく!」
ことり「よろしく、お願いします?」
ことり「あ、あと…ここって日本じゃないんですか?セヴンさんとか、日本人じゃありえない名前だし…」
セヴン「ニホンだって?君は日本から来たのかね?」
ことり「はい、日本の中学生です。」
セヴン「そうか日本人か、これは驚いたな…。ここがどこかという話だが、まず日本ではない」
ことり「まぁ、でしょうね」
セヴン「だが、アメリカでもフランスでもイギリスでもない。もちろん、中国やフィリピン、その他の外国でもない」
ことり「…え、どういうことですか?」
セヴン「ここは現実にはない場所なんだ。」
セヴン「少し違うが、夢の中だと思って貰っていい。」
ことり「夢の中…」
セヴン「現実へ帰るにはゲートを作らなければならない、だがそう簡単に作れるものじゃないんだなこれが。」
セヴン「そこで、君を現実へ返すゲートができるまで、少しの間ここで働いてもらおうと思う。まぁ働くと言ってもとても簡単なものばかりだから、暇つぶしだと思ってくれ。」
ことり「…??」
セヴン「あー、君が現実に帰れるようになるまで工場を見て回るぞ!!!」
ことり「わ、わかりました!」
セヴン「ふむ、まずは何をしてもらおうか…」
アリス「袖から)ちょっと女王!ちゃんと意地悪にしてないと!!」
セヴン「何か起こったみたいだな…アオヤマ!行くぞ!」
暗転・明転
アリス「もう、優しすぎ!!撮影中はちゃんと悪い女王にしてよ!!」
女王「すみませんアリスさぁん…でも私無理ですよぉ……!!」
セヴン「アリス、女王!何かあったのかね?」
アリス「女王が、フラミンゴでハリネズミを打てないっていうのよ。」
女王「可哀想すぎて、打てません……」
セヴン「これは心優しい女王様だな。」
セヴン「君の優しさは同僚である俺たちがちゃんとわかっているよ、女王。ただ、物語の中だけでは頑張ってくれ」
女王「うぅっ…はぁいミスター……」
女王とアリス、はける
ことり「…今のは?」
セヴン「アリスと女王だ。」
ことり「不思議の国の?」
セヴン「ああ。女王は普段物静かで優しすぎるから、動物を乱暴に扱えないらしいぞ」
ことり「なんか、舞台の裏側見ちゃったみたいですね。」
セヴン「いいさ。ここにいる間は、俺たちの同僚だからな。」
セヴン「あ、ちなみにだが。俺がなんの童話から来たかわかるかね?」
ことり「え、セヴンさんも童話の…?」
セヴン「当たり前だろう、工場長だぞ」
ことり「赤い服の男性が出てくる…???」
セヴン「性別に囚われん方がいいぞ。ここは御伽噺の世界なんだからな。」
ことり「うーん……もしかして、赤ずきん…?」
セヴン「そうだ!話の中の赤ずきんのように、スーパー美少年だろう?」
アリス「袖から声のみ)ミスター、少年って歳じゃないでしょ」
セヴン「聞こえていたのかアリス!全く失礼だな、心はいつまでもピチピチ十二歳…」
ことり「待って、赤ずきんって女の子じゃなかったですか?」
セヴン「俺の見た目が美少女すぎて、女の子設定で行くしかなかったんだ」
ことり「えぇ…」
セヴン「お前引いたな?!お前今、引いたな?!」
ことり「引いてませんよ」
セヴン「俺の見た目が可愛いのは事実だろ。」
ことり「ソウデスネ…それより、仕事!仕事させてください!」
セヴン「あぁ仕事。簡単で楽しい職場がある。そこを手伝ってもらおう」
暗転・明転
業務連絡でガヤガヤしている。セリフを考えて自分で喋る。
ココ「それ、そっちに運んで!」
輝夜「お菓子の家のお菓子足りてないよー!」
リヨネ「誰かペン落としてなーい?!」
従業員達、袖からバラバラに喋る。セヴンが来たら音量を下げる
セヴン「お前達ー!」
一気に全員黙る。
セヴン「しばらくここで働く、アオヤマコトリだ。仲良くしてやれよ」
従業員達「はーい、よろしくー、等」
セヴン「俺はしばらくはずす。働いとけよ、アオヤマ。」
ことり「はい。」
セヴン、はける
ココ「こんにちは、アオヤマちゃん」
ことり「こんにちは、…貴方は、魔女なんですか?」
ココ「え、そうだけど…なんで?」
ことり「いや、キキ…」
ココ「わーわーわー!!!違うわ、私はココよ!日本の有名な宅急便の映画から来たの、日本人なら馴染み深いでしょ?」
ことり「こ、ココさん。」
ココ「そう。あ、私運ばないと!!またね!!」
ココはける
ことり「あ、はい!」
輝夜「小鳥ちゃん!!ちょっとそれとって!」
ことり「え、あ、これですか?」
輝夜「ありがとう。」
ことり「日本の昔話から来たんですか?」
輝夜「ええ、そうよ。私輝夜」
ことり「輝夜姫の?にしては…、小さい、ような。」
輝夜「もう!!それ悩んでるんだから言わないで~!!」
輝夜「竹のように成長する…って書いてあるのに、全然身長伸びないのよ!なんでなの?!」
輝夜「あー忙しい!!!」
輝夜はける
リヨネ「貴方がことりちゃん?よろしくね。」
ことり「よろしくお願いします!…あのぉ、すみません、貴方はなんの童話から来たんですか?」
リヨネ「私?私は人魚姫の童話から来たの。」
リヨネ「人魚姫は私の妹なんだけどね。」
ことり「人魚姫のお姉さんなんですね!」
リヨネ「水の中の仕事は任せて。それじゃあね。」
ことり「え、あっ、お名前…」
リヨネ、はける
ことり「はぁ…よし、仕事探そう!!」
ガヤ開始、従業員達は舞台を通って出入りする。
40秒くらい皆が作業をしている。だんだん舞台に上がる人は減っていく
ことり「ふぅ、疲れた…」
セヴン「お疲れ様、アオヤマ」
ことり「わぁああっ?!?!セヴンさん!!」
セヴン「何もそんなに驚かなくても。」
ことり「すみません。びっくりしちゃって」
ことり「で、どうしたんですか?」
セヴン「君を現実に帰すゲートの準備が完了した。もう帰ろうと思えばいつでも帰れる状態だ。」
ことり「ありがとうございます、セヴンさん」
ことり「……でも、」
セヴン「でも?」
ことり「帰りたくないです、私」
ことり「だって、家に帰ったら勉強あるし、提出物やってないし、そろそろテストあるし…。」
セヴン「ハハッ、アオヤマはガキだな。」
ことり「…子供ですかね」
セヴン「いや悪くはない…青春だな」
セヴン「だが、その程度で現実を嫌いになるようでは、この世界でもやっていけないぞ、アオヤマ」
セヴン「こっちでも仕事はある。長くやっていると、嫌になるぞ」
セヴン「さぁ、ゲートはこっちだ。ついてきたまえ」
ことり「…わかりました」
暗転・明転
ことり「…ここに飛び込むって、正気ですか…?」
セヴン「怖いなら背中を押してやろう、ドンとな!」
ことり「いやっちょ大丈夫です、間に合ってます」
ことり「今日は…ありがとうございました。」
セヴン「まだ帰るかどうか悩んでいるのか。」
ことり「…はい」
セヴン「アオヤマには、友達はいるかね?」
ことり「い、います」
セヴン「だったら今すぐ帰りなさい。ここでの時間は現実でも過ぎている」
ことり「…いや、でも、やっぱり。現実にいるよりも、ここにいた方が」
セヴン「そんなに童話工場でで働きたいのか?」
ことり「はい、」
セヴン「じゃあやっぱり家に帰りなさい。ウチで作ったものは、完成したら君達の元へ届く。君日には、それを読むと言う仕事を与えよう。」
ことり「え、え?!それって結局…」
セヴン「さぁ何をサボっているんだ、仕事場へ帰れ!背中を押してやるぞ…そら!!!」
ことり「ギャーーー?!?!」
セヴンに押されてはけていく。
セヴン「大人になったらまたこいよー!!」
セヴン「…って、聞こえてないだろうな。」
セヴン「しかし、今日も楽しいことがあった!これでまた笑顔が増えるだろう。楽しみだ。」
セヴン「今日は業務終了、童話工場は眠りにつくとしよう。」
セヴン「…あぁそうだ、言い忘れていたが、俺には君たちが見えている。この話で笑ってくれたかはわからんが…」
セヴン「今日、この舞台を楽しんでくれた君も、我がラッキーセヴン童話工場で、働いてみないかね?」
セヴン「応募待っているぞ。また、どこかで会おう!」
アリス「ミスター、誰と話してんの?」
セヴン「さぁ、名前は知らないな。」
ココ「というかミスター!今月のお仕事なんですけど!」
ごちゃごちゃ話しながら暗転
ことり「はっ?!」
ことり「なんだ、夢かぁ…」
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