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開幕
授業後と幼馴染
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「雅也。今日学校帰りにゲーセン行こうぜ~」
「いいぞ~」
ゲームセンターには、久しく行っていない。それに最近敦とも遊べてはいないしな。一応こんな奴でも僕の友人。友人の事は、大切にしないと……ね。
「お、マジか。てっきり木葉さんをダシに断られるかと思ったんだが……」
「おいおい。それはどういう意味だ? それじゃあ僕がまるで友人よりも女性を優先するような屑野郎じゃないか」
「え? 違うの? だって雅也、先輩と付き合っている時俺と一度も遊んでくれなかったじゃん」
「あれ? そうだっけ?」
「そうだよ‼ 俺がその事を一体どれだけ悲しく思っていたことか……」
シクシクと明らかな嘘なきをする敦。そんな彼の様子を見て、過去の事を思い返してみると彼の言う通り、先輩と付き合っている間敦とはただの一度も遊んだ記憶がなく、僕の胸には申し訳なさが沸いてきた。
「ああ、その、すまん……」
「別にいいよ~今は気にしてないし~」
絶対嘘だ。明らかに気にしている。こうなった敦は非常に面倒臭い。それこそ正面から相手にするのは、馬鹿がすることだ。
「あ、そ」
「なんか反応淡白じゃない!? もうちょっと乗って来いよ‼」
「ええ……めんどい……あとお前の反応、純粋に気持ち悪いし」
「ひ、ひどい‼ 俺とは、遊びだったのね‼」
「なぁ……お前もしかして……」
「言っておくが俺はホモではない。断じてホモではないぞ‼」
「あ、ああ……」
でも残念だったな敦。お前は既にクラスの女子からホモ認定されてしまった。現にクラス内の腐のつく女子からは、そういう目で見られているし、他の女子からはゴミの様な目で見られている。お前が彼女を作るとしたらもう別のクラスか学年を変えるしかない。
「おい。なんだよ。その眼は‼」
「いや。何も。ただ……ふっ……」
「ああ‼ 今鼻で笑ったな‼ この野郎‼」
二人してじゃれ合っているそんな折咲夜が声をかけてきた。
「雅也君。帰ろう?」
どうやら僕と一緒に帰るために、わざわざ誘いに来てくれたらしい。でも生憎と僕は、既に予定が入ってしまっている。
「ごめん。今日敦と一緒にゲーセンで遊んでくるから一緒には帰れない」
「そう……」
咲夜の顔はとても悲しそうで、こちらは何も悪いことはしていないはずなのに、無性に罪悪感を感じる。
「ちょっと雅也‼ あんたまた咲夜に何かしたの‼」
「また……って……僕はただこれから敦とゲー……」
「ゲーセン行くの‼ 私も行く‼」
「変わり身早いなおい……」
朱音のこういう気持ちの切り替えの早さは美徳だとは思うが、それにしたって早すぎるだろう。てかよく最初の文字だけで、分かったな。
「ダメだ。今日俺達は男の勝負を……」
「敦の意見なんて聞いてない。というかあんた達がダメって言おうが、勝手について行くから。ね? 咲夜?」
「え、でも……」
「いいの、いいの。こいつらの意見何て気にしなくて」
「おい。いくらんでも酷いんじゃ……」
「あんたが咲夜にした所業に比べれば全然よ」
その言葉は僕の胸の内に深く突き刺さった。
「そうですね……はい……」
「ちょ、朱音。今のはいくらなんでも……」
「うう……ま、まぁ流石に今のは少し言いすぎたわ。ごめんなさい……まさか雅也がそこまで気に病んでるって思ってなくて……」
「まあ……うん。気にしなくていいよ。朱音がそういうのもわかるから……」
咲夜は気にしなくていいといてくれてはいるが、こちらとしてもそういうわけにはいかない。何よりあの経験を乗り越えた先に今の僕は形成されているし、自分で自分のした所業を忘れる気はこちらとしても一切ない。
「全く。これだから朱音は、彼氏の一つもできないんだよ」
「ああ? あんたあんまり調子に乗るんじゃないわよ? なんなら今、ここで抉ってあげましょうか?」
「ごめんなさい。許してください。ジュース驕るので……」
「よろしい。あとジュースは、いらないわよ」
「本当に朱音って傍若無人だよなぁ……」
「そうでもないよ。朱音ってこう見えて実は、結構寂しがり屋だったりするんだよ?」
「ちょ!? 咲夜‼ あんな何言ってるの!?」
「え? だ……」
「禁止‼ それ以上言うの禁止‼」
朱音は手で咲夜の口を強制的に封じにかかり、彼女の顔はそれこそ必死の形相をしていた。
「ん……んんんん……ん……」
「何言っているのかわからないぞ」
でも可愛い……本当に咲夜は何をしていても可愛いなぁ……口にはだせないけど。
「私の事はどうでもいいでしょう‼ さっさとゲーセン行くわよ‼」
「はいはい……」
この四人でゲーセンに行くのは中学以来の事で、僕としては内心かなり嬉しかったりする。それに……
「ん……んんんんん?」
「あ、まだ口封じられていたのね」
咲夜と遊んでいるのが僕としては一番楽しいし、今の咲夜どこか嬉しそうだしな。
そう言えば誰か忘れているような気がするのだが……まあいいか。
「いいぞ~」
ゲームセンターには、久しく行っていない。それに最近敦とも遊べてはいないしな。一応こんな奴でも僕の友人。友人の事は、大切にしないと……ね。
「お、マジか。てっきり木葉さんをダシに断られるかと思ったんだが……」
「おいおい。それはどういう意味だ? それじゃあ僕がまるで友人よりも女性を優先するような屑野郎じゃないか」
「え? 違うの? だって雅也、先輩と付き合っている時俺と一度も遊んでくれなかったじゃん」
「あれ? そうだっけ?」
「そうだよ‼ 俺がその事を一体どれだけ悲しく思っていたことか……」
シクシクと明らかな嘘なきをする敦。そんな彼の様子を見て、過去の事を思い返してみると彼の言う通り、先輩と付き合っている間敦とはただの一度も遊んだ記憶がなく、僕の胸には申し訳なさが沸いてきた。
「ああ、その、すまん……」
「別にいいよ~今は気にしてないし~」
絶対嘘だ。明らかに気にしている。こうなった敦は非常に面倒臭い。それこそ正面から相手にするのは、馬鹿がすることだ。
「あ、そ」
「なんか反応淡白じゃない!? もうちょっと乗って来いよ‼」
「ええ……めんどい……あとお前の反応、純粋に気持ち悪いし」
「ひ、ひどい‼ 俺とは、遊びだったのね‼」
「なぁ……お前もしかして……」
「言っておくが俺はホモではない。断じてホモではないぞ‼」
「あ、ああ……」
でも残念だったな敦。お前は既にクラスの女子からホモ認定されてしまった。現にクラス内の腐のつく女子からは、そういう目で見られているし、他の女子からはゴミの様な目で見られている。お前が彼女を作るとしたらもう別のクラスか学年を変えるしかない。
「おい。なんだよ。その眼は‼」
「いや。何も。ただ……ふっ……」
「ああ‼ 今鼻で笑ったな‼ この野郎‼」
二人してじゃれ合っているそんな折咲夜が声をかけてきた。
「雅也君。帰ろう?」
どうやら僕と一緒に帰るために、わざわざ誘いに来てくれたらしい。でも生憎と僕は、既に予定が入ってしまっている。
「ごめん。今日敦と一緒にゲーセンで遊んでくるから一緒には帰れない」
「そう……」
咲夜の顔はとても悲しそうで、こちらは何も悪いことはしていないはずなのに、無性に罪悪感を感じる。
「ちょっと雅也‼ あんたまた咲夜に何かしたの‼」
「また……って……僕はただこれから敦とゲー……」
「ゲーセン行くの‼ 私も行く‼」
「変わり身早いなおい……」
朱音のこういう気持ちの切り替えの早さは美徳だとは思うが、それにしたって早すぎるだろう。てかよく最初の文字だけで、分かったな。
「ダメだ。今日俺達は男の勝負を……」
「敦の意見なんて聞いてない。というかあんた達がダメって言おうが、勝手について行くから。ね? 咲夜?」
「え、でも……」
「いいの、いいの。こいつらの意見何て気にしなくて」
「おい。いくらんでも酷いんじゃ……」
「あんたが咲夜にした所業に比べれば全然よ」
その言葉は僕の胸の内に深く突き刺さった。
「そうですね……はい……」
「ちょ、朱音。今のはいくらなんでも……」
「うう……ま、まぁ流石に今のは少し言いすぎたわ。ごめんなさい……まさか雅也がそこまで気に病んでるって思ってなくて……」
「まあ……うん。気にしなくていいよ。朱音がそういうのもわかるから……」
咲夜は気にしなくていいといてくれてはいるが、こちらとしてもそういうわけにはいかない。何よりあの経験を乗り越えた先に今の僕は形成されているし、自分で自分のした所業を忘れる気はこちらとしても一切ない。
「全く。これだから朱音は、彼氏の一つもできないんだよ」
「ああ? あんたあんまり調子に乗るんじゃないわよ? なんなら今、ここで抉ってあげましょうか?」
「ごめんなさい。許してください。ジュース驕るので……」
「よろしい。あとジュースは、いらないわよ」
「本当に朱音って傍若無人だよなぁ……」
「そうでもないよ。朱音ってこう見えて実は、結構寂しがり屋だったりするんだよ?」
「ちょ!? 咲夜‼ あんな何言ってるの!?」
「え? だ……」
「禁止‼ それ以上言うの禁止‼」
朱音は手で咲夜の口を強制的に封じにかかり、彼女の顔はそれこそ必死の形相をしていた。
「ん……んんんん……ん……」
「何言っているのかわからないぞ」
でも可愛い……本当に咲夜は何をしていても可愛いなぁ……口にはだせないけど。
「私の事はどうでもいいでしょう‼ さっさとゲーセン行くわよ‼」
「はいはい……」
この四人でゲーセンに行くのは中学以来の事で、僕としては内心かなり嬉しかったりする。それに……
「ん……んんんんん?」
「あ、まだ口封じられていたのね」
咲夜と遊んでいるのが僕としては一番楽しいし、今の咲夜どこか嬉しそうだしな。
そう言えば誰か忘れているような気がするのだが……まあいいか。
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